昨日から体調が芳しくなくて映画のハシゴは断念。
それでも一応、3作品を観ました。おススメは不思議な癒し系映画です。
ポビーとディンガン | 監督:ピーター・カッタネオ | 出演:クリスチャン・ベイヤーズ、サファイア・ボイス | |
Opal Dream | 2005年 イギリス・オーストラリア映画 | ||
今週のイチ押し:オーストラリアに住む少年、アシュモル。彼の父親はこの地で獲れるオパールに夢を託してこの地にやってきたのだ。優しいお母さんはそんなお父さんを心から愛している。そしてアシュモルの唯一の悩みは、妹のケリーアンだった。彼女には空想の友達「ポビーとディンガン」がいる。アシュモルも父親もケリーアンには本当の友達を作って欲しいと思っていた。ある日、アシュモルと父親は「ポビーとディンガン」を採掘場に連れて行くことにした。不安そうな妹には大丈夫だと伝えたが、採掘場で火薬の量を間違え落盤事故を起してしまう。アシュモルと父親はなんとか無事に家に辿り着くが、二人を待っていたケリーアンは「ポビーとディンガン」がいないと言い出すが・・ | |||
私評:平和主義者だよ・・・物語は上のあらすじの後に、小さな町を揺るがす大きな事件になっていきます。そしてありえないようなエンディングを迎えるのですが、なんとも心癒される作品でした。まさに21世紀の童話という感じですね。ポビーとディンガンは空想のキャラクターなので登場はしないのですが、映画を見終えた後は、まさに彼らがそこにいたような気がしました。幼い兄妹の巻き起こす奇跡には涙が出そうになりました・・。アシュモル&ケリーアンを演じるクリスチャン・ベイヤーズとサファイア・ボイスは共に無名の新人ですが、見事な演技を見せます。(オパール・ドリームと言う映画にサファイアちゃんというのも何かあるのかも?)有名どころではお母さん役で登場のジャクリーン・マッケンジー(「ディ−プ・ブルー))くらいかな?監督は「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ。彼の映画は本当に暖かくて、疲れた気持ちを癒してくれますよ・・・。 | |||
SAYURI | 監督:ロブ・マーシャル | 出演:チャン・ツィイー、渡辺謙、コン・リー | |
Memory oF Geisha | 2005年 アメリカ映画 | ||
昭和のはじめ。貧しい漁村に生まれた千代は、姉の佐津と一緒に売られ、佐津は女郎屋に、そして千代は花街の「置屋」の女中となった。そこの置屋には花街でいちばんの人気芸者の初桃」がいて、彼女は事あるごとに千代に冷たい仕打ちをするのだった。辛い毎日を送るなか、ある日千代は街で立派な身なりの紳士と出会う。彼は千代にカキ氷を差し出し、涙に暮れていた千代に笑顔を取り戻したのだ。いつか、彼に再び会える日を信じて、千代は再び生きる勇気を取り戻した。千代が15歳のとき芸者仲間の中では一目置かれている豆葉という芸者が千代を妹芸者として育てたいと申し出る。豆葉の元で厳しい修行が続けられるが、千代は確実に芸者としての実力をつけていく。そしてついに千代は「さゆり」と改名し芸者として花を咲かせた。次々と男たちを虜にしていく・・・ | |||
私評:私はあの夏の日に出合った不思議な目を持った少女に惹かれていた・・・日本人の私でさえ京都の「芸者」と言うのは不思議な存在。温泉芸者とはちょっと違うんですね。そんな世界をハリウッド映画が描くというのも、これまた不思議な感じがしていたのですが、映画が始まった途端、リアルな日本の映像に引き込まれた。英語だと言うのがちょっと不自然な感じがしたのですが、それも段々と違和感が無くなってきました。ハリウッド映画に日本人が当然のように登場するようになったのはすごく嬉しいですね〜。渡辺謙、工藤夕貴はすでにハリウッドで活躍済みですが、今回役所広司、桃井かおりが出演。しかし、本来は主演も日本人がやるべきですよね?ところがそんな想いを吹っ飛ばしてしまうのが主演のチャン・ツィイー。彼女の踊りの上手さはすでにみなさんご存知ですが、今回もその実力を遺憾なく発揮。そしてその存在感たるや・・・。そして香港映画からミシェル・ヨー、コン・リーが出演していますが、日本人には出せないオーラで見事に芸者役を演じきりました。果たして日本人で彼女たちの役を演じることができる女優はいるのかな??監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル。製作はスティーブン・スピルバーグ。それにしても千代を演じた子役はチャン・ツィイーにそっくりでした。 | |||
ザスーラ | 監督:ジョン・ファブロー | 出演:ジョシュ・ハッチャーソン、ジョナ・ボボ | |
Zathura | 2005年 アメリカ映画 | ||
ウォルターとダニーの兄弟は、喧嘩が耐えない。ふたりが大好きなパパは仕事の合間に遊んでくれるが、全然物足りない。結局はふたりでパパの奪い合いになってしまう。すっかり落ち込んだダニーは地下室で「ザスーラ」と書かれたボードゲームを発見。ウォルターに遊ぼうと持ちかけるが無視をされたので、彼はひとりでゲームのボタンを押した、するとゲーム版の駒が動き出し、一枚の紙が吐き出された。「流星群、襲来」するといきなり天井を突き破ってたくさんの隕石が降ってきた。隕石がやんだ後、恐る恐る外を見るとそこはなんと宇宙空間。「ザスーラ」のルールを読んでみるとゴールをしないと戻れないことが判明。仕方なくふたりはゲームを続けるが、次から次へと危機が訪れる。故障したロボット、エイリアンの来襲・・・。果たして兄弟は地球に戻ることができるのか・・・・ |
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私評:弟を返してあげて・・・10年前、ロビン・ウィリアムス主演の「ジュマンジ」と言う映画があり、私はけっこうこの映画が好きなんですよ。今回の「ザスーラ」はその進化版とでもいうべきか。宇宙に家ごと投げ出された兄弟と姉。そして途中で救出する宇宙飛行士。彼が力を合わせてゲームのクリアまで戦い続けます。お気楽に見るのであれが、もってこいの映画。そして映像の凄さもこの映画の見所です。宇宙の絵って元々好きなのですが、今回の映像は凄かった。土星(?)のリング付近を飛ぶ映像、重力が強い太陽のような惑星、そしてブラックホールと見事に描いていました。それにしてもこの兄弟の喧嘩は煩すぎ!!ふたりのお父さんより、私の方が怒りたくなっちゃいました(笑)。お兄ちゃんのうぅルターを演じるのは「ポーラーエクスプレス」で主演の少年の声を演じたジョシュ・ハッチャーソン。弟君はジョナ・ボボ。お姉ちゃん役は「パニックルーム」で女a・フォスターの娘を演じたクリスティン・スチュワート(すっかりきれいなお姉さんになりました)。そして父親役はティム・ロビンスが演じます。監督は「エルフ」のジョン・ファブロー。 | |||