2010/3/22

花粉症にも負けず映画を見に行きました。
今回のイチ押しは試写会で見た韓国映画。
とにかく泣けます。だけど、目をそむけてはいけない・・・

クロッシング  監督:キム・テギュン  出演:チャ・インピョ、シン・ミンチョル
Crossing  2008年 韓国映画
今週のイチ押し:北朝鮮の炭鉱で働くヨンスは元・サッカー選手。彼は妻のヨンハ、息子のジュニと貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、妻のヨンハが肺結核で倒れてしまう。風邪薬でさえ容易には入手できない北朝鮮で、結核の薬は入手できず、ヨンスは中国に密入国し薬を手に入れることにした。なんとか中国に入国し、薬を買う金を稼ぐために森林伐採業者として働いていたヨンスだったが不法労働の現場を発見され、無一文になったうえ公安に追われる身になってしまう。身を隠していたヨンスの元に「北朝鮮の実情インタビューを受ける」という条件で中国の公安から身を守るという話が舞い込んでくる・・。一方、北朝鮮に残してきた妻のヨンハは静かに息を引き取る。孤児になってしまったジュニは父の後を追って国境の川を目指す。途中で幼なじみの少女ミソンと出会い、ふたりで国境越えをするがあえなく失敗。ふたりは強制収容所に入れられてしまう・・
私評:「天の国ではお腹が減ることもないのよ」「だけど、雨は降って欲しいな」・・・久々に悲しみで胸を引き裂かれるような映画を見ました。あまりに悲惨な家族の物語に流れる涙を止めることができませんでした。とにかく救いようがないくらい、次から次へと襲いかかる不幸。無垢で小さな幸せを望んだ小さな家族がなぜ、こんなにまで不幸にも見舞われるのか??映画の後は遣る瀬無い気持ちでいっぱいになってしまいました。しかし、この映画で描かれていることは北朝鮮で実際に起こっている事。目をそむけてはいけない。主演のヨンス役はテレビドラマで大人気のチャ・インピョ。そして妻のヨンハ役は「殺人の追憶」のソ・ヨンファ。そしてとにかく泣かせてくれるのがジュニ役のシン・ミンチョル君。彼の健気な演技に何度泣かされたことか・・・。監督は「火山高」「彼岸島」のキム・テギュン。公開は4月17日!
スパイアニマル Gフォース  監督 : ホイト・H・イェットマン、JR  出演:ビル・ナイ、ザック・ガリフィアナスキ
G-Force  2009年 アメリカ映画
最新の装備を纏うスパイチーム・Gフォース。メンバーはリーダーのダーウィン、過激な事が大好きなブラスター、セクシーな武術家ファレスの3匹はモルモット。そしてコンピュータを自在に操るホシバナモグラのスペックルズだ。遺伝子工学によって彼らを生みだしたのはケンドール博士と助手のマーシー。しかし、Gフォースはチーム存続の危機に瀕していた。そこでケンドール博士はGフォースのメンバーをFBI本部の許可なしで巨大電機メーカーセイバリング工業のCEOセイバーの自宅に侵入させ、兵器ディーラーの過去を持つセイバーの秘密ファイルを盗み出すよう指示した。Gフォースは「クラスターストーム」というファイルをPDAにダウンロードし、脱出に成功するがそのファイルはウィルスに侵されていた。Gフォースの活動停止の機会をうかがっていたFBIは、博士のラボを閉鎖。実験動物にされそうになったメンバーはひょんなことからペットショップに身を寄せることになるが・・・・
私評:俺たちは家族じゃないか・・・・ディズニーの隠し玉は小動物たちの特殊チーム。モルモット、モグラ、ハエ、ゴキブリたちが特別な訓練を受け危険な任務に挑む。しかも、3D映画!はちゃめちゃ内容ではあるのですが、けっこう面白かったです。しかし、この映画の陰の悪役が、けっこう早いタイミングで分かってしまったのが残念・・。しかし、「トランスフォーマー」もビックリするくらいの某シーンは、迫力満点でした。そして注目は声優たちです。モグラのスペックルズは「ナショナル・トレジャー」のニコラス・ケイジ、ダーウィン役は「フロストXニクソン」のサム・ロックウェル、ファレス役は「NINE」のペネロペ・クルス、そしてペットショップのフェレットはスティーブ・ブシェミーという豪華メンバー。そして実際の役者としてセイバー役で「パイレーツ・ロック」のビル・ナイが登場します。監督はこれが初メガホンとなるホイト・H・イェットマン、JR。
ダレン・シャン  監督 :ポール・ワイツ  出演:クリス・マッソグリア、ジョン・C・ライリー
Cirque Du Freak: The Vampire's Assistant  2009年 アメリカ映画 
高校生のダレン・シャンは誰にも好かれる好青年。成績も優秀で両親も自慢の息子だ。しかし、彼には不良の親友スティーブがいた。ある日、ダレンはスティーブに誘われ「シルク・ド・フリーク」のショーを見に行くことに。そこで彼らが見たのは摩訶不思議な世界。見たこともない不思議な人たちが次々と現れた。とりわけダレンが惹かれたのは猛毒を持つマダム・オクタと名付けられた美しく大きな蜘蛛だった。ダレンは子供の頃から蜘蛛が大好きだったのだ。かたや、筋金入りの吸血鬼マニアのスティーブはマダム・オクタを操る男に目が釘付け。その男はバー・ホーストンという本物のバンパイアだった。スティーブはホーストンにバンパイアになりたいと懇願するが、「血の味が邪悪だ」という事で却下されてしまう。一方、ダレンはマダム・オクタを盗み出し家に持って帰ってしまう。しかし、翌日に事件は起こる。学校に持ち込んだマダム・オクタにスティーブが噛まれてしまったのだ。ふたたび「シルク・ド・フリーク」を訪れたダレンは、ホーストンに解毒剤が欲しいと言うが、ホーストンはある条件をダレンに言い渡した。それはハーフ・バンパイアになって、彼のもとで働くことだった・・・・
私評:大学・仕事・家族!College,Job,Family!!・・・・なんだか不思議な映画。正直、イマイチパンチがないファンタジー映画。なんだか、ワクワク感がないんです。先日観た「パーシー・ジャクソン」が面白かっただけに、ちょっと残念かも・・・。しかし、「シルク・ド・フリーク」の摩訶不思議なキャラクターたちがとても面白いです。すごい再生能力を持つ女、ヘビ男、狼男、強烈な歯を持つ女・・・。しかし、そんな中でこのフリークスたちの団長で背が高いミスター・トールを演じるのは我らが渡辺謙!彼もすっかりハリウッドの脇役!!そして笑えるヒゲ女を演じるのがサルマ・ハエック・・。このふたりは笑えます!主演は新人のクリス・マッソグリア。彼はけっこう地味かも??スティーブ役は「センター・オブ・ジ・アース」のジョシュ・ハッチャーソン、そしてホーストン役は「シカゴ」「めぐりあう時間たち」のジョン・C・ライリー、そしてバンパイア将軍の役でウィレム・デフォーが登場。彼はメイクなしでもバンパイアっぽいかも??監督は「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のポール・ワイツ。


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