シルバーウィークも終わってしまいました・・。さびしいな〜。
今回のイチ押しは最高級のホラー・コメディと韓流アクション映画です
スペル | 監督:サム・ライミ | 出演:アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング | |||
Drug Me To Hell | 2009年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:銀行のローン担当をしているクリスティンはアシスタントマネージャーのイスを狙っている。そのためにも自分の実力を支店長にアピールする必要があった。そこに現れたのはガーナッシュという名のジプシー風の老女。彼女は不動産ローンの延長をしにきたのだが、すでに2回も延長をしておりクリスティンは老女の願いをバッサリと断った。老女は豹変しクリスティンに襲いかかるが警備員に取り押さえられてしまう。その日の夜、駐車場に向かったクリスティンを待っていたのはその老女だった。格闘の末、クリスティンのコートのボタンを引きちぎり、謎の呪文を唱えた老女はそのボタンをクリスティンに手渡し、その場から消えた。その時からクリスティンの周りで奇妙な事が起こり始める。それが老婆の呪文のせいと考えたクリスティンは老婆の家を訪ねるが、なんとそこでは老婆の葬儀の真っ最中だった・・ | |||||
私評:次はお前が報いを受ける番だ・・・・最近はすっかり「スパイダーマン」の監督というイメージが強くなってしまったサム・ライミ。しかし、私の中では彼は「死霊のはらわた」の監督なのです。そんな彼が満を持して、ホラー映画を監督した。とにかく精神を逆なでするような不快でグロテスクな映像、そしてそんな中にブラックな笑いをたっぷり含んでいます。おまけにめちゃめちゃ怖い!!「死霊のはらわた」が好きな人はMUSTで見なくちゃいけませんよ。もちろん、そうじゃない人も・・。そういう理由で、この映画はかなり強烈な映像がどんどん出てきます。そのシチュエーションを笑える人は真のホラー映画フリークと言えるのでは??私ですか??もちろんこの映画大好きです!主演は「ビッグ・フィッシュ」のアリソン・ローマン。とにかく美しくて可愛いアリソン嬢がビックリしちゃうくらいのとんでもない目に遭います。なんだか私の中の「S」の血が沸々と・・。めちゃめちゃ怖いガーナッシュを演じるのはテレビで有名なローナ・レイヴァー。クリスティンの恋人役は「ダイ・ハード4.0」のジャスティン・ロング。さあ、映画館で肝試しです! | |||||
グッド・バッド・ウィアード | 監督:キム・ジウン | 出演 :ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン | |||
GOOD. BAD. WEIRD | 2008年 韓国映画 | ||||
今週のイチ押し:帝国主義の列強が対立を深める1930年代。満洲は無政府状態の混乱期に入る。とある広大な荒野を疾走する大陸横断列車が三人の男に襲われた。ひとりは金の為なら手段を選ばない“賞金ハンター”のパク・ドウォン【グッド】、プライドが高くて冷酷で非情な“ギャングのボス”のパク・チャンイ【バッド】、雑草のような生命力と優しさを兼ねそろえた“間抜けなコソ泥”のユン・テグ【ウィアード】。3人の目的はバラバラだったが、ユン・テグが手に入れた「宝の地図」をめぐり壮絶な奪い合いを開始する。さらには、日本軍まで加わり争奪戦はどんどん激化していく。果たして宝物の正体は!? 地図を奪ってすべてを手にするのは誰なのか! | |||||
私評:埋蔵、発掘、大量確保・・・・あらすじは簡潔に・・??韓国映画って本当にすごいですね。このスケール、この迫力、セットの壮大さ、そして役者陣のすごさ。だいたい、これくらいのスケールの作品を日本で撮るとコケてしまうのですが、韓国はしっかり作れるんですよね。しかも、この作品は世界レベルのアクション・エンターテインメント。特に砂漠での追いかけっこのシーンは迫力ありました。出演者は・・・まずは韓国が誇る最高の俳優のひとり「殺人の追憶」のソン・ガンホ、最近はハリウッド映画にも進出し日本でも人気の高い「バンジージャンプする」のイ・ビョンホン、そして「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンという韓国が誇る3人がガチンコ共演。それだけでもファンは生唾ものなのですが、この3人がスタントなしですごいアクションを披露します。まさに火花散らす戦い!?そしてもちろんユーモアもたっぷり。どこから切っても面白い映画でした。監督は「クワイエット・ファミリー」「反則王」「箪笥」など様々なジャンルで活躍するキム・ジウン。 ちなみに・・上にリンクした作品は「クワイエット・・」以外は全部イチ押し作品。韓国映画、恐るべし・・。 | |||||
男と女の不都合な真実 | 監督 : ロバート・ルケティック | 出演:キャサリン・ハイグル、ジェラルド・バトラー | |||
The Ugry Truth | 2009年 アメリカ映画 | ||||
アビーはカリフォルニアの地方局のTVプロデューサー。多忙な仕事は充実しているものの、目下の彼女の悩みはラブライフ。最近、イイ男とはさっぱり縁がないのだ。そんな彼女の家の隣にハンサムな外科医のコリンが越してくる。アビーはコリンに一目惚れしてしまう。そんな時、恋愛カウンセラーとして人気がウナギ登りのマイクの番組を受け持つことになったアビー。マイクは下ネタ満載の本音トークが売りだったが、アビーは反発を抱いていた。しかし、彼女の思惑とは裏腹に番組は大反響を呼んだ。アビーの恋愛観は自分が勝手に描いた理想であって、男の本音は違うと批判したマイクは、アビーとコリンのために恋愛指南をする事に。マイクの作戦通りにセクシーで可愛い女に変身したアビーは見事にコリンのハートをゲット!しかし、マイクは複雑な気持ちを抱いていた・・・・・ | |||||
私評:男は・・・ただの怖がりよ・・・・R15を逆手にとって売りにしている恋愛映画です。これがアメリカのテレビだったら「ピー!」という音で消されてしまう放送禁止用語満載!これが「エロトーク」でなくて「本音トーク」なところが良いです。とにかく笑えるんです!そして主人公のふたりの会話がテンポが良くてめちゃめちゃ面白い。果たしてふたりは真の恋愛を見つけることができるのか??しかし・・この映画をカップルで見に行くと、お互いにそれぞれの気持ちを確認したくなるかも??アビー役はTVシリーズの「グレイス・アナトミー」一躍有名になったキャサリン・ハイグル。マイク役は「300」「オペラ座の怪人」のジェラルド・バトラー。彼も芸域が広いですね〜。監督は「キューティー・ブロンド」のロバート・ルケティックです。 | |||||
カムイ外伝 | 監督 : 崔洋一 | 出演 : 松山ケンイチ、小雪、伊藤英明 | |||
2009年 日本映画 | |||||
忍者として生きてきたカムイは、その非情すぎる掟に嫌気が差し忍びの世界から抜け出した。その事は死を意味した。カムイを追ってかつての仲間たちが次々と襲いかかるが、カムイは生き延びた。そんなある日、カムイは男が松山藩の殿の馬の脚を斬り盗むところを見た。その男は半兵衛という漁師で、カムイは彼の住む島に辿り着いた。そこで彼が見たのは、カムイが子供のころに抜け忍として命を絶たれたと思っていたスガル。しかも、彼女は半兵衛の妻としてこの島で生きていたのだ。しばし、島での静かな生活を送るカムイ。しかし、半兵衛の娘に好意を持つ島の若者の告げ口で、半兵衛は松山藩に捕らわれてしまう。カムイとスガルは協力して半兵衛を救いだす事を決意する・・・・ | |||||
私評:俺は死なない・・・カムイ外伝は子供のころにアニメのシリーズをずっと見ていた。孤独な抜け忍カムイがカッコ良かった・・。(主題歌のひとり〜ひとり〜カムイ〜♪も大好きでした)それから何十年経ったのでしょう。あのカムイが帰ってきた。21世紀の映像技術で忍者の戦いをどう描くか?松山ケンイチのカムイはどうなのか?などなど、興味は絶えませんでした。映画のほうは始めの部分が分かりづらいのを除けば、私は及第点。しかし、欲を言えばもっと忍術を多用して欲しかった。私の好きな「飯綱落とし」があったからまあイイか・・。そして最大の見所はラストの不動との戦い。見応えがありました。主演は出演作が続く「デスノート」の松山ケンイチ。彼は陸上をしていたらしく忍者走りは様になっていました。スガル役は「ラストブラッド」の小雪。これが機会で松山ケンイチとのロマンスが・・・。その他、小林薫、伊藤英明、佐藤浩市、土屋アンナ、大後寿々花などなど。監督は「血と骨」の崔洋一。 | |||||