2009/5/31 Part2

本日、2発目はイチ押しの大放出。
だって、みんな面白かったんだもん。ちなみに一番下の作品も
イチ押しにしたいくらい好きな映画です。

スター・トレック  監督:J.J.エイブラムズ  出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント
Star Trek  2009年 アメリカ映画
今週のイチ押し:USSケルビン号は見たこともない形の宇宙戦艦に襲われ、キャプテンを失った。急遽、キャプテンに任命されたカークは自らの命と引き換えに800人のクルー、そして自分の妻とその直後に生まれた息子の命を救ったのだ。22年後、父親の名前を継いだジェームズ・T・カークは逞しい青年になっていた。そんなある日、ジェイムズは惑星連邦艦隊のパイクと出会う。彼はUSSエンタープライズ号の初代艦長に任命されていた。彼はジェイムズの父の生きざまに感銘を受けていた。そしてジェイムズに惑星連邦艦隊に入隊することを勧めた。パイクの言葉に動かされてジェイムズは入隊をするが、トラブルメーカーの彼は失敗ばかり。そんな時、緊急事態が発生しジェイムズの同僚たちには出動命令が出るが、彼は謹慎になってしまう。しかし、親友のマッコイの手引きでなんとかエンタープライズ号に乗り込んだジェイムズ。そこで彼を待っていたのは、艦のサブリーダーでもあるバルカン人のスポックだった・・
私評:連邦艦隊にはお前のような男が必要だ・・・スター・トレックのTVシリーズは学生の時に夏休みに再放送をしていて、毎日夕方になるとテレビにしがみついていた。だけど、私が見たのは最初の「スター・トレック宇宙大戦争」だけで、その他のシリーズは全く見ていません。しかし、今回の映画はTVの知識はほとんど必要ありません。それもそのはず(?)、監督はこのTVシリーズを全然見ていなかったのです。しかし、それは新しいSTファンを獲得するには良いことですよね。トレッキー(スター・トレックのファンをこう呼びます)のための映画だったら、正直あまり見たくなったのですが、これは新しいスター・トレックの映画になっていました。物語はカーク青年の成長を中心に描かれているのですが、アクションシーンはすごいです。そして現代ならではのCG技術で見たこともない世界がスクリーンに現れます。私は久々に大興奮。こういうSF活劇って大好きです。出演者はほとんどが新人ですが、TV版でミスター・スポックを演じたレナード・ニモイが未来から来た年老いたスポック役で登場。そして敵役は「ミュンヘン」のエリック・バナが演じています。(メイクがすごすぎて誰だか分かりませんが・・)監督は「クローバー・フィールド」のJ.J.エイブラムズ
ROOKIES 卒業  監督:平川雄一朗  出演:佐藤隆太、市川隼人、小出啓太
 2009年 日本映画 
T 今週のイチ押し:無事に3年生になった二子玉川学園野球部のメンバーたち。甲子園を目指して練習に励む彼らの元にふたりの新入部員がやってきた。ひとりは中学時代からその名を馳せている赤星。しかし、赤星は自らの夢メジャーリーガーのために大学生に混ざって練習をしていた。憎まれ口ばかり叩いていた赤星の必死な姿を見たのはキャプテンの御子柴。しかし、上級生に因縁をつけられた赤星を庇って、御子柴は足を骨折してしまう。もう一人の新入部員の濱中は、ひょんなことで出会った平塚に憧れての入部。しかし、濱中の描いていたヒーロー像とはかけ離れていた。紆余曲折はあったがふたりは無事に野球部に練習を開始した。そしてついに夏の高校野球大会の予選が始まった。気合いの試合運びで着々と勝ち続けるニコガク。そしてついに決勝戦まで登りつめた。相手のエースピッチャー川上に対して、ニコガクのエース安仁屋はただならぬ敵対心を燃やしていた。川上は中学時代に安仁屋を3打席3三振にした因縁の相手だった・・
私評:夢にときめけ、明日にきらめけ・・・・RookiesTVシリーズも見ていたのですが、いわゆるスポ根ものと友情が合体した作品。(簡単に言うと「巨人の星」と「ごくせん」が合体?)映画は相変わらずのハイテンションで、前半は笑いもいっぱい。ところが野球の予選が始まると感動の雨嵐・・。もう、勘弁してくれ!っていうくらいあの音楽の名フレーズが流れてきます。そんな製作者のあざといとも思える演出に私はみごとに乗せられて、ニコガクのメンバーと一緒に号泣。でも、全然恥ずかしくありませんよ。周りもみんな泣いていますから!特に私は決勝戦の9回裏。安仁屋の涙が・・・。(以上、ネタばれ禁止モード)果たしてニコガクのメンバーは甲子園に行くことができるのか??出演は佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫、佐藤健、五十嵐隼士、川村陽介、尾上寛之、山本祐典、石田卓也。監督は「陰日向に咲く」の平川雄一朗
余命1ヶ月の花嫁  監督: 廣木隆一  出演: 榮倉奈々、瑛太
 2009年 日本映画
今週のイチ押し:イベントコンパニオンの千恵は展示会場で太郎と出会う。帰りにバスで隣同士になったふたりは意気投合し、また会う約束をした。ふたりはデートを重ねるたびに惹かれていった。そして太郎はついに交際を申し込んだ。しかし、その前に千恵は乳がんを宣告されていた。さんざん悩んだ末に千恵はその事を告げぬまま、太郎との交際を開始した。ふたりが育む幸せな日々・・。しかし、ある日太郎は千恵の髪の毛がごっそりと抜けているのを発見する。ついに千恵は自分が乳がんであること、そして胸を切除しなければならない事を告げ、そのまま姿を消してしまう。太郎は千恵の実家を訪ねるが、父親は居場所を伝えないようにと千恵から口止めをされていた。胸を切除した千恵は以前に太郎が教えてくれた縄文杉を見に屋久島を訪ねていた。そこで彼女を待っていたのは太郎だった・・
私評:明日が来るって、それだけで奇跡なんだよ・・・この話は以前にTBSのドラマで見て号泣しました。そして今回、その話が映画化され不安も抱えながら映画館に足を運びました。その不安というのはドラマで見た時の実在の千恵さんと太郎さんが本当にピュアな心の持ち主で、素敵なカップルだったから。本当に愛し合っていたからこそ出すことができる「愛のオーラ」がいっぱい出ていたんですね。だけど、映画を見始めてすぐにそんな不安は払拭されました。映画の中の榮倉奈々&瑛太はとってもいいカップルでした。それゆえに死によって二人の愛が引き裂かれる展開は、涙・涙・涙・・・。千恵は死んでしまう事は分かっていても、溢れ出す涙を止める事が出来ず嗚咽。だけど、映画は悲しいだけじゃない。いま、ふつうに生きている事に感謝しなくちゃと思い直し、そしてこの映画のセリフの数々に心を動かされました。だけど、こういう物語は何度も見たくないかも??その他、共演は手塚理美、柄本明、安田美沙子。監督は「やわらかい生活」の廣木隆一。
ダニエル 悪魔の赤ちゃん  監督 : ジョセフ・ラスナック  出演:ビジュー・フィリップス、ジェームズ・マーレイ
It's Alive  2008年 アメリカ映画
大学生のレノアは出産のために学校を離れ、恋人のフランクと彼の幼い弟が住む田舎町へと移っていった。その夜、レノアは異常な痛みで病院に担ぎ込まれる。臨月はまだ数か月先だが、胎児は前の検診の時より2倍も大きくなっていた。急遽、帝王切開で出産をしたレノア。しかし、その直後分娩室は血の海になっていた。生き残ったのはレノアと生まれたばかりの可愛い赤ちゃんだけ。警察は捜査を開始するが手掛かりはまったく掴めなかった。赤ん坊はダニエルと命名され、フランクとレノアは家に戻ってきた。しかし、ダニエルは異常な早さで成長を遂げていた。そして家の中でネズミや鳥の残骸が・・。レノアはダニエルが怖いとフランクに告げるが、フランクは相手にしなかった。そんなある日、レノアはダニエルがゆりかごから抜け出し、野兎を食い殺しているところを目撃してしまう・・・・
私評:これは食べちゃダメなの・・・・ラリー・コーエンの「悪魔の赤ちゃん」は公開当時に名画座で見たのですが、かなり怖かった。今回の作品はオリジナル版をしっかりと踏襲しているのですが、唯一赤ちゃんの容姿が違います。オリジナル版の赤ちゃんは見た目からしてグロテスクだったのですが、今回の赤ちゃんは普段は可愛い。そして獲物を追うときに「変身!」。そして殺し方も残忍です。スプラッタシーンも多いのですが、じわじわと怖さが滲み出てくるようでした。やはりシナリオがしっかりしているとホラーも良い映画になります。主演は「ホステル2」のビジュー・フィリップス。ダニエルへの愛情と恐怖の狭間で壊れていく若い母親を好演!監督は「13F」のジョセフ・ラスナック。


前回の記事も読んでね〜!



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