ようやくムービーライフを取り戻してきました。
こういうときはやっぱり大好きなホラーが見たいです。
そして大好きなコメディも・・・
レック2 | 監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ | 出演:ジョナサン・ヨイメール、マニュエラ・ヴェラスコ | |||
REC 2 | 2009年 スペイン映画 | ||||
今週のイチ押し:特殊なウィルスの感染から完全に隔離されたアパート。中で起こった惨劇は外には知られていない。そこに完全装備の警察官と医師が乗り込んだ。ヘルメットに装着されたCCDカメラにはアパート内の映像が映し出される。まず、彼らは最上階に向かった。そこは感染の深層部のはずだった。アパートの中は感染されて自我を失った人々で溢れていた。理由も分らぬまま襲い来る人々に、警察隊は銃で応戦。アパート内は次第に修羅場と化していく。隊員の一人が感染者に噛まれ暴れ始めた時、医師は治療ではなく神への祈りを始める。実は彼はある機関から派遣された神父だったのだ。彼はこの感染の元になった少女の血液が必要だという。そんな時、別のグループがアパートに侵入していた。すでに、アパートに入っていた消防員の同僚、このアパートに娘がいるという男、そして彼らを尾行してきた3人の若者だ。彼らも次々と感染者たちに襲われアパート内を逃げ惑う。そんなところに、すでにアパート内で撮影をしていたリポーターのアンヘラが姿を現す・・・ | |||||
私評:明かりを消すとそこに見えるんだ・・・前作の「REC」はすごい映画でした。とにかく怖い映画で、ホラー映画には慣れている私でもかなりビビった映画です。その続編がさらにパワーアップしてきたと聞いたらホラー映画好きの血が騒ぐってもんです。とにかく見るも無残な姿になっている「感染者」たちが次々と襲いかかって来るのが怖い!!そしてその感染源が実は・・・●●の仕業だった!!という驚愕の事実が!!これを言って良いものかどうかが分からないので、とりあえず書かずに置きましょう。そして前作の最後で暗闇に引きずり込まれたヒロインのアンヘラが突然の登場!この辺りでなんとなく展開が見えてきます。そして最後にとんでもない振りがあって「REC3」ができそうな予感がプンプン臭ってきました。今回も役者は有名な人は出ておりません。(しかし、本国のスペインでは有名なのかもしれません??)監督は前作に引き続き、ジャウマ・パロゲロとパコ・プラサのふたりです。 | |||||
あなたは私の婿になる | 監督:アン・フレッチャー | 出演 :サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ | |||
The Proposal | 2009年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:出版社の編集長として敏腕をふるうキャリアレディのマーガレットは、その日突然会長に呼び出されて「国外退去」を言い渡される。カナダ人のマーガレットは労働ビザの申請を延ばし延ばした揚句、禁止されていた海外出張を強行したのだ。だが、そんな事でキャリアを諦めるマーガレットではなかった。タイミング良く会長室にやってきた秘書のアンドリューを捕まえ、彼と結婚すると宣言したのだ。「偽装結婚なんてとんでもない!!」と思っていたアンドリューだったが、マーガレットが職を失えば自分も職を失い、3年間鬼のような女・マーガレットの元で我慢に我慢を重ねてきた時間が水の泡になってしまう。運命共同体となったふたりは早速、市民権移民局へと向かった。ところが、その日の朝にマーガレットが解雇した男から密告の電話が入っていてふたりは偽装結婚ではと疑われてしまう。事の成り行きで週末はアンドリューの実家であるアラスカに行って家族と過ごすことになった。マーガレットはそこでアンドリューの母と祖母から優しく迎え入れられる・・・ | |||||
私評:本当のキスをしなさい!!・・・・こういう役をやらせるとサンドラ・ブロックは最高です!「デンジャラス・ビューティー」の時のタカビーなFBI捜査官も良かったけど、今回の鬼上司役も最高!しかし、そんな氷のハートを持つ女がアラスカの田舎町で優しい人々のハートに触れ心を解き放つ。この展開がとてもコミカルで爆笑の連続。とくに素っ裸で犬と戦うシーンは必見です!そしてサンドラを取り巻く面子も素晴らしいです。アンドリュー役は「ウルヴァリン X−MEN ZERO」のライアン・レイノルズ。なんと彼はスカーレット・ヨハンソンの夫!陽気なおばあちゃん役は「UMAレイク・プラシッド」のベティ・ホワイト。お母さん役は「ギルバート・グレイプ」のメアリー・スティーンバージェン。頑固なお父さん役は「ポルターガイスト」のグレイグ・T・ネルソン。アンドリューの元カノ役は「ウォッチメン」のマリン・アッカーマン。監督は「幸せになるための27のドレス」のアン・フレッチャー。 | |||||
悪夢のエレベーター | 監督 : 堀部圭亮 | 出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹 | |||
2009年 日本映画 | |||||
今日は浮気相手の陽子の誕生日。酔っ払って歩けなくなった女を部屋に送ったところで妻から電話が入った。「子供が産まれそうなの・・早く帰ってきて」俺は走ってエレベーターの駆け込んだ・・・。ひどい頭痛の中、気が付くとそこにはふたりの男と一人の女が傍にいた。ひとりは関西弁をまくしたてる変なテンションの男。ひとりは全身緑のタイツを着た男、そしてもうひとりはゴスロリファッションの若い女。どうやらエレベーターが急降下して、その衝撃で俺は頭を打って気絶していたらしい。そして俺はこの3人と仲良くエレベーターに閉じ込められているのだ。しかも、エレベーターの非常ボタンも効かず、携帯電話はバッテリー切れ。絶体絶命だ。不思議なゴスロリの少女はこのマンションに飛び降り自殺をするために来たという。ジャージの男は他人に触れると心が読めるという力を持つ超能力者。そして関西弁の男は昨日まで刑務所に入っていたという。3人の自己紹介が終わり、ついに俺の番。しかし、俺が浮気相手の部屋にいたなんて口が裂けても言えないし・・・・ | |||||
私評:これで完全犯罪よ!!・・・木下半太氏の「悪夢のエレベーター」は原作を読んだのですが、活字だとどうも4人のテンションが伝わってこなかったのですが、これを映像にしたら実に活き活きとしたドラマになりました。また、原作にはない展開も映画ならではで面白い!!しかし、やはりこのドラマの見せ場は2転3転するストーリー。上のシノプシスは全体の3分の1にも満たず、この後に物語はどんどん方向を変えていきます。ラストまで息を抜く暇などありませんよ!そしてこの映画の見所は何と言ってもキャスティングです。関西弁男を演じるのは「252生存者あり」の内野聖陽。ゴスロリ少女役は「不抜けども、悲しみの愛を見せろ」の佐津川愛美。ジャージ男はビージーフォーのモト冬樹、そしてシノプシスの「俺」こと小川を演じるのは「吸血少女対少女フランケン」の斎藤工、その他芦名星、本上まなみが脇を固めます。監督は堀部圭亮。 | |||||
ワイルド・スピード MAX | 監督 : ジャスティン・リン | 出演 : ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー | |||
Fast & Furious | 2009年 アメリカ映画 | ||||
南米に逃亡をしていた凄腕のドライバーのドミニクは輸送車からの強奪を繰り返していた。今日も3連結のトラックの貨物を抜群のドライブテクニックで頂戴したばかり。しかし、彼を追う警察の捜査もいっそう厳しくなっていて、恋人のレティにもその手が及ばないようにドミニクはひとり姿を消した。しかし、パナマに潜んでいたドミニクはある、衝撃的なニュースを聞く事に・・・。一方、FBI捜査官のブライアンは麻薬王を追っていた。その傍らで彼はドミニクが再び、アメリカにもどってきた事を知る。ドミニクのターゲットの男がニトロを搭載した改造車に乗っている事を知ったドミニクは、単身その男を追うが偶然にもブライアント鉢合わせになってしまう。麻薬組織のボスのブラガはストリートレースを仕切っていて、そのレースの勝者はブラガが闇で売り捌いて入る「ブツ」の運び屋になれるのだ。いたずらな運命の女神はドミニクとブライアンを再び、ストリートレースで戦わせるが・・・・・・・ | |||||
私評:ヤツを迎えに行くさ・・・ワイルド・スピードのシリーズも今回で4作目。3の「TOKYO DRIFT」はスピンオフみたいな作品でしたが、今回の「MAX」は1作目の続編になります。それにしても相変わらずの過激なスピードでのアクションシーンは手に汗を握りっぱなし。しかも、今回はCGの力も激増させているのでスピードアクションもMAX!とにかく頭を空っぽにしてクールな主人公たちのアクションに酔いしれました。このシリーズは本当にハズレなし!見終えた後がスカッとします!主演は「xXx」のヴィン・ディーゼル。彼はマッチョすぎてドライバーぽくはないのですが、肉弾アクションはお手の物。そしてブライアン役は「タイムライン」のポール・ウォーカー。そしてレティ役はすっかりきれいになった(というか女に見えるようになった)「ブルー・クラッシュ」のミシェル・ロドリゲス。ドミニクの妹・ミア役は「テキサス・チェーンソー ビギニング」のジョーダナ・ブリュースター。監督は「ワイルド・スピードx3 TOKYO DRIFT」のジャスティン・リン。 | |||||
エスター |
監督 : ハウメ・コジャ=セラ |
出演:イザベル・ファーマン、ベラ・ファーミガ | |||
Orphan | 2009年 アメリカ映画 | ||||
ケイトは3人目の子供を流産で失って以来、心のバランスを崩していた。そこで彼女と夫のジョンが選んだのは、養子をもらうという事。失った子供に与えるはずだった愛情を、他の子に与えることが彼女にとっては必要だったからだ。さっそく孤児院に向かったジョンとケイトはそこでエスターという少女に出会う。ロシアで生まれたというエスターは火事で両親を失っていたが、聡明で絵と歌が大好きな女の子。ふたりは一目でエスターを気に入ってしまう。しかし、エスターがやってきた日から不可解な事件が起こり始める。エスターのクラスメイトが滑り台から落ちて怪我をしたり、エスターの様子を見にやってきた孤児院のシスターが失踪したり・・・。ケイトには徐々に本性を見せ始めたエスター。ケイトはロシアに問い合わせて彼女の出生を探り始めるが、ジョンはケイトの話を信用しない。しかも、エスターの魔の手はケイトのふたりの子供に及ぼうとしていた・・・・・ | |||||
私評:苦しがっている鳥にとどめを刺して楽にしてあげなさい・・・・昔、マコーレ・カルキンとイライジャ・ウッドが主演した「危険な遊び」という映画がありました。この映画も悪魔のような心を持つ少年の話でしたが、今回の「エスター」は最後にすごい強烈なオチがあって、全てが納得させられてしまった。パンフレットにも書いてありましたが、たぶん、この作品って最初にオチがあって、そこか遡って物語を作ったような気がします。それゆえにこの手のスリラーにしてはじっくりと時間をかけて緻密に物語が進んでいきます。いや〜、それにしても怖い映画でした。なんだか自分の周りを見回すと、こんな子がいるかも?と思えてしまうんですよね・・・。この希代の悪ガキを演じたのはイザベル・ファーマン。彼女の顔って大人っぽいですよね。ケイト役は「ディパーテッド」のケイト・コールマン、ジョン役は「フライト・プラン」のピーター・サースガード。監督は「蝋人形の館」のハウメ・コジェ=セラ。 | |||||
ホースメン | 監督 : ジョナス・カーランド | 出演:デニス・クエイド、チャン・ツィイー | |||
The Horsemen | 2008年 アメリカ映画 | ||||
最愛の妻に先立たれ、失意を仕事で紛らすベテラン刑事のブレスリンの元に殺人事件が起こったという知らせが入る。凍りついた池の上に設置された銀色のトレーには被害者の口から抜かれた大量の歯が置かれていた。間もなく第2の事件が起こった。メリー・アン・スピッツという女性が自宅で殺されたのだ。部屋の壁には「COME AND SEE」の文字。彼女は全身を極太の釣り針とワイヤーで釣られていて、一種の倒錯的なアートのようだった。しかも、被害者は妊娠中だったが、腹から胎児が取り出されていた。死体の発見者は被害者の養女で東洋人のクリスティンだった。ブレスリンにもふたりの息子がいたが仕事優先で彼らとのコミュニケーションは破たんしていた。今日こそはと息子たちとスポーツ観戦に出かけるはずだったが、ブレスリンの元に新たな事件の連絡が入った。次の犠牲者は銀のトレーに置かれた歯の持ち主で、やはり彼も奇妙な器具で吊り下げられていた。しかし、事件はまだ、始まったばかりだった・・・・ | |||||
私評:刑事さん、あなたに解けるかしら??・・・チャン・ツィイーが殺人鬼???すごいキャッチフレーズを見て速攻で見に行きました。しかし、彼女の単独犯では到底できない事件の数々。これがこの事件の面白いところ。黙示録に記された騎士(ホースメン)たちによってある儀式が進行されていくのです…果たして、その内容は・・・ここには絶対に書けません!!しかし、こういうグロテスクな猟奇殺人事件映画を見ると、すぐに「羊たちの沈黙」と比較してしまうんですよ。でも、この映画の最後の「儀式」はけっこう強烈だった。主演のブレスリンを演じるのは「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド。息子たちとの仲を悩みつつ事件に足を突っ込んでさらに泥沼化してしまう父を演じます。そして母親殺しの犯人役でチャン・ツィイーが登場。可愛い少女&不気味な殺人者を見事に演じ分けます。でも、チャン・ツィイーって前から悪役が似合うと思っていたんですよね・・。監督はミュージックビデオ出身のジョナス・アカーランド。 | |||||
戦慄迷宮3D | 監督 : 清水崇 | 主演:柳楽優弥、蓮佛美沙子、前田愛 | |||
Shock Labyrinth 3D | 2009年 日本映画 | ||||
遊園地のアトラクションの外には3つの死体が並んでいた。警官に取り押さえられながら出てきた青年ケンは、「もう一人中にいる」と叫んでいた。取り調べが進む中で、ケンは10年前の事件について語り出した。かつてこのアトラクションで一人少女が行方不明になったが、いまだに発見されていないのだ。その日、ケン、モトキ、盲目の少女リンは10年前に行方不明になったユキを迎え入れた。しかし、彼女は突然発作を起こしたため、彼らはユキの妹のミユも連れて病院へと向かった。しかし、病院には医師たちの姿はなく、建物は次第に迷宮のような不思議な空間へと姿を変えていった。ここは10年前に忍び込んだお化け屋敷。そこでは10年前の自分たちと現在の自分たちが交錯する。そしてそこで起こった事実を見せつけられる。果たして誰がユキを襲ったのか??・・・・ | |||||
私評:まだ、中にひとり残っています!!・・・・ホラー映画の3Dってやっぱり、ドーンと飛び出してくる殺人鬼や凶器だと思うのですが、この映画では敢えて?そういう演出はありません。あくまでも色々な角度から(主人公たちのそれぞれの視点から)10年前に事件を見せつけるのです。それならなぜ3Dにする必要があったのか??私は正直3Dにした意味が分かりませんでした。しかも、「呪怨」の清水監督の映画なのですから、誰もが「怖〜い映画」を期待すると思うのですが、これが全然怖くない。目の付けどころや試みは斬新で面白いと思うのですが・・・・。事件の真相が分かると「なるほどね!」とは思うのですが、それってホラーの領域じゃないし・・。まあ、私的には期待外れだったという事です。主演は「誰も知らない」の柳楽優弥。「包帯クラブ」の時から比べるとすごく太ってしまって誰だか分らなかったです。ユキ役は「転校生 さよならあなた」の蓮佛美沙子。モトキ役は「亡国のイージス」の勝地涼。そして盲目のリン役は先ごろ結婚した「バトルロワイヤルU」の前田愛。監督は清水崇。 | |||||