2007/7/16

やばいです。すごい映画に出会いました。しかも、怪しい邦画です。
佐藤江梨子、佐津川愛美、永瀬正敏、永作博美・・強烈すります・・

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ  監督:吉田八大  出演:佐藤江梨子、永作博美、佐津川愛美
 2007年 日本映画
今週のイチ押し:山奥のある村で、ある夫婦が交通事故で死亡した。その葬式の日、女優を目指して東京に出ていた長女の澄伽が帰ってきた。彼女を迎えたのは長男の宍道とその妻・待子、そして次女の清深。女王のように傲慢な澄伽の態度は異常で、兄嫁の待子に命令を下す。しかし、人の良い(?)待子はひたすら彼女に好かれようと努力に努力を重ねる。しかし、澄伽の清深に対する態度はさらに異常だった。それは4年前。女優を目指すために上京を決めた澄伽は両親と口論した挙句、逆上して振り回した刃物で兄の宍道の顔を傷つけてしまう。それでも諦めない澄伽は同級生相手に売春して資金を稼いだ。そんな姉の姿を間近で見ていた清深は、姉の痴態の一部終止をマンガにして投稿。また、よりによってそのマンガが新人賞を獲り、マンガ雑誌に大きく取り上げられてしまった。村人に自身の恥を暴かれた澄伽は逃げるように東京に向かったのだ。そして今回、姉の妹への虐待が・・
私評:やっぱ、お姉ちゃんは最高に面白いよ・・・すげー。並み居るハリウッド映画の大作を押しのけ今回のイチ押しはこの映画で決定。とにかく強烈な個性のキャラクターが最高。とにかく横暴で、我侭で、自己チューで、危険な姉。おとなしくて暗いけど、しっかり計画を立てて虎視眈々と公開の場を待っている。ある意味、姉よりもっとエゴイストなのかもしれない妹。妻には厳しいがなぜか長女には頭が上がらない?それはふたりの間の秘密の関係があった??そんな屈折した兄。そして孤児として育ち、三十路を過ぎてやっと宍道と結婚して、初めて家族を持った嫁。異常なくらい能天気なのか?夫の暴力にも澄伽の暴挙にも笑って耐えるポジティブな性格の待子。この4人が絡み合い、いがみ合い、求め合い・・・。強烈な映画でした。それぞれを(相変わらずスタイル抜群の)佐藤江梨子、「蝉しぐれ」の佐津川愛美、長瀬正敏、永作博美が信じられないくらいピッタリのキャラで演じきります。特にサトエリと永作博美はすごい。夢に出てきました。こんな家族がどんなエンディングを迎えるのか?観たくありませんか?それはそれは胸がすく最後です。(笑)もしかしたら、今年一番映画かも??監督はCM監督として有名な吉田八大。これが長編デビュー作!?マジかよ!!
ダイ・ハード4.0  監督:レン・ワイズマン  出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング
Live Free or Die Hard  2007年 アメリカ映画

独立記念日を翌日に控えたワシントンDCで異変が起こった。全米のインフラを監視するシステムが何者かにハッキングされたのだ。FBIはハッカーたちの一斉捜査を命じる。その頃、NYPDのジョン・マクレーンは管轄外にいた。娘とBFの監視のためニュージャージー州にいたのだ。娘には猛反発を受けてしまう。そんなジョンに天才的ハッカー、マットの身元確保が言い渡された。渋々、彼のアパートを訪ねたジョンは謎の一味の襲撃にあう。一味はガブリエルという男の元に集まったテロの傭兵たち。なんとかその場を逃れたジョンとマットはDCを目指す。実はマットは知らず知らずのうちにガブリエルの犯罪の片棒を担がされていたのだ。そして仕事を終えた今、ガブリエルは口封じのためにマットを殺そうとしていたのだ。ガブリエルは全米の全てのライフラインをコントロール下に置き、国家そのものを乗っ取ろうとしていた。ジョンは、またしても事件に巻き込まれていく・・

私評:すげ〜、ヘリコプターに車を当てるなんて・・・「ダイ・ハード」は私のHPの名画座にも書きましたが、かなりお気に入りのアクション映画です。もちろんシリーズの3作は全て観ています。私はこの主人公のジョン・マクレーンが好きなんですよ。凄いスキルを持っているけど、決してひけらかさない。でも、大事件が起こるたびにそこに居合わせてしまう運の悪い男。そしてどんなに痛めつけられても、決してくたばらない・・。そんなジョンが久しぶりにスクリーンに復活。しかし、今回の作品は「あり得ない」展開の連続でダイ・ハードのシリーズファンからはちょっとコンプレインが出そうな内容。あれじゃ、スーパーマンでしょう・・。だけど、ジョンのキャラクターは相変わらずで、今回もボコボコにされて・・、だけどしっかり大活躍。しかし、ダイ・ハードはこれで良いのだ!私が個人的に一番好きなのはマギーQ演じる女の悪党との戦いのシーン。女だって関係ない強烈なパンチ!!これはちょっとスッキリしましたね。主演はもちろんブルース・ウィリス。カッコ良すぎる・・。マット役は「ハービー 機械仕掛けのキューピッド」のジャスティン・ロング、ガブリエル役は「スクリーム2」のティモシー・オリファント。監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン。さすがの映像です・・。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団  監督:メル・ギブソン  出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・ヘルナンデス
Harry Potter and the Order of the Phoenix  2007年 アメリカ映画
ハリーは、闇の帝王ヴォルデモート卿の復活が魔法界の人々にはほとんど伝わっていないことをシリウス・ブラックに知らされる。シリウスは「不死鳥の騎士団」という組織を作り、ヴォルテーモート対策を進めていた。一方、魔法大臣のコーネリウス・ファッジはホグワーツのダンブルドア校長が自分に反抗し、自身の権力を弱体化させると思いこみ、「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてドローレス・アンブリッジを派遣する。ところが、アンブリッジが教える防衛術のコースは、まったく役に立たないお粗末なものばかり。彼女はその事に気付いていないのか?それとも敢えてそんな授業で生徒を押さえつけようとしているのかが分からない。そこで親友ハーマイオニーとロンに促されたハリーは、ヴォルデモート卿との闘いに備えて防衛術を学ぶグループ「ダンブルドア軍団」を結成。気心が知れた生徒たちだけが密かに会合を持ち、魔法の訓練を行う事にした。しかし、ハリーは毎夜ヴォルデモート卿の悪夢にうなされる。 ハリーはその事をダンブルドアに打ち明けようとするが、なぜか彼はハリーを無視するのだった・・
私評:彼には守るべきものがない・・・ハリー・ポッターもついに5作目。この5作目というのはシリーズのターニングポイントでもあるんですよね。前作でも宿敵ヴォルテモートと手合わせをしているのですが、本格的な戦いはここからスタート。しかも、今回から主要登場人物がひとり、またひとりと死んでいく。まさに、これからの3作はハリー・ポッターファンでなくても目が離せない作品になるでしょう。しかし、今回はスッキリとまとまっていて映画の出来もかなり良い。しかも、「予言の間」の映像や、ヴォルテモートVsダンブルドアの戦いなどは目を見張る映像。これは映画ならではの楽しみですよね〜。そして映画の最後でハリーはまたひとつ大人になるのです。ヤドリギの下でのハリーのファーストキスのシーンはけっこうお気に入りです。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はもちろん、この映画のキャラクターは本当に原作どおり。今回新しいキャラクターとして「ヴェラ・ドレイク」とは180度違うキャラを演じたイメルダ・ストーントン、シリウスの従姉妹の悪女役はヘレナ・ボナム・カーター。監督はデイヴィッド・イェーツ。
ハリウッドランド  監督:アレン・コールター  出演:エイドリアン・ブロディ、ベン・アフレック
Hollywoodland  2006年 アメリカ映画
1959616日、人気テレビシリーズ「アドベンチャー・オブ・スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブスがハリウッドの自宅で死亡した。頭部に残された弾痕から、警察は銃による自殺と断定した。そのニュースはアメリカ中の子供たちにショックを与えた。そんなある日、私立探偵のルイス・シモはリーブスの母親から調査の依頼を受ける。仕事も私生活もボロボロだったシモにとって「スーパーマン俳優の死の調査」というのは派手でいて、しかも金になる。彼はこの仕事に没頭した。そんな彼がまず目をつけたのがMGMの重役エディ・マニックスの妻トニーだった。リーブスはトニーと愛人関係にあり、彼はトニーのおかげで家を、車を、そして新しい仕事として「スーパーマン」役を手に入れたのだ。放送が始まると子供のいる家庭では視聴率が91%という驚異的な人気番組になる。当初はそれを喜んでいたリーブスだったが、スーパーマン俳優というイメージの固定が彼にフラストレーションを与えていく。シモはリーブスの体に残された打撲痕や、複数の弾痕、トニーとの関係を示唆して警察に再調査をするよう挑発するが、彼のそんな調査を快く思わない人がいた・・・・
私評:全ては闇に葬られる・・・この事件のことは映画を観るまで知りませんでしたが、こういう「隠蔽」はハリウッドに限らず、あちらこちらで行われているのでしょう?ブルース・リーやモンローの死も謎がいっぱいですものね。この映画ではリーブスの死の探求と同時にシモが抱える家族の問題、もうひとつの浮気調査なども描かれている。これは単なる謎解きだけではなくシモの人間性を深く抉る作品にしようとしたのでしょうが、私的にはこの部分は余計だった気がします。しかし、リーブスが追い詰められ自暴自棄になっていく過程などは実に上手く描かれています。また、このリーブスを演じたベン・アフレックが今までにない素晴らしい演技を見せてくれます。しかし、やはりこの映画で素晴らしいのはエイドリアン・ブロディです。「戦場にピアニスト」でオスカーを獲ったのはまぐれじゃなかった・・。そしてトニーを演じるダイアン・レインも強烈な印象を残します。リーブスに捨てられ車の中で絶叫するシーンは凄かった・・。そして悪の親分はこの人にお任せのボブ・ホスキンス・・。監督は「Xファイル」などのテレビシリーズ出身のアレン・コールター。しかし、この映画は事件の答えを与えてはくれません。果たして真実はどんな話なのか??それを自分なりに考えてみるのも面白いですよ。
吉祥天女  監督:及川中  出演:鈴木杏、元仮屋ユイカ
 2007年 日本映画
昭和45年、金沢。高校生の由似子のクラスにひとりの転校生がやってくる。彼女の名は小夜子。12年ぶりにこの地に戻ってきたのだ。あまりに美しい小夜子にクラス中が引き込まれてしまう。小夜子はこの土地の名家の娘で、新興の遠野建設の息子、遠野暁は小夜子と政略結婚させられると義理の弟の涼に語る。ある日、天衣神社に遊びに行った由似子と小夜子は突然、不良グループに襲われてしまう。しかし、小夜子は不良たちをあっという間に叩きのめしてしまう。そんな小夜子に由似子はますます憧れの念を募らせる。一方、由似子の姉で美大生の鷹子は卒論のテーマを「叶家の財宝研究」とし家を何度も訪れていた。やがて、小夜子の祖母が死亡。彼女を死に追いやった者たちは謎の死を遂げる。やがて小夜子の周りでは不可解な事件が・・・・
私評:天女の衣に触れた女は幸せになるが、一方、それに触れた男には祟りがある・・・この映画って「富江」に似ている・・??絶世の美女だけどミステリアス。男たちを虜にして死に追いやる。雰囲気もまさに「富江」。しかも監督は「富江」の中原中・・。原作は吉田秋生の超日記コミックだそうです。ちょっとホラーチックなミステリーなんですね。だけど、この映画の見所は主演の鈴木杏の演技でしょう。彼女ってあまり美人ってイメージはなかったのですが、この映画ではかなり良い感じ。しかも、劇中で不良少年をバッタバッタと薙ぎ倒すアクションまで見せてくれます。主演が彼女じゃなかったらけっこう退屈な映画だったかも??もうひとりの主役本仮屋ユイカちゃんは普通な感じがいいですね。だけど、完全に鈴木杏の陰に隠れてしまっています。涼役は最近出演作が目白押しの勝地涼、鷹子役は市川美日子。
シュレック3  監督:クリス・ミラー  出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス
Shrek 3  2007年 アメリカ映画
結婚式から8ヶ月。シュレックとフィオナは幸せな生活を送っていた。しかし、フィオナの父親のハロルド国王は瀕死の状態だった。国王から、彼の後を継いで国王になって欲しいと頼まれたシュレックだったが、そんなお役はご免だと大慌て。そしてハロルドからもうひとりの正当な後継者であるアーサーの存在を聞きだした。そしてシュレック、ドンキー、長靴を履いた猫は海を渡ってアーサーを探す旅に出た。その頃、すっかり落ちぶれてしまったチャーミング王子は王位を奪うためある計画を進めていた。おとぎの国の悪役たちをそそのかして<遠い遠い国>の奇襲攻撃を開始。シュレック不在の国はあっという間に彼らの手に落ち、フィオナは幽閉されてしまう。一方、シュレックはようやくアーサーを見つけるが、彼はとんでもない弱虫で、いわゆる「負け犬」。しかも、彼のせいで帰路の途中で船は大破してしまう。ようやく国の戻ったシュレックは変わり果てた王国を見てビックリ・・・・
私評:俺が父親なんてあり得ない・・・シュレックは「1」はめちゃめちゃ面白かったのですが、「2」がめっちゃつまらない映画でした。今回の「3」は悩んだのですが、結局見に行きました。今回は普通に面白い作品になっていましたね。シュレックといえばディズニーに対抗するような毒や危険な発言がガンガン飛び出してくるのですが、今回はけっこう控えめ?ストーリーも分かりやすくて良かったです。しかし、今回面白かったのはメインのキャラクターじゃなくて「脇役」たち。クッキーマン、ピノキオ、そしてフィオナのプリンセス5は、私的にはかなりウケました。そして毎度の事ながら豪華な声優陣・・。でも、私は日本語吹き替え版で観ちゃったんですよ。浜田雅功、藤原紀香、山寺宏一、竹中直人という主役たちの他にアーサー役は「winds」の橘慶太、プリンセス5やほしのあき、大沢あかね&オアシズ。あと、今回の映画は音楽の使い方が良かったです。ウイングスの”Live and Let Die”のシーンは大爆笑。(本当は悲しいシーンなのに・・?)監督はクリス・ミラーです。


前回の記事も読んでね〜!



I Love Movieに戻る