2002/1/15号

体調を崩してしまったため,予定より映画が見れず・・・。まあ、仕方がないですよね。
来週もあまり見れないんですよね〜・・。

ラット・レース  監督 : ジェリー・ザッカー  主演:ローワン・アトキンソン、ウーピー・ゴールドバーグ
Rat Race  2000年 アメリカ映画
ラスベガスのベネチアンホテルのカジノに偶然集った人々がいた。子供の頃に里子に出した娘に会うためにやって来た女、デビッド・パッカーフィールドのショーを見に来た家族、NFLの試合でのジャッジが原因でNFLファンの全員から目の敵にされている元審判男、よからぬ企みを巡らすアホな兄弟、ワルになり切れない弁護士、そしてマヌケなイタリア人。彼らはカジノのスロットマシーンで幸運の金貨(?)を手にし、ホテルのスイートルームに呼び出された。そこで彼らを待っていたのはこのホテルのオーナー。これが言うにはニューメキシコの駅のロッカーに200万ドルが置いてある。そこに一番先に辿りついた人に、お金を差し出すというのだ。半信半疑だった彼らだったが、レースは開始された。ルールはたった一つだけ。それはルールがないこと・・。
私評:爆笑超特急・・・。こんなに笑ったのは久しぶり。本当に椅子から落ちそうだった。この映画の信条はテンポの良さ。とにかく,最初から最後まであの手この手で笑いのオンパレード。ローワン・アトキンソンは(さすがに老けたな〜・・)MR.ビーンのまんまだけど、ウェイン・ナイトとの掛け合いは最高。相変わらずアホです(笑)。アホ兄弟の兄はセス・グリーン。彼も「オースティン・パワーズ」ですっかりコメディアンになってしまった。ウーピーも、キューバ・グッディング・JR.もエイミー・スマートもみんなみんな面白〜い!!そして牛が…<謎>果たして勝者は誰なのか?ラストのオチは最高ですよ。なんだか日頃のストレスを笑い飛ばす事ができました。映画館を出た時、思いきり顔の筋肉が緩んでいたと思います。コメディ映画好きの私には最高の映画でした〜。家族のお母さんが「天使にラブソングを」太ったシスターだった。最後のシーンで「天使に・・」とすごくかぶった・・。 そしてチョイ役で登場のキャシー・ベイツ。でもすごくインパクトが強いんですよ〜・・。 
仄暗い水の底から  監督 : 中田秀夫  出演:黒木瞳、菅野莉央、小日向文世
Honogurai Mizuno Sokokara  2001年 日本映画
淑美は娘の郁子を巡って,夫と最終の離婚調停に入っていた。そして彼女は郁子と二人で暮らすため、古いマンションへと移り住んだ。入居してすぐに天井にシミが現れ、ついには雨漏りが。しかし、管理人は取り合ってくれない。そして娘の郁子が誰もいない屋上で何者かと話をしている現場を見つける。そこに捨てられていた赤いカバン・・。ついに淑美の回りで怪しい少女の影が見え隠れし始める。それは2年前に行方不明になったまま,いまだに見つかっていない少女に事件が絡んでいた・・・・。 


私評:私がママよ・・・・。 ガーン!!めちゃ恐いよ〜。日本のお化け映画の基本に忠実なホラー映画。暗い画面、非常にゆっくりな展開、効果的に使われる小物、そしてあの不気味な音楽・・。中田秀夫が「リング」で確立したホラーワールドが、この映画でパワーアップして登場。お化け屋敷的ないきなり「ドーン!!」と大きな音で脅かすシーンもあるので、映画館で見れば効果満点です。しかし、この映画の恐怖を増長させるのは黒木瞳の演技。いつもの彼女と違い、今回は気が小さい、そして弱い女役。それゆえに彼女の「恐がる演技」がこの映画の恐さを引き立てるんですよ。彼女の恐怖の表情の数々にも注目。そして彼女の娘役の菅野莉央ちゃんの演技もグッドです。しかし、今回は久々に映画館で女性の悲鳴を聞きました。でも、ラスト近くのあのエレベーターのシーンは、マジで恐いよ〜。「え〜・・・! キャー・・!!」って感じです(?)。 ホラーファンは必見!!そうでない方は心臓マッサージをしてから見ましょう?? 
キューティ・ブロンド  監督 : ロバート・ルケティック  主演:リース・ウィザー・スプーン,ルーク・ウィルソン
Legally Bronde  2000年 アメリカ映画
エル・ウッズはビバヒル・ライクな環境で育った、典型的なカリフォルニアの能天気なお嬢様。誰からも愛され、大事に大事に育てられた。そんな彼女は今夜のデートでBFからのプロポーズを期待していた。しかし、・・・彼はあっさりと彼女を振って、ハーバード大へと旅立って行った。しかし、それでめげないのがエルの良い所、彼を追いかけ彼女もハーバード大へと入学した。しかし、ハーバードでのエルはあまりに浮いていた・・。そんな彼女が次々と奇跡を起す。そして彼女は大学教授のキャラハンの助手として殺人事件の弁護を手伝う事に。しかも、被告はエルの通っていた社交クラブの先輩だった・・・。 

私評:結婚するならジャクリーン・ケネディで、マリリン.モンローじゃない・・・。これはブロンドの差別語なのか??しかし、この映画のリーズはめっちゃキュート。(彼女は決して美人じゃないけど、カワイイよね〜)まさに「キューティ・ブロンド」そのものです。 彼女が次から次へと派手な洋服を変えまくります。女性は彼女のファッションとかも気になるところかな?男の私はウエストコースト風の肌も露な衣装に思わずニンマリ。彼女はすっごくスタイルが良いよね〜。実生活では1児の母だけど、そんなところは微塵も感じさせない。彼女がハーバードへ入学する際に学校に送ったコッポラが作成したと言う(?)彼女のプロモーションビデオが最高でした。彼女のBFは「タイガーランド」で良い味を出していたマシュー・デイビス。今回の彼は?? そして彼女をサポートするステキな弁護士は「チャーリーズ・エンジェル」でキャメロンに惚れられたルーク・ウィルソン。 最後の審議で彼女が、いかにして被告人を弁護するか? おバカな話ではあるのですが、ちょっと感動してしまった。
シャンプー台の向こうに  監督:パディ・ブレスナック  主演:アラン・リックマン、ジョシュ・ハートネット
Blow Dry  2000年 イギリス映画
ヨークシャーの田舎町、キースリーがなんと全英ドレッサー選手権の開催地となった。能天気な市長もこの時ばかりは大張り切り!この街で床屋を営む父子がいた。父親のフィルはかつては全英一の美容師だったが、パートナーだった妻のシェリーが、なんと「女」と出て行ってしまった日から、栄光とおサラバしたのだ。妻はすぐ近くに住んでいながら、二人は10年も音信不通だった。そんなある日、彼らのもとに妻がやってくる。そして二人と一緒に「ヘアードレッサー選手権」に出場したいという。そっけなく断るフィル。しかし、彼女はある重大な秘密を隠していたのだ・・・。

私評:目標は優勝じゃないの。私たちがもう1度家族になることよ・・・・・銀座の単館で地味〜に公開しているこの映画。ジョシュ・ハートネットを全面に押し出して打った宣伝が,見事に外れた(笑)。いっそのこと、レイチェル・リー・クックを前面に出した方が売れたかも?映画のできは可もなく不可もなく。家族の話はすごく良いのですが、あまりに都合の良い選手権の展開にはちょっと・・。しかし、この映画の中で私の目を引くのは二人の女優。可愛さに磨きが掛かったレイチェル・リー・クック。そしてこんなコメディエンヌだとは思わなかったレイチェル・グリフィス。要注目です!!主演のどの映画を見ても同じで,引きつった笑いのアラン・リックマン、そしてこれまたどれを見ても同じのジョシュ・ハートネットの親子もなかなか良かったです。でも、この映画の主演はジョシュじゃないよね。左のパンフの写真も無理やりって感じがするのですが・・。でも、見た人はきっとそれなりに感動できる,安心マークの映画です。


前回の記事も読んでね〜!



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