2007/10/28  その2

パワフルで笑える最高のミュージカル!
サントラ盤はもちろんゲットしました。

ヘアスプレー  監督:アダム・シャンクマン  出演:ニッキー・ブロンスキー、ジョン・トラヴォルタ
Hair Spray  2007年 日本映画
今週のイチ押し:1962年、ボルチモアに住むトレーシーはダンスとオシャレに夢中な16歳の女子高生。彼女はヘアスプレー企業が手掛けるローカルの人気テレビ番組コーニー・コリンズ・ショーに出演し、憧れの同級生・リンクと踊ることを夢見ていた。そしてある日、彼女は母エドナの反対を押し切り、番組のオーディションに参加する。しかし、その太めな体型から、TV局のオーナーのベルマにダメ出しをされてしまう。ところが番組ホストの目に留まったトレーシーは、レギュラー・メンバーに抜擢され一躍注目の存在になる。そんな時、「CCショー」で週に一回放送される「ブラックデー」がベルマの一言で中止になってしまう。居残りで黒人グループと仲良くなったトレーシーは、反対デモに参加を決意する・・
私評:それでこそ私の娘。夢を追ってBIGになれ!・・・全編がノリノリのミュージカルがやってきた〜!ネガティブな要素がほとんどないのがこの映画。とにかく素敵なことも嫌なことも歌って踊ってふっ飛ばすのがこの映画。その潔さに感動。そして「ミザリー」以来の太目のヒロイン?、ニッキー・ブロンスキーが可愛いのなんのって・・。終始ニコニコしている彼女を見ているだけで、私もニコニコ。しかも、重たい体とは裏腹に軽々とステップを踏んでみせちゃう。そして特殊メイクでおデブなお母さんを演じるのが、あのジョン・トラボルタ!いつもの彼のダンスの切れはなかったけど、彼の芸域を広げたって感じですね。そして意地悪おばさん役にはあのミシェル・ファイファー。ジョンとミシェルと言えば「グリース」1と2の主役じゃないですか〜!!ミシェルの歌の上手さはお墨付きですからねえ〜。ジョンとミシェルのデュエットも要チェック。そしてトレーシーのお父さん役にはあのクリストファー・ウォーケン。彼が歌って踊るなんて・・。かなりビックリしました。そして今やブラック・アクトレスの重鎮になったクイーン・ラティファまで登場!そしてそして「Xメン」のサイクロプスが有名なジェームズ・マースデン、「ハイスクール・ミュージカル」で人気沸騰中のザック・エフロン、ベン・スティーラーとお父さんジェリー・スティーラーまで登場。どうです、この強力な面子!監督は「ウェディング・プランナー」のアダム・シャンクマン。
ヒルズ・ハブ・アイズ  監督:アレクサンドル・アジャ  出演:アーロン・スタンフォード、エミリー・デ・レイヴィン
The Hills Have Eyes  2006年 アメリカ映画
カーター一家は両親の記念日の祝いで、家族全員でキャンプカーに乗ってカリフォルニアを目指していた。途中で寄ったガソリンスタンドの男の助言を信じて、彼らは砂漠の道を突き進んだ。しかし、途中で車はパンクして立ち往生してしまう。しかし、車は何者かの手によってパンクさせられたのだ。しかし、家族はそんな事を知り由もない。そんな彼らを岩山の上から見つめる目があった。娘婿のダグは砂漠の向こうで巨大なクレーターを発見する。そう、ここは昔、核実験が行われた現場だったのだ。そしてこの地に暮らしていた家族は放射能で奇形してしまったのだ。ガソリンスタンドまで歩いて戻った父親のボブは、何者かによって捕らえられてしまう。しかも、彼は砂漠に連れ戻され、家族の目の前で焼かれてしまう。そしてひとり、またひとりと「ヤツら」の餌食になっていく。そして妻を殺され幼い娘を連れ去られたダグは単身、ヤツらのアジトに乗り込むが・・
私評:娘は必ず取り戻す・・・・「エルム街の悪夢」のウエス・クレイブン監督が1977年に作った「サランドラ」のリメイクです。奇形人間によってアメリカ人家族が壮絶な戦いに巻き込まれていく。そして眠っていた狂気的な力でヤツらとの戦いを挑んでいく。オリジナルを見たとき、サム・ペキンパーの「わらの犬」のホラー版と思ったのですが、その部分はリメイクでも引き継がれている。そして壮絶な戦いはスラッシャー+バイオレンスの壮絶な映像になっている。しかし、ただやたらめったら殺す最近のホラーとはちょっと違う感じがしたのは、やはりオリジナル版が好きだからでしょうね。主演は「X−メン」のパイロ役が印象的だったアーロン・スタンフォード。そしてTVシリーズ「LOST」のクレアと言えばご存知の方も多いエミリー・デ・レイヴィン。(この作品ではティーンの女の子役ですが、これがまた合ってる!)その他にも渋い脇役が揃っています。監督は「ハイテンション」で名を売ったフランス人監督、アレクサンドル・アジャ。
ヒルズ・ハブ・アイズ2  監督:マーティン・ワイズ  出演:マイケル・マクミリアン、ジェシカ・ストループ
The Hills Have Eyes 2  2007年 アメリカ映画
前作から1年が経った。軍事目的で事件現場を訪れた調査隊が忽然と姿を消した。その時、近くで訓練中だった新兵の1団が調査隊の電波をキャッチ。彼らは救出チームとして現場に向かうことになった。軍曹以外は実践の経験がまったくないチームは不安だらけ。しかし、ヤツらは容赦なく彼らに襲い掛かる。今回の彼らのターゲットはチームの女性隊員。彼らの子孫を残すために、女は重要だった。ヤツらの巧みな罠にかかり、隊員たちがひとり、またひとりと殺されていく。しかも、頼りの綱の軍曹までが彼らの手に落ちてしまう。銃弾も底をつき戦う術もなくなりそうな、新兵たち。しかし、生きるためにはヤツらと戦わなくてはならない。新兵のナポレオンと女性兵士のアンバー、そして母親兵士のミッシーは死に物狂いの反撃を開始する・・・・
私評:なんて残酷なヤツだ。こうやってジワジワ殺したんだ・・・これは「サランドラ2」のリメイクではなく、オリジナル作品です。まるで「エイリアン」シリーズみたいに、パート2は「今度は戦争だ!」と言う乗り。しかし、これがけっこう面白いんですね。奇形人間のヤツらが穴蔵を這いずり回り、新兵たちを一人ずつ片付けていく。しかも、キモイヤツらレイプされて・・。こんな感じで前半はスラッシャー映画の定番どおり。しかし、後半は弱々しかった新兵たちが、徐々に反撃に出る。そして壮絶な戦いの末に・・・??アクション色が亜強くなり、グロテスクさもパワーアップ。しかし、やはり「1」には叶わないのが大半の続編映画の宿命。この映画、も同じ末路を辿りました・・。また、この映画には有名な役者はまったく出ていません。予算のせいでしょうか・・・。監督はドイツ人監督のマーティン・ワイズ。彼の劇場デビュー作はドイツではあまりの残酷さにドイツでは上映できなかったらしい・・


前回の記事も読んでね〜!



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