2015/8/16

やっとレビューが追いついた。こんな休みがないとなかなかレビューが書けない・・。
イチ押しは究極のアクション映画と大好きなキャラクターのアニメです。

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション  監督 : クリストファー・マッカリー  出演 : トム・クルーズ、レベッカ・ファーガソン
Mission: Impossible Rogue Nation  2015年 アメリカ映画
今回のイチ押し:謎の組織「シンジケート」の調査をしていたイーサン・ハントはロンドンでIMFからの指示を受けるために本部を訪ねるが、そこはすでに「シンジケート」の手に落ちていてイーサンは捕まり拷問を受ける。しかし、そこに現れた謎の美女イルサによってイーサンは危機を脱した。しかし、IMFCIAの長官のアラン・ハンリーによって解体を余儀なくされた。しかも、イーサンは過去の数々の騒動を問われ国際手配を受けてしまう。半年後、雲隠れしていたイーサンから、元IMFのメンバーのベンジーの元に連絡が入る。「シンジケート」とは各国のスパイたちが集まって作った、いわばならず者たちの集まり。「シンジケート」の陰謀を阻止すべくイーサンは隠密に行動を起こしていたのだ。ウィーンに呼び出されたベンジーはイーサンの指示通りオペラ会場に向かう。「シンジケート」のターゲットはオーストリアの首相だった。暗殺を阻止するため場内を動き回るイーサンの前に、またしてもイルサが現れる・・
私評: シンジケートの壊滅?不可能よ・・・すごい!このシリーズは大好きですが、ついに行き着くところまで行っちゃった感があります。主演のトムは私と同じ1962年生まれ。彼がいくらスーパーマンでももうそんなに長くはこんなアクションはできないでしょう?私は最近、鉄棒にぶら下がるのでさえ辛くなってきています。今回もトム・クルーズのアクションは止まる事を知らない。予告編で何回も観た飛行機のドアにしがみついたまま離陸・・のシーンは本当に凄い!その他にもカーチェイス、バイクチェイス、水中でのアクション、そしてガチンコの殴り合いと最初から最後まで見所が満載です。もう一回、観に行きます!主演のトムは言わずもがな、他のメンバーも魅力的です。今回のヒロインは「ヘラクレス」のレベッカ・ファーガソン!ステキすぎます!IMFのブラント役は「アベンジャーズ」のジェレミー・レナー、ベンジー役は「ショーン・オブ・ザ・デッド」のサイモン・ペッグ、そして新たな顔ぶれとしてCIAの長官役で「ブルージャスミン」のアレック・ボールドウィン。監督は「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。この映画で気になった事がある。オープニングで映画会社のロゴが出るのですが、最初はもちろん「パラマウント映画」なのですが、その後2社くらい中国ブランド。こんな所にもチャイナマネーが・・・!
ミニオンズ  監督 : ピエール・コフィン、カイル・バルダ  出演 : サンドラ・ブロック(天海祐希)
Minions  2015年 アメリカ映画
今回のイチ押し:人類が生まれるずっとずっと前から黄色い生命体は彼らが尽すべき最強の悪ボスを探していた。海から陸に上がったミニオンたちは恐竜に忠誠を尽くすがあっさり死去。その後もドラキュラ、ナポレオンなどに付くがみんな死んでしまった。彼らは氷の洞窟に移住し、ミニオンのパラダイスを作るが、彼らの本来の性である「最強の悪に仕える」という欲望を満たすことはできずやがて破棄も失ってしまう。見るに見かねたミニオンのひとり(一匹)ケビンは最強の悪を探すために、スチュワート、ボブを伴い旅に出た。ニューヨークに滞在中、オークランドで世界中の悪が集まる決起集会がある事を知った3匹はヒッチハイクで現地に到着。そこで彼らを待っていたのは最強の悪女スカーレット・オーバーキル。ひょんな事でスカーレットの手下になった3匹は、エリザベス女王の冠を盗むことになるが・・
私評:ヤキトリ~!!!・・・「怪盗グルー」のシリーズの人気キャラクターミニオンがスピンアウト。ミニオンは私も大好きなキャラクターですが、なんと言っても子供たちに絶大な人気を誇っています。なんでこんなに人気があるのか??それは弱虫で、卑怯で、怠け者だったりする不完全なキャラだからでしょうね。個人的にはクレヨンしんちゃんのしんのすけと被るんです。しかし、今作品ではミニオンがグルーと出会うまで。さながら「エピソード0」です。このミニオンたちが可愛くて、思わずニコニコしながらスクリーンを眺めていました。そしてこの映画は3Dがとても効果的に使われているので、ご覧になるときは3Dがおススメです。今作品の主要キャラクターのひとりスカーレット・オーバーキルのオリジナルの声は「ゼロ・グラビティ」のサンドラ・ブロック。予告を見た時から彼女にピッタリ!と思っていました。(しかし、私は吹替え版で観たので、声は天海祐希でした)そして日本版のナレーションを担当しているのがなんと真田広之!すごい映画でしょう!?監督はピエール・コフィン、カイル・バルダのふたり。
ジュラシック・ワールド  監督 : コリン・トレボロウ  出演 : クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード
Jurassic World  2015年 アメリカ映画
ハモンドが極秘に進めていた恐竜のテーマパークはマスラニという億万長者が買い取りついにオープンした。このパークのマネージメントを任されているクレアの元のふたりの甥っ子がやってくる。仕事から手が離せないクレアは甥っ子たちを部下に預けてパーク内を奔走していた。しかし、テーマパークは常に新しいアトラクションが必要。クレアは遺伝学者のウー博士と一緒に遺伝子操作をして新たな恐竜を作り上げていた。「インドミナス・レックス」と名付けられた新種は兄弟を喰い殺し隔離されていたが、知能の高いこの恐竜は人間に罠を仕掛け逃亡した。パーク内に放たれた最強の恐竜は他の恐竜の殺りくを繰り返す。そしてパーク内はパニックに陥り太の巨竜たちも解き放たれてしまう。クレアは恐竜行動学のエキスパート、オーウェンと共にふたりの甥を探すために危険なパーク内に足を踏み入れる・・・
私評:Tレックスより巨大だ・・・スティーブン・スピルバーグ監督が1993年に放った「ジュラシック・パーク」は私の生涯でもベスト5に入るお気に入り。初めてスクリーンで観た時はリアルな恐竜とスリリングなストーリー展開で度肝を抜かれました。そして今年、最新の映像技術を携えてあのパークがついに開園。それこそジュラシック・パークのファンは待ちに待った展開。いや~、すごかった。最強に作り上げられた恐竜「インシドミナ・レックス」に立ち向かうはなんと・・・??そして最後の締めくくりが最高。まさか「あいつ」がかたをつけるとは・・・!オーウェン役は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット、クレア役は「ヘルプ~心を繋ぐストーリー~」のブライス・ダラス・ハワード。このふたりがちょっとコミカルで良い味を出しています。嬉しかったのは1作目でもパーク内の研究員で登場したBD・ウォンが再登場する事。20年以上経って地位は上がったけど・・・。その他、「最強ふたり」のオマール・シー、「スラムドッグ&ミリオネア」のイルファン・カーンなどがグッドなキャスティング!監督は「彼女はパートタイムトラベラー」(この映画傑作ですよ)のコリン・トレボロウ。
インサイド・ヘッド  監督 : ピート・ドクター  出演 : 竹内結子、大竹しのぶ
Inside Out  2015年 アメリカ映画
ミネソタでやさしい両親のもとに生まれたライリーは元気いっぱいの女の子。彼女が生まれた瞬間から、彼女の頭の中には「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビり」の5つの感情も誕生した。ライリーが幸せになるようにと「ヨロコビ」はリーダーシップをとっている。そしてライリーは楽しい思い出がどんどん増えて貯蔵された。しかし、ライリーはミネソタから都会に引っ越し、仲良しだった友達とも離れ離れになってしまう。そんなある日、「カナシミ」がライリーの大事な思い出に触れてしまう。すぐに修復を試みた「ヨロコビ」だったが「カナシミ」と一緒に指令室から放り出されてしまう。指令室に残った「ビビり」「イカリ」「ムカムカ」によってライリーの情緒も不安定になり両親とも喧嘩をして家出をしてしまう・・
私評:ライリーの楽しい思い出がみんな消えちゃう・・・ちょっと前に日本では脳内ポイズンベリーという映画がありましたが、よく似た内容でどちらが先にできたのか?なんて思わず考えてしまった。(脳内の方が先ですね)しかし、やっぱりディズニーブランドははずさない!正直、あまり期待していなかったのですがかなり感動してしまいました。そして脳内の世界の描き方も壮大で、しかもカラフルで私は大好きです。そして途中まではキャラがよく分からなかった「カナシミ」の存在意義が明らかになった時、泣けました・・・。私は今回日本語吹き替え版で観たのですが、声優のクオリティの高さに驚きました。アニメって結局は声優の善し悪しで評価も変わってしまうから人選は大切ですよね。「ヨロコビ」役は「ストロベリー・ナイト」の竹内結子。ハイテンションでおしゃべりなキャラなのでセリフ量もハンパないけど見事に演じています。そして「カナシミ」は名女優大竹しのぶ。彼女のもさっとしたしゃべりがキャラにピッタリでした。監督は「モンスターズ・インク」のピート・ドクター。同時上映の短編「南の島のラブソング」・・私はイマイチでした。
日本のいちばん長い日  監督 : 原田眞人  出演 : 役所広司、本木雅弘、山崎務
The Emperor In August  2015年 日本映画
2次世界大戦も末期を迎えが昭和204月、鈴木貫太郎は77歳という高齢ながら内閣総理大臣に任命された。彼を推したのは昭和天皇だった。同盟国ドイツのヒトラーが死に、ナチスは崩壊。アメリカの戦いの矛先は日本だけに絞られた。東京は大空襲に遭い人々も甚大な被害を被っていた。622日、最高戦争会議の指導者たちの前で天皇は戦争の終結の実現に努力するように希望すると告げた。陸軍大臣の阿南はショックを受ける。一方、東郷英機元首相は若い将校たちに本土決戦を焚きつけていた。726日ポツダム宣言が発令。しかし、日本は即決を避け「静観」をする事にした。しかし、86日、広島に原爆が投下される。それに加えて突然ソ連が参戦する事を表明。鈴木は自分の任期中に戦争を決着させると断言する。しかし、国家の幹部たちを一纏めにする事は容易ではない。そこで鈴木は究極の手段として天皇の聖断を仰ぐことにした・・
私評:死ぬのは俺ひとりだ・・・今年は戦後70年。もちろん私は戦争を知らない世代だけれど、前人が遺した戦争という爪後については語り継がれていかなければならない。この作品は敗戦色が濃くなる中でいかにして幕引きが行われたかを描いた作品。軍部の中では「1億総玉砕」を唱える者もありついにはクーデターまで。緊迫感溢れるこの映画はすべて事実。時代が違うとはいえ現代のぬるま湯につかったような私たちには到底思いもよらない事実が、たった4ヶ月の間に行われていたのです。初めて知った事も多々ありました。でも、この映画を観る前にこの時代の事をちょっとだけ予習しておいた方が良いかも??この映画の展開が早すぎて、人物の把握が難しかったので・・・。陸軍の阿南を演じるのは「渇き。」の役所広司、昭和天皇役は「おくりびと」の本木雅弘、そしてクーデターを起こす若き将校役は「マエストロ」の松坂桃李、鈴木総理役は「マルサの女」の山崎務、書記官長役は「バリの神様」の堤真一。本当にチョイ役で松山ケンイチと戸田恵梨香が出てくるので、探すのも面白いかも??監督は「駆け込み女と駆け出し男」そして「突入せよ!「浅間山荘」事件」の原田眞人。


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