2016/12/31 その2

昨年分のレビューを一気に片付けよう・・・その2。到底今日中には終わらないけど、
とりあえずここはアップしておかないと・・・

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  監督: ギャレス・エドワーズ  出演 : フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ
Rogue One A Star Wars Story  2016年 アメリカ映画
今回のイチ押し:帝国軍の牢獄に収監されていたジン・アーソは移送の途中で同盟軍に救出され、惑星ヤヴィンの反乱軍基地に連れて行かれた。帝国軍が究極兵器を完成させようとしているという情報を得た反乱軍の元に、兵器の開発者であるゲイレン・アーソが秘密裏に反乱軍の異端であるソウ・ゲレラの元にスパイを送ったという情報を得た。ジンの父であるゲイレンは彼女が幼い時に、彼女の目の前で帝国軍に誘拐されたのだ。その後、ジンはソウ・ゲレラに育てられたという過去があった。ジンは自由と引き換えにソウ・ゲレラとの仲介を言い渡されたのだ。ジンは将校のキャシアンと共になんとか、ソウ・ゲレラと出会い、ゲイレンからのメッセージを受け取るが帝国軍のデススターから放たれたビームで、町は跡形もなく消し去られてしまう・・・
私評: May The Force Be With US・・・スター・ウォーズのエピソード4(一番最初のスターウォーズ)に繋がる物語です。4はすでにデススターの情報を手に入れていて、そこから物語がスタートするのですが、今回はそれを入手する話。正直言って・・・最高でした。もしかして今までのスター・ウォーズの中で一番好きかも??メインの「スター・ウォーズ」のストーリーの裏に隠されたサイド・ストーリーなのですが、ドラマチックで思わず泣いてしまった。しかも、SWファンには嬉しいご存じのキャラクターや兵器が登場するのでワクワクします。もちろん、画面いっぱいに展開されるバトルシーンのド迫力も存分に楽しめます。主演は「博士と彼女の愛した数式」のフェリシティ・ジョーンズ。最高です!キャシアン役は「フリーダ」「エリジウム」のディエゴ・ルナ、憎き帝国軍の指揮官役は「ダークナイト ライジング」のベン・メンデルソーン、そして盲目の僧チアルート役はカンフーマスター、ドニー・イェン!しかし、今回のキャラクターの中で一番のお気に入り元帝国軍のロボットで反乱軍用に再フォーマットされたK-2SO。最高です!監督は「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。
ガール・オン・ザ・トレイン  監督 : テイト・テイラー  出演 : エミリー・ブラント、ヘイリー・ベネット、レベッカ・ファーガソン
The Girl On The Train  2016年 アメリカ映画
今回のイチ押し:愛する夫と別れ失意のどん底にいるレイチェルは通勤の電車の窓から一瞬見える、ある「理想の夫婦」を見る事を楽しみにしている。その幸せそうなカップルが住む通りは、かつてレイチェルが夫のトムと住んでいた場所。その家にはトムと、レイチェルから彼を奪った女アナが住んでいる。しかも、ふたりの間には今は子供が生まれている。そんなある日、レイチェルはいつもの電車の窓から衝撃的な現場を見てしまう。理想のカップルのはずの妻が、別の男とテラスでキスをしていたのだ。衝動的に電車を降りて、理想の夫婦の家を目指す途中でレイチェルは記憶がなくなり、気が付けば間借りをしている友人宅に戻っていた。しかも、レイチェルは頭から流血していたのだ。実はレイチェルはアルコール依存症で会社もとっくにクビになっていて、その事を友人にも言えずにいたのだ。そんな時、理想の夫婦の妻であるメガンが失踪する・・
私評:覚えてない。記憶がないの・・・強烈なサスペンス映画でした。こんなに素晴らしい作品なのに知らないうちに公開されていて危うく見逃すところでした。劇場で観られて本当に良かった。主人公のレイチェルがアルコール依存症のため記憶が曖昧で、それを映像でどう表現するかがこの映画の肝だったのですが、見事な演出とカメラワークで物語を紡ぎます。そして明らかになるとんでもない真実と驚愕のラスト。今年最高のサスペンス映画です。難しい役柄であるレイチェルを演じるのは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「イントゥ・ザ・ウッズ」のエミリー・ブラント、メガン役は「ラブソングができるまで」のヘイリー・ベネット、アナ役は「ミッション:インポッシブル ローグネイション」のレベッカ・ファーガソン。この3人の女優がすべて最高の演技を見せます。監督は「ヘルプ 心をつなぐストーリー」のテイト・テイラー。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  監督 : デイヴィッド・イェーツ  出演 : エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストーン
Fantastic Beast And Where to Find Them  2016年 アメリカ映画
今回のイチ押し: 1926年、ニューヨーク。不可解な現象がたびたび起こり魔法界の存在が普通の人間に知られようとしていた。そんな中、世界中を巡り魔法動物の保護と調査をしているニュート・スキャマンダーがNYに到着した。彼のトランクにはたくさんの魔法動物が入っていたが、あろうことか人間のジェイコブのトランクと取り違えてしまう。しかも、ジェイコブはうっかり魔法動物を街に解き放ってしまう。ここで動き出したのが元闇払いのティナ。ニュートの行為を実証できれば彼は機密保持法の重大違反。そんな彼を逮捕できれば捜査官から外された彼女にとって現場復帰への一大チャンス!しかし、魔法議会の長官のパーシバルはニュートだけでなくティナにも疑惑の目を向ける。手を組んだニュートとティナ、ティナの妹のクイニー、そしてジェイコブは魔法動物を回収をはじめるが・・・
私評: 僕が守ってみせる・・・ハリー・ポッターシリーズの原作者、J・Kローリングスが新たに生み出したファンタジー。ハリポタシリーズと違い、舞台はニューヨーク。しかし、端々に「ホグワーツ」とか「ダンブルドア」とかの名前が出てくるのがハリポタファンとしては嬉しい。今回はそんなダンブルドアにも見染められたニュートが主人公。彼が集めている魔法動物が面白いんですよ。とても可愛かったり、怖かったり・・。そんなお茶目な展開もあり、宿敵との闘いありと見所満載。もちろん、映像のクオリティは最高。公開中にもう一回観に行きたいです。主演は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演男優賞をとっているエディ・レッドメイン、ティナ役は「スティーブ・ジョブズ」のキャサリン・ウォーターストーン、クイニー役は歌手として有名なアリソン・スドル、ジェイコブ役はダン・フォグラー。その他、コリン・ファレル、ジョン・ヴォイト、サマンサ・モートンなどが出演しています。監督は「ハリー・ポッターと死の秘宝」のデイビット・イェーツ。
この世界の片隅に  監督 : 片渕須直  出演 : のん、細谷佳正、稲葉菜月
 2016年 日本映画
今回のイチ押し: 広島市に住む浦野すずは絵を描くことが得意な少女。昭和19年、18歳の時に呉市の北条周作の元に嫁いだ。戦争は日に日に激しくなり、すずの住む呉市でもあらゆる物が不足していく。食料も乏しくなり配給の列に並んだり、道端の草を摘んだり、技を使って食料の嵩を増したりと努力の毎日。そんな時、嫁ぎ先の娘、すずの小姑の径子が夫に先立たれ娘の晴美を連れて実家に帰って来る。おしゃれでテキパキしている径子は、おっとりのすずにイライラする。呉は日本海軍の本拠地であり、軍艦も多く擁しているため何度も空襲があり、すずたちも危険な目にあってしまう。そんなある日、すずは晴美と外出中に爆撃に遭う。そこですずは右手を失くしてしまう・・
私評: この世界の片隅に うちを見つけてくれて・・・とってもホンワカしているすずからは戦争の悲惨さはなかなか伝わってこないのですが、確実に彼女の周りで悲劇は起きている。そんな中でも必死に生きていく彼女のけなげな姿が胸を打ちます。戦争は次々と彼女の大事な人たちを奪っていく。そして運命の85日・・・。とにかく号泣でした。映画の最初は話がぶつぶつ切れていて、すずのキャラクターにも付いていけず戸惑っていたのですが、途中からはどっぷり映画の世界に浸り、涙・涙・・・。これは今まで描かれる事のなかった小さな一市民の目から見た戦争映画。戦後70年経ってもこの悲劇は語り継いでいかなければいけないし、忘れてはいけない。だからこそ、みんなに見て欲しい映画です。すずの声は(能年玲奈改め)のん。彼女のホンワカした感じがすずにピッタリで彼女はまた、はまり役に出会いましたね。あとの声優さんはプロの方??そしてこの映画で忘れてはいけないのがコトリンゴの音楽と主題歌。「悲しくてやりきれない」は歌だけで泣けます。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直。
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期  監督 : ジャロン・マグアイア  出演 : レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース
Bridget Jones's Baby  2016年 アメリカ映画
今回のイチ押し:ブリジットも齢を重ねついには40代。仕事はテレビのプロデューサーとして成功しているが私生活は相変わらずシングル。そんなある日、彼女は親友とミュージックフェスを訪ね泥酔してしまう。しかも、そこで知り合ったIT企業の社長のジャックとホットな夜を過ごしてしまう。その数日後、幼なじみでずっと恋心を抱いていたマークと再会。マークは妻と離婚調停中と知り、そのままベッドイン。ブリジットはなんとも幸せな日々を過ごした。数ヵ月後、なんとブリジットが妊娠した事が発覚。しかし、同時期に関係を持ったジャックとマーク、どちらの子なのかが分からない。DNA鑑定をしようにもふたりにその話を切り出せない。しかも、ふたりはすごい勢いでブリジットにアタックをかける。果たして彼女が選ぶのはどっち??・・・
私評: どちらがお父さん??・・・相変わらずブリジット節炸裂のダメダメ女なのですが、なぜか憎めない。今回なんて最低の事をしているのですが、彼女の周りは許しちゃうんですよね~・・。私は他人事だから笑って見る事ができたけど、自分の事だったらブチ切れるかも??映画は今回も笑いどころが満載で、とにかく楽しい2時間を過ごせました。特に私のツボだったのがブリジットのお母さん。前作から彼女のキャラにはハマりまくっています。そしてラストは・・・、ここでは言えませんが最高のハッピーエンディング。気分爽快で劇場を去れました。ブリジット・ジョーンズ役はもちろんレニー・ウィルゼガー。歳はとったけど相変わらずキュートです。マーク役は「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、初登場のジャック役は「魔法にかけられて」のパトリック・デンプシー、その他、ジェマ・ジョーンズ(お母さん)、ジム・ブロードベンド(お父さん)、エマ・トンプソン(女医)などなど・・。監督はこのシリーズ1作目の監督ジャロン・マグアイア。
海賊とよばれた男  監督 : 山崎貴  出演 : 岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太
 2016年 日本映画
1912年、石炭が主燃料だったこの時代から石油の将来性を予見していた国岡鐡造は会社を興し石油業を始めるも取引会社が見つからず資金も底を突く。そんな時、鐡造が考え付いたのは自ら船を出し、海上で油を売りさばく事だった。1917年、商売が軌道に乗ってきた国岡商店は極寒の満州に渡り、南満州鉄道との交渉を始める。満鉄はすでに米国の石油メジャーと商売をしていたが、すぐに凍結してしまうという弱点を見つける。鐡造は凍結しない石油を作りだし満鉄に採用されるが、この時アメリカの石油メジャーを敵に回してしまう。第2次世界大戦中、日本の戦闘機は燃料不足で上昇力もなく敢え無く撃墜。そんな光景を鐡造はただ、見つめていた。終戦を迎え廃墟となった銀座に国岡商店のビルは奇跡的に残った。社に集まった社員を前に鐡造は高らかに宣言する・・
私評:この国は必ず再び立ち上がる。下を向いとー暇はないぞ・・・この物語は日本の石油会社の「出光」の創始者出光佐三がモデルの話。ベストセラー作家の百田尚樹がフィクションも加えて創作したのですが、実話がベースになっているというのがすごい。原作は上下巻あるのですが一気に読んでしまった。今回の映画化でポイントになったのは主人公の国岡のキャラクターと時代背景の描き方です。時代背景は「ALWAYS三丁目の夕日」で見事な昭和を描きだした白組が想像以上にリアルな昭和を作りだしていた。そして主人公の国岡役の岡田准一の演技力に圧倒された。特に60代の国岡の演技がすごい!その他、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、ピエール瀧、小林薫、國村隼、そして紅一点の綾瀬はるかと素晴らしい演技陣が揃いました。監督は「永遠の0」「寄生獣」の山崎貴。
健さん  監督 : 日比遊一  出演 : ジョン・ウー、マイケル・ダグラス
 2016年 日本映画
2014年に亡くなった国民的映画俳優、高倉健。これは彼を知る人たちが紡ぐ、高倉健の魂のドキュメンタリー・
私評:健さん!!・・・この映画は2014年に亡くなった日本が世界に誇る俳優、高倉健を描いたドキュメンタリー映画。彼に携わった多くの人たちの証言をもとに彼の人生を紐解いていく。私は高倉健=東映のやくざ映画のイメージ。「昭和残侠伝」の名セリフ「死んでもらいます!」が印象的。そして彼の代表作とも言える「幸せの黄色いハンカチ」「鉄道屋」、そしてハリウッド映画の「ブラックレイン」は私も大好きな映画。そして今回この作品の中で健さんについて語るメンバーがまた素晴らしい。国内からは山田洋次、降旗康夫、澤島忠。海外からもジョン・ウー、マイケル・ダグラス、ヤン・デボン、マーティン・スコセッシ、ポール・シュレイダー、チューリンなどなど。彼らが熱く健さんについて語るのですが、これだけのビッグネームが褒めまくります。それはなんだかとてもいい気分。そしてそこで語られるのはオフ・スクリーンの知られざる姿。しかし、それがまたカッコ良いのです。また、健さんの映画が観たくなりました。映画の最後のシーンで、みんなが「健さん!」と呼びかけるシーンが大好きです。監督は日比遊一。
疾風ロンド  監督 : 吉田照幸  出演 : 阿部寛、大倉忠義、大島優子
 2016年 日本映画
冴えない医科学研究所の研究員の栗林は所長の東郷に呼び出された。この研究所で偶然できてしまった殺人生物兵器「K-55」が盗み出されたのだ。東郷の元には脅迫メールが届いており「K-55」が埋められた場所の写真と一緒に3億円の要求が来ていた。犯人はこの研究所を解雇された葛原という男。しかし・・・、警察から葛原が死んだという連絡が入る。所長は生物兵器の事は秘密にして薬品を回収するよう栗林に命令する。添付されていた写真から現場が日本最大級のスキー場である野沢温泉スキー場である事が分かった栗林は「K-55」を回収するためスキー場を訪れるが、そこはあまりに広大なスキー場。栗林はパトロール隊員の根津と彼の幼なじみでスノボの選手である千晶の協力を得て、「K-55」の捜索をするが・・
私評:お前もな!・・・原作は私の大好きな東野圭吾。もちろん原作を読んでいたのですが、映画もすごく面白かったです。ミステリーであり、サスペンスであり、そしてコメディであるこの作品はまさにエンタメ映画向きでしょう!しかも、登場人物がみんな個性的で終始笑いっぱなし。そしてスキーでのチェイスシーンはカメラを抱えての撮影でスピード感に溢れていて迫力満点。とにかく楽しい映画でした。主演は主演作が目白押しの阿部寛。彼が演じるゆるいヒーローが最高です。根津役は関ジャニ∞の大倉忠義、千晶役は元AKB48の大島優子。そしてすごいのが脇役陣。羅列すると・・・麻生祐未、堀内恵子、濱田龍臣、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明、でんでん、ムロツヨシ、でんでん、田中洋次・・。凄すぎる。監督は「サラリーマンNEO」の吉田照幸。
聖の青春  監督 : 森義隆  出演 : 松山ケンイチ、東出昌大、リリー・フランキー
 2016年 日本映画
1994年、ひとりの青年が路上に倒れていた。通りがかりの男性に彼は関西将棋会館に連れていくよう依頼する。彼の名前は村山聖。7段の腕を持つ新世代の棋士だ。しかし、彼は幼少の頃より「ネフローゼ症候群」を患っていて、常に病と闘っていた。そんな彼の前に立ち塞がったのは将棋界に旋風を起こしていた天才・羽生善治だった。すでに名人の位を得ていた羽生との初めての戦いで聖は敗れてしまう。どうしても羽生に追いつきたいと思った聖は上京しひとり暮らしを始める。不精な聖は髪も爪も伸ばし放題、しかも酒癖が悪く周りは退いてしまうが、その強烈な個性と将棋に打ち込む真摯な姿は徐々に周りに理解されていく。しかし、羽生は聖の努力を尻目に前人未到のタイトル7冠を独占。聖は羽生に対して更なるライバル心とともに憧れも抱いていく・・
私評:あなたに負けて僕は死ぬほど悔しかった・・・村山聖は実在の棋士。わずか29年の生涯を将棋に捧げた男です。その短い人生はハチャメチャではあったけど勝負へのこだわりの強さに私は惹かれました。まさに命を掛けた勝負。そんな中で育まれる羽生名人との友情も感動的に描かれています。自分自身もここまで打ち込める何かがあるのか?と言われると恥ずかしいくらい何もない。だからこそ聖の生き方に羨望の念を抱きました。彼がもしも生きていたら、将棋界は変わっていたかも???そんな聖を演じるのは「珍遊記」の松山ケンイチ。この役のために増量して挑んでいます。羽生役は「GONINサーガ」の東出昌大。彼って演技がヘタなイメージなのですが、この役はピッタリでした。その他、リリー・フランキー、染谷将太、安田顕、鶴見辰吾、柄本時生などが脇を固めます。監督は「宇宙兄弟」の森義隆。
デスノート Light up the NEW world  監督 : 佐藤信介  出演 : 東出昌大、池松荘亮、菅田将暉
 2016年 日本映画
夜神月とLの壮絶な戦いが今や、伝説になろうとしていた時、死神はまたしても人間界にデスノートをばら撒いた。しかも、今回は6冊。そしてノートを使った事件が各地で発生する。それらは新生キラ事件として世間で騒がれ始める。警視庁デスノート対策本部のエース三島は誰よりもノートについて精通している。そんな時、渋谷で次々と人が死んでいるという情報が入る。三島が現場に駆け付けると若い女がノートに名前を書き続けている。しかも、彼女は死神の目を得ているため顔を見れば名前が分かるのだ。そこに現れたのはLの遺志を継ぐ男、竜崎。女はその場で粛清された。三島は一冊のノートを回収したが、世界中のネットがジャックされ、キラが復活するというメッセージが拡散される。そしてその画面には死んだ「夜神月」の画像が映し出された・・
私評:キラこそ神だ・・・装いも新たにリブートされたデスノート。しかし、前作に比べるとクレバーさがない。けっこう行き当たりばったり的な展開が多い。前作はまさに頭脳戦が売りだっただけにその辺りは残念。あと、残念なのが3人の主人公のうち2人がミスマッチな事。それは三島と竜崎です。東出昌大と池松荘亮のふたりですがこれはどうも・・。逆に紫苑役の菅田将暉は素晴らしい。そして私的な見所は10年前に弥海砂を演じた戸田恵梨子が同じ役で、しかも大人になって登場する下りと、渋谷のブチ切れ女子を演じた川栄李奈かな~・・・。なんだかとっても薄っぺらい映画でした。監督は「図書館戦争」の佐藤信介。


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