今回は当たりの作品ばかり。そんな中でイチ押しは
男のエッチな気持ちをストレートに描いた作品と全米大ヒットのアニメ。
ドン・ジョン | 監督・主演 : ジョセフ・ゴードン=レヴィット | 出演 :スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア | ||||||
Don Jon | 2013年 アメリカ映画 | |||||||
今週のイチ押し:ハンサムでマッチョ。部屋の掃除にはちょっと几帳面だが会話も楽しいナンパの成功率も桁違いのジョンは周りから「ドン・ジョン」と呼ばれている。そんな彼の極上の楽しみはネットでポルノを見ながらするマスタベーション。生の女を抱いた後も、こっそりとベッドから抜け出して抜いている。ジョンにとってポルノは、もはやリアルな女より快感をもたらすのだ。そんなある日、ジョンは悪友ふたりといつものクラブで女たちに点数をつけていた。そんな彼の目に飛び込んできたのは目を疑うような絶世の美女。彼女の名はバーバラ・シュガーマン。初日からキスまでは行き着くが、そこから先は彼女の鉄壁のガードを崩せない。ジョンの友人に紹介して、彼女の両親に会い、ジョンの家族を紹介して・・とステップを踏んで、ようやく彼女とベッドイン!!しかし、そんな彼女とのセックスの後でも、ジョンはこっそりとベッドを抜け出しポルノサイトにアクセス。ところが、そこにバーバラが現れて大騒ぎに。ジョンは二度とポルノは見ないと約束させられるが・・ | ||||||||
私評:あなたは自分の事しか考えていないのよ・・・今の世の中、若い人は特にWEBの世界に没頭していますよね。「リアルよりバーチャルの方がいい!」なんて声もよく聞きます。この作品の主人公はまさにバーチャルのポルノに恋した男の話。だけど、彼の気持ちはすごく理解できます。エッチなサイトを見てない男なんていません!だから、この映画はぜひ女性に見てもらいたい。そして映画の中の話だから・・・なんて思わないで、リアルな男心をちょっとだけ勉強してください??あと、この映画で面白いのが同じ構図のシーンを何度も繰り返し使うところ。毎週日曜日の教会、そこに向かう時の車の中、スポーツクラブの廊下。しかし、微妙に違う!!私はこの演出がとても気に入りました。主演&監督は「500日のサマー」「ダークナイト・ライジング」のジョセフ・ゴードン=レヴィット。彼の役は男ならみんな共感しちゃうかも??バーバラ役は「アベンジャーズ」「ヒッチコック」のスカーレット・ヨハンソン。まさにセクシー・ダイナマイト!!彼女のエッチな身体に目が釘付け。そしてもうひとりのヒロイン、エスター役は「キャリー」「メイジーの瞳」のジュリアン・ムーア。この役はもうちょっと若い女性の方が良くないか??とにかくこの映画は面白い。おススメです! | ||||||||
アナと雪の女王 | 監督 : クリス・バック、ジェニファー・リー | 出演 : クリステン・ベル、イディナ・メンゼル | ||||||
Frozen | 2013年 アメリカ映画 | |||||||
今週のイチ押し:アレンデール王国の王女、エルサは触るものをすべて凍らせてしまうという不思議な能力を持っていた。彼女が8歳の時、妹のアナと遊んでいた彼女は、はしゃぎ過ぎたアナに魔法の制御が効かずアナを傷つけてしまう。意識が戻らないアナはトロルに託された。彼女はなんとか意識を取り戻すが、アナの記憶からエルサとの楽しい思い出、そして魔法の事が削除されてしまう。それ以来、エルサは人前に出ることがなくなった。日に日に魔法の力が強くるエルサはほとんど監禁状態で大人なった。そんな最中、エルサとアナの両親である王と王妃が海難事故で死んでしまう。数年後、エルサは王位を継承するため長年閉ざし続けた城門を開き民主を城に招いた。魔法の力をなんとか抑えていたエルサだったが、ある事でアナと口論になり民衆の目の前で魔法を暴発させてしまう・・・ | ||||||||
私評:♪Let it go, let it go. That perfect girl is gone. Here I stand, in the light of day・・・歴代アニメ作品で最高の興収を記録し、いまだに衰えを知らないディズニー作品がようやく日本でも公開されました。映像のクオリティーは最高レベルですが、そんな事よりこの映画はストーリー、音楽、そしてキャラクターが最高です。100分くらいの作品なのですがエンターテイメント要素がギューッと濃縮されていて、本当にあっという間に映画が終わってしまった。そして映像と音楽がここまで見事に融合した作品も最近ではありませんでした。私が今回見たのは英語版だったのですが、松たか子、神田沙也加の吹替え版の評価も高いので、空いた頃に見に行きたいと思います。アナの声はテレビシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」で有名なクルステン・ベル。エルサ役は「レント」「魔法にかけられて」のイディナ・メンゼル。今年のアカデミー賞授賞式で歌っていましたね!監督は「ターザン」のクリス・バックと脚本家のジェニファー・リー。この映画の本編の前にミッキーマウスとミニーマウスの短編映画があるのですが、これがすごい!これぞ3D映画!という作品なので必ず3Dで見ましょう! | ||||||||
あなたを抱きしめる日まで | 監督 :スティーヴン・フリアーズ | 出演 :ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン | ||||||
Philomena | 2013年 イギリス映画 | |||||||
フィロメナはその日、長年隠していた秘密を娘のジェーンに打ち明けた。彼女は50年前に息子を手放したのだ。そしてその日が彼の誕生日だったのだ・・・。フィロメナはカーニバルで知り合った男と一夜を伴にして妊娠をして18歳で未婚の母となり修道院に入れられた。そこで彼女は男の子を生み落すが、彼が3歳の時に修道院にやってきた車に息子は乗せられどこかに連れ去られたのだ。その事を彼女はひた隠しにしていたのだ。ジェーンはあるパーティ会場でCNNをお払い箱になったジャーナリストのマーティンと知り合い相談を持ち掛けた。社会派のジャーナリストだったマーティンは「3面記事」的な案件に乗り気でなかったが、調査を始めると当時、アイルランドの修道院では子供をアメリカに販売していたという事実が浮かび上がる。フィロメナはマーティンと一緒にアメリカを訪ね、ようやく息子の情報を入手するが、彼は2年前に亡くなっていた・・・ | ||||||||
私評:やっぱり記事にしてほしい。みんなに知ってほしいの・・・これは実話です。50年以上前にアイルランドでは修道院が金欲しさに未婚の母から子供を取り上げ、アメリカ人に高額で販売していた。ストーリーはそれだけでも十分ビックリなのに、さらに2重3重の驚愕の事実が明かされていきます。映画を見ながら本当に「マジかよ!!」って呟いてしまった。そしてそれらが(最初にも書きましたが)実話なのです。この映画の最大の見所はそんな驚くべき事実をフィロメナがどのように受け止めていくかです。まさに感動的な展開ですよ。主演はイギリスの名女優ジュディ・デンチ。今回、彼女が普通の主婦を演じるという事で話題になりましたが、やはりこの人は違う!アカデミー賞ノミネートも納得です。マーティン役は「メイジーの瞳」のスティーブ・クーガン。彼が渋く脇役をこなします。そして母子を引き裂いた張本人でもある修道女には「そして船は行く」のバーバラ・ジェフォード!!監督は「クイーン」のスティーブン・フリアーズ。 | ||||||||
ロボコップ | 監督 : ジョゼ・バヂーリャ | 出演 : ジョエル・キナマン、マイケル・キートン | ||||||
Robocop | 2013年 アメリカ映画 | |||||||
近未来。世界各国で警備のためのロボットが配置され始めるがアメリカは法規制されて、販売ができない状態だった。民衆の間にも「心」がないロボットへの嫌悪感がはびこり、警備ロボットの最大手「オムニコープ」は巨大なマーケットが目の前にあるのに手をこまねいていた。オムニコープのCEOのセラーズはそんな民衆の声に応えるため、サイボーグ技術の権威のノートン博士に援助を求めた。人間とロボットの融合という実験が開始された。そんな時、武器の密輸組織の内偵をしていたアレックス・マーフィー刑事が瀕死の重傷を負い被験者として抜擢される。彼の妻のクララもアレックスが生きることを最優先に考えサイボーグ化に同意した。こうして誕生したのがロボットの警官「ロボコップ」。お披露目の席でいきなり凶悪犯を逮捕したアレックスは次々と功績をあげていくが・・・ | ||||||||
私評:You’re under arrest・・・こんなタイミングでなぜこの作品をリメイクしたのか!?と思っている輩も多い事でしょう。オリジナルの「ロボコップ」はポール・バーホーベン監督作品という事もありかなりグロテスクでオタクな映画。私も大好きな作品です。ところ音階の作品はアクション+家族愛がメインのエンタメ作品。それこそ大人から子供まで楽しめます。今回、私はアイマックスで見たのですが確かにすごい映像&音響でビックリ。しかも、オリジナル作品のベースをしっかり踏襲しているので私的にはかなり見応えがある作品。もちろん、ツッコミ所も満載ですが、それがアクション映画の良いところ!?主演はスウェーデン出身のジョエル・キナマン(お前は誰だ!?)セラーズ役は「バットマン」シリーズのマイケル・キートン、ノートン博士は「ダークナイト」シリーズのゲイリー・オールドマン、クララ役は「キャンディ」「エンジェル・ウォーズ」のアビー・コーニッシュ、そしてロボット化を推進するテレビのキャスターを「パルプ・フィクション」のサミュエル・L・ジャクソンが演じます。監督はジョゼ・パヂーリャって、お前は誰だ!? | ||||||||