2011/1/10

2011年一発目です。10日も経っているのに
まだ3本しか見ていません・・。スロースタートです。
イチ押しは問答無用のアクション映画。面白いっす!

アンストッパブル  監督:トニー・スコット  出演:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン
Unstoppable  2010年 アメリカ映画
今週のイチ押し:ペンシルバニア州ブリュースターのミンゴ操作場。この日初めてコンビを組んだのは経験28年のベテランフランクと経験4か月のウィル。会社から強制的に早期退社を言い渡されたフランクと父親も兄弟も鉄道会社の要職についているウィルの間には不協和音が漂っている。同じころ、同じ州内の別の操作場で事件が起きていた。貨物列車777号の移動中に運転士が運転席から離れたわずかな間に列車は無人で加速し始めたのだ。777号は社会科見学に来ていた小学生たちの乗る列車をかすめ、徐々に加速していく。報告を受けた操作場の責任者のコニーは徐々に事態の深刻さを知る。全長800メートルにも及ぶ貨物列車は危険性の高い化学物質を積載しており、列車のディーゼルエンジンも満タン。それは一つの町を吹っ飛ばすほどの破壊力を持っているのだ。ヘリコプターからの乗車、エンジン付きの列車を前に置いてのブレーキ作戦が行われるが事態は悪くなるばかりだった。現場はテレビで中継され全米が騒然となる。その時、フランクとウィルの運転する列車も同じ線路上を運行していた・・
私評:やっとこの仕事が面白くなってきたところです・・・実際に起こった事件がベースになっているというこの映画。私は1985年作品の「暴走機関車」がすぐに頭をよぎったのですが、設定こそ似ているものの全く違う作品でした。この映画の見所はCGに頼らずに実際に列車を走らせながら撮影したアクションシーン。もちろん、重要なところはCGを使用しているのですが、極力排しています。列車が加速して危険地域に近付くにつれてドキドキもどんどん増していく。細かいところにツッコミどころはありますが、そんな事をいちいち気にすることはご法度。単純明快なアクション映画を楽しみましょう。だけど、観終わった後に何にも頭に残っていません。それが良いですけどね!?主演は「サブウェイ123」「デ・ジャブ」などでこの監督の作品の常連となっている名優デンゼル・ワシントン。そしてウィル役は「スタートレック」で若きカーク船長を演じたクリス・パイン。女性責任者コニー役は「レント」「デス・プルーフ」のロザリオ・ドーソン。監督はアクション映画の巨匠トニー・スコット。
シュレック フォーエバー  監督:マイク・ミッチェル  出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス
Shrek Forever After  2010年 アメリカ映画
最愛の妻と子供たちに囲まれて、シュレックは毎日の幸せを噛みしめていた。ところが、そんな幸せも、毎日の繰り返しだとだんだんと億劫になってくる。しかも、かつて怪物と恐れられた彼が良き夫で良き父親で・・。いつしか彼はかつての自由気ままな生活を懐かしんでいた。そんなシュレックにペテン師の魔法使いのランプルスティルスキンが「一日だけ元の生活に戻してあげよう」と持ちかけた。過去の一日と交換すると言葉巧みに説得されたシュレックは彼との魔法の契約書にサインをしてしまう。しかし、それはランプルスティルスキンの罠だった。過去の一日とはシュレックの生まれた日。つまり、シュレックは誕生しなかった事になっていたのだ。パラレルワールドはランプルスティルスキンの王国だった。なんとか元の世界に戻ろうとするシュレック。しかし、彼の残された時間はわずかだった・・・・
私評:もっと早く言ってよ!!サインすれば・・・人気アニメのシュレックもこれが最後。なんだかんだ言いながら、私は全部映画館で観ました。ドリームワークス製と言う事もあり(?)キッズ用の(いわゆる文部省推薦)作品ではなく、かなりブラックな作風がこのアニメの人気の秘訣です。私が笑ったのはカーペンターズの“トップ・オブ・ザ・ワールド”の歌に合わせてシュレックが暴れまくるところ。このギャップが良いんです。また、今回は初の3Dだったのですが、これがかなりの迫力!期待していなかっただけにかなり満足度が高い作品となりました。最後はもちろん、ハッピーエンド??それは見てのお楽しみと言う事で・・・。主要キャストは変わらないのですが、今回は3Dと言う事もあり日本語吹き替え版で観ました。関西弁のシュレックは濱田雅功、フィオナ姫は藤原紀香、ドンキーは山寺宏一、長靴をはいた猫は竹中直人。この4人に加えて今回ランプルスティルスキンの声を担当するが劇団ひとり。彼も良い味を出しています!オリジナルキャストの方は、マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィー、アントニオ・バンデラスという素晴らしい面子です。監督はマイク・ミッチェル。 
しあわせの雨傘  監督 :フランソワ・オゾン  出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジェラール・ド・パルデュー
Potiche  2010年 フランス映画
1977年。雨傘工場の社長夫人のスザンヌ。表向きは幸せを装っているが、日々の生活に不満を感じていた。亭主関白の夫・ロベールにただ従うだけの女で、娘のジョエルから飾り壺とまで言われている。息子のローランはアーティストで向上を継ぐ気はまったくない。そんな時、独裁者のようにふるまうロベールに不満を抱いた従業員がストライキを起こしたのだ。しかも、ロベールは従業員に監禁されてしまう。スザンヌは昔、恋に落ちた市長のババンに依頼し、ロベールはなんとか解放された。しかし、ロベールはその心労から心臓発作を起こし入院してしまう。いつの間にかスザンヌは工場運営に携わる事になる。しかし、彼女の“友愛”を掲げた営業方針が功を奏し、工場はどんどん業績を伸ばしていく。ロベールの秘書で愛人でもあるナデージュまでもスザンヌに惹かれていく。全てが順調に進んでいるかのように見えたが、ロベールが戻ってきた・・・
私評:セボン~、ラ・ヴィ~♪・・・いやはや、笑いました。監督のフランソワ・オゾンって究極のSですよね。あの名女優カトリーヌ・ドヌーブにあんな事やこんな事をさせてしまうなんて・・。見ていて痛くなるようなカトリーヌおばさん・・。初っ端なの赤いジャージ。あのシーンもドヌーブは楽しんでいるんでしょうね。そればかりかババン役のジェラール・ド・パルデューにまで・・。このふたりがディスコティックなお店で踊るシーンなんて痛々しくて・・・(笑)だけど、笑っちゃうんですよ。しかし、最後にはドヌーブ演じるスザンヌがひと皮むけて、聴衆の前で“人生は美しい!”と高らかに歌い上げるのです。その時のドヌーブはキラキラと輝いていて、美しかったです。いわゆる“女性万歳!!”の映画ですが、男の私が見ていてもニコニコできちゃう映画でした。主演はフランスを代表する名女優「カトリーヌ・ドヌーブ。夫のロベール役は「親密すぎるうちあけ話」のファブリス・ルキーニ。市長役には「宮廷料理人ヴァテール」のジェラール・ド・パルデュー。娘のセドリック役は「仮面の男」のジュディット・ゴドレージュ。彼女の髪型って当時流行っていたファラ・フォーセットみたいなグルグルカールの金髪で時代を感じました・・。監督はフランスの人気監督フランソワ・オゾン。


前回の記事も読んでね~!



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