引っ越しなどでばたばたしておりましたが
映画はきっちり見ています。今回のイチ押しはユニバーサルの
3Dアニメです。
怪盗グルーの月泥棒 | 監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー | 出演:スティーブ・カレル、ジュリー・アンドリュース | |||
Despicable Me | 2010年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:意地悪な泥棒のグルーは、バナナから作られた不思議な生物ミニオンたちと暗躍しているが、最近の収穫はさびしい・・。そんな時、ライバルのヴェクターによってエジプトのピラミッドが盗み出された。希代の大泥棒としてのプライドをグサグサと刺されたグルーは、とんでもない大計画を打ち立てる。なんと、空にぽっかり浮かぶあの「月」を盗もうと言うのだ。アジアの某国で作られたなんでも小さくしてしまう銃をみごとに盗みだしたグルーだったが、その直後にヴェクターによって銃を横取りされてしまう。ヴェクターの家は完璧な要塞で侵入が不可能だと分かったグルーは、ヴェクターの家にクッキーを売りに入った孤児院にいる3姉妹を引き取って、ふたたび銃を盗み出そうとする。しかし、予想外の出来事が発生!何と、3姉妹がグルーに懐いてしまった・・ | |||||
私評:ねえ、寝る前に本を読んで!!・・・・ユニバーサル映画がはじめて作った3Dアニメです。最初から3D用として作ってありますので、めちゃめちゃいろんな物が飛び出してきます。(オープニングのユニバーサルのロゴも3Dで見ると迫力があります!)そしてエンドクレジットのミニオンたちが・・・(以下、ネタバレ禁止モード)まだ、アメリカでも公開されていなかったので、何の情報も持たずに観にいったのですが、とにかく笑えました。そして3姉妹とグルーの話ではなんだか心がポカポカしてきました。絵本のくだりはちょっと涙が出てきました・・・。いわゆるファミリー向けの作品なので、家族みんなで観たら良いのでは??主演のグルーの声は「ゲット・スマート」のスティーブ・カレル。日本語の吹き替えは笑福亭鶴瓶だそうです。これはピッタリかも??そしてグルーの母親役はあの「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュース。監督はピエール・コフィン、クリス・ルノーのふたり。 | |||||
ガールフレンド・エクスペリエンス | 監督:スティーブン・ソダーバーグ | 出演:サーシャ・グレイ | |||
The Girlfriend Experience | 2009年 アメリカ映画 | ||||
2008年、秋のニューヨーク。一気に襲い掛かった「不況」という荒波は容赦なく人々に降りかかる。チェルシーはエリート相手にセックスのみならず、時には話し相手に、そして時には食事の友になり、まさにクライアントの恋人のように接し、相手の深い部分の要求も満たす高級エスコート嬢。こんなご時勢でも彼女は多忙で、エリートたちとの会話を満たすために日々の研鑽も怠らない。そんな彼女は自給$2,000も稼ぎ出すのだ。チェルシーにはクリスという恋人がいる。彼はチェルシーの仕事も理解した上で彼女と付き合い、ふたりはマンハッタンの高級アパートに住んでいる。しかし、頭では理解をしているつもりでも、クリスの心のどこかに不安が漂っている。そんなある日、チェルシーはコールガールの人気ウェブサイトを持つ男に声を掛けられる。彼はチェルシーにえげつない要求を叩きつけるが・・・・ | |||||
私評:あなたのお望みは何??・・・・デジタルカメラで撮影したドキュメンタリー風の作品です。NYの街の喧騒、ストリーミュージシャンたちが奏でる音楽、高級ホテル、洒落たレストラン、女性たちにはたまらない(?)高級ブティック、そしてなんともリッチなアパートメント。NYのいたるところに出没するチェルシーと一緒にカメラは街の隅々まで入り込む。そしてそこに息づく人たちをチェルシーの目線で追い続けるのです。しかし、この映画はいかにも即興で撮った感があり、ぶつ切りでストーリーを楽しむ事はできません。それを良しとするか?悪くとるかはあなた次第??主演はアメリカのポルノ界に君臨する人気女優サーシャ・グレイ。今まで180本以上のハードコア映画に出演した彼女ですが、美しさもさることながら、その存在感、そして知性も感じさせます。今後が楽しみな女優です!監督は「オーシャンズ11」「トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグ。作風は彼らしいといえば彼らしいのですが・・・めちゃめちゃ低予算の作品です。 | |||||
アデル ファラオと復活の秘薬 | 監督 : リュック・ベッソン | 出演:ルイーズ・ブルゴワン、フィリップ・ナオン | |||
The Extraordinary Adventure of Adel Blanc-Sec | 2010年 フランス映画 | ||||
1911年、パリ。博物館にあった翼竜の卵が突然孵化した。その原因はジュラ紀の専門学者のエスペランデュー教授が長年に渡って培ってきた不思議な力のせいだった。時を同じくして女性冒険家のアデルはエジプトで王家の谷にいた。彼女の目的は王の側近の医師が作ったと言う「復活の秘薬」を手に入れること。アデルの妹のアガットは不幸な(?)事件が元で仮死状態になっていて、彼女をなんとか元に戻したいというのがアデルの狙いだった。 宿敵デュールヴーがアデルの前に立ち塞がるが、彼女はなんとか医師のミイラを手に入れパリへと持ち帰った。エスペランデューの力でミイラを蘇らせようとするが、彼は翼竜を復活させた罪で刑務所に入れられていた。アデルは彼を救出するため変装をして刑務所に侵入するが・・・・??・・ | |||||
私評:どうしても彼の知識が必要なの・・・インディ・ジョーンズの女性版?みたいな映画ですが、この映画の見所はなんと言ってもヒロインのアデルです。彼女は・・・美人で、頭が良くて、豪快で、無鉄砲で、おしゃれで、ちょっとだけドジで、そしてユーモアたっぷり。私はもう、彼女をスクリーンで観ているだけでお腹いっぱいでした。CGのシーンはやっぱりフランス製だからなのか、ちょっと雑な感じがしましたが、アクションシーンもいい感じで盛り込まれていてエンターテインメント作品としては秀逸です。さすがはフランスを代表する監督リュック・ベッソン!主演はフランスでは「お天気お姉さん」として絶大な人気を誇るルイーズ・ブルゴワン!いいです!最高です!!翼竜の卵をずっと守ってきたメナール教授役は「アレックス」「変態村」などキワドイ作品で異彩を放つフィリップ・ナオン。特殊メイクで元の顔がわからないデュールヴー役は「007/慰めの報酬」のマチュー・アマルリック。最近のフランス映画は、こういうエンタ系も楽しいですね! | |||||
踊る大捜査線 The Movie 3 ヤツらを解放せよ! | 監督 :本木克行 | 出演:織田裕二、深津絵里 | |||
2010年 日本映画 | |||||
係長に昇進した青島は湾岸署の引越しの大役を得て大忙し。署内もドタバタで引っ越し業者を含め多くの人間でごった返していた。しかし、そんな時でも事件は待ってくれない。銀行の金庫破り、そしてバスジャックと立て続けに事件が起こるが、なぜか犯人は何も盗まなかった。しかし、引越しの大混乱の中で、なんと拳銃が3丁も盗まれてしまう。そしてその銃を使った殺人事件が起こる。しかも、犯人は超ハイテクで鉄壁なはずの新湾岸署を占拠。署内に残っていたすみれを含む多くの警官が閉じ込められてしまう。犯人からの要求はかつて青島が逮捕した凶悪犯を解放すること。要求が飲まれない場合は署内に毒ガスを撒き散らすと言うが・・・・ | |||||
私評:青島君、元気ないんだ〜。それはいい、黙っていよう・・・・「踊る大捜査線」の映画もこれで3作目。前2作はかなりのお気に入りなので満を持して、初日に劇場に駆け込んだ私。しかし・・、私の期待値が高すぎたのか、なんだかイマイチな感じがしました。キャラクターの個性は十分に生かしているとは思うのですが、如何せんストーリーがあまり面白くない。どんでん返し的な笑いがあちこちにあるのですが、なんだか突拍子もない振りで、笑うに笑えない・・・。しかし、大好きなスリー・アミーゴーズの相変わらずのオトボケぶりで大爆笑。そしてフレッシュな顔ぶれもなかなか面白いキャラクターで私は気に入っています。いつものメンバーは織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、ユースケ・サンタマリアなどなど。そして新たな顔ぶれとして女性刑事役の内田有紀、いかりや長介が演じていた和久刑事の甥という設定で伊藤淳、そして若いエリートに小栗旬が登場。そして劇場1作目に登場し強烈なインパクトを残した小泉今日子が再登場。彼女のキャラ、サイコーです。監督は本広克行。 | |||||
エルム街の悪夢 | 監督 : サムエル・ベイヤー | 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、カイル・ガルナー | |||
A Nightmare of Elm Street | 2010年 アメリカ映画 | ||||
エルム街に住む5人の若者たちは一様に恐ろしい夢に悩まされていた。それは顔に火傷を負い、手には鉤爪をはめた恐ろしい男に追いまわされる夢。男の名前はフレディ・クルーガーといった。そんなある日、彼らが集うカフェで最初の犠牲者が出る。今までは「夢」の中での出来事と思っていた恐怖が現実となったのだ。とにかく眠らない事に徹する残された4人は睡魔と闘いながら、クルーガーの正体を、そしてなぜ自分たちが狙われているのかを探り始める。やがて、彼らの親たちがひた隠しにしていたある事件が明らかになる。しかし、クルーガーの暴走を止めることはできず、ひとり、またひとりと殺されていく・・・・ | |||||
私評:1つ2つ、フレディが来るよ 3つ4つ、鍵をかけて・・・・ウェス・クレイブンのホラーの名作が「トランスフォーマー」のマイケル・ベイの製作でリメイクされた。ハリウッドもネタ不足なのか「ハロウィン」「悪魔のいけにえ」「13日の金曜日」など、続々とリメイクされていますが、どれも大ヒット。この映画もアメリカではヒットを飛ばしました。しかし、あの完璧に近い1984年のオリジナル版と比較すると、可哀相なくらい貧弱な感じがしてしまった。オリジナル作品の上を行っているのは特撮の部分だけかな〜・・・。オリジナル版の有名なシーンが、そのまま再現されているところはホラーファンとしてはちょっと嬉しいかも??今回、フレディ・クルーガー役に抜擢されたのは遅咲きの個性派俳優「ウォッチメン」のジャッキー・アール・ヘイリー。彼がオスカー候補となった「リトル・チルドレン」でも幼児愛好者と言う役でしたが、今回も同じような役どころ。若者の一人クエンティン役は「エクトプラズム」のカイル・ガルナー、セクシーなクリス役は「96時間」のケイティ・キャシディ。監督はサミュエル・ベイヤー。 | |||||