2009/3/26

ちょっとずつですが、着実にこなしています。
しかし、今回も邦画三昧です。イチ押しはふたつも
テンションが上がっちゃう邦画で〜す。

ヤッターマン  監督:三池崇  出演:櫻井翔、深田恭子、福田沙紀
 2009年 日本映画
今週のイチ押し:ガンちゃんは玩具店のひとり息子。父親が開発中だったヤッターワンを作り上げ、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に正義のヒーローヤッターマンとして毎週ドロンボー一味と戦っているのだ。ドロンボー一味とは泥棒の神様ドクロベエの手下となり、伝説のドクロストーンを探すために悪事を働いているドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーの3人組だ。考古学者の海江田教授は4つに分かれているドクロストーンのひとつを持っていて、それを娘の翔子に預け、次のドクロストーンを探す旅に出て行方不明になっていた。ガンちゃんとアイちゃんと出会った翔子は父親を捜す手伝いをしてほしいと頼み込む。そして3人はドロンボー一味が向かったというオジプトへと向かう。遺跡の中での壮絶な戦いで建物は崩壊。大きな石がドロンジョめがけて落ちてくる。そこで彼女を救ったのはヤッターマン1号ことガンちゃんだった。密かに可愛い嫁を夢見ていたドロンジョは恋に落ちてしまう・・
私評:ジャンボ・○チンコ!!・・・映画を見た方はこれが名のセリフか分かっていると思いますが、実はこの女の子、私の親戚の子です。この映画に出ているという事は聞いていたのですがまさか・・・。クレジットに名前も出ていました。ちょっと嬉しかったりして・・・。映画の方はどうだったかというと・・・めちゃめちゃ面白かったです!!アニメを実写にするとかなりショボくなってしまうのではないかと懸念していたのですが、まったくそんな事はありません。よくあそこまでおバカに作ってくれました!アニメのキャラクターが実写になってもみんな生き生きしていて全然違和感がありませんでした。特にドロンボー一家の3人はビックリするくらいピッタリでした。そしてやはり男性の目はフカキョンのコスプレに目が行ってしまいますよね〜。中学生の甥っ子にはちょっと刺激が強かったかも??そして目を見張るのが特撮の数々です。これはオリジナルの「ヤッターマン」を本当に好きなのであろうスタッフの力の結晶です。感動的でした!?ガンちゃん役は嵐の櫻井翔、アイちゃん役は「桜の園」の福田沙紀ちゃん。ボヤッキー役は生瀬勝久、トンズラーはケンドーコバヤシ。そしてヤッターワンの声を担当している山寺宏一、アニメのドロンジョ役の小原乃梨子、トンズラーのたてかべ和也がチョイ役で登場します。監督はすごい勢いで映画を量産する三池崇。恐るべし!
少年メリケンサック  監督:宮藤官九郎  出演 : 宮崎あおい、佐藤浩市、ユースケ・サンタマリア
 2009年 日本映画
今週のイチ押し:レコード会社に勤めるかんなはぐうたら社員。この会社ももうすぐ契約切れになる。ところが・・・偶然かんながネットで見つけたのは「少年メリケンサック」というイケメンの過激なパンクバンド。この映像にビビっときたかんなは社長に報告すると、彼女に契約をとるように言いつけた。さっそく、バンドメンバーでベース担当のアキオを訪ねると、そこには酒びたりの50過ぎのおっさんが。なんと!かんながネットで見たのは25年前のライブ映像だったのだ。しかし、会社がネットで流した映像は全国で大反響を呼び、人気は爆発!サイトはパンク寸前!!そしてライブツアーが次々と決まっていく。なんとかオリジナルメンバーの4人を集めるが、彼らのパフォーマンスはもはや人に聞かせるレベルではなくなっていた。果たしてカンナと「少年メリケンサック」のメンバーはライブを成功させることができるのか??・・
私評:パンクって何っすか??・・・・宮藤官九郎が4年ぶりに監督に復帰。50過ぎの気持ちだけはパンクなおっさんたちとダメダメOLの珍道中がとにかく笑えます。しかし、この映画の最大の見所は宮崎あおいちゃんのブチ切れた演技です。篤姫と同時にこの映画の撮影をしていたと言うのですが、このま逆のキャラクターを見事に演じきっています。普通こういう清純派がコメディをやるとなんだか完全燃焼しきれないのですが、あおいちゃんは違います。完全にイっちゃってます。でも、それがまた可愛いんですよ。特にユースケ・サンタマリアとの駆け引きのテンポの良さは素晴らしいです。あおいちゃんはコメディでも絶対行けます!そして「少年メリケンサック」のおっさんたちは佐藤浩市、田口トモロヲ、木村祐一、そして三宅弘城。この4人もめちゃめちゃはまってます!そして私的にツボだったのが勝地涼演じるかんなのBF。こいつのダメぶりがまた良いんですよ。そしてパンクファンには嬉しい伝説のミュージシャンたちが端役で続々登場します。おっさんには元気が出る映画でした!!
オーストラリア  監督: バズ・ラーマン  出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン
Australia  2009年 アメリカ映画 
第2次世界大戦直前。イギリスに住む貴族のサラはひとりでオーストラリアに行く事を決めた。ロンドンの邸宅を守るためオーストアリアの牧場を売りに行った夫が1年近くも戻ってこないのだ。長い旅の末たどり着いた地で彼女を迎えたのは夫ではなくドロヴァーという無粋な男だった。彼はサラを牧場に送り届ければ褒賞をもらえる事になっていたのだ。ようやく夫の牧場に辿り着いたサラを待っていたのは荒れ果てた屋敷と夫の死のニュースだった。そこで知り合ったアボリジニの少年ラナはサラに牛が川を越えて隣のキング・カーニーの牧場に流れている事を教えた。実はこの牧場のマネージャーであるフレッチャーがカーニーと結託してサラの夫の牛と領地を盗もうとしていたのだ。残された牛をダーウィンへ運べば牧場を立て直せると知ったサラはドロヴァーに頼み込み、自らも牛を引き連れてオーストラリア大陸を横断する旅に出る・・
私評:男には負けないわ・・・・ご存知の方も多いですが、私はニコール・キッドマンの大ファン。そんな彼女を決定的に好きなったのが2001年の「ムーラン・ルージュ」。「オーストラリア」その監督と女優のコラボなので私は見逃すわけにはいきません!そしてめちゃめちゃ気に入りました。巷ではあまり良い評判を聞かないのですが、私はかなり好きな映画です。広大なオーストラリアの大地で育まれる男と女の愛。そしてそこにはスペクタルあり、アクションあり、そして笑いもふんだんに盛り込まれています。「ムーラン・ルージュ」でもコメディエンヌの素養を見せたニコール様が、さらに磨きをかけて笑わせてくれました。あ〜、それにしても美しい・・・。そして後半の日本軍の空襲シーンはちょっとショッキングでした。ドロヴァー役は世界一セクシーな男ヒュー・ジャックマン。彼の演技は最高です!そしてオーストラリアの俳優たちが脇を固めています。そう、この映画は監督、スタッフ、キャストのほとんどがオーストラリア人の映画。それゆえに祖国への愛情がたっぷりと込められているのです。監督は「ムーラン・ルージュ」以来の作品になるバズ・ラーマン。
ホノカア・ボーイ  監督:真田敦  出演:岡田将生、倍賞千恵子
Honokaa Boy  2009年 日本映画
レオは彼女と一緒にハワイを訪れた。伝説の夜かかる月の虹を見るために。しかし、島の人でも簡単には見る事ができないのが伝説。そして日本に戻ってふたりは別れた。半年後、レオはホノカアに住んでいた。この町に1件だけある映画館で映写技師の助手をしながら生活をしていた。そんなある日、レオはビーというおばさんと知り合う。彼女はちょっと偏屈だけど、レオにおいしい料理ふるまってくれる。ビーはレオの存在が嬉しかった。彼女の作った料理をいつも美味しそうに食べてくれる。ふたりはふたりだけの居心地の良い不思議な空間を紡ぎながら、なんだか幸せだった。そんなある日、レオはとびきりの美人と出会う。笑顔が可愛いこの島の女の子マライア。レオはマライアをビーの家のディナーに呼ぶが・・・・・
私評:人間年をとったからってやっちゃいけないことなんか、ないんだぜ・・・・癒された〜・・。不景気な話題ばかりで、ストレスが溜まり気味だった私ですが、この映画の何とも言えない不思議な空気がスッと私の中に入り込んできて、心地よい何かを残して行ってくれた。それはホノカアという町の雰囲気かもしれない。そこでは本当に静かに時が流れている。南国ならではの「のほほーん」とした感じが良いです。そして登場人物がみんな不思議ちゃんで掴みどころがないところも良いです。だけど、平和そのものみたいな町でも小さな事件は起こるのです・・・。そしてこの映画のもう一つのメインはビーが作る料理。昼時に見に行ったのでお腹がグーッと鳴ってしまいました(笑)もちろん、ハワイの美しい風景も楽しめますよ。レオを演じるのは「天然コケッコー」の岡田将生。ビー役はまさにはまり役だった倍賞千恵子。マライア役ははつらつとしたキャラクターが眩しい長谷川潤。映画館の女主人は松坂慶子。そして島のエロ爺役の喜味こいしが良い味を出してます。チョイ役だけど蒼井優、深津絵里も登場します。監督は「いぬのえいが」の一編を撮り、長編はこれがデビューになる真田敦。良い映画でした・・・。
ジェネラル・ルージュの凱旋  監督 : 中村義洋  出演:竹内結子、阿部寛、堺雅人
 2009年 日本映画
東城大学付属病院の不定愁訴外来に勤める田口公子は「チーム・バチスタ」事件の功績が買われ院内の倫理委員会の委員長になった。彼女自身はやりたくもない仕事を押し付けられたのだが・・。そんなある日、彼女の元に1通の告発文が届く。「救急救命の速水晃一センター長は医療メーカーのメディカルアーツと癒着している・・・・」院長に報告をした田口はまたしても、独自の調査を言い渡される。そんな時メディカルアーツの支店長が院内で死亡した。救急救命を密かに調査していた田口は速水がそこでジェネラル(将軍)と呼ばれている事を知る。一見高慢にも見える速水だったが彼の医療技術はずば抜けていた。そこに足を骨折した厚生省の役人白鳥が担ぎ込まれ、ふたりは「チーム・バチスタ」以来の再会を果たす。凸凹コンビの調査が始まった・・・・
私評:取材のヘリは飛んでいるのに、ドクターヘリはなぜ飛ばないの???・・・「チーム・バチスタの栄光」はけっこうお気に入りの映画です。私は原作が好きで「チーム・バチスタ・・」も今回の作品もすでに読んでいました。原作と決定的に違うところは主人公の田口が女だということ。しかも、原作では速水と田口が大学のころからの友人なのです。でも、映画の中ではそういう柵をスパッと切り落としているのが逆の良かったかも??そして映画的な事件やシチュエーションをいい感じに追加しているもグッド!今回の作品では一応、主演は田口と白鳥ですが、私的には堺雅人が演じた速水の独壇場でした。原作のキャラクターを知っていた私は堺雅人と聞いた時、ちょっと弱いような気がしたのですがまったく違和感なし。とにかくこの映画の彼は最高でした。主演は前回に引き続き竹内結子と阿部寛。このふたりのコンビも良いです!そして看護師役で登場する羽田美智子、貫地谷しほり、救急センターの医師役で山本太郎、そして院内の憎まれキャラで高島政伸が登場。クライマックスの大災害のシーンは感動でした!!監督は「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋。
Dragonball Evolution  監督 : ジェームズ・ウォン  出演 : ジャスティン・タトウィン、エイミー・ロッサム
Dragonball Evolution  2008年 アメリカ映画
太古の昔、宇宙からやってきたピッコロ大魔王は地球上に闇をもたらした。しかし、魔王の前に7人の老師が現れ、魔王を地球の底深く閉じ込めた。それから何千年もの時が流れ、今封印が解かれようとしていた。悟空は祖父の悟飯と暮らしていた。毎日続けられる武道のトレーニング。しかし、それを人前で使うことは禁じられていたため、悟空は学校では変人扱いされ虐められていた。悟飯は悟空の18歳の誕生日に四星球をプレゼントしようとしていた。それはドラゴンボールという小さな玉。これを7つ揃えるとどんな願いも叶うという。しかし、悟空は同級生のチチの誕生パーティに出かけていた。その間に家では悲劇が起こっていた・・。悟飯の遺志を継いだ悟空は亀仙人を探し、さらに7つのドラゴンボールを探す旅に出る・・・・
私評:かめ〜はめ〜はっ〜!!・・・・ドラゴンボールは世界的に有名な鳥山明のコミックの映画化。ところが、私は原作をほとんど読んでいません。最初の方をちょこっと読んだだけ。それゆえにキャラクターの名前もよく分かりません。ドラゴンボールファンの人からオリジナルを知らない方が面白いも?と言われたので、観に行ってきたのですが・・・。イマイチでした・・。確かにアクションシーンは力が入っているのですが、真新しさは感じられず、キャラクターも(私的には)あまり良いとは思えないのですが、オリジナルと比較してどうなんでしょう?亀仙人役のチョウ・ユン・ファなんか完全に浮いていました。その中で私が目をとめたのは3人の女性たち。ブルマ役のエイミー・ロッサム(オペラ座の怪人)、チチ役のジェイミー・チャン、そしてマイ役の田村英里子。彼女たちのアクションがけっこう気合が入っていて見応えがありました。主演の悟空役は「宇宙戦争」のジャスティン・チャトウィン。監督は「ファイナル・デスティネーション」のジェームズ・ウォン。


前回の記事も読んでね〜!



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