2009/6/21

どんどん見たい映画公開されるの追いかけていますが、
到底追いつけないのが悲しいっす。レビューはもっと追いつかないし・・。
今回のイチ押しは問答無用のアクション映画と珠玉のドキュメンタリー。

ターミネーター4  監督:マックG  出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン
Terminator Salvation  2009年 アメリカ映画
今週のイチ押し:2018年。人類の滅亡を狙う機械軍〈スカイネット〉が起こした核戦争〈ジャッジメント・デイ〉から、10年が経った。ジョン・コナーは、生き残った人間たちによる抵抗軍の指導者を引き受け、スカイネットとの戦いを指揮していた。そんな中で抵抗軍のトップは、スカイネットのマシーンたちを狂わせる特殊な周波数を手に入れたという。ジョンはその音波の検証を自ら買って出た。その直後、ジョンは謎の男マーカス・ライトと出会う。ジョンの部下を救った彼は、マシーンから逃走中に地雷を踏んでしまったのだ。しかし、彼の皮膚の下はマシーンだった。彼は敵なのか味方なのか??マーカスを信じたジョンはマーカスと共にスカイネットの心臓部へと入り込んでゆく。そこにはジョンの父親であるカイル・リースが捕まっていたのだ・・・
私評:勝利への道は残されている・・・・ターミネーター・シリーズは大好きです。あの不評をかった「3」でさえ、私はけっこう好きです。今回の作品は抵抗軍のリーダーになったジョン・コナーと、スカイネットが秘密裏に作っていたもう一つのターミネーター、そしてジョンの父親になるカイル・リース少年が登場して、いよいよ複雑なタイムパラドックスに陥ってきました。しかし、これは「可能性の未来」の一つの選択肢なので、タイムマシーンで過去をいじれば、また違う未来に書き換えられてしまうのだ。シリーズを通してみていると、シュワルツェネッガー型がT800型だとか、このターミネーターのチップには核が使用されている事などが分かるのですが、この映画の中ではいきなり出てくるので、やっぱり前3作は予習しておきましょう!しかし、そんな難しい事を考えなくても、すごいアクションシーンの連続で最初から最後まで圧倒されっぱなし。爆破シーンのスケールのでかさ、そしてスピード感がたまりません。ジョン・コナーを演じるのはすっかりメジャーになったクリスチャン・ベイル。そしてマーカスを演じるのはサム・ワーシントン。脇役ですがブライス・ダラス・ハワード、ヘレナ・ボナム・カーター、マイケル・アイアンサイドなどなど、良い役者が登場します。監督は「チャーリーズ・エンジェル」のマックG
台湾人生  監督:酒井充子  出演 :楊足妹さん、塔立國普家儒漾さん 
 2008年 日本映画
今週のイチ押し:台湾はかつて日本の統治下にあった。その時に青春時代を送った5人の台湾人がこの映画の主人公。長年にわたり茶畑で茶摘みをする楊さん。台湾原住民で、当時の友人たちを訪ね歩く塔立國普家儒漾さん、台湾人の国の建国活動をする陳清香さん、元日本兵の蕭錦文さん、そして当時の日本人の教師に救われるが、お礼を出来ぬままに死別をしてしまった宋定國さん。日本の統治下で教育を受けた彼らは日本語を話すことができ、彼らは日本人として生きた。日本に対して複雑な思いを抱きながら生きてきた。そんな彼らのインタビューで、彼らの心を綴る・・
私評:今の日本にいる人よりより、私は日本人です・・・国を思う気持ちってそれぞれ違うと思いますが、果たして自分はどれほど「日本」を愛しているのだろうか?私に限らず、今の日本人はどれほどこの国を愛しているのだろうか?スポーツの国際試合で『日本』が勝って「君が代」を聞くときだけかもしれない。しかしこの映画のおじいちゃん、おばあちゃんたちは、今は台湾人として生きているけど、日本人として生きた頃の自分を、本当に誇りに思っているのです。日本人である事の誇りみたいなものを抱いたことがない自分がなんだかとっても恥ずかしかったです。しかし、裏を返すと彼らは大陸にも日本にも苦汁をなめさせられた人たち。彼らの言葉の裏にはもしかしたら辛辣な意味が隠されているのかもしれません。そして叱咤激励ともバッシングともとれる発言がバンバン飛び交います。私たちはそれらを真摯に受け止めなくてはいけないのかもしれません。それは日本を愛しているからこそ出てくる意見でもあるのですから・・・。そしていま、彼らは台湾人として誇りを持って生きているのです。監督は酒井充子。
おとなり  監督 : 熊澤尚人  出演:岡田准一、麻生久美子
 2009年 日本映画 
カメラマンの聡は常々風景写真を撮りたいと思っている。しかし、彼は高校時代からの友人でもある人気モデルのシンゴの専属カメラマン。その仕事が忙しくてなかなか前に進めない。そんな彼を癒してくれるのはアパートの隣から聞こえてくる生活音。会ったこともない隣の彼女はいつしか彼に安らぎを与えていた。そんなある日、彼の元にシンゴの彼女の茜がやってくる。シンゴと連絡が取れなくなったという彼女は、シンゴの子供を宿していた・・・。フラワーアレンジメントを勉強中の七緒はフランス留学を目指している。ひとり暮らしの彼女も隣の部屋から聞こえてくる生活音が癒しになっている。ある日、七緒は客に頼まれたフラワーアレンジメントを、その場でプレゼントされる。彼は七緒がいつも行くコンビニの店員だった。留学を控えている事を理由に交際を断ろうとした七緒は、彼から「基調音」についての話を聞き、興味を抱くが・・
私評:いつもは気にしていないけど、なくなるとさびしくなってしまう音・・・ひとり暮らしが長い私は隣の部屋の音というのはけっこう気になります。今のマンションは壁が厚いのでほとんど気になりませんが、以前に住んでいたアパートはもろに聞こえてきて・・。という事はこちらの音も向こうに筒抜け・・、けっこう気を遣ってしまいました。だけど、お隣が麻生久美子みたいな美人だったら良いですよね〜。この映画を見ている間中、私はそんな妄想に駆られていました。この映画は聡と七緒のふたりの側から、それぞれの人生を描くというユニークな作り方になっている。このふたりは一枚の壁を隔てて会えそうで会えない・・。そんなドキドキ感というか、イライラ感もこの映画の良いところ。果たしてふたりは会う事が出来るのでしょうか??主演は聡役は「木更津キャッツアイ」の岡田准一、そして七緒役は「インスタント沼」の麻生久美子という美男美女コンビ。それゆえにこの映画は男が観ても女が観ても「羨ましく思える」映画なんですね。その他、聡サイドは谷村美月、池内博之、市川実日子、平田満、七緒サイドは岡田義徳、とよた真帆、森本レオが出演。監督は「虹の女神 Rainbow Song」の熊澤尚人。 
レスラー  監督 : ダーレン・アロノフスキー  出演 : ミッキー・ローク、 メリッサ・トメイ
The Wrestler  2008年 アメリカ映画
ランディはかつて、マディソン・スクエア・ガーデンを満杯にするほどの人気を博したプロレスラー。しかし、今ではすっかり落ちぶれてニュージャージーの周辺でどさ周りのプロレス興行に出演している。住まいもトレーラーで、試合のない日はスーパーでバイトをしてその日の暮らしを凌いでいた。そんなランディの心の支えは場末のストリッパーのキャシディだった。そんなある日、ランディは試合後に心臓発作を起こして倒れてしまう。九死に一生を得たランディだったが、医者からは「もう一度リングに上がったら命の保証はない」と宣告される。退院後、家に帰ったランディは行く場所も頼る人もいない事に気づき、孤独に苛まれる。キャシディを訪ねたランディは、別れ別れになっている娘に会う事を勧めるが・・・・
私評:あそこがおれの居場所だ・・・この映画を見ていて頭に浮かんだのは「明日のジョー」です。この主人公の矢吹ジョーも結局は心の拠り所はリングだけ。そして「レスラー」のランディも最後にはリングに戻ってくるのです。男気を感じるシーンです。しかし、裏を返すと彼は人生の落後者でもあるのです。ただの負け犬に見えるか?それとも輝きを放つヒーローに見えるか??それがこの映画の評価の分かれ目でしょう。ランディを演じるのは奇跡のカンバックを果たしたミッキー・ローク。彼は職業こそ違うものの、栄光からどん底へと落ち、そこからまた這い上がってきた男。そんな彼だからこそ、ランディの魅力を十二分に表現できたのでしょうね。そして今年の助演女優賞候補に挙がったキャシディ役のマリサ・トメイ。場末のストリッパーという役なのでヌードシーンも満載。しかし、彼女の体は年齢を感じられません。そしてランディの娘役は「ダイアナの選択」のエヴァン・レイチェル・ウッド。監督は「π」「レクイエム・フォー・ドリーム」のダーレン・アロノフスキー。
ジャイブ 海風に吹かれて  監督 : サトウトシキ  出演 : 石黒賢、清水美砂
 2008年 日本映画
東京でIT企業を経営する哲郎は多忙な毎日を送っていた。しかし、共に働いてきた前島の裏切りを知る。そして彼はひとり故郷の北海道へと帰る事にした。実家の近くの漁港で偶然、高校の同級生の由紀と再会した哲郎は、ふたりで酒を呑みながら20年前の思い出話に花を咲かせた。由紀は地元の漁協で事務仕事をする平凡な女性だが、高校時代は夢をたくさん抱いたとぼやく。その言葉は哲郎の心に火をつけた。ヨット部だった哲郎は「北海道を無寄港で一周する」と宣言。地元の仲間たちを巻き込んで、哲郎の挑戦は始まった。哲郎が船出するとすぐに、東京から会社の部下の麻衣子がやってくるが、由紀からすでに彼が出発したことを聞かされる。しかし、ふたりは哲郎の後を追うように旅に出る。哲郎のヨットは時化にあったり、濃霧に襲われたりと順風満帆な旅ではなかった。そして哲郎には祖父との約束を果たそうとしていた・・・・
私評:俺たちはこれからだ。いろんな波が来るぞ・・・・いま、大ヒット中の「Rookies」のように若者が青春を燃焼して・・という話も良いのですが、我々中年だって負けてはいません!「若い者には負けません!」という気概はありませんが、齢を重ねたものだからこそできる「挑戦」というのもありますよね。ちょっと筋違いかもしれませんが、いま世界一周(アースマラソン)に挑戦している間寛平みたいに何かにチャレンジする気持ちを持ち続けるって良いことですよね!この映画の場合は中年らしく、ちょっとカッコ良く「ヨットで北海道を一周」!これも大人な感じで好きです!そしてそのチャレンジの間にちょっとした恋愛も挟まれているのですが、これまたアダルト〜!!そしてこの映画のもう一つの見どころは北海道、そして海原の雄大な景色です。美しい映像は心を癒してくれますよ・・・。主演は石黒賢。彼はちょっと地味な感じがあったのですが、この映画ではいい感じ・・。由紀役は清水美砂、麻衣子役は上原多香子、そして脇役陣で大滝秀治、加賀まりこ、津川雅彦が登場。そして主題歌は(北海道と言えばこの人!)松山千春です。監督はサトウトシキ。
築城せよ!  監督 : 古波津陽  出演 : 片岡愛之助、海老瀬はな
 2009年 日本映画
ここは愛知県の猿投。ここではボランティアの人々が城を築いて客を呼ぼうとする動きがあった。しかし、この町の町長の馬場は城の場所に工場を作る事を目論んでいた。両者はお互いに譲り合うことはなかった。そんなある日、ホームレスのゴン、大工の親方の井原、そして町役場に勤めるダメ男の石崎の3人が井戸に落ちてしまう。井戸から出てきた彼らには、なんと戦国時代の武将が憑依していた。彼らは昔、自分の城の築城に気を取られすぎて戦に敗れたことがあり、町民の築城を煽りたてた。しかも、負け戦の時に敵に寝返ったのはなんと今の町長の祖先だった。しかし、彼らに残された時間はあと僅か。その時間内に城を作るために選ばれたのは、なんと段ボールを使った城だった。棟梁の娘のナツキの指導のもとボランティアで集まった町民たちは見る見るうちに城を作り上げてくが・・・・
私評:私たちの町ってこんなにきれいだったの??・・・この映画の事はタイトル以外まったく知らなかったのですが、私の会社の社長の知人がこの映画の制作に携わっていて、半強制的に見に行かされた映画です。ところがこれが面白い映画でした。日本のインデペンデント社の作品はとにかくバジェットがない。この映画もきっとカツカツの予算でやっているんだろうな〜・・なんて勝手に思っていたらしっかりと作られていてビックリ。なんたって、本当に段ボールをの城を作っちゃうんですからね!そしてこの映画は愛知県と豊田市が完全バックアップ。まさに地元と製作の意見が合致して、がっぷりと組んで作られた作品でもあるのです。この映画は幸い劇場公開されましたが、これくらいのレベルで埋もれている作品もけっこうあるんですよね・・。それだけ日本の映画のレベルが高いということなんでしょう。主演は上方歌舞伎の片岡愛之助。ダメ男と戦国武将を演じ分け、迫力満点の演技を見せます。ヒロインは「ハッピー・フライト」でCAを演じた海老瀬はな。憎々しい町長役は江守徹(なんだか割舌が悪くなったな〜・・)。そして町長の懐刀役はコミカルな演技が光る「インスタント沼」のふせえり。その他、阿藤快、藤田朋子、津村鷹志という渋い配役。そして私たちの年代には懐かしくて嬉しい「ウルトラマンA」南夕子こと星光子が三味線を持って登場します。監督はこれが長編デビューとなる古波津陽。
カンフーシェフ  監督 : イップ・ウィンキン  出演 : サモ・ハン・キンポー、加護亜依
Kung Fu Chefs  2008年 香港映画
カリスマ・シェフのピンイーは有名店の料理長だった兄の後を継ぐが、兄の息子ジョーに恨まれ店を追われてしまう。しかし、努力の甲斐あってレストラン四海一品の料理長に就くことになったピンイーは、彼に弟子入りしてきたケン、チンとインのシェン姉妹と力を合わせてレストランを盛り立てようとするが、またしてもジョーの妨害にあってしまう。店の人気はガタ落ちになるが、彼らはここ一番の大逆転を賭けて、料理バトルに挑戦する。おてんばでキュートだがトラブルメーカーでもあるインとケンはいつもケンカばかり。しかし、2人は次第に惹かれ合っていく??そんな中、料理対決は様々な妨害を受けながらもなんとか勝ち進んでいく。果たして彼らは優勝を勝ち取ることが出来るのか?・・・・
私評:これは私が作った豆腐ね!?・・・元・モーニング娘の加護亜依が出演した香港映画という事で、宣伝もそちらばかりになってしまったこの作品ですが、香港映画の真髄である笑いとカンフーがぎっしり詰め込まれたエンターテインメント。なんたってアクションは「マトリックス」「少林サッカー」のアクション監督のユアン・チュン・ヤン!!そしてこの映画には美味しそうな香港料理が次から次へと出てきます。日本ではTVの「料理の鉄人」で、そして韓国映画では「食客」などで料理バトルは今や、世界中で大人気!でも、真髄はやっぱり中国4000年の歴史を汲む料理でしょう!お腹が空いている時に見るとお腹が鳴っちゃいますよ。まあ、ツッコミどころは満載ですが・・。主演は世界一動けるデブ!サモ・ハン・キンポー!!そして香港の超イケメンヴァネス・ウー。「カンフー・ハッスル」の元祖カンフースターのブルース・リャン。そして我らが(?)加護ちゃんです。加護ちゃんがまた、良いんですよ。カンフーアクションも要チェックです!監督は「カンフー無敵」のイップ・ウィンキン。


前回の記事も読んでね〜!



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