やばいくらい映画が見れておりません。
とりあえず、大作とホラーだけは見逃しませんが・・。
今回のイチ押しは日本のSF映画と韓流映画
Space Battleship ヤマト | 監督:山崎貴 | 出演:木村拓哉、黒木メイサ、山崎務 | |||
2010年 日本映画 | |||||
今週のイチ押し:西暦2199年、地球は滅亡の時を迎えようとしていた。55年前から始まった正体不明の敵ガミラスの遊星爆弾によって放射能汚染されてしまったのだ。生き残ったわずかな人類は地下でひっそりと暮らしていた。そんな中にかつて宇宙空軍のエースパイロットだった古代進もいた。そんなある日、地球にある物体が落下した。それは遥か14万8千光年の彼方にある惑星・イスカンダルからの通信カプセルだった。そのカプセルにはイスカンダルの正確な座標とワープを可能にするシステムの設計図が入っていた。人類はそのメッセージを信じ、最後の宇宙戦艦「ヤマト」を建造した。人類の滅亡までに残された時間は1年間。地球防衛軍はヤマトの乗務員を募集し、そこには古代の姿もあった。ヤマトの艦長に任命されたのは歴戦の猛者である沖田十三。そして各部署には地球を代表するエキスパートが揃った。まもなくヤマトが飛び立とうとする直前、ガミラスは巨大な遊星爆弾をヤマトの隠されていた基地へと放った。しかし、ヤマトは遊星爆弾に波動砲を撃ち込み撃破。そして宇宙へと旅立っていった。こうしてヤマトは人類未踏の宇宙の彼方へと旅立っていった。地球を救うという大きなミッションを抱えて・・・ | |||||
私評:これが俺のやり方です。誰も見殺しにはしない・・・「宇宙戦艦ヤマト」はまさに私の世代ははまった人も多いはず。高校の修学旅行のバスの中でみんなで大合唱したのをよく覚えています。そしてその伝説のアニメ作品が実写化されるという事で私は楽しみにしていました。キムタクが古代進??という時点でオリジナルのヤマトとは切り離して考えていたのですが、今回の作品は良い感じでオリジナルの良さや素晴らしいセリフをそのまま取り入れ、新しい展開もたくさん用意されていました。「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト」の両方を足して2で割って新たな展開をプラスした作品です。まあ、イスカンダルに着くまでも、帰り道もめちゃめちゃ早いのですが・・・。しかし、ビックリしたのが劇場にきていたたくさんの人が泣いていた事。特に女性は嗚咽をあげて泣いている人も何人かいました。私も「さらば・・」を観てなかったら泣いたかも??主演の古代進役はSMAPの木村拓哉。存在感はピカイチです。森雪役は黒木メイサ。原作とは違い気の強いファイターでもある女性を好演。島役は緒形直人、真田役は柳葉敏郎、徳川機関長役は西田敏行、地球防衛軍長官の藤堂役は橋爪功・・この4人はアニメのキャラそっくり。佐渡先生役はなんと女になっていて高島礼子が演じています。そして沖田艦長は重鎮の山崎務。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴。 | |||||
黒く濁る村 | 監督:カン・ウソク | 出演:パク・ヘイル、チョン・ジョエン | |||
2010年 韓国映画 | |||||
今週のイチ押し:山奥の村の祈祷所に現れたユ・モッキョンは独特の話術で村の信者たちの信頼を得ていた。それを疎ましく思った祈祷所の院長は悪徳刑事のチョン・ユンドクにユを逮捕させる。そんな事に音を上げないユに対して、刑務所内でも執拗な暴力が仕掛けられるが、逆にユは所内での信頼を獲得しついにはチョン刑事までもユに魅せられていく。そして刑事はユに「救済の村」を作ろうと持ちかける・・・。30年後、ユ・モッキョンの死を知った息子のユ・へグクが村に訪れた。チョン刑事はこの村の村長になり治めていた。へグクは父の死因を問うがなぜか村人は固く口を閉ざして語ろうとしない。村人の様子がおかしいと気づいたへグクは村を調べ始める。そして父名義の土地がチョン・ユンドクの名義に書き換えられていた事、そして父の家から村長の腹心のひとりソンマンの家までトンネルで繋がっている事を発見する。家に戻ったへグクはカセットテープとレコーダーを発見する。そこに録音されていたのは25年前の男たちの告白だった・・・ | |||||
私評:僕は真実を知るまで帰りません・・・韓国の超人気のネットコミックから映画化された作品です。2時間40分の長編ですが、謎が謎を呼び、怪しい登場人物たちに翻弄されて気を抜く暇もない。そしてやっと事件が落ちついたと思ったら、極上のどんでん返しが待っていました。やられた~!!って感じです。日本でいえば横溝正史みたいな作品でしたね。作品の性格上、あまり多くを語ってしまうネタばれになってしまうので・・。そしてこの映画の大きな魅力はキャラが立ちすぎるているキャスト(笑)。まず主人公へグクを演じるパク・ヘイル。決して強い男ではないのですが、真実を知りたくてどんどん深入りしてしまう・・。そして強烈なヨンドクを演じるのが「シルミド」「トンマッコルへようこそ」のチョン・ジョエン。韓国語で凄むとただでさえ怖いのに、この男、危険すぎます。そしてへグクの父親の神父を演じるのが「火山高」でスーパー教師を演じたホ・ジュノ。そしてミステリアスでいてエロチックな魅力を振りまく村の女を演じるのが「黒い家」(韓国版)で強烈な演技を見せたユソン。監督は韓国のスピルバーグという異名を持つ「シルミド」のカン・ウソク。久々にゾクゾクさせられるミステリー映画でした。 | |||||
パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT | 監督:長江俊和 | 出演:中村蒼、青山倫子 | |||
2010年 日本映画 | |||||
都内の一軒家にタクシーが止った。中から出てきたのは両足にギブスをつけた女・春花。彼女はアメリカ旅行中に自動車事故に遭い、両足を複雑骨折してしまったのだ。仕事が忙しい春花の父は彼女の面倒を弟の幸一に任せた。彼は買ったばかりのビデオカメラで、身の回りの事を記録しまくっていた。そんなある朝、春花は幸一に車椅子が勝手に動いたと告げた。幸一はその様子をビデオに収めようと春花に話した。しかし、カメラに収まった映像は幸一の想像を超えていた。そして次々と起こる怪奇現象。散乱した盛り塩、砕け散るコップ、大きなラップ音。そして彼らの家を訪れた霊感の強い少女は体調を崩して家を飛び出していった。やがて、その霊は春花に直接危害を加え始める。幸一はネットで見つけた除霊師にお祓いを頼んだ。一時的に霊の騒ぎは治まるが、ふたたび前以上の怪奇現象が起こり始める。そしてそれらは幸一のカメラに全て、録画されていく・・・・ | |||||
私評:遺体の確認をお願いします・・・・・アメリカで空前のヒットを記録した超低予算映画「パラノーマル・アクティビティ」の日本版です。物語が進んでいくとアメリカ版の映画とリンクしていく。途中まではオリジナル版にあった演出が出たりして前作を見た人は思わずニヤリとしてしまうでしょう。ところが続編は前作を越えなければならないという宿命を背負って、後半は怒涛のどんでん返しが続きます。そしてついには日本映画っぽい展開になっていきます。このシチュエーション撮影ってどうしてもわざとらしくなっちゃうんですが、日本語だとさらにそういう部分が際立ってしまう。これが辛いところですね。ところが私がこの映画を見た当日は、女子高生、女子中学生のグループが数組いて、悲鳴を上げるわドタバタするわの大騒ぎ。まあ、女の子たちだから許しますけど・・(笑)。でも、そんな大騒ぎになる状況になったのは、ある意味この映画の演出が凄かったということでしょうね。幸一役は「BECK」の中村蒼。そして新たなホラークイーンになるか?春花役は「サラリーマン金太郎」の青山倫子。監督は「放送禁止」の長江俊和。 | |||||
ゴースト もういちど抱きしめたい | 監督 : 大谷太郎 | 出演:松嶋菜々子、ソン・スンホン | |||
2010年 日本映画 | |||||
大企業の社長の七海は自分の誕生日のパーティでちょっと飲み過ぎて上機嫌。公園の噴水ではしゃいでいた彼女は、そこである青年と出会う。そのまま彼の車に乗って・・・目が覚めると彼女は見知らぬ部屋にいた。服を着ていない自分に驚いた彼女は青年を殴って家を飛び出した。会社で前の日の顛末を聞いた七海は落ち込み、失礼な事をしてしまった青年の家を訪ねた。青年は陶芸家を目指して韓国から日本に来ていたキム・ジュノ。ふたりは瞬く間に惹かれあい愛を育んでいった。ところが、そんなふたりに悲劇が訪れる。出会いから1年後の七海の誕生日の夜、彼女はジュノの家に向かう途中でバイクのひったくりに遭いそのまま命を落としてしまう。空から光が舞い降り七海を誘うが、遺体となった七海の体を抱きしめるジュノを見た彼女はゴーストになってそのまま地上に留まることにした。葬儀の日、ジュノの元にふたりの刑事が訪れる。ふたりはジュノが七海の莫大な遺産を狙って殺したのでは?と睨んでいたのだ。さらにその翌日、ジュノの部屋に留まっていた七海は見覚えのある顔に傷を持った男を見かけた。その男こそ、七海を死に追いやった犯人だった。しかし、なぜ彼がここにいるのだろう?・・・・ | |||||
私評:言葉にしたら幸せが逃げていきそうな気がする・・・1990年製作の名作「ゴースト ニューヨークの幻」のリメイクです。オリジナル版は大好きな作品なので、そのイメージが壊れそうでこの映画は敬遠していたのですが、映画館で時間がピッタリと合ったため見てきました。オリジナル版では男がゴーストになり彼女を守るという展開でしたが、リメイク版はその逆。そしてオリジナル版のサスペンスシーンをバッサリ落としてラブストーリーに重点を置いています。それを良しとするかどうかは別として、私はこの映画を楽しみました。劇場は若い女性が多くて、けっこうみんな泣いていましたね~。主演は「リング」「ホワイトアウト」の松嶋菜々子。彼女って幾つになっても可愛いですよね。ジュノ役は人気韓国ドラマ「秋の童謡」のソン・スンホン。まさに美男美女の取り合わせです。そしてオリジナル版ではウーピー・ゴールドバーグが演じた怪しい霊媒師役は「悪人」の樹木希林。七海の親友役は「相棒」の鈴木紗羽。そして七海にゴーストのイロハを教える少女のゴーストをテレビドラマ「Mother」で日本中の視聴者の涙を絞り取った天才子役芦田愛菜ちゃん。主題歌を歌うのは平井堅。(アンチェインド・メロディも歌っています)監督はテレビで活躍している大谷太郎。 | |||||
エクリプス トワイライトサーガ | 監督 :デヴィッド・スレイド | 出演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティソン | |||
Ecripse | 2010年 アメリカ映画 | ||||
ヴァンパイアのエドワードからプロポーズされたベラ。卒業後の人生を考えると、ベラは心を乱された。そんな時、シアトルでひとりの青年が姿を消した。それ以来、行方不明者が続出。そして彼らは“ニューボーン”と呼ばれる謎のヴァンパイア軍団となった。人間からヴァンパイアに転生したばかりの“ニューボーン”は血を求めることに理性を失くした危険なヴァンパイアだった。また、フォークスの森では、以前エドワードに恋人を殺され、ベラの命を狙い続ける凶悪なヴァンパイア、ヴィクトリアが現れる。身の危険を感じたベラは、ひとまず狼男(キラユーテ族)の幼なじみジェイコブの元に身を寄せた。ジェイコブはヴァンパイアになろうとしているベラに怒りと嫉妬を抱く。いよいよ、ベラは高校を卒業。しかし、その夜ヴァンパイアのアリスは、ニューボーンがベラを狙ってフォークスにやってくる事を予知する。ベラを守るという共通の目的の元、敵対していたヴァンパイア族とキラユーテ族は手を結ぶことになるが・・・・ | |||||
私評:命を賭けた戦いになるぞ・・・原作本は1億冊を売ったという超ベストセラー。アメリカではヒートアップしたこの作品ですが、日本での人気はいまひとつ。しかし、前2作を見てきた私はこの続編を見逃すわけにはいきません。ベラはついにヴァンパイアになるのか?狼少年のジェイコブとの3角関係は?など、前作からの興味を引きずりながら今回は新たな敵も出現。そして意外な(?)その黒幕。見所は満載です。いちばんの見所はニューボーンVsヴァンパイア&狼男チームの戦い。迫力満点でした!しかし、終わり方はなんだかしっくり来ないんです・・。ベラ役は「ゴーストハウス」のクリステン・スチュワート。彼女もすっかり大女優の風格です。エドワード役は真っ白顔のロバート・パティンソン。ジェイコブ役はマッチョなテイラー・ロートナー。ヴィクトリア役は本当に芸域が広い「スパイダーマン3」のブライス・ダラス・ハワード。最古にして最強のヴァンパイア軍団を率いるジェーンを演じるのは「宇宙戦争」のダコタ・ファニング。そして私のお気に入りはヴァンパイアのアリスを演じるアシュリー・グリーン。美しいです!!監督は「30デイズ・ナイト」のデヴィッド・スレイド。 | |||||
遠距離恋愛 彼女の決断 | 監督 : ナネット・バースタイン | 出演:ドリュー・バリモア、ジャスティン・ロング | |||
Going The Distance | 2010年 アメリカ映画 | ||||
彼女の誕生日にプレゼントを用意しなかったため、フラれてしまったギャレットは親友たちとバーで呑んでいた。そこに現れたのは記者の研修で、ここニューヨークを訪れていたエリン。実はエリンはギャレットが以前からハイスコアに挑んでいたゲームの記録保持者でもあった。意気投合したふたりは、朝まで一緒に・・。あまりに意気投合しすぎたふたりは、一夜のアバンチュールでは終わらなかった。しかし、失恋したばかりのギャレットと記者の夢を追うエリンは、彼女の滞在中だけのカジュアルな付き合いを始めた。そしてついにエリンは地元のサンフランシスコへと帰って行った。しかし、このまま終われるはずのないふたりはアメリカ大陸を横断する長距離恋愛を開始する。携帯やネットを駆使して、コミュニケーションを図っていても、やっぱり抱き合いたい!ふたりは距離を克服しようとするが・・・・ | |||||
私評:会いに行きたい・・・ドリュー・バリモアってもう35歳なんですね・・。それでもこの映画の中の彼女はとってもキュート。しかも、今回のお相手はかつても恋人のジャスティン・ロング。この映画をきっかけにふたりは元鞘に収まったという。それゆえにふたりがニューヨークの街をデートするシーンは和気あいあいとしていて役ではなくて、マジにデートを楽しんでいるみたいでした。そしてニューヨークのデートスポットが続々と登場します。しかし、遠距離恋愛って相手が見えないだけに、不信感もどんどん増えていく。そんなふたりが如何にして恋愛を成就していくのか・・・。この映画はR15指定です。それゆえにけっこうエロイシーンも満載です。主演は「ローラーガールズ・ダイアリー」で監督デビューまでしたドリュー・バリモア、ギャレット役は「スペル」のジャスティン・ロング。そしてエリンの超~潔癖症の姉を演じるのは「クリスティーナの好きなコト」のクリスティナ・アップルゲイト。彼女のコメディエンヌとしての才能を如何なく発揮しています。監督はドキュメンタリーを得意とする「くたばれ!ハリウッド」のナネット・バースタイン。 | |||||