アキバに集う5人のオタクたち。彼らは通称アキハバラ＠ＤＥＥＰと呼ばれていた。リーダーは元天才ハッカーだったページ。アキバのコスプレカフェでのメイドの顔と、格闘家としての顔を持つ紅一点アキラ。卓越したセンスのデザイナーボックス。メカニックの腕は天下一品のタイコ、そして最年少ながら16歳でマサチューセッツ工科大に合格したイズム。彼らは今にも崩れそうなオフィスを借り入れ、ＷＥＢ会社を立ち上げた。彼らの目論見は画期的なサーチエンジンの開発だった。元はひきこもりで他人との交流がもてなかった彼らを導いたのはネット上で「ユイのライフガード」という人生相談を行っていたユイという女性だったが、彼女は死んでしまう。そんな彼女の遺志を引き継ぎ、人工知能を組み込んだサーチエンジンが完成。しかし、巨大ＩＴ企業デジタル・キャピタル社が目をつけた。＠ＤＥＥＰのカリスマ的存在の社長、中込と直接会い舞い上がるメンバーたちだったが・・・・

2004年、建築家のアレックスは父親の作った湖の家を買い取り、一人で住み始めた。ポストを見ると前の住人らしき人からメッセージが・・。しかし、その手紙は2年後の2006年に湖の家を出たケイトからの物だった。不思議なポストが2年の時を隔ててふたりをめぐり合わせたのだ。ふたりはポストを通じて文通を始めるが、通常では起き得ない不思議な状況の中でふたりは確実に愛を育んでいった。アレックスは2年前のケイトに会うため何度か彼女と出会うが、その時点ではアレックスを知らないケイトに自分自身のことは話せなかった。ある日、ふたりは「2006年の明日」に会う約束をする。待ち合わせ場所は人気のレストラン「イルマーレ」。しかし、アレックスは現れなかった・・・・

私評：ある種の長距離恋愛ね・・・２０００年に韓国で作れたラブストーリーの名作「イルマーレ」のリメイク。私はこのオリジナル版がけっこう好きなんです。（主演がチョン・ジヒョンだし・・）その映画をキアヌ・リーブス＆サンドラ・ブロックが演じると聞いたとき、ちょっと違和感はあったものの、『スピード』以来の共演のふたりを見てみたい！と思いました。実際映画の中での、このふたりのコンビはかなり良かったです。日頃から仲良しらしいしね。そしてオリジナル版で私が好きだった2年の時差を超えたデートシーンが、あったのが嬉しかったです。しかし、この映画のラストは（言えませんが・・）、正直ガッカリでした。しかも、メチャメチャ軽〜い演出で尻切れトンボ状態。そこまでは面白かったのに〜！！主演のふたりはもはや説明するまでもないキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。特にサンドラはすごく良かったです。相変わらずのマシンガン・トークもあるのですが、けっこうお淑やかな女性役。また、ふたりがダンスするシーンで掛かる、ポール・マッカートニーの”This Happened Before”がシーンにピッタリで良かった〜！！そしてキアヌの父親役でクリストファー・プラマーが出ているのですが、彼がグッドでした。