2012/4/8 その1

映画はちょいちょい観に行っているのですが
レビューを書く時間がなくて・・
今回は良作揃いです!

カエル少年失踪殺人事件  監督 : イ・ギュマン  出演 : カン・ジスン、パク・ヨンウ
 2010年 韓国映画
今週のイチ押し:1991326日、5人の少年が忽然と消えた。親たちの訴えを聞かず警察の捜査開始が遅れた。少年たちの足取りは全く掴めない。少年たちの両親はビラを作り必死に行方を追うが、残酷に時間だけが過ぎていった。数年後、事件があった田舎町にテレビ局に勤めるカン・ジスンがやって来る。彼が制作した鹿のドキュメンタリーに「やらせ」が発覚し左遷されたのだ。そこで彼は大学教授のファンと出会う。彼は少年たちの失踪事件を今でも追っていて、しかも、犯人は少年たちの家族だという。そしてある遺族に容疑がかかり、大掛りな家宅捜索が始まる。カン・ジスンはテレビ局を動員し、決定的瞬間をカメラに納めようとする。ファンが疑っていたトイレの中、そして改築が施された部屋が徹底的に捜査されるが・・・
私評:みんな息子が死んだという。誰も否定してくれないすごい映画でした。この映画の題材は実際に韓国で起きた事件で、犯人は捕まっていない。映画はどこまでが事実で、どこからがドラマのか分かりませんがそんなことはどうでもいい。130分間、私は迷宮をさまよい、意外な結末に唖然としてしまった。上に書いたあらすじは映画の半分。ここからが面白くなるのです。しかし、この映画の扱いは小さ過ぎますよ。なんだか地方の小さな競馬場で万馬券を当てたような気分でした?TV局勤めのカン・ジスン役は「MUSAー武士ー」のパク・ヨンウ。大学教授役は「アイリス」のリュ・スンリョン。監督はサイコ・スリラー「リターン」のイ・ギュマン。これは見て損しませんよ! 
マリリン 7日間の恋  監督 : サイモン・カーティス  出演 : ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー
My Week With Marilyn  2011年 アメリカ・イギリス映画
今回のイチ押し:良家の息子、コリンは親の奨める職には就かず、ひとりロンドンにあるローレンス・オリヴィエの事務所を訪ねた。そしてようやく得た仕事はサードディレクター!つまり、雑用だった。オリヴィエは次回監督作に巷で人気の女優、マリリン・モンローを抜擢。意気揚々とクランクインしたが、マリリンは遅刻の常習犯。セリフも覚えが悪い。そんな彼女にイライラを募らせるが、いざ画面に収まった彼女の輝きには嫉妬さえ覚えていた。厳しいオリヴィエの指導にマリリンは息詰まり、ついには体調を崩してしまう。そんな彼女が心を許したのは"サード"のコリンだった。ふたりはひとときの恋に落ちるが
私評:"彼女"になる時間だわマリリン・モンローが死んで50年。つまり、私が生まれた年に彼女は亡くなったんです。初めてマリリンの映画を見た時は衝撃でした~!その映画は「7年目の浮気」マリリン・モンローって金髪のちょっとエッチなお姉さんだと思っていたのですが画面から飛び出してくる彼女のオーラに押されっぱなしでした。今回の作品のモンローは今まで彼女が見せた事がない裏舞台を描きます。奔放で可愛いこの映画のマリリンはひと際可愛くて、私も恋に落ちそうでした・・・。これが本当に実話なのか?なんて野暮なことは聞かずにおきましょう。マリリンを演じるのは今年のオスカー候補のミシェル・ウィリアムズ。良いです。ステキです!コリン役は「美しすぎる母」のエディ・レッドメイン、ローレンス・オリヴィエ役はイギリスの名優ケネス・ブラナー、彼の妻ヴィヴィアン・リー役は(私には撮っても懐かしく感じた)「サブリナ」のジュリア・オーモンド、マリリンのマネージャー役は「デビルズ・ダブル」のドミニク・クーパー、そして往年の名女優シビル・ソーンダイク役はジュディ・デンチ。あと、忘れてはいけないのがコリンの恋人役で登場する「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。ハーマイオニー以外の彼女の美しくて素敵でした。監督はサイモン・カーティス。
バトルシップ  監督 :ピーター・バーグ  出演 : テイラー・キッチュ、浅野忠信、リーアム・ニーソン
Battleship  2012年 アメリカ映画
天文学者たちは宇宙の彼方に地球とほぼ同条件の惑星“G”を発見。彼らは星に向かって強烈な電波を送る「ビーコン・プロジェクト」が始動した。ハワイのオアフ島沖でアメリカ主催による海軍の合同練習が行われていた。アメリカ軍の新米将校のアレックス・ホッパーは、ポテンシャルは持っているが、無鉄砲で独断的。優秀な将校である兄に迷惑ばかり掛けている。アレックスの恋人のサムは艦隊総司令官のシェーン提督。アレックスはシェーン提督にサムとの事を打ち明けるつもりでした。しかし、演習の最中、彼は日本軍の戦艦「みょうこう」の指揮官ナカダと殴り合いの喧嘩をして、「これが最後の演習」と告げられた。その時、大空を引き裂いて巨大な物体が真珠湾沖に落ちた。調査に向かったアレックスは巨大な鉄の塊に触れた途端、それは動き始めた。あっという間に米軍のサンプソン艦、日本軍のみょうこうが撃沈される。サンプソン艦にはアレックスの兄ストーンが乗船していた・・・・
私評:俺はこれからチキンブリトーを食べる・・・ハリウッド映画らしい大味だけど大興奮のSFアクション映画でした。真珠湾でアメリカ軍と日本軍が手を組んでエイリアンに立ち向かうと言うのが何とも嬉しいじゃないですか!最初は敵にボコボコにやられて、手の打ちようもなかった地球人。だけど、奇襲をかけて反撃を開始!この展開はまさに「インデペンデンス・デイ」!しかも、意外と簡単にやっつけちゃうところもソックリ!?おまけにエイリアンとの殴り合いまで真似しています?しかし、私が好きなのはクライマックスでミズリー艦を動かすところ。詳しくは書きませんがニンマリしちゃいますよ。このシーンは「アルマゲドン」そっくりなんです。まあ、ツッコミどころは満載ですが私は130分間ずっと楽しかったです。主演は日本では同日に公開される「ジョン・カーター」でも主演を務めるテイラー・キッチュ。ナガタ役は「マイティ・ソー」の浅野忠信。今回は英語のセリフも多いのですが、日本語の方が聞き取りづらい・・。サム役は昔のナターシャ・ヘンストリッジを彷彿させる美女ブルックリン・デッカー、アレックスの部下のレイクス役には有名な歌姫リアーナ、シェーン提督には「96時間」のレイフ・ファインズ。そして私が注目したのは義足の兵士ミックを演じるグレゴリー・D・ガドリン。彼は本当に戦争で両足を失った元・兵士。彼が良い芝居をします!監督は「ハンコック」のピーター・バーグ。最後に・・・、エンドクレジットの最後におまけ映像があるのでお見逃しなく!


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