毎週ガンガン新作が公開され着いていくのが大変。
週末は地元のシネコンに入り浸りです。
イチ押しはハリウッドメジャー配給の日本映画。
はやぶさ | 監督:堤幸彦 | 出演:竹内結子、西田敏行、佐野史郎 | |||
HAYABUSA | 2011年 日本映画 | ||||
今週のイチ押し:2002年、理学博士を目指しながらアルバイトに励む水沢恵の元に宇宙科学研究所(JAXA)から電話が入る。彼女は対外協力室の的場の講演会を訪れた際に、彼に話しかけていたのだ。JAXAで仕事をし始めた恵は「小惑星探査機」ミューゼスCのチームの一員として仕事を開始した。仕事は多忙を極めたが、彼女は充実感を抱いていた。また、彼女は広報の相談員をしていたが、子供からの質問に専門用語を連発し、伝えることの難しさを痛感していた。2003年5月。はやぶさは無事に打ち上げられた。同年12月、JAXAが火星軌道に向けて放っていた「のぞみ」が火星に軌道に乗れず断念することに。「あなたの名前を火星に」のキャンペーンに恵は、亡き兄の名前で応募していた。2005年9月、ついにはやぶさは目指していた小惑星「イトカワ」の上空に到着した。はやぶさの最大のミッションは、この惑星の「かけら」を回収することだった。なんとか、無事にイトカワへの着陸を成功させたが、回収ができたかどうかは不明だった。その後も、次から次へとトラブルが彼らを襲う。ついにははやぶさとの通信が“ロスト”してしまうが・・・。 | |||||
私評:ボクを見つけて・・・・2010年6月。はやぶさは7年間にも及ぶ宇宙の旅を終えて、大気圏で燃え尽きた。しかし、カプセルの中には小惑星の破片がしっかり回収されていて日本の科学技術力を世界に証明してみせた。このニュースは日本人としてもすごく嬉しかった。その後、私は「はやぶさ」関連の本を読み漁りました。しかし今回、映画になった事で、この大事件はさらに身近なものになったと思います。なんたって光速でも17分もかかる太陽系の反対側にある、全長600メートルくらいの小さな小惑星まで探査機を飛ばしちゃうっていうのがすごいじゃないですか!アポロなんて月までしか行ってないんですよ。はっきり言ってJAXAはNASAを超えましたね!たぶん、ほとんどの人たちは「はやぶさ」の詳細は知らないでしょう。7年間にいったい何が起きたのか?ぜひ、体験してください。主演は「チーム・バチスタの栄光」の竹内結子。彼女のキャラクターは映画用で架空の人物なのですがすごく良いです。あの美人の竹内結子がオタクでちょっとキモい女を好演しています。実在のキャラクターとして対外協力室長的場氏を西田敏行、プロジェクトマネージャーの川渕氏を佐野史郎が演じます。その他、鶴見辰吾、山本耕史、高嶋政宏、市川実和子、筧利夫などが良い演技を見せてくれます。フィクションも織り交ぜた映画ならではのストーリーもグッドです。監督は「20世紀少年」「BECK」の堤幸彦。また、この映画の配給はハリウッドメジャーの20世紀フォックスです。 | |||||
DOG x POLICE 純白の絆 | 監督 :七髙剛 | 出演:市原隼人、戸田恵梨香 | |||
2011年 日本映画 | |||||
警視庁内でも正義感の強さは人一倍の若者、早川勇作。刑事を目指す彼は、これまで何度となく犯罪者を検挙した。そんなある日、彼に辞令が下りた。配属先は警視庁警備部警備2課装備第4係。そこはハンドラーと13頭の警備犬がいる訓練所だった。勇作にとってはありえない人事異動だった。慣れない仕事に彼の仕事への意欲は激減。そんな時、彼は1匹の犬と出会う。ハンディキャップを持って産まれてきた「シロ」だ。シロは優秀な警察犬の血を引いていたが劣性遺伝で産まれたため、警備犬としての道が閉ざされていたのだ。勇作はそんなシロをバディとして選んだ。そんな中、世間では連続爆破事件が続いていた。犯人は大手企業ばかりを狙い、これまで100%の成功率を納め、警察は尻尾をつかむ事もできないでいた。ついに、警備犬が事件現場へと派遣される。ところが、勇作の同僚、水野の警備犬が爆発に巻き込まれてしまう・・・・ | |||||
私評:お前は装備なんかじゃない。バディだ・・・・いかにもマンガにありそうなネタなので、コミックの映画化かと思いきや、映画のためのオリジナルストーリーでした。しかし、この映画を見るまで「警察犬」は知っていましたが「警備犬」についてはまったく知りませんでした。今回の作品は爆弾犯とのハラハラドキドキのやりとりが50%、そして勇作の成長が30%、そして犬好きにはたまらない人間と犬とのやりとりが20%という感じ。爆破シーンはもちろんCGなのですが、かなりの迫力。アクションも存分に取り込んであります。そして警備犬がまた、“おりこう”なんですよ。我が家のおバカ犬はお座りもしませんが、これだけ言う事を聞いたら、それはまた愛着が湧きますね~。そして主役を食ってしまうほどの大活躍シーンは拍手をしたくなってしまいました!主演は「Rookie」の市原隼人。正義感が強いが個人プレーも得意というキャラクターがピッタリ!彼のスタントなしのアクションシーンも見物です!彼の教育係の水野役は「デスノート」の戸田恵梨香。彼女はだんだんと良い女優に育ってきましたね~。その他、時任三郎、村上淳、カンニング竹山などなど・・。監督は七髙剛。我が家のトム君にも、ひとつくらい芸を仕込もうかと思ってしまいました・・・。 | |||||
プリースト | 監督 :スコット・スチュワート | 出演:ポール・ベタニー、マギーQ | |||
Priest | 2011年 アメリカ映画 | ||||
壮絶を極めた人類とヴァンパイアの戦いに終止符を打ったのは、ヴァンパイアと戦うために超人的な力を得た戦士「プリースト」。彼らは戦いに勝利しヴァンパイアは居留区に収容された。しかし、プリースト達は教会に権利をはく奪され、惨めな身分になっていた。数年後、ヴァンパイアの脅威もプリーストの存在も忘れられようとしていたある日、開拓地に住む一家がヴァンパイアに襲われ、その家の娘ルーシーが誘拐された。その家はひとりのプリーストの兄の家だった。プリーストは誘拐された姪を助けるために教会に背くことを決心した。プリーストはルーシーの恋人で保安官のヒックスとともにヴァンパイアの足跡をたどり、ある居住区へと辿り着いた。その辺境の地は流れ物が自らヴァンパイアの感染者となる場所でもあった。感染者を問い詰めるとルーシーは戦争の最大の激戦地であったソラ・ミラ・ハブに連れて行かれたという。一方、教会はプリーストの追手として4人のプリーストを放った・・・ | |||||
私評:彼女は俺の娘なんだ・・・・ヴァンパイア映画が大好きな私は速攻でこの映画を観に行きました。3Dのすごい映像、そして近未来の乾いた大地で繰り広げられる壮絶なバトルはすごいです。しかも、今回はめちゃめちゃ相手が強い!追手の3人のプリーストもあっという間に片付けられてしまうのですが、最後はなんとも呆気なく・・・。しかも、主演のプリーストはあまり活躍してないし・・・、これで良いのか!?クライマックスの突然の失速に、こちらが呆気にとられてしまいました。せっかく良いキャラクターだし、設定なのにもったいない気がしましたね~。主演は「ダ・ヴィンチ・コード」のポール・ベタニー。プリーストと行動を共にするヒックス役は「バーレスク」のカム・ジガンデー、女プリースト役は「M:I:3」のマギーQ。彼女がめっちゃカッコイイんですよ。そして枢機卿役で大御所クリストファー・プラマー。監督は「レギオン」のスコット・スチュワート。 | |||||