GWも映画を観てます!世界卓球も観ているので何にもできません~。
レビューも溜まりまくってあと10本書かねば・・・
今回のイチ押しは無垢な子供たちの夢に感動、そして最強蜘蛛男!!
世界の果ての通学路 | 監督 : パスカル・プリッソン | 出演 :ジャクソン・サイコン、ザヒラ・バディ | ||||||
On The Way To School | 2012年 フランス映画 | |||||||
今週のイチ押し:ケニアでは11歳のジャクソンが片道15キロ、2時間を費やして学校へと向かう。7歳の妹サロメと一緒にサバンナの真ん中を突っ切る。父親からは象には十分に注意するように言われている。今日、彼は国旗を掲げる当番になっている・・・。アルゼンチンのカルロスは羊飼いの息子。片道18キロを馬で通学している。妹のミカイラを後ろに乗せ平原を駆けて行く・・・。モロッコのサビラは片道22キロを4時間かけて学校に向かう。彼女は家族の中で初めて学校に行く事になった。それゆえに勉強はとても熱心。全寮制なので毎週月曜日に学校に行き、金曜の夕方に同じ道を戻って来るのだ。・・・インドのサミュエルは足に障害を持っている。彼が車椅子に乗ってふたりの弟がそれを押す。おんぼろの車椅子はタイヤが取れてしまったりする。愚痴も多いけど彼らは決してめげない・・ | ||||||||
私評:僕はパイロットになりたい!・・・素晴らしいドキュメンタリーです。毎日とんでもない距離を学校に行くために行き来する少年少女たち。それに比べると日本は本当に恵まれていますね。私は小学生の時、学校に行きたくないなんて、しょっちゅう考えていたのですがなんて罰当たりなんでしょう。映画に出てくる彼らはみんなそれぞれ夢を持っている。パイロットになりたいジャクソン、獣医になって家族を助けたいカルロス。学校に行けない子供たちのために働きたいというサビラ、そして彼のような障害を持った人を救うために医者になりたいと言うサミュエル。彼らの目はキラキラしていて、希望がいっぱい感じられる。一生懸命に頑張っている彼らはきっと夢を叶えることでしょう。今回は4つのエピソードが描かれていたのですが、実はカットされたふたつのストーリーがあるとの事。そちらもぜひ、見てみたいですね。監督はナショナル・ジオグラフィック、BBC用の作品を手掛けてきたパスカル・プリッソン。 | ||||||||
アメイジング・スパイダーマン 2 | 監督 : マーク・ウェブ | 出演 : アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン | ||||||
The Amazing Spider-man 2 | 2014年 アメリカ映画 | |||||||
今週のイチ押し:今日もニューヨークの街の平和のために戦い続けるスパイダーマンこと、ピーター・パーカー。彼は生甲斐を持って闘っているが、いつか自分よりも強い敵が現れるのでは?という不安も抱えていた。そんな彼を支えているのが恋人のグウェン。しかし、彼女の父親の亡霊がしばしば彼の前に姿を見せて、彼を戒めるのだった。そんなある日、ピーターは武装強盗を追跡中に電気技師のマックスを助けた。マックスは社会に疎外感を抱いていたが、ピーターのひと言でスパイダーマンの大ファンになる。しかし、マックスは不慮の事故で電気ウナギの水槽に落ち、それが元で電気を操る事ができるエレクトロとなってしまう。時を同じくして巨大企業のオズコープ社にピーターの幼なじみのハリーが舞い戻って来る。彼の父親のノーマンは企業人としては成功するが一家に代々続く奇病に掛かり死んでしまう。そしてその奇病はハリーにも受け継がれていた。ハリーは自分の病気を治すためにはスパイダーマンの血液が必要だと知り、直接依頼するも断られてしまう。そして社内に極秘裏に保存されていたある薬を投与するが・・ | ||||||||
私評:君の勇気はすごいな・・・新シリーズとしてスタートした新生スパイダーマンの第2作目。今回はエレクトロ、グリーン・ゴブリンという強敵がふたりも登場し、最後にはライノという戦闘用ロボットまで登場してスパイダーマンを苦しめます。しかし、けっこう簡単に(?)やっつけちゃうのがイマイチな所。サム・ライミ版のスパイダーマンはそれこそボロボロにされていましたが、今回はゆるい!しかし、今作は人間味あふれるドラマとしてはかなりの秀作。疑っていた両親の失踪の謎が解けたり、グウェンとは新たな道を歩み始めたり・・・。しかし、私が一番好きなシーンはラスト近くで少年がライノの前にスパイダーマンのコスチュームをつけて立ちはだかるシーン。最高でした!前作から引き続き登場はピーター役のアンドリュー・ガーフィールド、グウェン役のエマ・ストーン、メイおばさん役のサリー・フィールド。新たな布陣としてはエレクトロ役で「レイ」のジェイミー・フォックス、ハリー役は「クロニクル」のデイン・デハーン、そして凶悪な強盗役で『ウォルト・デイズニーの約束」のポール・ジアマッティ。監督は前作に引き続きマーク・ウェブ。最後に余談ですが、オズコープ社の武装兵器の中に「オクトパス」がありましたよね!? | ||||||||
レイルウェイ 運命の旅路 | 監督 :ジョナサン・デプリツキー | 出演 :コリン・ファース、ニコール・キッドマン、真田広之 | ||||||
Railway | 2013年 オーストラリア・イギリス映画 | |||||||
鉄道が好きな初老の紳士エリックは列車の中で美しい女性パトリシアと出会い、一目で恋に落ちた。恋愛に不器用なエリックだったがふたりはめでたく結婚した。彼らの結婚式にはエリックの友人の退役軍人たちも出席した。結婚して間もなくエリックの中で第2次世界大戦時のトラウマが蘇る。過酷な戦争体験は彼の傷口をどんどん広げ、ついにエリックは自分の殻に閉じこもってしまう。パトリシアはエリックの友人のフィンレイに助けを求めるが、彼もまた戦争のトラウマに苛まれていた。そんな時、ふたりの悪夢の戦争体験に関わっていた日本人の永瀬が今も生きていると言う事を知りエリックはさらに動揺する。シンガポールでの戦いで日本の捕虜となったエリックとフィンレイは日本軍が物資の輸送のために築いていた鉄道の建設に携わった。自分で作った無線機を発見されたエリックは想像を絶する拷問を受けた。その拷問現場で通訳をしていたのが永瀬だった・・・・ | ||||||||
私評:憎しみは誰かが止めなくては・・・「戦場にかける橋」という名作がありますが、今作はまさにその舞台。日本軍の捕虜として鉄道建設に携わった青年と日本人の通訳が再び対峙するシーンは圧巻です。そして感動の幕切れとなります。ビックリしたのは、この話が実話だったと言う事。エンドクレジットで実際のエリックと永瀬の写真が登場します。しかし、この映画のエリックに限らず戦争に出て行った者たちは必ず心に傷を負って帰って来るのですね。これは静かな反戦映画でもあり、人間ドラマでもあります。感動しました。エリック役は「英国王のスピーチ」のコリン・ファース。パトリシア役は私の大好きなニコール・キッドマン。永瀬役には日本を代表するハリウッドスターのひとり「47RONIN」の真田広之。若き日のエリック役は「戦火の馬」のジェレミー・アーヴァイン、フィンレイ役は「マイティ・ソー」のステラン・スカルスガルド。監督はオーストラリア人のジョナサン・テプリツキー。 | ||||||||
シャドウ・ハンター | 監督 : ハロルド・ズワルト | 出演 : リリー・コリンズ、ジェイミー・キャンベル・バウワー | ||||||
Shadow Hunter | 2013年 アメリカ・ドイツ・カナダ映画 | |||||||
クラリーは最近、妙な形の紋章が目の前にちらついている♈。何気なく書いたこの模様を見て彼女の母親のジョスリンはクラリーにある秘密を打ち明けようとするが機会を逃してしまう。ボーイフレンドのサイモンとナイトクラブに足を踏み入れる。そこでクラリーは妖しい美少年ジェイスが男を殺す現場を目撃するが、なぜかその光景はクラリー以外の人間には見えていなかった。翌日、サイモンとカフェにいたクラリーをジェイスが見ていた。思わず彼に詰め寄るとジェイスは衝撃的な事を口にする。彼は「シャドウハンター」という妖魔を退治する戦士の一族だというのだ。その時、ジョスリンから電話が入る。ジョスリンは何者かに襲われていた。急いで家に帰るとジョスリンの姿はなく、家の中は酷く荒らされていた。その時、観た事もない生物がクラリーに襲いかかる。間一髪、それの息の根を止めたのはジェイスだった・・・ | ||||||||
私評:誰も信じてはいけない・・・原作は3部作で2200万部を売り上げた超ベストセラー。今回の作品は「シャドウハンター 骨の街」の映画化です。クラリー自身も母親の血を継いでシャドウハンターとしての特殊な能力を持っている。それが今回の作品のキーとなる「聖杯」を探し出すためのパワーとなっています。所々でシャドウハンターたちは特殊能力を見せるのですが、基本的な戦いは剣なので戦いのシーンも迫力があります。また、クラリー、サイモン、そして謎の多いジェイスとの三角関係もイイ感じで描かれています。上映時間130分は決して長くないぞ!!クラリー役は「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ。相変わらずインパクトのある眉毛がすごい!ジェイス役には「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」のジェイミー・キャンベル・バウアー。彼は正統派の二枚目ではないのですが魅力的。クラリーの住むアパートの住人マダム・ドロシア役は「アバター」のCCH・パウンダー、そして悪役のヴァレンタインを演じるのは「M:I:Ⅲ」のジョナサン・リース・マイヤーズ。監督は「ベスト・キッド」のハラルド・ズワルト。 | ||||||||