レビューが遅れまくり。そろそろ限界か??
イチ押しは小説ファンの私も納得のミステリー
万能鑑定士Q モナ・リザ・の瞳 | 監督 : 佐藤信介 | 出演 : 綾瀬はるか、松坂桃李 | ||||||
2014年 日本映画 | ||||||||
今週のイチ押し:都内で小さな鑑定の店を営む凛田莉子の元にある依頼が舞い込む。あるチャリティーイベントがあまりに気前が良すぎて怪しい。そこで現地に乗り込んだ莉子はイベントの料理の音が館内のある音をかき消している事を突き止める。そして貴重な歴史的な資産を守る事ができた。数日後、その事件で莉子が救った朝比奈が彼女の元を訪れる。実は彼はルーブル美術館のアジア圏の代理人兼調査員で、近く来日が決まっている「モナ・リザ」の臨時学芸員として莉子を採用したいと申し出たのだ。莉子の魅力に惹かれ密着取材をする雑誌記者の小笠原と一緒にパリを訪れた莉子は、ルーブル美術館での採用試験に見事合格した。日本に戻った莉子は、一緒に学芸員に選ばれた竜泉寺美沙と共に真贋を見分ける訓練をする事になるが・・・ | ||||||||
私評:鑑定いたします・・・松岡圭祐の「万能鑑定士Q」シリーズは大好きで、文庫本は全て読破。人が死なないミスリーという新しいジャンルを開拓し、凛田莉子という斬新なヒロインが私の心をガッチリ掴んでいます。当初、凛田莉子役を誰がやるのかという事で、小説ファンの何人かと討論をした事があるのですが、綾瀬はるかはまったくノーマークでした。今回はシリーズの中でも特に人気の「モナ・リザの瞳」の映画化なので期待度はマックス。結果的にはかなり良くできていたと思います。莉子の思考回路のロジカル・シンキングもうまく描かれていた。唯一、元々は大バカだった莉子がいかにしてここまでの知識を得たのかというプロセスがもう少し欲しかったです。主演は「リアル 完全なる首長竜の日」「プリンセス・トヨトミ」の綾瀬はるか。そして小笠原悠斗役は「ガッチャマン」の松坂桃李。小説のイメージはもうちょっと華奢でソフトな感じなのですが、まあ良しとしましょう!その他、「ガッチャマン」の初音映莉子、村上弘明、角替和枝など・・。監督は「図書館戦争」「県庁おもてなし課」の佐藤信介。続編を作るなら、ぜひ「特等添乗員α」の浅倉絢奈、そして莉子のライバル雨森華蓮も出してください。 | ||||||||
ポンペイ | 監督 : トーマス・W・S・アンダーソン | 出演 : キット・ハリントン、エミリー・ブラウニング | ||||||
Pompeii | 2014年 アメリカ映画 | |||||||
西暦79年。一人のグラディエーターがポンペイに移送されてきた。彼の名前はマイロ。道中で馬車が立ち往生していて、そこで彼は美しい令嬢カッシアと出会う。カッシアの父親はポンペイに強大な施設を作るべく、ローマ帝国に支援を求めていた。そこにやってきたのは悪名高きコルヴス。彼はローマ皇帝の代理でこの地にやってきたのだが、彼にはもう一つの目論見があった。それはカッシアを妻に娶ることだった。マイロはグラディエーターの牢の中で連戦連勝の勇者アティカスと出会う。彼はあと一勝すれば、ローマの法律で自由になれるのだ。そんな中、ベズビオ火山が不穏な活動を始める。大きな地震が何度も起こるが、誰一人としてこの後に起こる大参事を予想できなかった・・・ | ||||||||
私評:俺は彼女のために戻る・・・私の大好きなデザスター・ムービーです。「ボルケーノ」「ダンテズ・ピーク」「ツイスター」「デイライト」が公開されたのが1990年代の後半。今回の「ポンペイ」はその決定版。一番の違いは3Dになった事でしょうね。とにかく最新の映像技術は度肝を抜きます。そんな中に過去のデザスター映画のオイシイ場面をちょっと拝借したりしているところが憎らしいけど、微笑ましい。前半のドラマ部分もそれなりの面白い話で、正義の味方と美女、超悪人というキャラわけも単純だけどしっかりできているので、後半の怒涛のパニックシーンにうまく馴染んでいました。ラストシーンも私は大好きですね。主演は「サイレント・ヒル:リベレーション」のキット・ハリントン。初主演とは思えないいい役者です。カッシア役は「エンジェル・ウォーズ」のエミリー・ブラウニング。彼女のぽってりタラコ唇が石原さとみと被って・・・。彼女の母親役は「マトリックス」のキャリー・アン・モス、そして超悪役コルブス役は「24 TWENTY-FOUR」のキーファー・サザーランド。監督は「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン。 | ||||||||
ニード・フォー・スピード | 監督 : スコット・ワウ | 出演 : アーロン・ポール、ドミニク・クーパー | ||||||
Need For Speed | 2014年 アメリカ映画 | |||||||
天才的なカーエンジニアにしてドライバーでもあるトビーは、彼の恋人を奪い取ったディーノからビジネスの話を持ち込まれる。最初は断るが、彼が持ち込もうとしていた車がシェルビー・マスタングである事、そして彼が経営するガレージが窮地に追い込まれている事もあり彼の仕事を請け負った。そして誕生した最強のマスタングは富豪に買い上げられた。その直後、ディーノの挑発に乗ったトビーと彼の元カノの弟ピートの3人はチューンナップされたケーニグサグ・アゲーラでレースを開始。ところがディーノに追突されたピートの車は大破してしまう。しかも、ディーノは現場から逃げ去り、トビーは全ての罪をかぶり服役する事に。数年後、服役を終えたトビーは、ディーノも参加するアメリカで最大の路上レース「デレオン」の参加するためマスタングを買った富豪と交渉してレース用の車を手に入れる。しかし、ディーノは彼の出場を阻止するために刺客を送り込む。・・ | ||||||||
私評:お前の運転じゃ危険すぎる・・・ディズニー版の「ワイルド・スピード」とでも言うべきか?「ワイルド・スピード」もすごいけど、この映画もハンパないです。何がすごいってとにかくスピードを極めた映画なのです。出てくる車は高級車揃い。中でも注目はランボルギーニとケーニグサグ・アゲーラのガチンコ勝負はすごい!動体視力の限りを尽くしてスピードについていけ!!ランボルギーニってギアチェンジをハンドルの脇でするんですね!そしてアメリカ産のシェルビー・マスタングはスピードのみならず過酷な運転に耐える頑丈さをアピール?してました。その他にも、ブカッティ、マクラーレン、グラン・トリノなどなど(私はそんなに車好きではありませんが)、車好きには涎が出そうなほどのスーパーカーが続々登場します。唯一、苦言を呈するならば日本車が出ていないこと。GTRはMUSTでしょう!?主演はテレビシリーズで活躍し、「M:I:3」などにも出演しているアーロン・ポール。超~ムカつく敵役には「デビルズ・ダブル」「リンカーン秘密の書」のドミニク・クーパー。ヒロイン役は「28週後・・・」「フライト・ナイト/恐怖の夜」のイモージェン・プーツ(めっちゃキュートです)、そして「デレオン」の仕掛け役、謎のネットDJ役には「バットマン」のマイケル・キートン。監督は元スタントマン、「ネイビーシールズ」のスコット・ワウ。映画を見た後に車を運転する人はアクセルを踏み過ぎないようにご注意を・・ | ||||||||
モンスターズ | 監督 : 中田秀夫 | 出演 : 藤原竜也、山田孝之 | ||||||
Monsterz | 2014年 日本映画 | |||||||
その男は子供の時から恐ろしい力を持っていた。彼の視界に入った人間をすべ操る事ができるのだ。彼の母親はそんな息子の力を恐れ、人前では目隠しをしていた。そして年月は過ぎて、現在。銀行に妙な男が入っていく。行員は彼のバッグに次々と札束を投げ入れる。ATSでお金を引き出した人も。そして「妙な男」は現金がたっぷり入ったバッグを外にいた男に手渡した。その時、急に誰もが我に戻る。何があったのかも彼らにはまったく分からない。こうやって男は誰にも知られず生きてきたのだ。その日も男は広場で目の前の群衆の動きを止めた。ところが、彼の指示に従わず動いている男がいた。彼の名は田中終一。こんな事は初めての男は戸惑いを隠せない。しかし、その直後、終一は車と激突してしまう。病院に担ぎ込まれた終一は恐るべき回復力を持っていた。普通なら治療に数ヵ月は掛かるはずだったが、彼が3日で退院をしてしまう。そんな終一を男が追っていた・・・ | ||||||||
私評:お前がいるから俺は死なないんだ・・・人を操る超能力者VS操れなくて死なない男の対決。発想が面白いですよね。要所要所に無理があるのですが、それを置いといてもけっこう楽しめる作品。圧巻は目の前の群衆を一気に操るシーン。公園で群衆が一斉にストップするシーンはCGではなくエキストラの演技。そしてビル越しの集団ラジオ体操も息がピッタリあっていて驚きました。これがこの映画の一番の見所でしょう!最後はなんだか有耶無耶になってしまい「男」はレクター博士みたいになっちゃうし終一はウルヴァリンみたいになっちゃうし・・・。ストーリーにはちょっと難ありか??「男」役は「藁の楯」の藤原竜也。今回の彼は「デスノート」の夜神月と被りまくりでしょう!!終一役は「凶悪」の山田孝之。彼は可もなく不可もなく・・・。ヒロインの雲井叶絵役は「貞子3D」の石原さとみ。その他、田口トモロヲ、松重豊、木村多江などなど。監督は「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫。 | ||||||||