メリー・クリスマス!昨日から風邪がぶり返してます。
イチ押しは圧倒的なインパクトのこの映画です!
ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル | 監督:ブラッド・バード | 出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー | |||
Mission Impossible Gohst Protocol | 2011年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:ロシアの刑務所に潜入捜査をしていたイーサン・ハントは、仲間の手助けもあって刑務所から無事に脱出をするが、その直後にクレムリンが爆破された。イーサンのチームはこの事件の犯人に祭り上げられ、IMFからも登録を抹消されてしまう。国家の後ろ盾をなくしたイーサンは独自で爆破事件の犯人を追う事になった。しかも、犯人は世界を核戦争に誘うべく、ミサイルの発射コードを入手しようとしていた。発射コードを盗んだ女殺し屋のサビーヌ・モローが事件の黒幕とドバイの超高層ビルで取引をするという事を突き止めたイーサン一行は、さっそく現地に飛ぶ。お互いの顔を知らない双方に、罠を仕掛けるが・・ | |||||
私評:Mission Complete! 任務、終了!・・・ミッション・インポッシブルのシリーズの4作目。それにしてもすごいのが主演のトム・クルーズ。来年50歳になると言うのにこれだけのアクションを自らこなしてしまうのだから驚きです。今回も超危険なアクションシーンの連続で、体に力が入りっぱなしで、エンドクレジットが流れることには座っていただけなのにどっと疲れが・・・。特に今回の作品の目玉であるドバイのブルジュ・ハリファのシーンはすごい!高所恐怖症の私を苛めるかのようなあのカメラアングル・・。お股のあたりがヒューンとしちゃいました。そして映画の最後に乙なドラマが仕込まれているのもグッドです。トムをサポートするのが「ハートロッカー」のジェレミー・レナー、「MI:3」のサイモン・ペッグ、「プレシャス」のポーラ・ハットン、「ミレニアム」のミカエル・ニクヴィスト、そして美しい「イングロリアス・バスターズ」のレア・セドゥー。監督は「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード。 | |||||
聯合艦隊司令長官 山本五十六 | 監督 : 成島出 | 出演:役所広司、吉田栄作、椎名桔平 | |||
2011年 日本映画 | |||||
1939年、日本は3国軍事同盟締結の是非で揺れ動いていた。支那を後押しする米英に対抗するには日本は新たな戦力を得る必要があり、陸軍は締結を推し進めていた。しかし、海軍は3国軍事同盟については懐疑的だった。日本がドイツと手を組めば必ずやアメリカとの戦争になる。圧倒的な国力を持つアメリカとの戦争は日本を滅ぼす。陸軍、そして世論に立ち向かったのは山本五十六だった。彼の毅然とした態度が功を奏し、いち度は棚上げになった軍事同盟だったが、ドイツがポーランドに侵攻を始め世論は再び軍事同盟に湧きかえった。そしてついに1940年9月27日、日・独・伊の軍事同盟は締結された。こうして五十六がいちばん危惧していたアメリカとの戦いを余儀なくされたのだ。そして五十六は一つの作戦を推し進めた。1941年12月8日、空母から350機の戦闘機が飛び立った。目的地は真珠湾・・・・ | |||||
私評:九死に一生ならやるが、これは10死零生じゃないか・・・なぜ、この時期に山本五十六の映画なのか?とても不思議な感じを抱きつつ映画を観ました。実は私は山本五十六についてはあまり情報がなくて、第2次世界大戦の勇者であるというくらいしか知りませんでした。この映画の中で五十六が常に考えていたのは、「いかに最小限の被害の中でアメリカと“講和”をするか」という事。いかに聯合艦隊司令長官という肩書があっても当時の軍事情勢は動かす事ができなかったのです。そしてあまりに早すぎる彼の死・・。彼がもう少し長生きをすれば当時の日本の被害ももう少し少なかったかも?と思わされました。もちろん、映画作品なので全てが真実とは思いませんが・・・。戦闘シーンは実際の映像とCGがうまく使われ、迫真の演出でした。山本五十六役は、もはや日本映画界の重鎮、役所広司。彼はどんな役でもしっくりとこなすのですね。海軍の将校たちには柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平。新聞記者役で玉木宏、香川照之。その他、原田美恵子、田中麗奈、坂東三津五郎、柄本明、伊部雅刀、宮本信子・・・という超豪華なキャスト。監督は「八日目の蝉」の成島出。 | |||||
源氏物語 千年の恋 | 監督 : 鶴橋康夫 | 出演:生田斗馬、中谷美紀、東山紀之 | |||
2011年 日本映画 | |||||
平安王朝時代。藤原道長は帝の心を道長の娘、彰子に向かせるため時の女流作家・紫式部に小説を書くよう命じた。小説の名は「源氏物語」と決まった。帝と桐壺更衣の間に生まれた光源氏。桐壺更衣は帝の寵愛を一身に受けるが、帝の正妻の嫉妬を買い殺害されてしまう。成長した光源氏は宮中の女性の注目を浴びる美しい青年となった。しかし、死んだ母親の桐壺に瓜二つの義母の藤壺に恋心を抱き、その禁断の思いに心を痛めていた。光源氏は葵の上と結婚するが、その他の女も心の拠り所としていた・・。そんな「源氏物語」は帝はおろか、宮中の者たちの心を掴んで離さなかった。しかし、そんな式部に対してネガティブな発言をする者がいた。道長の友人で陰陽師の安倍晴明は式部の中に「邪」の部分を感じ取っていたのだ。光源氏への嫉妬のために生霊となった六条御息所の邪心が、物語から飛び出し道長へ思いを寄せる式部の心とオーバーラップし始める・・・・ | |||||
私評:いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり・・・。この冒頭の一節、学生時代に暗記しませんでしたか?この映画は一言で言うと美しい映画。それも日本の美しさを見事にカメラに納めた作品です。満開の桜の花の下で金色の衣装の雅楽と踊り子。そして十二単。まさに日本ならでは!しかし、今回映画を見て思ったのですが「源氏物語」ってドロドロの愛憎劇で、エロスで、しかも、ホラーな作品。千年以上前にこんな感性を持っていた紫式部ってある意味すごいです。さながら今の日本で言えば、桐野夏生さん作品ですかね?物語の中の話と現実がオーバーラップする展開は、とても面白かったです。光源氏を演じるのは生田斗真。やっぱりこの役はハンサムじゃないとね。紫式部役は「嫌われ松子の一生」の中谷美紀。藤原道長役は少年隊の東山紀之。光源氏を取り巻く女たちには真木よう子、多部未華子、田中麗奈、そして芦名星。この女性の中でもひときわ綺麗だったのが真木よう子です。監督は「愛の流刑地」の鶴橋康夫。 | |||||
映画 けいおん! | 監督:山田尚子 | 出演:豊崎愛生、日笠陽子: | |||
2011 日本映画 | |||||
桜が丘女子高校の軽音楽部で「放課後ティータイム」というバンドを組んでいる唯、澪、律、紬、そして梓の5人。梓以外の4人は3年生で進学する大学も決まっていた。そんな時、唯たちは下級生の梓も含めた5人で「卒業旅行」を思い立った。くじ引きで決まった行先は、ミュージシャンの憧れの地ロンドン!楽器と制服も持参して5人の楽しい旅行が始まった。初めての海外旅行にテンションが上がりっぱなしの5人。しかし、卒業していく唯たちは、この旅行中にただひとり軽音部に残る梓のために、素敵なプレゼントを考えていた。そんな時、ロンドンで行われる音楽フェスタに出演してみないかという誘いが!なんと「放課後ティータイムがロンドンでライブ!?・・・・・ | |||||
私評:ごはんはおかず~♪・・・巷で「けいおん」がすごく流行っている事は聞いていましたが、さすがにこの歳になるとこういうキャピキャピした作品は遠慮しがち。実際に私が映画館に行った日も、劇場の8割以上は若い女の子のグループ(小・中学生?)。そしてオタクっぽいお兄さんたち・・。おっさん一人で観に行ったのは間違いなく私だけ・・。だけど、映画はかなり面白かったです。こういういわゆる青春映画って“熱さ”が付きものなのですが「放課後ティータイム」の5人はなんともゆるゆる・・。だけど、肩肘を張らずに大好きな音楽と紅茶で青春を謳歌している女の子たちはキラキラ輝いていました。そして劇中の音楽も面白くてグッドでした!25日にCSで「けいおん」を一挙放送するので、さっそく録画のセットをしました。声の出演は豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩菜。ひとりも知りませんが・・・。監督はTVシリーズから関わっている山田尚子。 | |||||
私だけのハッピー・エンディング | 監督 : ニコール・カッセル | 出演:ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル | |||
A Little Heaven | 2011年 アメリカ映画 | ||||
広告業界で働くマリーは30歳のバリバリのキャリアウーマン。気の置ける友人たちに囲まれ、忙しいけれど楽しい毎日を過ごしている。恋人はいなけどカジュアルな恋愛は得意で、セックスフレンドもしっかりキープしている。そんなある日、体調を崩したマリーは検診のため病院を訪ねた。彼女を診たのはちょっとハンサムな医師、ジュリアン。診査結果は・・・大腸ガン。しかも、かなり末期だという。友人たちには明るく病の事を告げるが、急に彼らの態度がよそよそしくなった。母親はほとんどパニック状態で、仕事一本槍で愛情を感じた事がない父も何かをしたいと言うが空振り。そんな中でマリーのイライラは最高潮に達し、友人や両親に冷たい態度をとってしまう。しかし、そんな彼女を受け止めてくれたのがジュリアンだった。医師と患者という垣根を越えてふたりは互いを愛し始める。しかし、マリーの病は着実に進行していた・・・・ | |||||
私評:最後はみんなに愛されて死にたい・・・人が死んでしまう映画はどうしても悲しいだけのストーリーになってしまいがちですが、この映画はちょっと違う印象を私に残しました。ネタばれになってしまうので書けませんが、ラストシーンでマリーがどれだけ皆に愛されていたか、そしてどれだけみんなをハッピーにしたかが分かります。映画の後半でマリーが友人を訪ねるシーンとか、私は好きですね~・・。しかも、いつも元気いっぱいの演技を見せるケイト・ハドソンが主役というのも意表を付いていますよね。映画を通して、彼女の表情の変化もこの映画の見所です。こんな映画なのに泣かなかったというのは良い事なのか?それとも・・??主演は「NINE」のケイト・ハドソン、ジュリアン役は全然医者には見えない「ジュリエットからの手紙」のガエル・ガルシア・ベルナル、マリーの母親役は「ミザリー」のキャシー・ベイツ、神様役で「天使にラブソングを」のウーピー・ゴールドバーグ、そしてマリーの父親役は「グリード」のトリート・ウィリアムズ。どうです!このすごいメンバー。監督は女性のニコール・カッセル。 | |||||
ニューイヤーズ・イブ | 監督 :ゲイリー・マーシャル | 出演:ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンク | |||
New Year's Eve | 2011年 アメリカ映画 | ||||
大晦日のニューヨーク。タイムズ・スクエア協会の副会長のクレアは年越しのカウントダウンの人気イベントボール・ドロップが上手くいくかどうかで頭がいっぱい。イベントを盛り上げるのが人気歌手ジェンセン。彼はパーティのケータリングを任されているローラを訪ねた。ジェンセンは昨年の大晦日にローラにプロポーズをして逃げたのだ。今日1日で1年間の全ての目標リストをクリアしようとしているのは中年の冴えない女性、イングリッド。まず、彼女は目標の一つだった“会社を辞める”をクリアした。そして自転車のメッセンジャーであるポールに人気のパーティの招待券と交換で協力を依頼する。15歳のヘイリーはBFとニューイヤーズキスをするつもりだったが、母親に反対され・・。大晦日やパーティが嫌いなランディは乗り込んだエレベーターが止まってしまい、見知らぬ女性エリースとふたりで閉じ込められてしまう・・・・ | |||||
私評:2012年はあなたにチャンスをくれます・・・。この時期に観るにはもってこいの映画です。今年の大晦日、私は家でまったりとテレビを観ていると思います。この映画の見所はズバリ、オールスターキャストですね。ハリウッドのスターたちが続々と登場。しかも、彼らが演じるのは等身大の私たち。出番が少ない人もいますがこのラインナップに名前を連ねるのはハリウッドスターとしても名誉なのでは??しかし、どうも話が駆け足で感動的な話にもあまり心を動かされなかった。同じジャンル?の「ラブ・アクチュアリー」と比べるとその差は歴然。ただ、ミーハーな気持ちで観に行くのであれば、サイコーの映画です。出演者は・・ヒラリー・スワンク、ジョン・ボン・ジョビ、キャサリン・ハイグル、ジェシカ・ビール、アシュトン・カッチャー、サラ・ジェシカ・パーカー、リー・ミッシェル、ミシェル・ファイファー、ザック・エフロン、アビゲイル・ブレスリン、ハル・ベリー、ロバート・デ・ニーロ・・・・。すごいです。中でも中年のイケてない女役のミシェル・ファイファーが痛いくらい似あっています。そしてアビゲイルちゃんのキスシーンって芦田愛菜ちゃんのキスシーンくらい衝撃的。ハル・ベリーは相変わらずのすごい衣装でナイスバディだし・・・。もっと言いたいけどキリがないので。監督は「バレンタインデー」「プリティウーマン」のゲイリー・マーシャル。 | |||||