2013/5/12

夏の陽気になってきましたね~。映画館は邦画が大盛況。
イチ押しは原作が大好きな2作品。

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点  監督 : 橋本一  出演 :大泉洋、松田龍平、尾野真千子
 2013年 日本映画
今週のイチ押し:ススキノの探偵は、夜な夜なBAR「ケラー・オオハタ」で飲んでいる。相棒の高田も北大の農学部で相変わらずのマイペース。最近の話題と言えば、馴染みのショーパブ「トムボーイズ・パーティ」のオカマのマサコちゃんがマジックコンテストに出場する事。まじめな性格のマサコちゃんが「自分が有名になると困る人がいるかも?」と言っていたが・・・。マサコちゃんは大会で優勝した2日後に殺された。警察が捜査を開始するが、犯人はまったくシッポを出さない。ところが探偵は3ヶ月もの間"ある女“に夢中になっていた。そして捨てられてススキノに戻り、事件の解明に乗り出すがどうも周りの様子がおかしい。新聞記者の松尾からの情報によると、マサコちゃん殺害事件には人気の政治家の橡脇が絡んでいるという。そんな時、探偵を尾行する怪しい影が・・。正体は人気ヴァイオリニストの河島弓子。実はマサコちゃんは彼女の大ファンで、弓子にとっても大事な存在だった。弓子は自分で犯人探しをすると言うが・・
私評:探偵は依頼人を守らなくちゃいけないんだよ、厄介なことに・・・やっぱりこのシリーズは面白い!しかし、この映画の面白さの大半は主演の大泉洋の力。この人、面白すぎるでしょう!!今回も彼の地元北海道で大暴れ。前作以上にアクションシーンが盛りだくさんです。特に路面電車を使ったアクションやジャンプ台でのアクションは札幌ならではの演出。キャストたちの体を張ったアクションがすごいです!!そしてミステリーとしても、なかなかの筋書き。私はこの展開、すごく好きです!主演は「水曜どうでしょう」「しあわせのパン」の大泉洋、高田役には「舟を編む」の松田龍平(相変わらずセリフの下手さは天下一品)、弓子役には「外事警察」の尾野真千子、マキコ役にはガレッジセールのゴリ、そして橡脇役は「外事警察」の渡部篤郎。監督は1作目と同じく橋本一。
県庁おもてなし課  監督 : 三宅喜重  出演 : 錦戸亮、堀北真希、
 2013年 日本映画
今週のイチ押し:大分県庁に働く掛水は、大分県の観光促進のために新たに設立された「おもてなし課」に配属された。さっそく有名人に県のPRをしてもらおうと人気作家の吉門喬介に依頼の電話をするとすんなりと受け入れてくれた。しかし、1ヶ月経っても進捗がない掛水に、吉門から電話が入り、ぼろくそにダメ出しをされてしまう。吉門からのアドバイスは「柔軟な民間感覚」を取り入れるため若い女性を採用する事と、かつて大分に「パンダ誘致論」を提唱したが、受け入れられず県庁を去った伝説の元職員の清遠を訪ねる事。掛水は柔軟な発想力を持つバイトの明神多紀をチームに引き入れ、ふたりで清遠を訪ねた。しかし、清遠の娘の佐和はいまだに県庁を憎んでいて、ふたりは追い帰されてしまう。そんな時、吉門が大分に戻って来る。彼は清遠の血の繋がらない息子だった・・
私評:高知は、こじゃんとえいところぜよ!・・・人気作家の有川浩さんの作品がまたまた、映画化。先日観た「図書館戦争」とは違って心温まるご当地作品。高知県って映画でも何度も言われていますが「自然以外には何もない?」所らしい。(行った事がないのですが・・)しかし、自然の恵みは抜群で映画の中で観光もできちゃいます。その美しい景色もこの映画の見所の一つ。そして有川浩作品の醍醐味である登場人物がみんな生き生きしていて、しかもサイコーのハッピーエンド。気分が盛り上がりました。主演は関ジャニ∞の錦戸亮。彼の爽やかな演技は好感が持てます。ヒロインは「Always三丁目の夕日」の堀北真希。可愛い!可愛すぎます!!その他、「横道世之介」の高良健吾、「DRAGONBALL EVOLUTION」の関めぐみ、サスペンスドラマの帝王船越英一郎。監督はやはり有川作品の「阪急電車 片道15分の奇跡」で監督デビューをした三宅喜重。
ラストスタンド  監督 :キム・ジウン  出演 : アーノルド・シュワルツェネッガー フォレスト・ウィテカー
The Last Stand  2013年 アメリカ映画
元LA警察の敏腕刑事だったレイはある事件がきっかけで退職し、今はメキシコ国境の田舎町で保安官をしている。この町はのどかでレイものんびりと余生を過ごすつもりだ。町の高校のアメリカンフットボールの試合で町民はこぞって町を出ていた、その時、事件は起こった。移送中の凶悪犯が逃走し、時速400キロも出るスーパーカーで国境へ向かっていた。FBIのバニスターから連絡を受けたレイは言い知れぬ不安を感じていた。そんな時、町を謎の武装集団が襲った。銃撃戦の中、レイは部下を失ってしまう。武装集団は逃走中の凶悪犯の手下で、この町からメキシコに橋を掛けて逃がそうとしていたのだ。FBIが送ったSWATチームも潰され、いよいよ犯人は全速力で町に向かっている。決死の覚悟を決めたレイは副保安官のサラとフィギー、火器武器博物館を営むディンカム、そしてサラの元恋人で戦闘経験のあるフランクと共に闘う決意をするが・・・・
私評:俺たちが最後の砦だ・・・アーノルド・シュワルツェネッガーの主演復帰作です。相変わらずと言うよりも、ワンパターンの演技しかできない彼には肉弾戦しかありません!カリフォルニア州知事をしている間に鈍っていたかと思いきや、デカイ銃も片手でぶっ放し、バックドロップまで決める大活躍。そしてこの映画はとにかくテンポが良いんです。息詰まるシーンばかりでなく、笑いも存分に盛り込んだエンターテインメント。R15なのが勿体ない。しかし、私がこの映画を見たかったのはシュワちゃんが見たかったわけではなく、監督のキム・ジウンの演出の手腕を見たかったからです。韓国では超一流の監督だし、「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」ではすごいアクションも撮ってきた監督。ハリウッドでもその才能は如何なく発揮されていました。シュワちゃんの他には「ラストキング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー、「マイティー・ソー」のジェイミー・アレクサンダー、「オープン・ユア・アイズ」のエドゥアルド・ノリエガ、「アルマゲドン」のピーター・スト-メア。気分爽快になれる映画です。


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