2014/8/23 Part2

本日、2ページ目。まだ、レビューが追いつかないです。
イチ押しはバラエティ豊かなラインナップ!

グランド・ブダペスト・ホテル  監督 : ウェス・アンダーソン  出演 : レイフ・ファインズ、トニー・レヴォロリ
Grand Budapest Hotel  2013年 イギリス・ドイツ映画
今週のイチ押し:ヨーロッパ大陸の東端、旧ズブロフカ共和国の国民的大作家がある物語を語り始める。1968年、若き日の作家がグランド・ブダペスト・ホテルを訪れていた。寂れたこのホテルのオーナーのゼロは謎の人物。どうやって貧しい移民の身からこのホテルのオーナーになったのか?好奇心に駆られた作家に対して、ゼロはその数奇な人生を語り始める。遡ること1932年、ゼロがグランド・ブダペスト・ホテルのベルボーイとして働いていた頃、ホテルは大繁盛でハイソな宿泊客でロビーはいっぱい。伝説のコンシェルジュ、ムッシュ・グスタヴはゼロ師範だった。年輩のマダムたちの夜のお相手も完璧にこなし、多くの客が彼を目当てにホテルを訪れていた。しかし、彼の人生は急転直下。長年、彼の一番の顧客だったマダムDが殺され、その遺言により『少年と林檎』という高値の絵画を受け取ったのだ。しかし、グスタヴがマダムD殺しの容疑者にされてしまったのだ・・
私評: 「彼女は84歳ですよ。」「若いほうさ」・・・6月から公開されているこの映画。なかなか観にいけなかったのですがようやく劇場に足を運びました。驚いた事に渋谷の映画館は公開から2カ月以上経っているのに満席!しかし、それも納得の映画のクオリティです。海外のコメディ映画なので日本人のお口に合うかどうか??と思っていたのですが、とにかく劇場は大爆笑に次ぐ大爆笑。そしてアクションシーンもふんだんに盛り込まれています。予想もつかない展開、そしてとんでもないキャラクターが次々と登場。それらを本当に有名なハリウッドスターが嬉々として演じている。これも監督の技量なのでしょうね。出演するスターはレイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーベイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、レア・セドゥ、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、オーウェン・ウィルキンソン、ジェイソン・シュワルツマン・・・。この豪華な役者陣を見るだけでも十分お金を払う価値ありです。監督は「ムーンライズ・キングダム」のウェス・アンダーソン。やっぱり彼は天才だ!
るろうに剣心 京都大火編  監督 : 大友啓史  出演 : 佐藤健、武井咲、藤原竜也
 2014年 日本映画
今週のイチ押し:緋村剣心はかつて世話になった大久保利通から呼び出された。緋村が以前に共に戦った志々雄真実が明治政府を転覆させるべく暗躍しているというのだ。政府が送った討伐隊も志々雄によって玉砕され、ついに剣心に大役が回ってきたのだ。一度は躊躇したものの大久保が瀬田宗次郎によって暗殺されたため、剣心は京都に向かう事を決意した。また、そんな剣心を追って薫も京都へと向かう。志々雄の元を訪ねた剣心の前に立ちふさがったのは、大久保を殺した瀬田宗次郎。彼との死闘の末、剣心は逆刃刀を折られてしまう。また、幕府を影から守り続けた隠密御庭番衆と知り合った剣心は、京で彼らに匿われるが彼らの元御頭の四乃森蒼紫は幕府の口封じで殺された仲間たちのために剣心を倒して、己こそが最強であると証明しようと、執拗に剣心を追い続けていた・・
私評:今までありがとう。そしてさようなら・・・前作の「るろうに剣心」がかなり好きな私。相変わらず原作マンガは読んでいませんが、今回は新たなキャラクターも加わりさらにパワーアップ。とにかくセットがとっても贅沢です。そして一番の見どころはアクションシーン。スタントなしの殺陣シーンは迫力満点です。さすがは世界のワーナーブラザーズ配給作品!しかも、前後編の2部作での公開となっています。それゆえに美味しいところで「続く・・・」。早く続きが見たいです。剣心役は、もはや彼以外にこの役は考えられない「BECK」「リアル~完全なる首長竜の日~」の佐藤健。薫訳は「愛と誠」の武井咲、斉藤一役は「脳男」「7人のオタク」の江口洋介、そして「春を背負って」の蒼井優。新たな布陣として藤原竜也、神木隆之介、伊勢谷友介、土屋太鳳・・・。そして映画のラストに登場するのが福山雅治。彼は続編でどんな役を演じるのでしょうか??監督は前作に引き続き大友啓二。
トランスフォーマー ロストエイジ  監督 : マイケル・ベイ  出演 : マーク・ウォルバーグ、ニコラ・ベルツ
Transformers Age Of Extinction  2014年 アメリカ映画
今週のイチ押し:修理解体をしながら発明を続けるケイドは、ある日おんぼろの映画館で壊れたトラックを見つけ購入した。彼にはテッサという年頃の娘がいるが、彼女は今回の買い物に大不満。しかし、ケイドは修理を続けているとこのトラックがトランスフォーマーであることに気付く。すると、どこからともなく男たちが集まり、トランスフォーマーを引き渡すよう強要する。その時、納屋にしまってあったトラックはロボット型に変身して外に飛び出した。彼こそトランスフォーマーのリーダー、オクトマス・プライムだった。トランスフォーマーたちは地球のために闘ってきたが、ある男の出現から彼らは悪とされて迫害を受けてきたのだ。その事態の裏側には新たなる宇宙生命体の地球侵略が進行していた・・
私評:援軍が必要だ・・・トランスフォーマーも今回で4作目。主要キャストを入れ替えて挑んだ最新作はとにかくすごい迫力。それもそのはず最新のIMAXDカメラで撮影された今作の映像クオリティは最高レベル。本当にCGなのかと思うほどリアルです。そしてその映像に加え音響もすごい!上映時間はなんと2時間45分という長尺なのですが、途中でだれる事はまったくありませんでした。その分、映画が終わった後の疲労感はハンパなかったです。(笑)CGアクション映画の最高峰作品と言って過言ではありません。ケイド役は「テッド」のマーク・ウォルバーグ。やっぱり彼はアクションが似合う!彼の娘役は「エアベンダー」のニコラ・ペルツ。可愛いです!彼女の恋人役シェーンを演じるのは新人のジャック・レイナー。その他、シリーズを通して出演のスタンリー・トゥッチ、中国の美人女優リー・ビンビン。監督は「トランスフォーマー」シリーズ、「アルマゲドン」のマイケル・ベイ。
バトル・フロント  監督 : ゲイリー・フレダー  出演 : ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコ
Homefront  2013年 アメリカ映画
麻薬捜査官のフィルは大きな麻薬組織に潜入して取引現場を押さえた。その事件で麻薬犯を取り押さえたが、彼の息子は射殺され去り際にフィルに向かって家族も殺すと脅さる。妻を亡くして、娘のマディと二人暮らしのフィルは危険な都会を去り妻の故郷の田舎町へと引っ越した。しかし、そこも安住の地ではなかった。そこで麻薬を精製、販売しているゲイターは麻薬の販路を拡大するために、かつてフィルに捕えられた麻薬犯にフィルの居所を密告してしまう。フィルを追って組織の男たちが町へとやってくる。ゲイターの正体を知ったフィルはマディを守るため怒りを爆発させ、ひとり悪に立ち向かう・・
私評:警告したぞ!俺たちに手を出すな・・・シルベスタ・スタローンが自分自身で出演しようとして書いたシナリオ。とにかくスカッとするアクション映画です。悪がどんなに強くても汚い真似をしても屈することなく戦いに挑み、完膚無きまでに叩きのめす!ヒーローはやっぱりこうでなくちゃ!安心印のアクション映画です。そんな屈強のヒーローを演じるのはこれまでに主演作で何百人も殺してきた無敵の男ジェイソン・ステイサム。前半でロン毛で登場する彼が笑える。今回もとにかく強いです!彼が移り住んだ街で悪事を働くゲイター役は「127時間」「スプリング・ブレイカーズ」のジェームズ・フランコ、彼の妹でヤク中毒のPTAママに「ブルー・クラッシュ」のケイト・ボスワース、ゲイターの愛人の娼婦に「シザーハンズ」「ブラック・スワン」のウィノナ・ライダー。(可憐な処女だった彼女も娼婦役か・・・。登場と同時にエロイシーン。ちょっとさびしい)監督は「サウンド・オブ・サイレンス」「コレクター」のゲイリー・フレダー。
STAND BY ME ドラえもん  監督 : 八木竜一、山崎貴  出演 : 水田わさび、大原めぐみ
 2014年 日本映画
運動オンチで勉強もできないのび太の元に、22世紀の未来から彼の子孫のセワシがネコ型お世話ロボットのドラえもんを連れてやってきた。未来でのセワシがのび太の借金のせいで被害に遭ったため過去に遡りのび太を訪ねたのだ。セワシはドラえもんをのび太のお世話を命じる。そしてセワシはのび太が幸せにならない限り22世紀には戻れないようにドラえもんに「成し遂げプログラム」をセットする。さまざまな未来グッズでドラえもんはのび太を助ける。そんなある時、近未来で大好きなしずかちゃんが雪山で遭難をしてしまう事を知ったのび太は、大人ののび太に変身してしずかちゃんを助けに向かうが・・
私評:しずかちゃんと離れるのはつらいよ。だけど、僕のせいでしずかちゃんが不幸になるのはもっと辛い・・・あのドラえもんが3Dになりました。ストーリーは今までの数多いエピソードの中から有名な第1回、しずかちゃんとのグダグダのロマンス、そしてさようならドラえもんを90分くらいにギュッと押しこんだ作品。ストーリーについてh生粋のドラえもんファンからコンプレインが出ているようですが、今回のドラえもんは小さな子どもたちがドラえもんでアトラクション3Dを楽しむところに意義がある。竹コプターで飛びまわるシーンはすごい迫力。他にも特に飛ぶシーンは3Dの威力を十二分に発揮しています。劇場に来ていた大人も子供のその映像を見てワイワイギャーギャー大騒ぎ。だけど、この映画はそれで良いんです。私はドラファンではないのでストーリーもけっこう楽しめたし、かなりグッドな映画となりました。声の出演はドラえもんを水田わさび、のび太を大原めぐみ、しずかちゃんはかかずゆみ、ジャイアンは木村昴、スネ夫は関智一。そして注目は大人ののび太の声を担当する妻夫木聡。TOYOTACMでのび太をやっていますからね!監督は「Friends もののけ島のナキ」の八木竜一と「Always三丁目の夕日」の山崎貴。
宇宙兄弟#0  監督 : 渡辺歩  出演 : 平田広明、KENN
 2014年 日本映画
NASAで宇宙飛行士を目指す難波日々人は、今や日本国内でも知らない人がいない有名人。一方、兄の六太は車の設計開発の仕事をしているが、彼のアイデアは斬新すぎて頭の固い社内の上役にはそっぽを向かれてしまう。しかも、本社勤務から片田舎の梅茶菓店の営業に飛ばされる。真面目な性格の六太は村人の無理難題も受け入れ、徐々に信頼を築き上げる。そんな時、社内で新しい車のコンテストが行われる事になり、六太は営業所のメンバーを引き込み、プレゼンテーションに参加する事に。日々人は伝説の宇宙飛行士ブライアンのバックアップ・クルーに抜擢される。経験が少ない日々人にとっては大きなチャンスだったが・・
私評:俺のアニキってすごい奴なんだよ・・・宇宙兄弟の作者の小山宙哉によるオリジナルストーリーだそうです。私は小栗旬が出ていた実写劇場版の知識しかないので、その辺りはあまり興味がないのですが、とりあえず劇場へ!兄弟で兄は地方に左遷、弟はNASAでエリート街道まっしぐら。だけど兄の六太が限りない可能性を見せつけ先々、この兄弟が宇宙で活躍するんだろうな~と思わせて話は終わり。そしてアメリカからも伝説の宇宙飛行士兄弟が登場。南波兄弟との不思議な縁も描かれています。NASAでの日々人の成長も面白いのですが、地方での六太の話の方が私ははまりました。いつかこの原作も一気読みしたいな~。声の出演は六太役で平田広明、日々人役はKENN豆腐屋役でさだまさし。だけど、主要キャストに変に有名人を使わずちゃんと声優を使っているところが良いですね。監督は渡辺歩。
幕末高校生  監督 : 李闘士男  出演 : 玉木宏、石原さとみ、川口春奈
 2014年 日本映画
高校の歴史の教師、未香子はひょんな事で教え子の3人と一緒に江戸時代の末期にタイムスリップしてしまう。そこで彼女が出会ったのはあの勝海舟。新政府軍と幕府軍が一触即発の状況でも、なぜか飄々としている勝。新政府軍のトップ、西郷隆盛は江戸城攻撃を315日と定め上京するが、勝が送った和平の書状はなぜか西郷の元に届いていなかった。一方の未香子は教え子の一人、雅也と行動を一緒にしていたが、他の二人ははぐれてしまう。4人で一緒に未来に帰るためのタイムリミットが迫る中、未香子は他の二人を必死に探し回る。また、勝には「江戸で和平交渉が行われるから戦いは起こらない」と言い切る未香子だったが、時代は思わぬ方向に動き出そうとしていた・・
私評:お前らの未来は、必ずこの俺が守る・・・タイムスリップ物の映画は数々ありますが、この映画は幕末の「江戸城無血開城」に焦点を当てた作品。ハラハラドキドキはあまりないのですが、ゆる~いコメディ映画なので暇つぶしにはもってこいです。ツッコミどころは多すぎるくらいあるのですが、まあ、そこはコメディなので。高校生たちが過去に飛び込んだせいで歪んでしまった歴史を彼らがどうやって修正するのか??まあ、それで良いんじゃない??勝海舟役は「のだめカンタービレ」の玉木宏、西郷隆盛役は「清須会議」の佐藤浩市。映画が終わる頃には彼らがホンモノに見えてしまうから不思議。未香子役は「貞子3D」の石原さとみ。それにしても彼女は演技がヘタ・・・。教え子のひとり森野恵理役で「マダム・マーマレードの異常な謎」の川口春奈、雅也役は「プロミス」のCMで有名な江本時生が出演しています。その他、柄本明(柄本親子共演!)、伊部雅刀、石橋蓮司、谷村美月。監督は「デトロイト・メタル・シティ」の李闘士男


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