2009/5/10

GWは旅行に行ったので映画をあまり見ませんでした。
だけど、この季節良い映画がいっぱい公開されるんですよね。
今回のイチ押しは日韓の超話題作!

チェイサー  監督:ナ・ホンジン  出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ
 2008年 韓国映画
今週のイチ押し:デリバリーヘルスを経営するジュンホは元刑事。しかし、最近彼の元で働いていた女性が失踪していた。その日、ジュンホは数日前にいなくなった女の車を発見する。車の中には彼女の携帯電話が残されていた。そして彼女が最後に通話した相手の番号を見てジュンホは愕然とする。その番号の男の元にミジンという女を派遣したのだ。ミジンを探していたジュンホは狭い道路で車に追突をしてしまう。しかし、偶然その車を運転していた男はジュンホが探していた男ヨンミンだった。彼を警察に突き出すと、ヨンミンはすぐに連続殺人の犯行を口にするが警察の必死の捜索にも関わらず何の証拠を発見することができない。ヨンミンを拘束できる時間はわずか12時間。しかし、ジュンホはミジンが生きていると信じて彼女の居場所を必死で探す。ジュンホ警察内でヨンミンに暴行を加え、今までの被害者の遺体の隠し場所を聞き出すがそこには何もなかった。やがて、ヨンミンは釈放され町に戻った。時を同じくして家の中で拘束されていたミジンが自力でヨンミンの隠れ家から脱出していた。ミジンはジュンホの携帯に電話をするが・・
私評:私、怖いんです。この仕事はもう辞めたい・・・すごい映画に出会ってしまった。とにかく、全く先が読めない展開のシナリオにビックリしました。物語の前半で犯人は分かっていて、しかも警察に捕まってしまうのにそこから話はとんでもない方向に向かって突き進んでいきます。しかも、私が「こうなったら厭だな〜」と思う方向にばかり物語は進んでいく。そして驚愕のラスト。開いた口が塞がらなかったです。このラストは「セブン」以来の衝撃かも??また、この映画は韓国で実際に起きた事件がベースになっているので、よけいにリアルな感じがするんですね。この恐ろしい映画に更なるスパイスを与えるのが3人の役者。まずはジュンホを演じるキム・ユンソク。彼はこの作品で韓国でいくつもの主演男優賞を獲得。そして凶悪犯のヨンミンを演じるのはハ・ジョンウ。彼の冷酷な目の演技はとにかく怖い。そして娼婦のミジン役はソ・ヨンヒ。彼女がジュンホの電話に残した最後のメッセージ…、強烈すぎます。そしてこの映画を監督したのはなんとこれが初の長編映画になるナ・ホンジン。恐るべき新人監督が現れたもんです。これも韓国の底力か??
GOEMON  監督 : 紀里谷和明  出演 : 江口洋介、大沢たかお、広末涼子
 2009年 日本映画
今週のイチ押し:時は戦国。豊臣秀吉が天下統一を果たし、世は平静を装っていたが貧富の差は激しく多くに人々が貧困と闘っていた。そんな彼らの前にヒーローが現れる。天下の大泥棒石川五右衛門だ。彼は金持ちから金品を奪っては貧民たちにばら撒いていたのだ。今日も大富豪の紀伊国屋文左衛門の元から金銀財宝を頂戴し、祭りに湧く庶民に振る舞った。彼が盗んだ物の中に南蛮製の箱があったが中身が空だったので彼はそれを屋根から捨ててしまう。しかし、その箱には大きな秘密があり秀吉の臣下である石田三成が躍起になって探している事を猿飛佐助から聞かされる。ふたたび箱を取り戻すために貧民街に戻った五右衛門を待ち受けていたのは雲隠才蔵だった。実は才蔵と五右衛門は幼い日に信長に拾われ、ともに服部半蔵の元で修業をした竹馬の友だった。箱の秘密を知った五右衛門は単身、秀吉の元へと向かう。そこで彼は幼い日から恋心を抱いていた茶々と再会する・・・
私評:お前が強くなれば、何も失わないですむんだ。強くなれ・・・最近のリアルすぎるCGとは一線を隔して、アニメチックなCGをふんだんに盛り込み作り上げたアクション時代劇。絢爛豪華なセットは全てCGなのですが、なんとなくセピアがかった映像が摩訶不思議な世界を見事に映し出します。予算のせいか細かいCGに手抜きも感じられるのですが、それは良しとしましょう。この映画の面白いところは何といってもキャラクターです。時代劇のスターたちが続々と登場するのですが、これを演じる役者が憎らしいくらいにピッタリ。しかし、衣装はとんでもなくハイカラなんですね。このギャップも好きです。そして従来の歴史物語の展開を無視して、物語はどんどん加速をつけて怒涛のクライマックスへ・・。私はめちゃめちゃ面白かったです。役者陣は江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ、要潤、玉山鉄二、中村橋之介、平幹二郎、伊武雅刀、奥田瑛二・・などなど、完璧な布陣。花魁役の佐藤江梨子と戸田恵梨香も良かったな〜・・。監督は「キャシャーン」の紀里谷和明。
テラー・トレイン  監督 : ギデオン・ラフ  出演:ソーラ・バーチ、ギデオン・エミリー
Train  2009年 アメリカ映画 
インディアナ大学のレスリングチームのアレックスは、仲間たちと一緒に東ヨーロッパへ遠征中。その日もリトアニアで試合が行われていた。試合後、リトアニアチームの誘いで真夜中のパーティーに出かけた彼らは、翌朝の列車に乗り遅れてしまう。カンカンに怒っているコーチは切符を買おうにも言葉が通じず、さらに怒り心頭。そこに流暢な英語を話す美女が現れ、彼らをある列車へと導いた。オデッサに向かう列車には不気味な双子、怪しい車掌、そして乗客たちも不気味なオーラを発していた。そんな時、コーチが一人で食事をしていると駅で彼らを助けてくれた美女がすり寄ってくる。彼女の個室に案内されたコーチの首に注射器が刺されると、彼は意識を持ったまま身動きができなくなってしまう。そしてレスリングチームの仲間たちもひとり、またひとりと姿を消していく。チームメイトをそして彼女の恋人を探してアレックスは車内を探索する。するとそこには、信じられない事実が・・・
私評:リトアニアへようこそ・・・・オープニングから、いきなりの人体解剖シーン。柔らかい皮膚にメスが入り皮を、そして肉を剥がしていく。実はこのシーンもやがて起る事件の伏線になっている。それにしても最近のスラッシャー映画は容赦がない。もちろん、特殊メークや特撮の技術が向上したということもありますが、めちゃめちゃリアルに人体に刃物が挿入される。だけど、私がいちばんイヤだったシーンは暗い部屋の床に釘が出ていて、それを踏むシーン。見てるいだけで痛くなりました。そして次々と殺されていく選手たち。そして彼らは捕まるとバラバラにされてしまう。その理由もなるほど・・という内容です。しかし、後半は列車を使ったアクションシーンもあり、お約束のヒロインの逆襲が始まるのです・・。そのヒロインを演じるのが「アメリカン・ビューティ」「ゴースト・ワールド」のソーラ・バーチ。ポッチャリ体系でこ憎たらしいイメージだったソーラがすっきりと痩せていてビックリ。そして彼女がレスリングをして、悪者たちと格闘して、殴られて蹴られて・・(笑)監督はギデオン・ラフ。 
クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国  監督:しぎのあきら  出演:矢島晶子、ならはしみき
 2009年 日本映画
しんのすけの住むカスカベに新しい町長・四膳守が選ばれた。彼は地球環境の危機を訴え町に徹底的なエコ活動を推奨した。町長はしんのすけたちの幼稚園にもやってきて野外活動でのゴミ拾いをさせた。河原でゴミを拾っているとしんのすけは怪しいドリンクを発見。こっそりと家に持ち帰り冷蔵庫で冷やしておいたが・・、なんとそのドリンクをひろしとみさえが飲んでしまう。翌朝からひろしとみさえの様子がおかしくなる。そしてひろしはニワトリにみさえはひょうに変わっていく。なんとそのドリンクは人を動物に変える事「人類動物化ドリンク」だった。この事件の黒幕が四膳守だと知ったしんのすけは、謎の美女ビッキーとともに本拠地へと乗り込む。しかし、動物化された人は自分が人間であることも家族のことも忘れてしまうという・・・・
私評:オラの悩みに比べたら、みんなの悩みなんて風間君のチンチンくらいちいさいぞ・・・今年も行ってきましたクレヨンしんちゃん。今回はエコロジーと家族愛を中心に相変わらずのおバカワールドが展開していきます。そして今回は監督が替わったということもあり、今までの「クレしん」ワールドとはちょっと違う展開があったり、逆に封印されていたギャグが復活したりして常連の私と甥っ子も満足がいく作品になっていました。久々にお姉さんを口説くネタを連発していたし・・。そしてこのシリーズの必殺技の「家族愛」もいい感じで描かれていて私はちょっとウルウルしてしまいました。それにしても今回はアクションシーンが多い。そしてアクションシーンには必ずギャグがついていて、それがかなり笑えました。特にクライマックスでのひまわりの登場・・。最高でした。今回の特別ゲストはジェロと山本高広。監督はしぎのあきら。
おっぱいバレー  監督 : 羽住英一郎  出演:綾瀬はるか、仲村トオル
 2008年 日本映画
1979年、北九州市。美香子は23歳の新任教師。しかし、彼女は前の学校でのある事件で教師としての自信を失いかけていた。新天地での新たなスタートに向けて、彼女は男子バレーボール部の顧問になった。しかし、そこにいたのは女の子のことしか頭にないグータラな生徒たち。妄想トークは得意だが、バレーボールには触ったこともない彼らを何とか奮起させようと美香子は「あなたたちが頑張るなら、私は何でもしてあげる」と宣言。しかし、彼らから返ってきた要求は「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せてください!」最初は断った美香子だったがついに押し切られ承諾をしてしまう。美香子のおっぱい見たさに今までとは別人のように練習に励む生徒たち。しかし、おっぱいの約束が学校に知れてしまう・・・・
私評:ナイス・おっぱい!・・・こういうベタベタの青春映画はもうたくさんです・・って思っていました。だけど、見ると面白いんですよ。自分も10代のころはバカなことばかりやってきたので、おっぱい見たさに俄然奮起する少年たちの気持ちがよ〜く分かります。しかも、時代が70年代だから良いんです。この時代に女性のおっぱいを見るのは本当に大変だった。アダルトビデオなんてないし、インターネットなんて想像もしない産物。本屋さんで「プレイボーイ」や「平凡パンチ」を買うと店のおばさんに睨まれたし・・。今の子たちはおっぱいごときで(?)ここまで奮起はしないでしょう?そしてその時代の歌謡ヒット曲が満載なのも私は嬉しかったです。そしてやはり私の目は自然に主演の綾瀬はるかのおっぱいに・・・。この綾瀬はるか嬢って演技は全然うまくないけど、なんか良いんです。何が?って言われると困ってしまうのですが良いんです(笑)。そして彼女をサポートする生徒の父親役の仲村トオル、美香子の同僚の教師の青木崇高が良いっす。監督は「海猿」の羽住英一郎。果たして生徒たちは先生のおっぱいを見ることができるのか??


前回の記事も読んでね〜!



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