毎年恒例となっている東宝のアニメですが、
今回はおバカ映画が勝利。しかも、感動的なんです・・・
劇場版クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 | 監督:しぎのあきら | 出演:矢島晶子、ならはしみき | |||
2010年 日本映画 | |||||
今週のイチ押し:いつものように公園で遊んでいたしんのすけ、風間君、ネネちゃん、まさお君、ボーちゃんの前に、突然現れたのはキレイなおねえさん。彼女の名前はタミコ。なんと彼女は未来のしんのすけの婚約者だという。しかも、未来のしんのすけがピンチで、5歳のしんのすけの力が必要だという。未来にタイムスリップしたしんのすけが見たのは、隕石の直撃でチリが飛び日の光が差さなくなった町だった。大人のしんのしけを探すタミコとしんのすけの前に現れたのは金有増蔵という独裁者が放った「花嫁(希望)軍団」という刺客。そんな追いかけっこの最中にタミコは誘拐されてしまう。お腹をすかせたしんのすけと友達が訪ねたのは未来の野原家。そこには頭が禿げたヒロシとすっかり太ってしまったみさえが住んでいた。そこでしんのすけはテレビ放送でタミコが未来の風間君と婚約したというニュースを聞く。タミコさんはオラのお嫁さんじゃないのか??・・・ | |||||
私評:ねえねえお弁当に入れるならひきわり納豆と小粒納豆のどっちがいい??・・・クレヨンしちゃんは「オトナ帝国の逆襲」と「戦国大合戦」があまりに良すぎて、それ以降は(私の中では)あまりパッとしなかったのですが、今回の作品は面白かった。未来の自分と花嫁のために大暴れする野原一家と春日部防衛隊のメンバーたち。そして防衛隊のメンバーは未来の自分たちとご対面!!特にボーちゃん、サイコー!!そして颯爽と登場する大人になったひまわりにも要注目です!しんのすけがタミコの結婚式に乱入するシーンは、あの超有名な映画のシーンを思い切りパクッています。ここは子供たちは笑えませんが、大人は笑うツボですよ!!そして予想外の感動が・・・・。映画のクレジットのあとには、昨年亡くなった作者の「臼井儀人」さんに対してのメッセージが出ておりました・・・。レギュラーの声優陣は矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治・・・。タミコ役は「鋼の錬金術師」の釘宮理恵、そして金有増蔵は「サリーちゃんのパパ」で有名な内海賢二。今回のゲスト声優はアラサー、アラフォー女芸人(含む、ニューハーフ)。まあ、別にどうでも良いんですけど・・。監督は前作に引き続きしぎのあきら。 | |||||
劇場版TRICK 霊能者バトルロイヤル | 監督:堤幸彦 | 出演:仲間由紀恵、阿部寛、松平健 | |||
2010年 日本映画 | |||||
仕事を解雇された超売れっ子マジシャンの山田奈緒子は、興行主からある村が主催する「最強の霊能力者カミハエーリ」を決定する大会を紹介された。時を同じくして上田の元を万練村という山間の村から翔平という若者が訪ねていた。彼の村は最強の霊能力者カミハエーリだった庄平の祖母が治めていたが、祖母が死に、次のカミハエーリを決めるのだという。翔平もその候補だが、彼が村人に見せてきた奇跡は手品だったと告白した。翔平は村人たちに霊能力など存在しないことを証明してほしいと頼むのだった。奈緒子は上田に内緒で万練村に向かっていた。途中のバスの中で突然発作を起こした男に対して、手をかざしただけで治してしまった男がいた。彼もカミハエールの候補者だった。村に到着すると奈緒子は村民の前でマジックを見せるが、その群衆の中にいたのは上田だった。ふたりはこっそりと落ち合い、ある作戦を共同で行う事にするが・・・・ | |||||
私評:アーダーモースーテー!!・・・TRICKはテレビシリーズも劇場版も、TV特番も大好き。特に山田と上田を中心とする変なキャラクターが良いんですよ。誕生から10年が経ちましたが、相変わらずの展開でした。しかし、なんだかちょっと物足りない感じがしたのは何故でしょうか?たぶん、期待が大きすぎたのでしょうね。映画だけにトリックの数々もけっこう大がかりで、そちらの謎解きはけっこう面白かったです。そしてこの映画のもう一つの楽しみが、随所に散りばめられた小ネタの数々。TRICKシリーズを見てきた人にはかなり笑えるネタがたくさんあります。まあ、この映画はTRICKファンのための映画なので、そうでない人にはお勧めできないかもしれません??山田役は「ごくせん」の仲間由紀恵、上田役は「チーム・バチスタの栄光」の阿部寛。その他、いつものメンバーは生瀬勝久、野際陽子・・。今回のゲストは「暴れん坊将軍」の松平健、「ROOKIES 卒業」の佐藤健、「うた魂!」の夏帆、片瀬那奈、戸田恵子・・・。監督は「20世紀少年」の堤幸彦。 | |||||
名探偵コナン 天空の難破船 | 監督 : 山本泰一郎 | 出演:高山みなみ、山崎和佳奈 | |||
2010年 日本映画 | |||||
国立微生物研究所から恐るべきウィルスが盗まれた。犯人グループは『赤いシャムネコ』と名乗る武装軍団。彼は7日後に再び現れると声明した。鈴木財閥の鈴木二郎吉は世界最大の飛行船を完成させた。しかし、彼の目論みはこの飛行船を餌にして「怪盗キッド」を捕まえる事。そして飛行船は東京から大阪に向って飛び立った。飛行船には江戸川コナンをはじめとする、いつものメンバーが乗り込んでいた。怪盗キッドからは、飛行船にある宝石を大阪上空で盗み出すと言う大胆不敵な予告状が届いていた。そんな時、飛行船に高速ヘリが接近。飛行船に乗り込んできた一味によって、あっという間にハイジャックされてしまう。彼らは飛行船に爆弾を仕掛けたうえに、盗み出したウィルスをバラ撒いた。これで飛行船が爆発すれば、死のウィルスを空からばら撒く事になってしまう。偶然、船内の探検に出ていた少年探偵団とコナンは爆弾の駆除に奔走する。そしてすでに船に乗り込んでいた怪盗キッドも事件に巻き込まれていく・・・・ | |||||
私評:あなた、キッドね・・・この時期になるとクレヨンしんちゃんとセットでいつも見ているこの映画。今回は謎解きの面白さがちょっと欠けていたのですが、飛行船内でのアクション、そして怪盗キッドと蘭が急接近??でハラハラドキドキ!?本当にこの映画は外しません。今年もとんでもないヒットをしていますが、それはやはり大人も子供も取り込むことができる作品だからでしょうね。そしてこの映画のラストでキッドと蘭の間でとんでもない展開が・・・、そしてエンドクレジット!!しかし、クレジットの後に意外な?展開が!!ちゃんと最後まで観ましょうね!余談ですが、今日都内の空をコナンの宣伝用の飛行船が飛んでいました。大ヒット記念との事です。声優陣はいつも通り、コナンは高山みなみ、蘭は山崎和佳奈。ゲスト声優は「ポニョ」の大橋のぞみちゃんと、優木まおみ。監督はいつもどおり山本泰一郎。 | |||||
サバイバル・オブ・ザ・デッド | 監督 : ジョージ・A・ロメロ | 出演:アラン・ヴァン・スプラング | |||
Suvival Of The Dead | 2010年 アメリカ映画 | ||||
死者が蘇り人間を襲い始めて4週間。世間はパニック状態に陥っていた。軍も統制がとれず崩壊状態。日々の戦いに疲れ果てた兵士たちは次第に軍を離れていった。州兵のひとりサージは3人の仲間たちと離隊し強盗を繰り返していた。彼らはただ、自分たちの生きる場所を探していたのだ。そんなある日、彼らはひとりの青年と出会う。強引に仲間に入った青年は信じられない映像を持っていた。そこに映っていた老人は「死者が蘇る事がない安全な島」があると宣伝していたのだ。そんな情報を信じるはずもないが、行き場のない彼らは一縷の希望に賭けてみることにした。老人を訪ねたサージの一行は、突然の銃撃に遭う。しかも、後方からはゾンビの群れが・・。彼らを攻撃したのはCMの老人だった。なんとか、ゾンビを振り払い島に向かった一行。しかし、そこも決して安全な場所ではなかった。しかも、そこではゾンビを飼い慣らそうとする者たちが蔓延っていた・・・・ | |||||
私評:お前は生き残れ・・・・ゾンビ映画の大御所、ジョージ・A・ロメロの新作です。今作は残酷映像が多いため、R18になってしまいました。映画の前半で男たちに狩られてとんでもない姿で生き続けるゾンビたちが出てくるのですが、このシーンはかなりショッキングです。映画「ゾンビ」でも無残にゾンビ狩りをする人間たちが描かれていましたが、今作でも人間の残酷さがしっかり描かれていました。ところが・・、作品が最後に近付くにつれてなんだかピントがずれていきます。(あくまでも私の思いですが・・)そしてラストシーンは思わず笑ってしまいました。これはゾンビの「ある習性」なのですが、やりすぎでしょう!?まあ、こういう演出もサラッと流して見られれば、本家本元のゾンビ映画を楽しめるはず??主演は「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」にも出演していたアラン・ヴァン・スプラング。そしていかにも胡散臭い老人役は「デイ・アフター・トゥモロー」のケネス・ウェルシュ。(前作のダイアリー・オブ・ザ・デッドの時にも書きましたが・・)ロメロ監督の次のゾンビ映画はあるのでしょうか?? | |||||