3連休はまとめて映画。見たい映画がまだまだあるので、
当分はまめに映画館通いしなくちゃ・・
いぬのえいが | 監督:犬童一心 他 | 出演:宮崎あおい、中村獅童、川平慈英 | |
2005年 日本映画 | |||
今週のイチ押し:「ポチは待っていた」・・山田少年は体が弱く病気治療のために田舎に来ていた。しかし、そんな彼には友達がいない。今日もひとりで寂しく空き地の土管の上に座っていると、一匹の柴犬が彼のところにやってきた。投げなしのお小遣いで買った「あんこパン」をその犬にあげた時から、山田君と犬は大の仲良しになった。犬に「ポチ」という名前をつけ、ふたりはいつも一緒に遊んでいた。そんな彼らの姿をパン屋の娘の香織が見ていた。しかし、ある日いつものように遊んでいた山田君は喘息の発作を起こし倒れてしまう。ポチの泣き声でその事を知った香織によって、山田君は救われた。しかし、彼は手術が必要になり救急車に乗って東京へと向かった。その車の後を、山田君が投げたボールを加えたポチが必死で追いかけていく・・・山田は成人になり今はCM関係の仕事をしている。そんなある日、彼は帰りの夜道で見たことのある犬のシルエットを見た。それは彼の少年時代を呼び起こした・・・ | |||
私評:私はもう一度、犬を飼いたい・・・この映画はオムニバス映画です。私も12年前に一匹の柴犬を飼っていました。名前は「ロッキー」。彼とは多くの時間を共有しました。今回、この映画を見ていて「ポチ」の話で柴犬が登場したときに、「これはヤバイかも」と思った。それは映画のポチとロッキーが絶対にかぶると思ったから。案の定、ポチの登場シーンの度にロッキーを思い出して、泣けてきました。この映画は犬が好きな人には(そして現在、または過去に犬を飼った事がある人には)いとおしくもちょっぴり悲しい物語。でも、そんなふうに犬と関わりを持った事がない人でも感動できる映画だと思います。マジな話の間に、笑えるエピソードを盛り込んでいて、そんな作りもこの映画の面白さであり良さでしょうね。中でも「ポチ」の話とラストの「ねえ、マリモ」は号泣でした。もう、本当に涙がボロボロこぼれてしまった。それは過去のロッキーとの楽しかった思い出や、辛かった思い出がいっぺんに湧き上がってきたことが多分にありますが、映画のシナリオが良くできている事が大きな要因。幸か不幸か映画館が空いていたので、思い切り泣けました(笑)。出演者はいきなりのミュージカルで笑わせてくれた佐野史郎と渡辺えり子、山田役は中村獅童、彼の上司が高橋克実、CMに出演するスターに伊藤美咲、その他佐藤竜太、乙葉、天海祐希、川平慈英、田中要次、小西真奈美、宮崎あおいなどなど、豪華スターが総出演。私もいつかまた、絶対に犬を飼いたい・・・ (在りし日のロッキーと私) |
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香港国際警察 New Police Story | 監督 :ベニー・チャン | 出演:ジャッキー・チェンン、ニコラス・ツェー | |
新警察故事 | 2004年 香港・中国映画 | ||
かつて、香港警察のエリートだったチャン警部は酒びたりの日々を送っている。彼はこんなに落ち込んだのは1年前の事件が原因だった。アジア銀行が強盗に襲われた。リーダーのジョー率いる強盗団は、自ら警察に通報し警察隊を呼び寄せ銃撃戦に挑んだ。彼らにとって、犯罪はゲームだったのだ。強盗団のアジトを発見したチャン警部は「3時間で事件を解決する」と報道で語った。特殊部隊を率いてアジトに侵入したチャン警部は、逆に強盗団の罠にはまってしまう。チャンの部下は一人、また一人と拉致されそして惨たらしい方法で殺されてしまう。事件を解決できなかっただけでなく、9人の部下を助けられなかったチャンはかつての覇気を失い、堕落の道を進んでいくのだった。そんな彼の前に署長からチャンのパートナーに任命されたというシウホンが現れる。彼はチャンを鼓舞しなんとか職場復帰をさせようとする。そして再び強盗団の逮捕に向かうが・・・・・ | |||
私評:こんなエキサイティングなゲーム、止められね〜・・・ジャッキー・チェンが久々に彼の本拠地の香港で作った作品。しかも、彼のお気に入り作品「香港国際警察 ポリスストーリー」がベースになっている。いつものジャッキー作品だとアクション・アクション・・ばかりなのですが、今回はけっこうドラマの方にも力が入っている。それにしてもジャッキー、泣きすぎです(笑)。アクションは相変わらず私の肝を何度も冷やし、まさに「ド肝を抜かれた」と言う感じ。しかも、高所恐怖症の私が苦手な超高層建築でのアクションが多くて、下半身がスースーしてしまいました(笑)。肉弾戦でも若い役者に一歩もひけをとらないスピード&パワー。そして爆破シーンの迫力もすごいです。さすがはジャッキー・チェンという感じ。アメリカ映画の中のジャッキーはどうしても「道化」っぽい感じが否めないのですが、香港ではやはり本来、彼の持っている味わいが存分に楽しめます。久々に「すごいジャッキー」を見ました。そんなジャッキーの香港復活作品のために集まった共演陣もすごい。ニコラス・ツェー、ダニエル・ウー、チャーリー・ヤン、ユー・ロングァン、そして今回はめちゃ可愛かった「ツインズ・エフェクト」のシャーリーン・チョイ。監督はジェネックス・コップのペニー・チャン。面白かった!! | |||
コックリさん | 監督:アン・ビョンギ | 出演:イ・セウン、イ・ユリ、キム・ギュリ | |
Bunshinsubs | 2004年 韓国映画 | ||
転校生のユジンは、クラスメートのイジメに遭っていた。同じくイジメに遭った友人ふたりと深夜の教室で「コックリさん」をしようと持ちかけた。「コックリさん、コックリさん・・・・。」やがて、ペンはひとりでに動き出し、4人のクラスメートの名前を書いた紙の上を往復した。翌日、29番の机でいじめっ子のひとりが死んでいた。「まさか、本当に??」ユジンの不安は的中し、いじめっ子たちが次々と変死して行った。コックリさんを呼んでいる最中に、ユジンが目撃した女はいったい誰だったのか?それはこの学校で30年前に起きた事件に由来していたのだ。当時29番の机に座っていたウンスクという女子生徒は緑内障で、周りの生徒から不気味がられていた。彼女は母親とふたり暮らしだったが、その母娘を村人は追い出そうとしたのだ。やむ終えなく母親がとった手段は??そしてこの母子を悲劇が襲ったのだ。コックリさんに頼んだ4人が死んで事件は収まると思われたが、これは序章に過ぎなかった・・・・ | |||
私評:私たちが呼んでしまったの。29番の机で・・・・私も少年時代に「コックリさん」はやりました。あの胡散臭いのだけど、心から否定できない曖昧な怖さみたいなのが好きでした。狐にとり憑かれたとかいう話も当時はあったっけ・・。韓流ホラーも色々と見ましたが、かなりレベルが高いですよね。監督のアン・ビョンギの「ボイス」はイマイチだったけど、今回の「コックリさん」はなかなか面白かったです。怖さはそれほどでもなかったのですが、しっかりとしたシナリオが物語を盛り上げていました。「復讐」とか「怨念」とかは国を問わず語られる恐怖話ですが、この映画の悲惨な母と娘の話はかなり異常です。それゆえ「怨念」と強さを感じます。そして次々と起こる惨劇。そして意外な血縁に、なるほどと思ってしまいました。今回はめちゃめちゃ音のデカイ会場で見たので、ドッキリ感は最高に楽しめました。これはホラー映画を見る上での必要条件です。ユジンを演じるイ・セウン、ウンスクを演じるイ・ユリはふたりとも可愛いのですが、恐怖演技は気合が入っています。そして美術の先生役のキム・ギュリは「友引弔」でも怖い演技をしていましたね〜。そして極めつけは「ボイス」でめちゃめちゃ怖い顔を見せた女の子ウン・ソウちゃんが、この映画でも登場。某ホラー映画の名作をパクッタような演出ですが、私は好きですね〜。 | |||
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 |
監督:ピーバン・キドロン | 出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース | |
Bridget Jones:The Edge of Reason | 2004年 アメリカ映画 | ||
ブリジットはマークという最良の恋人を獲得し、人生最良の時を送っていた。人生で一番幸せな自分に酔いしれ、日記のペンの走りも最高。しかし、そんな彼のために自分がすることは、やることなすこと失敗ばかり。そう、こんな幸せいっぱいな日々は彼女にとって「初体験」だったのだ。しかし、そんな失敗もマークは優しく許してくれる。ところが完璧なはずの彼には、美しい仕事のパートナーがいつも傍にいる。彼女の前でも失態を繰り返してしまうブリジットはますます落ち込んで、ついにはマークと大喧嘩をしてしまう。そんな時、ブリジットにタイの観光案内の仕事が舞い込んでくる。しかも、仕事のパートナーは、あの大嘘つき男のダニー。マークとの喧嘩の件もあり、ブリジットはつい、ダニーの甘い言葉によろめいてしまいそうになるが・・・。そしてタイを発とうとしたその日、ブリジットはある陰謀に巻き込まれ、逮捕されてしまう・・・・ | |||
私評:このジャイアント・パンティーに会いたかった〜・・・これは1作目の完全なる続編なので、いきなりこの作品を観るのはやめましょう。1作目のラストで結ばれたブリジット・ジョーンズとマーク・ダーシーのラブラブな日々から映画はスタート。しかし、1作目ではちょっとくらいデブでドジなブリジットも可愛く見えたのですが、今回のブリジットはサイテー女。それは長年培われた「女の計算」がもろに出ていて、しかもそれが純真なマークを甚振るから。その「計算」がちょっと狂うと「嫉妬」や「勘違い」を誘引し、事態は最悪に・・。ところが、この事に気付いてからのブリジットが良いんです。しかし、そんな彼女の良さを引き出すのもマークの忍耐強さ・・(というか、彼女の本当の良さを知っているのか??)私はこの映画では主演のブリジットより、マークの方ばかり見ていたような気がします。あんなにイイ奴はいない?主演は前作よりタップリお肉をつけたレニー・ゼルウィガー。マーク役は相変わらずムッツリ顔が似合うコリン・ファース。そしてこちらも相変わらず口八丁手八丁のプレイボーイぶりが良く似合うヒュー・グラント。1作目を見ていると、笑えるシーンがたくさんあるので、この映画を見る前にもう一度1作目を見るのも良いかも??果たしてブリジットの2作目はハッピーエンディングなのか??今回、パンフレットが売ってませんでした。ガッカリ・・。 | |||