2014/9/20

秋の映画界もノンストップの面白さ。
イチ押しの三つはみごとに別ジャンルの作品です。

舞妓はレディ  監督 : 周防正行  出演 : 上白石萌音、長谷川博巳、富司純子
 2014年 日本映画
今週のイチ押し:京都にある小さな花街「下八軒」にある老舗のお茶屋「万寿楽」をひとりの少女が訪ねてきた。彼女の名前は春子。舞子さんになりたくてひとりでここまでやって来たのだ。しかし、彼女の言葉は津軽弁と薩摩弁のミックス。舞子になるのは完璧な京都弁が必要だった。ところが偶然茶屋にいた言語学者の京野は春子に興味を持ち、彼女の言葉を矯正すると宣言。その場にいた呉服屋の社長の北野は、春子が一人前の舞子になったら京野のお茶屋通いの費用を一生持つと宣言した。そのやりとりを見ていた万寿楽の女将・千春も春子を受け入れる事にした。その日から春子は舞子見習いとして数々の修業が課せられる。毎朝のトイレ掃除に始まり、家の掃除、お姉さんの舞子の百春、芸妓の豆春、里春の身の回りの世話、踊り、三味線、太鼓の稽古、それに加えて京野の「京都弁」話し方教室というハードな毎日が続く。しかし、叱られてばかりでついに春子は声が出なくなってしまう・・
私評:おおきに、すんまへん、おたのもうします・・・。これは舞子必須三単語。笑えます。この作品は「Shall We Dance」の周防正行監督作品。彼の過去3作は「それでボクはやってない」「終の信託」という社会派作品と「ダンシング・チャップリン」というドキュメンタリー。そういう意味では久々のエンタメ作品です。しかも、今回はミュージカル!みんなが歌って踊って、本当に楽しい映画でした。作品のベースになっているのは「マイ・フェア・レディ」で、この映画のシーンをギャグにしたりしています。そのためにもMFLは観ておきましょう!主演の春子役は新人の上白石萌音。東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を獲った彼女が満を持しての主演です。歌もうまいし、演技のうまいしグッドです。(それにしても東宝シンデレラって長澤まさみの後、誰か有名になった??)京野役は「鈴木先生」「地獄でなぜ悪い」の長谷川博巳。彼はさながらMFLのヒギンズですね。お茶屋の女将役は、最高のキャスティングだと思う富司純子。そして素晴らしかったのが踊りの師匠役の中村久美。その他、田畑智子、草刈民代、岸部一徳、竹中直人、濱田岳、高嶋政宏、小日向文世。そして妻夫木聡とデュエットしていたのは「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の大原櫻子ちゃん。やっぱり歌が上手い!!最高のエンタメ作品です。必見!
テロ、ライブ  監督 : キム・ビョンウ  出演 : ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン
The Terror, Live  2013年 韓国映画
今週のイチ押し:不祥事からテレビの人気キャスターの座から、ラジオ局に左遷されたヨンファ。今日も生放送が始まった。その時、パク・ノギュと名乗るリスナーから電話が入る。彼は「橋に爆弾を仕掛けた。これから爆破する」とヨンファを脅迫するが、ヨンファは気にも留めずパクを挑発した。しかし、その直後ラジオ局のビルの前にある橋が本当に爆破された。テロだと確信したヨンファはこれをチャンスと見なし、彼を左遷した元上司に前代未聞のテロリストとの交渉の独占生中継を提案した。パクの要求する出演料を支払い、ついに生放送がスタート。しかし、パクの真の目的は大統領を出演させて自分に謝罪させることだった。1983年に行われた橋の建設に携わって命を落とした建設員たちに国は何の補償も謝罪もしていないと言うのだが・・
私評:大韓民国はテロには屈しない!!・・・韓国映画のすごさをまた痛感させられました。ほとんどがテレビ局のスタジオ内でドラマが進行していきます。しかも、ヨンファのヘッドセットにも爆弾が仕掛けてあると犯人から脅され、彼はスタジオを出ることすらできなくなっているのです。テロリストとのやりとり、局内でのヨンファのプライドを掛けた交渉、警察とのやりとりなどなど、100分足らずの作品の中に見所がぎっしりと詰まっています。爆弾の製造については無理があるかもしれませんが・・・。お金もそんなには掛かっていないと思いますが、それでもアイデア次第で面白い作品は作れるのだ!主演は「チェイサー」のハ・ジョンウ。(彼がフットボールアワーの後藤に見えて・・・)そして彼の上司役は「ゲノムハザード ある天才学者の5日間」のイ・ギョンヨン。このふたりのイヤらしい駆け引きも見所です。監督はこれがデビュー作だというキム・ビョンウ。
るろうに剣心 伝説の最期編  監督 : 大友啓史  出演 : 佐藤健、藤原竜也、武井咲
 2014年 日本映画
薫を追って船から海に飛び込んだ剣心。浜辺に倒れていた彼を拾ったのは偶然にも剣心の師匠である比古清十郎だった。今の自分の技量では志々雄に勝てないと悟った剣心は清十郎の「飛天御剣流」の奥義の教えを乞うた。一方、志々雄は鋼鉄の戦艦を浦賀に付けて町に大砲を放ち庶民をパニックに陥れた。また、剣心が生きていると言う情報を得た志々雄は、内務省の伊藤博文を食事会に招き、剣心をさらし首にするよう命令する。剣心は清十郎との修業でようやくある答えを見出す。それを知った清十郎は免許皆伝として剣心を送り出した。剣心は京都の隠密御庭番を訪ね、志々雄の行動を知る。そして東京に向かう事にした剣心の前に現れたのは、10年も剣心を追いかけ自分が最強である事を証明しようとしている蒼紫。しかし、彼も今の剣心の敵ではなかった。東京の道場に着いた剣心を待っていたのは多くの警官たち。そこで剣心は逮捕され、民衆の前で打ち首になる事に・・
私評:もっと楽しませろ~!!・・・いやはやすごいアクション映画でした。殺陣のスピードは今まで観た時代劇の中でも最速でしょう!それに加えてのアクロバティックな動き。剣心と志々雄の最終決戦はド迫力でした。それにしても志々雄が強過ぎ。剣心とバディの相良左之助、斉藤一+もうひとり(名前は書きません)が束になってかかっても勝てない。しかも、刀を振る度に炎が巻き起こる。しかし、彼は体にハンディを持ってますからね・・・。(ネタばれ禁止モード)そして映画の最後に剣心が薫に告げるひと言。こういう終わり方、大好きです。これで映画が終わってしまうのが勿体ないくらい。続編、できないかな~・・(笑)。キャストは前作に引き継ぎ佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、土屋太鳳、伊勢谷友介、田中泯、江口洋介、神木隆之介、そして藤原竜也。新たな布陣として清十郎役は「ガリレオ」シリーズ「そして父になる」の福山雅治。監督は前作に引き続き大友啓史。
ギャラクシー・オブ・ガーディアンズ  監督 : ジェームズ・ガン  出演 : クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ
Guardians Of The Galaxy  2014年 アメリカ映画
ピーター・クイル少年は母親の死でショックを受け外に飛び出した。すると、そこにはUFOが彼を待ち受けていた・・・。26年後、成長したピーターは宇宙のトレジャー・ハンターになっていた。プレイボーイで、しかもいい加減な性格だが腕はいい。彼の今回のターゲットはオーブと呼ばれるパワーストーンだった。ようやく石を手に入れたピーターはザンダー星のブローカーに渡そうとするが、彼は暗殺者のガモーラに襲われる。もちろん、彼女の狙いはオーブだ。そこに賞金稼ぎの(見た目はアライグマ)のロケットと彼のパートナーのグルートも相まみれ大騒ぎ、そして4人は警察に捕まってしまう。凶悪犯が収容される刑務所に入れられた4人はひょんな事でドラッグスという破壊王も引きこみ刑務所の脱獄を開始。色々とあったが彼らはなんとか逃げ出した。しかし、闇の帝王が彼らのオーブを狙っていた・・
私評:ウガチャカウガウガウガチャカ・・・80年代ヒット曲をバックに個性的なキャラクターたちが銀河狭しと大暴れ。とにかく目的はバラバラだけどひとつの目標に突き進む主人公たちがサイコーです。そして私が興奮したのが宇宙船でのバトル。まるで、スターウォーズの空中戦のような映像なのですが、21世紀の最新のCG技術&3Dの映像でクラクラしそうなほどの大迫力。しかも、最近のヒーロー物によくある「苦悩したり」「挫折したり」がない!とにかく能天気というかポジティブでガンガン前に進んでいくところが良いです。2時間の映画ですが、あっという間に時間が経ってしまいました。ピーター役は「マネーボール」「ゼロ・ダーク・サーティ」のクリス・プラット。メンバーで唯一人間。究極の暗殺者のガモーラ役は「アバター」のゾーイ・サルダナ。彼女ほど宇宙人が似合う女優はいない!?アライグマのロケットの声は「世界でひとつのプレイブック」のブラッドリー・クーパー、樹木型ヒューマノイド、グルートの声は「ワイルド・スピード」シリーズのヴィン・デイーゼル(彼のセリフはほぼ”アイ・アム・グルート”だけですが・・)、そしてドラックス役は「アイアン・フィスト」のデイヴ・バウティスタ。その他、マイケル・ルーカー、グレン・クローズ、ジョン・C・ライリー、ベニチオ・デルトロ。監督は「スーパー」のジェームズ・ガン。
少女は異世界で戦った  監督 : 金子修介  出演 : 武田梨奈、花井瑠美、清野菜名
Danger Girls  2014年 日本映画
1945年の原爆による大量虐殺の反省から、その世界は原子力を封印。そしてついにその世界では銃器も完全に消滅。しかし、そんな世界でも犯罪は後を絶たない。2024年、銃器のないはずのその世界で銃を持った男が現れる。彼は剣で戦う警官を次々と殺していく。そこに現れたのはアリサ、レイ、マリ、ミキの4人の少女。彼女たちはずば抜けた身体能力で彼を捕らえると、彼の体は青く発光して消えてしまう。彼らのボスは柳生という男で、新たに5人のターゲットが告げられる。ターゲットは異世界から侵入してきたエイリアンだというが・・・。もう一つの世界では銃も核兵器も原発もある。そこでは4人はアイドルグループi.dollsとして活躍している・・・
私評:それが最後のミッション・・・めちゃめちゃカッコイイ、アクション映画でした。低予算の作品=CGなどのごまかしが利かない・・、なので主演の4人の女子たちのアクションはガチです。それぞれが特徴のあるアクションを見せてくれます。その動きがすごい!、そしてセクシー!色々と文句を言いたくなる作品かもしれませんが、とにかく彼女たちのアクションを見てください。レイ役は「ハイキック・ガール!」の武田梨奈。クレディセゾンのCMで瓦を額で割ったあの娘です。アリサ役は新体操で2度の日本一になった花井瑠美。彼女の垂直に上げた足から繰り出すかかと落としはすごい!マリ役は「TOKYO TRIBE」でヒロインを演じた清野菜名。今回も彼女のバク転&回し蹴り、凄かったです。ミキ役は元AKB48の加弥乃。彼女はアクションの経験がなかったのですが、アクロバティックな技を数々披露。この4人の組み合わせ最高です!その他、銃を持ったチンピラ役で浪岡一喜、巫女役でセクシーアイドルの紗倉まな、そしてナレーションは田口トモロヲ。監督は「クロスファイア」「平成ガメラシリーズ」の金子修介。


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