GWもあっという間に終わってしまいました・・・。しかし、映画は豊作。
今回はハリウッド映画に酔いました!そして原作ファンも納得の邦画も!
アイアンマン3 | 監督 : シェーン・ブラック | 出演 :ロバート・ダウニー・Jr、 グウィネス・パルトロウ | |||
Ironman 3 | 2013年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:宇宙からの侵略者をアベンジャーズとして戦い地球を守ったトニー・スターク。戦いから1年経つが、彼は悪夢にうなされろくに睡眠もできない状態。それでも新しいアイアンマン・スーツの開発には余念がない。しかし、政府はトニーひとりがヒーローとして戦うべきではないという見解から、ローディ大佐にアイアンマンのスーツを着せて独自の防衛体制を築いていた。そんな時、謎のテロリストのマンダリンが動き出す。彼らは新型の爆弾を用いていたが、爆弾の破片が見つからない。そんな時、ペッパーの元にキリアンという男が現れる。AIMという会社を持つ彼は人の脳の未使用部分を使うことで能力を飛躍的に向上させる薬の研究をしていた。キリアンは過去にトニーに酷い仕打ちを受けていた。しかし、ペッパーはこの新薬の軍事目的の利用を危惧し提案を跳ね除けた。スターク社の警備主任のハッピーはキリアンの連れの不審な男を追跡するとテロによる爆破事件に巻き込まれてしまう。ハッピーの事件を知りトニーはマスコミの前で犯人を挑発して自宅の住所を言ってしまう。すると、すぐさま武装ヘリがトニーの自宅を襲撃。豪邸は木っ端微塵に破壊されてしまう・・ | |||||
私評:トニー・スタークは帰ってくる!・・・アイアンマンシリーズの最新作。話は色々と入り組んでいるのですが、そんな所は気にせず壮絶なアクションだけで充分楽しめる映画です。トニー宅の破壊も然ることながら、全編にわたってとにかくぶっ壊しまくり。CGだと分かってはいても、その迫力に押され続けました。爆破だけではなくスカイダイビングあり、格闘シーンありとアクションの見せ場はたくさんあります。私はI-MAXで観たのでさらに迫力アップ!とにかくおもしろかったです!主演は「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」シリーズのロバート・ダウニー・jr。彼の最高傑作となったことでしょう!ペッパー役は今年のヴォーグ誌で「世界で一番美しい女性」に選ばれたグウィネス・パルトロー。ローディ大佐はドン・チードル。そしてキリアン役はガイ・ピアース、マンダリン役はベン・キングスレイという豪華な顔ぶれ。監督は「キスキスバンバン」のシェーン・ブラック。 | |||||
L.A. ギャング ストーリー | 監督 : ルーベン・フライシャー | 出演 : ジョシュ・ブローリン、ショーン・ペン | |||
Gangster Squad | 2012年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:1949年のロサンゼルス。ユダヤ人のギャング、ミッキー・コーエンはドラッグ、銃器販売、そして売春でこの街を牛耳っていた。そんなある日、戦地から戻ったばかりのオマラ巡査部長は若い女がポン引きに連れて行かれる現場に遭遇。パートナーには見て見ぬふりをするように言われるが、彼は逮捕状も持たずにアジトに踏み込みそこにいた男たちを殴倒して逮捕。しかし、コーエンが手を回したため彼らはすぐに釈放された。そんなオマラの行動がLA警察のパーカー本部長の目に留まった。パーカーはどんな方法を使っても良いからコーエンを叩き潰せとオマラに命令をくだす。すぐにコーエンはチームのメンバー選びに動き出す。妻の助言もあり個性的なメンバーを集めたオマラは仲間が仕掛けた盗聴器の情報を元に、コーエンのアジトをひとつずつ潰しにかかる・・ | |||||
私評:これは戦争だ・・・これは実際にあった話だそうです。確かにミッキー・コーエンという名前はギャング映画の「バグジー」で見た事がある。しかし、彼の組織を壊滅するためにこんな闘いがあったとは知りませんでした。そしてこの戦いの為に結成されたチームのメンバーが実に個性的で、しかも“7人”!男気を感じさせてくれる映画でした。ラストシーンのオマラとコーエンのブン殴り合いは鳥肌が立ちました!主演のオマラを演じるのは「MIB3」のジョシュ・ブローリン、彼の右腕として、そして愛する女をコーエンから取り戻すため戦うウォーターズ役は「ドライバー」のライアン・ゴズリング、ミッキー・コーエン役は「ミルク」のショーン・ペン、パーカー本部長は「48時間」のニック・ノルティ、そしてコーエンの愛人役には「アメイジング・スパイダーマン」のエマ・ストーン。その他、アンソニー・マッキー、ジョヴァンニ・リビシ、ロバート・パトリック、マイケル・ペーニャが特攻チームのメンバーです。監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。 | |||||
ジャッキー・コーガン | 監督 : アンドリュー・ドミニク | 出演 : ブラッド・ピット、レイ・リオッタ | |||
Killing Them Softly | 2012年 アメリカ映画 | ||||
今週のイチ押し:アメリカ、ニューオリンズ。刑務所から出所したばかりのフランキーは、獄中で知り合った中年男ジョニーの強盗計画を聞いて実行に移る。犯罪組織の賭場から金を奪うのだが、以前に支配人のマーキーがその賭場で強盗を装い、金を奪った事がある。マーキーは酔って“自分が仕組んだ”と周囲漏らしていたのだ。次に同様の事件が起これば、当然容疑はマーキーに向けられる。チンピラのラッセルとともに賭場に押し入ったフランキーは手際よく金を盗み逃走した。被害に遭った組織は、病気療養中のディロンに代わって現れた、凄腕の殺し屋ジャッキー・コーガンに犯人を見つけ出す事を一任する。“ドライバー”から得た情報を元に、行動を開始するジャッキー。彼は、暗殺者ミッキーを呼び寄せてジョニー暗殺を頼むが、現れたミッキーは昼間から大酒をくらい、娼婦にうつつを抜かすダメ男。ジャッキーは彼を見限り、自らマーキーに銃弾を打ち込む・・ | |||||
私評:奴らを優しく殺したいんだ・・・前半の30分はチンピラ同士のダラダラとした会話が続き、ようやく強盗に入った辺りから話が面白くなってきます。この映画のキャラクターはみんな個性的。サスペンス映画ではあるのですが、マヌケな奴らが多くて笑えます。私の一番のツボは暗殺者のミッキー。颯爽と空港に現れ、口では偉そうなことを言っていたくせに久々にありついた酒と女にドップリ。彼を説得するブラピまで、マヌケに見えてしまった・・(苦笑)。そしてクライマックスは美しい殺戮シーン。超スローモーションで銃弾が舞う。ここのシーンもなぜか私は可笑しくて笑ってしまった。ハードボイルドっぽい作品なのですが・・・。ジャッキー・コーガン役は「イングロリアス・バスターズ」のブラッド・ピット。超~かっこいいです。ドライバー役は「モールス」のリチャード・ジェンキンス、ミッキー役は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェームズ・ガンドルフィーニ、賭博場の支配人のマーキー役はレイ・リオッタ。監督は「ジェシー・ジェームズの暗殺」のアンドリュー・ドミニク。 | |||||
図書館戦争 | 監督 : 佐藤信介 | 出演 : 岡田准一、榮倉奈々 | |||
2013年 日本映画 | |||||
今週のイチ押し:近未来の日本。公序良俗を正す目的として「メディア良化法」が制定される。この方により表現の自由は大幅に規制され、不適切とされた創造物は「メディア良化委員会」によって排除される事となった。その厳しい管理のために武力まで行使する委員会の弾圧に対抗したのが「図書館」だった。この図書館の自衛組織「図書館隊」に新たなメンバーが加わった。そのひとりが笠原郁。彼女は高校生の時に大好きな本をメディア良化委員に取り上げられそうになったことがあった。その時に彼女の本を取り返してくれたのが図書館隊。以来、その図書館隊の男が彼女の王子様だったが、王子様の顔は全く覚えていなかった。そんな彼女の指導員は厳しさで有名な堂上。身体能力がずば抜けている郁は男たちに混ざっても引けを取らないが、ドジで向う見ずな行動で何度も堂上を怒らせてしまう。そんなある日、小田原にある情報歴史図書館が閉館されることになる。情報歴史図書館が有するすべての資料は関東図書隊に移管されることになったが、その中には『メディア良化法』成立の裏側に触れている内容があり、委員会はこれらの資料を武力で奪い取ろうとしていた・・・・ | |||||
私評:私はそんな本たちを守りたいんです!・・・昨年見たアニメ版の「図書館戦争 革命の翼」もイチ押しでしたが、今回も強くプッシュさせていただきます。原作を読んだ限りでは、実写化なんてありえないと思っていたのですが、できちゃいました。それもかなり原作に忠実で原作のファンも納得でしょう!特に語りたいのがこの作品の二人の主人公。元々、原作のファンたちで「仮に実写化する場合、誰が良いですか?」みたいなアンケートの公募があり選ばれたのが岡田准一と榮倉奈々のふたり。このふたりがそのまま映画に出演したのが嬉しいですよね。私も原作のイメージとぴったりだと思いました。普段は運動音痴(なのだそうです)の榮倉奈々はこの作品のために大特訓してアスリートっぽくなっていました。そして原作にはなかった”格闘シーン“は岡田准一のために追加されたようなシーンですが、これがすごい迫力!たまげました。郁の友人役は「キル・ビル」の栗山千明。彼女がまた、ピッタリの配役なのです。郁と同期の手塚隊員役は「仮面ライダーフォーゼ」の福士蒼汰、関東図書基地の司令役は「犬神家の一族」の石坂浩二。その他、田中圭、西田尚美。監督は「修羅雪姫」「GANTZ」の佐藤信介。 | |||||
藁の楯 | 監督 :三池崇史 | 出演 : 大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也 | |||
2013年 日本映画 | |||||
7歳の少女が暴行された上に無残に殺害された。犯人の清丸は10年前にも少女に暴行をして逮捕されたが刑期を終えて出てきたばかりだった。そんな犯人を憎む少女の祖父で財政界の大物の蜷川は清丸を殺した者には10億円を献上するというネット広告を出した。九州に潜んでいた清丸だったが、彼を匿っていた男にもあっさり裏切られて、身の危険を感じた清丸は自ら警察に出頭した。清丸の東京への護送は困難が予想され3名の刑事の他に警視庁のSP2銘刈と白岩も同行することになった。警察が手配した大量のパトカーに先導され福岡を出た護送車だったが、“清丸サイト”と呼ばれる情報ページを見ると彼の居所が表示されていた。こっそりと救急車に乗り換え、新幹線に移動しても居所が表示されている。身内の中の何者かが、外部に居場所をリークしているのだ。新幹線の中でも清丸を狙う者たちが次々と襲いかかる・・・・ | |||||
私評:こいつはクズだ。守る価値なんかない・・・原作は読んでいないのですが、この映画ってどうもスリルに欠けるんですよね~。なんとなくありそうな話ではあるのですが、リアルな感じがしない。それは三池崇史監督らしい、“大味な演出”のせいなんでしょうか。山梨で清丸に手を挙げた銘苅・・・そのシーンからいきなり東京って手抜きとしか思えませんね。映画としてはとっても良い題材だったのにもったいないです。しかし、こんな映画でも役者陣はすごく頑張っていて作品のグレードを引き上げています。銘苅役は「終の信託」の大沢たかお。彼はやっぱり上手い!そして真面目なSP役がピッタリでした。女性SP白岩役は「家政婦のミタ」の松嶋菜々子。アクションシーンもしっかりこなしています。蜷川役は「マルサの女」の山崎努、刑事役には岸谷五朗、永山絢斗、伊武雅刀。そして憎々しい鬼畜犯人を演じるのが藤原竜也。本当にいやらしくて、頭がおかしい男を見事に演じきっています。監督の三池崇史は3本に1本は良い作品もあるんですよね・・ | |||||