2011/7/24

今回も地道に3作品。
一押しはスタジオジブリの新作。なんだかとっても癒された・・

コクリコ坂から  監督:宮崎吾朗  声の出演:長澤まさみ、岡田准一
 2011年 日本映画
今週のイチ押し:1963年、横浜。女所帯のコクリコ荘で高校生の海はいつものようにみんなの朝ごはんを用意して、そしていつものように旗を揚げる。そんな彼女の日常にある日、飛び込んできたのは俊という少年だった。彼は男子生徒たちの巣窟「カルチェラタン」という建物の取り壊し反対を叫びながら、2階の窓から海の近くに飛び降りてきたのだ。これがふたりの出会いだった。海は俊のファンである妹に付き添い、「カルチェラタン」へ俊を訪ねた。以来、海は俊が発行するガリ版の新聞の原稿書きの手伝いをすることになった。「カルチェラタン」は個性的な男たちの城ではあったが、あまりに汚い。そこで海は女生徒たちを伴い、「カルチェラタン」の大掃除を開始した。その一方で海と俊はお互いを意識し始める。そんなある日、コクリコ荘で行われた食事会で、海は父親の写真を俊に見せる。その瞬間、俊の表情は曇り、以来海との距離を置き始める。しかし、この建物の取り壊しのプランは着実に進行していた。そんな時、海は俊、そして「カルチェラタン」を仕切る水沼の3人で学校の理事に会いに、東京に出掛ける・・
私評:安っぽいメロドラマみたいだろ・・・スタジオジブリの新しい作品は”Always三丁目の夕日”の横浜版みたいな風景の中で語られる。特に大きな事件があるわけでもななく、アクションもないし、ましてや床下の小人も出てこない。だけど、優しさに包まれながらゆったりと過ごした90分は私にとっては極上の時間でした。1963年と言えば、私の生まれた翌年。その翌年には東京オリンピックが開催され、まさに高度経済成長の真っただ中。だけど、この頃の街には温かさが溢れている。商店街の賑わい、路面電車、優しい色の街燈・・・。正直言ってこの映画って、子供はターゲットにしていないですよね。特に我々の年代にはピンポイントで訴えるアイテムが次から次へと出てくるので、私はニタニタしながら映画を観ていました。そしてジブリ映画ならではの美味しそうな食卓!わたしは大満足でした。主演の海の声を担当するのは「岳」の長澤まさみ。普通の女の子を普通に演じている感がグッドでした。俊役は「SP」の岡田准一。竹下景子、石田ゆう子、柊瑠美、香川照之など、ジブリ常連が良い味わいを出しています。そして注目は手嶌葵の歌。作品冒頭の朝ごはんの歌も良かった!!監督は宮崎駿ジュニアの宮崎吾朗。「ゲド戦記」はイマイチだったけど、今回は最高でした!
世界侵略:ロサンゼルス決戦  監督:ジョナサン・リーベスマン  出演:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス
World Invasion : BattleLosAngels  2011年 アメリカ映画
その日、世界中に流星雨が降り注いだ。しかし、それらは地上に届く寸前にブレーキが掛けていた。つまり、それらは操られた物体なのだ。やがて、降り注いだ物体は一斉に人類に攻撃を開始した。世界中で未知の生命体と人間の戦いが開始されたのだ。ナイツ2等軍曹は退役願いが受理されたばかりだったが、この危機に動員命令が下された。彼が配属されたのは若きエリート少尉マルチネスの小隊だった。彼らに下されたミッションはロス西警察に身を潜めている民間人の救出だった。しかし、そのミッションにはタイムリミットがあった。3時間後には空軍により、この地区への一斉攻撃が決定していたのだ。瓦礫の街を進行する一行を待ち受けていたのは、おびただしい数の敵兵の銃弾の雨。ようやく、警察署に辿り着いた彼らはジョーと幼い息子、そして獣医のモナハンと幼いふたりの姪だった。ヘリコプターが彼らを救出に来るが、負傷兵だけを乗せてヘリは飛び立ってしまう。しかし、彼らの目の前でヘリコプターは撃ち落とされてしまう・・
私評:こいつらの急所を探せ!!・・・・3月の災害の影響で公開が先延ばしになっていたSF大作がいよいよ公開されます。突然襲ってきた地球外生命体との戦いを描いた作品ですが、面白いのは1小隊だけにフォーカスしているところ。10人ほどの隊が瓦礫の街を進行していくのですが・・。小さな人間ドラマもいくつか挟み込んでいますが、それがけっこうグッとくる内容なのです。そしてそこに配属された若い兵隊たちの成長も・・・。クライマックスはまさかの”あのSF映画の名作”のパクリ??これにはガクッときました(苦笑)が、2時間弱の作品を頭から終りまでしっかり楽しみました。特にラストシーンはかなり好きかも??主演のナイツ2等軍曹役は「サンキュー・スモーキング」「ダークナイト」のアーロン・エッカート。途中で軍に合流する女性兵士役は、こういう映画には必ず登場する?「アバター」のミシェル・ロドリゲス、そして婚約中の若い兵士役でグラミー賞シンガーNe-Yoが出演しています。監督は「テキサス・チェーンソー・ビギニング」のジョナサン・リーベスマン。
忍たま乱太郎  監督:三池崇史  出演:加藤清史郎、平幹二郎
 2011年 日本映画
先祖代々、平忍者の家に生まれた乱太郎は両親の期待を胸に、忍術学園に入学した。乱太郎は1年は組に編入された。彼はさっそく堺の金持ちの息子しんべヱ、両親を亡くしながらもしっかり者のきり丸らと仲良しになった。ここの生徒たちは忍者のタマゴなので「忍たま」と呼ばれていた。楽しい学校生活ではあったが、乱太郎は肝心なとことで失敗をしてしまっていた。そんなある日、人気の髪結い所を経営する斉藤家に刺客が訪れる。実は現在の主人・斉藤幸隆の父親は抜け忍であったが、幸隆自身もその事をすっかり忘れていたのだ。それが元でウスタケ忍者隊が命を狙っていたのだ。あらためて斉藤親子をウスタケ忍者の仲間に引き入れようとする長老だったが、ひとつの面白い提案を出した。ウスタケ忍者隊と忍たまで勝負をしようというのだ。忍者のタマゴには勝機などまったくないが、上級生の助けを借りる事でこの競争に挑む事になった!・・・・
私評:やっぱり忍者はラーメンだよね・・・・寒い・・・寒すぎる・・・三池崇史監督って本当に当たりと外れの差があり過ぎです。「ヤッターマン」でこの手の作品もしっかり作れる監督なんだ!と思い、子供だらけの劇場におっさんひとりで観に行きました。ノリノリで大バカな芝居をしている日本映画界の大御所たちが寒い・・。中途半端に使われたCGがまた、寒い・・。しかも、物語のオチが極寒!!だけど、劇場に来ている子供たちは大爆笑で大ウケなんですよ。しかも、ウ○チのシーンなんかすごい勢いで笑っていました。まあ、忍たま乱太郎自体が子供たちには大人気のキャラクターだから、とっつき易いというのはあるかもしれませんが・・。あまり、映画を悪く言わない私ですが、この映画は全然受け付けませんでした。はぁ~・・・。2時間が長かった。主演は子供店長こと加藤清史郎君。一生懸系走っていました・・・。大御所たちは松方弘樹、平幹二郎、鹿賀丈史・・。みんな特殊メイクですごいことになっています。乱太郎の両親役は中村獅童と壇れい。監督は「13人の刺客」の三池崇史。


前回の記事も読んでね~!



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