2010/8/14

映画館に行きたい!週に1本しか見れない!!
今回のイチ押しはエロチックなホラー映画と問答無用のアクション!

ジェニファーズ・ボディ  監督:カリン・クサマ  出演:ミーガン・フォックス、アマンダ・セーフライド
Jennifer's Body  2009年 アメリカ映画
今週のイチ押し:アメリカ中西部の片田舎のハイスクールでひと際目立つのはチアガールのジェニファー。男達からもちやほやされている。そんな彼女の幼馴染はイケてないニーディ。いつもジェニファーに振り回されているが、ジェニファーを心から慕っている。そんなある日、いつものようにジェニファーの我侭に付き合い、ニーディは町外れのバーにインディーズバンドのライブを見に出かけた。バンドのイケメンボーカルにいきなりモーションを掛けるジェニファー。しかし、会場は突如炎に包まれてしまう。ニーディの機転でなんとか危機を脱したふたり。しかし、ジェニファーはバンドメンバーのバンに乗ってひとり姿を消してしまう。その日を境にジェニファーの周りで信じられないような殺人事件が起こる。被害者は何かに喰われていたのだ。また、事件の直後、ジェニファーは輝くように美しくなるのだが・・
私評:私は処女だから、もっと遊びなれた女の子にしたほうがいいわよ・・・・だいたい、タイトルからして「ジェニファーの体」ってイヤらしいですよね。この映画はエロ怖いという1作で2回楽しめる(?)映画。いやいや、それに加えてアクションも楽しめるので3回楽しめる。シチュエーションはなんとなく見た事がある内容なのですが、この映画の良さはキャラクターです。とにかくセクシーでエロっぽいジェニファーを演じるのは「トランスフォーマー」のミーガン・フォックス。そして大きなメガネに冴えない服装だけど・・・のニーディ役は「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セーフライド。この対極のふたりのキャラクターがすごく良いです。そして繰り広げられる壮絶な女同士の戦いもそそられるんです。しかも、ふたりともスタイル抜群ですからね・・。そしてジェニファーが夢中になるバンドのボーカルは「サンキュー・スモーキング」のアダム・ブロディ、ニーディの恋人チップ役は「ザ・スピリット」のジョニー・シモンズ。監督はイーオン・フラックスの女性監督カリン・クサマ。男性は必見の映画です!?
ソルト  監督:フィリップ・ノイス  出演:アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー
SALT  2010年 アメリカ映画
今週のイチ押し:イブリン・ソルトはCIAのエージェント。その日、ロシアから亡命してきたというオルロフとい言う男がCIAの本部に現れた。そして彼は恐ろしい告白を始める。ロシアからのスパイが訪米中のロシアの大統領を暗殺すると・・。しかも、オルロフが告げたスパイの名前は“イブリン・ソルト”!取り調べ現場の雰囲気は一転し、ソルトは会議室に軟禁されてしまう。しかも、オルロフは捜査官を殺して姿を消してしまう。疑われたソルトもCIAの本部から逃走し姿を消した。アメリカの副大統領の葬儀の席にロシアの大統領が訪れる。四方八方をCIAの捜査官と警官が囲む中で、ソルトはなんなくロシア大統領を虜にした。しかし、その直後ソルトはあっけなく逮捕されてしまう。しかし、またしてもソルトはパトカーから逃走する。数日後、変装したソルトはホワイトハウスに姿を現すが・・・
私評:私がイブリン・ソルトよ・・・やっぱりアンジーはアクション映画が似合う。今回は敏腕CIA捜査官という役どころですが、とにかく全編がアクションシーンで満載。銃撃戦やカーアクションはもちろん、肉弾戦もかなりリアルに描かれています。しかも、クールなアンジーが演じるとカッコイイんですよね〜。ストーリーの方も2転3転し騙され続けますが、とにかく飽きさせない映画。というか、このオチが読める人は絶対にいないでしょう!でも、あのラストの展開だと続編もありますね。主演は「Mr. & Mrs. スミス」、「ウォンテッド」のアンジェリーナ・ジョリー。彼女の上司役で「ウルヴァリン X-MEN ZERO」のリーヴ・シュレイバー。 彼はマジで怪しい男役が似合う!そして彼女を追う同僚に「2012」のキウェテル・イジョフォー。監督は「ボーン・コレクター」のフィリップ・ノイス。
ミレニアム2 火と戯れる女  監督:ダニエル・アルフレッドソン  出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト
The Girl Who Payed With Fire  2009年 スウェーデン映画
大富豪ヴァンゲルの事件から1年。天才ハッカーのリスベットは行方をくらましていた。一方、雑誌「ミレニアム」の編集者たちは若いダグという青年の持ち込んだ「人身売買・強制売春」のネタを取り上げる事になった。事件の核心に近づいたダグは恋人と一緒に殺されてしまう。しかも、殺害現場ではリスベットの指紋の付いた銃が発見された。現場の第1発見者のミカエルはリスベットの無実を信じ調査を開始する。また、その直後リスベットの後見人のビュルマンも殺害される。リスベット、ミカエルはそれぞれ事件を追うが、そこにはダグが追っていた「人身売買組織」が大きく関わっていた。強制売春に関わったとされる容疑者を訪ねるうちに、“ザラ”という男の存在が浮上する。この男も存在を隠蔽するために巨大な組織が動いていたのだ。そして組織はなぜか、リスベットを追いついには彼女を拉致する事に成功する・・・・
私評彼女を信用しているのね・・・超ベストセラーとなったこの作品の第2弾。1作目の事件との関わりはなく、今回は新たな、そして強大な敵がリスベットとミカエルの前に現れる。しかも、その黒幕とリスベットの間には意外な繋がりが・・・。そして1作目では深く語られなかったリスベットの過去が描き出されます。後半になるにつれて謎はマックスへ・・。そしていかにも続くって感じでパートUは終了します。今回の作品で面白かったのがリスベットとミカエル繋がりです。ふたりは顔を合わすことがないのですが、お互いが同じ事件に巻き込まれ、そして不思議なシンパシーを共有しあうのです。このふたりのやりとりも作品の大きな見所ですね。主演は前作に引き続きノオミ・ラパスとミカエル・ニクヴィスト。監督はダニエル・アルフレッドソン。
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士  監督 : ダニエル・アルフレッドソン  出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト
The Girl Who Kicked The Hornet's Nest  2009年 スウェーデン映画
謎の金髪の巨人に叩きのめされ瀕死の重体で病院に担ぎ込まれたリスベット。彼女とともにザラも病院に担ぎ込まれた。やがてザラの存在を頑なに隠し続けてきた“元・公安警察”の特別分析班が動き始める。かつての班長グルベリはザラを見舞うが、逆に脅迫されてしまう。そしてグルベリは最終手段に・・・。一方、ミカエルはリスベットの無実を信じ事件の調査を開始する。良心的なリスベットの担当医との連携でPDAをリスベットに渡したミカエルは彼女に自伝を書くように勧めた。そしてついにリスベットの裁判が始まる。彼女を弁護するのはミカエルの妹のアニカ。そしてリスベットの元上司のドラガン・アルマンスキーも惜しみない協力をした。少女時代に彼女が収容された病院で何が起こったのか?彼女はなぜ監禁されたのか?担当医のヘーデル・テレボリアンの企みとは?リスベットの過去が暴かれる・・・・
私評:判決は・・・・この作品で一応、ミレニアムのシリーズは終了。しかし、急死した原作者のスティーグ・ラーソンは、4作目も手掛けていたとか・・??共同執筆者のエヴァ・ガブリエルソンとラーソンの家族が、スティーグの莫大な金額の権利をめぐって骨肉の争いをしているらしく、4作目が日の目を浴びることはないらしい・・。映画の方はクライマックスを迎えヒートアップ。逮捕されたリスベットの裁判が始まる。その裁判の席に向かう時のリスベットがパンクファッションで、めっちゃカッコイイんですよ。まあ、裁判自体は思った通りの展開で、特に大きなどんでん返しはないのですが、痛快な結末に私は大満足。しかも、事件は国家をも巻き込む大事件に発展するのですが、大風呂敷を広げっぱなしにはしない、見事な締めくくり。こうしてミレニアムサーガは(一応)幕を閉じます。最近のミステリー映画の中では群を抜いて、私は好きですね。出演はもちろんノオミ・ラパスとミカエル・ニクヴィスト。
シュアリー・サムデー  監督 :小栗旬  出演:小出恵介、勝地涼、小西真奈美
 2010年 日本映画 
高校生のタクミ、キョウヘイ、カズオ、シュウト、ユウキの5人はバンドを作り、文化祭で披露・・・、そうすれば女にもモテモテ・・・のはずだったのに、なんと学校側は文化祭を中止。怒った5人は学校を占拠し後者の爆破予告をした。実際には火薬は使わないはずだったが、軽いジョークで火薬を使ったキョウヘイのせいで、みごとの校舎は爆発した。5人は退学になり、それぞれの人生を歩み始めた。どうしようもないダラダラな生活を送る彼らに転機が訪れる。町を歩いていたタクミとキョウヘイは女が車に轢かれるのを目撃。しかし、女は運転手の男から銃を奪い、車ごと逃走した。しかも、車を運転していたチンピラはカズオだった。なんと、女はカズオの車の中の3億円を盗んだのだ。ヤクザに追われたカズオは逃げ場をなくしタクミの父のバーにやってくるが、すぐに突き止められてしまう。そこで彼らは明日までに女と金を取り戻すよう指示される。見つからなかったら・・・・。3人は昔のメンバーの1人シュウトも巻き込み、現金奪還作戦を開始する・・・・
私評:きっと幸せにしますから・・・・バカな若者たちの大暴走を描いたこの作品。しかも、監督は人気若手俳優の小栗旬。まあ、彼がそんなにすごい作品を撮れるわけがないと、端っから期待していなかったのですが怒涛のジェットコースター映画で、なかなか面白かったです。これまたどこかで見たことがあるような作品ではあるのですが、強引なまでなテンポの良さでグイグイ引き込んでいきます。ちょっと恥ずかしくなるような稚拙な演出も、逆に初々しくて良いですね〜。(これが狙った演出なら大したもんです)そして新人監督の元に集った面子がまた素晴らしい。大バカメンバーは「ROOKIES 卒業」の小出恵介、「戦慄迷宮」の勝地涼、「椿三十郎」の鈴木亮平、「曲がれスプーン」のムロツヨシ、そして「クローズZEROU」の綾野剛。個性的な5人がイイ感じで絡み合います。ヒロインには「UDON」の小西真奈美。もちろん監督の小栗旬も妻夫木聡と一緒に警官役で登場。脇役もイイ俳優が揃っています。青春映画でスカッとしたい人にはお勧めの作品です。


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