やっとネット環境も整い、しっかりレビューも書こうと思ったのですが、
肝心の映画を観てない!?今週のイチ押しは
私らしい?ホラー映画でした
ソウ2 | 監督:ダーレン・リン・バウズマン | 出演:ドニー・ウォルバーグ、ショウニー・スミス | |
SAW 2 | 2005年 アメリカ映画 | ||
今週のイチ押し:また、今日もひとり“ジグソウ”の毒牙に掛かった男がいた。食虫植物のような鉄製の仮面が、男の頭に装着されていた。それを外すための鍵のありかは・・??刑事のエリックは夜中の電話で叩き起こされた。ジグソウによって殺害された男の現場に着いたエリックは、天井に書かれたジグソウからのメッセージを発見した。「近づいてよく見ろ!エリック刑事」。直感的にジグソウの居所を突き止めたエリックは、SWATとともに彼のアジトに踏み込んだ。そしてついにジグソウと対面したエリック。しかし、彼は恐ろしい映像を見せられる。彼の息子のマイケルを含む8人が出口のない館に閉じ込められていた。毒ガスが充満する館で、彼らが生き延びられるのは2時間。ゲームは開始された・・・。 | |||
私評:最後まで私の話を聞くことができれば、息子を返してやろう・・・超低予算で撮影され、大ヒットを放った「SAW」から1年。そう言えば、私は去年のファンタスティック映画祭でこの映画を観たんですよね〜。その衝撃度は超ど級だった。そして今回は1作目のフレイバーを残したまま、スケールアップした映画になりました。ジグソウという新しいホラーキャラクターは残忍な天才。その手口はあまりに痛々しく、そして残酷だけど感心するほど手が込んでいて、しかも巧妙。今回も何度唸らされたことか・・。そして衝撃的なオチはサイコーでした。出演者は1作目から登場のジグソウ役のトビン・ベル、前作でジグソウのゲームに勝った女性アマンダ役のショウニー・スミス。有名どころ(?)では「スターシップ・トゥルーパーズ」のダイナ・メイヤーがジグソウを追うFBI捜査官役で登場。それにしてもこの映画は「エグイ」「痛い」・、だけど「すごい!」 | |||
イン・ハー・シューズ | 監督:カーティス・ハンソン | 出演:キャメロン・ディアス、トニ・コレット | |
In Her Shoes | 2005年 アメリカ映画 | ||
マギーは誰もが振り返るような美しい女性。どんな男も彼女の体には釘付け。しかし、彼女は職も持たずいわゆるプー太郎。それに引き換え、彼女の姉のローズはバリバリのキャリアウーマン。社会的には成功者だが、恋にはめぐまれていない。しかし、そんなローズが久しぶりにときめいたのは同じ会社の上司。彼との関係が少しずつ盛り上がってきた時、とんでもない事件が起きてしまう。ローズの家に居候していたマギーが、事もあろうか彼と関係を持ってしまったのだ。怒り心頭のローズはマギーを家から追い出してしまう。行く当てもないマギーはフロリダに祖母がいることを知り、藁をもつかむ気持ちで彼女を訪ねた。高級老人ホームに住む祖母の勧めで、そこで働き始めたマギーは新しい自分を発見するのだった・・・ | |||
私評:だって彼女は私の妹だから。彼女がいないと私じゃなくなってしまう・・・主要登場人物のほとんどが女性で、男はみんな添え物。でも、そんな映画だからこそこの映画は愛おしい。女同士って(姉妹もそうですが、母娘も)男が介入できない秘密を色々と持っているのでしょうね。この映画のマギーとローズも2人でひとつみたいなところがあって、その絆の強さ、そして深さが大きな感動を呼びます。男の私が見ていてもすごく気持ちの良い映画でしたが、やはりこの映画は女性へのメッセージが強い作品だと思います。主演はキャメロン・ディアス。ルックスはもちろんキュートでセクシーな彼女ですが、今回は素晴らしい演技で感動させてくれます。そしてローズ役はトニ・コレット。そして彼女たちの祖母役では、シャーリー・マクレーンが登場。この3人のアンサンブルが最高です。こんなに繊細な女性映画なので、監督も女性かと思ったら「LAコンフィデンシャル」のカーティス・ハンソンでした。 | |||
ドミノ | 監督:トニー・スコット | 出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク | |
DOMINO | 2005年 アメリカ映画 | ||
ドミノ・ハーヴェイは裕福な家に生まれ、何不自由ない生活を送っていたが、それはドミノにとってはこの上ない退屈で空虚な毎日だった。美しい彼女は15歳でモデルとしてデビュー。しかし、彼女の周りではいざこざが絶えなかった。その後、ビバリー・ヒルズに移住した彼女は学校を中退。そして彼女が選んだ職業は「賞金稼ぎ バウンティ・ハンター」だった。バウンティ・ハンター養成講座に出た彼女は、そこでベトナム帰りのエドと凶暴なチョコと出会い、彼らのメンバーに加わった。そして生と死が隣り合わせの賞金稼ぎ稼業は、ドミノを魅了していく。そして彼らに興味を持ったTV局は、彼らを独占取材することに。そんな時、1000万ドルの現金輸送車強奪事件が勃発する・・・ |
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私評:そして私はひとつの物に愛を注ぐことを止めた・・・ドミノ・ハーヴェイとは実在の賞金稼ぎ。ネットで色々と調べたのですが、まさに映画的な波乱万丈な一生を送った女性。実際の彼女の写真も見たのですが、キーラ・ナイトレイもビックリの美女でした。しかも、彼女は今年の6月に突然死去。わずか35年の生涯でした。映画のほうはそんな彼女の人生のように実にめまぐるしく、そして全力疾走の映画でした。トニー・スコット監督が得意なお遊び的な映像が、この作品にはすごくマッチしていたと思います。出演者もめちゃめちゃ豪華。ドミノ役はキーラ・ナイトレイ。相変わらず美しいのですが、それにワイルドさが加わり魅力倍増!エド役は最近はすっかりスクリーンに復調したミッキー・ローク。ドミノの母親役はいまだに美しいジャクリーン・ビセット。その他にもルーシー・リュー、デルロイ・リンド、クリストファー・ウォーケン、ミーナ・スヴァーリ、トム・ウェイツ。おまけに「ビバリー・ヒルズ青春白書」のイアン・ジーリングとブライアン・オースティン・グリーンが実名で登場します。 | |||
ブラザーズ・グリム | 監督:テリー・ギリアム | 出演:マット・デイモン、ヒース・レジャー | |
Brothers Grimm | 2005年 アメリカ映画 | ||
19世紀のドイツにグリム兄弟はいた。彼らは魔物退治をして賞金を稼いでいたのだ。しかし、魔物たちは彼らが演出した贋物で、彼らはチームを組んでぼろ儲けをしていた。ある村での魔女退治が芝居であることをフランスの将軍に知られた彼らは、少女たちが次々と神隠しにあっている村で、謎の解明を言い渡される。村人から煙たがられている猟師の娘アンジェリカに導かれ、彼らは森の中にそびえる塔へと連れて行かれる。その塔にはかつて美しい王女が住んでいたが、王の死を境に出口のない塔に閉じこもり朽ち果てたという。不思議な森に足を踏み入れた彼らを待っていたものとは??・・・ |
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私評:そのキスが呪いを解くのだ・・・ただのアクション映画だと思って見に行ったら、かなり理屈っぽい映画でした。それもそのはず、監督は「12モンキーズ」や「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム。前作となるはずだった「ドンキホーテ」の映画は、不幸が不幸を呼び製作中止。(この模様はロスト・イン・ラマンチャで確認!)もう、彼の監督人生もこれで終わりと思っていたのですが、こんな映画を作っていたのですね。まあ、一筋縄ではいかない映画であることは確かです。私はちょっと苦手な映画でしたね・・。主演はノリに乗っているマット・デイモンとヒース・レジャー。塔の魔女を演じるのは(とっても美しい)モニカ・ベルッチ。この3人は実に絵になります。そして彼らがアクション&CGの世界で大暴れ。ちょっと悪乗りし過ぎの感もありますが、まあ笑って許してあげましょう。その他、ピーター・ストーメア(彼の英語は独特なのですぐに分かりますね)、ジョナサン・プライスなどはまさにはまり役でした。お気軽にアクションだけを楽しむだけでは、この映画は楽しめない。テリー・ギリアム好きにはたまらない映画かも知れませんが・・・? |
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TAKESHIS’ | 監督・主演:北野武 | 出演:京野ことみ、寺島進、 | |
TAKESHIS' | 2005年 日本映画 | ||
有名人のビートたけしは新作映画の「灼熱」の撮影に入っていた。今日もロールスロイスでスタジオ入りしたビートたけしは、同期の寺島からビートたけしにそっくりの売れない役者「北野」を紹介された。北野は普段コンビニでバイトをしながら、オーディションを受け続けているがまったく役をもらえない。そんな彼の目標がビートたけしなのだ。彼は夢の中で何度もビートたけしになって銃をぶっ放す。しかし、現実はとなりの住人に馬鹿にされ、雀荘ではカモにされる男だった。そんなある日、彼が働くコンビニに血だらけの男が飛び込んで来る。彼は瀕死の彼に止めを刺し、彼が持っていた銃を盗む。そして今まで彼を散々見下してきた人たちに銃口を向けるのだが・・・・ | |||
私評:ふざけるな、バカヤロー!!・・・この映画はたけしの夢が断片的に繋ぎ合わされたような作品。つまり明確なストーリーはない。それゆえ、先がまったく読めない展開なので、面白いといえば面白いのですが、結局最後まで見てもいわゆる映画のテーマは見出せないままでした。まさに、彼の夢を映像にしたのでしょうね。私も夢の中では自分の知人が色々な形で登場するのですが、この映画でも出演者たちが、何役かで登場します。それがまた、映画を複雑にしているのですが・・。まあ、新しいジャンルの映画と言えば、聞こえはいいのですが正直よく分からない映画。でも、北野たけし監督ならではの面白い演出はこの映画の見所でしょう。特に銃撃戦の迫力は圧巻でした。監督・主演はもちろん北野武(ビートたけし)。そしてヒロイン役は今までのイメージを打ち砕いた京野ことみ。(ちょっとビックリの演技でした)その他、北野作品の常連、岸本加代子、寺島進、大杉蓮らが脇を固めます。 | |||