2011/2/27

この季節は花粉症との戦いです・・。
今回のイチ押しは痛快なラブコメディです!

恋とニュースのつくり方  監督:ロジャー・ミッシェル  出演:レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード
Morning Glory  2011年 アメリカ映画
今週のイチ押し:ニュージャージーのテレビ局でディレクターをしているベッキーは28歳。恋愛など見向きもせずに仕事一本で生きてきた彼女だったが、コストカットのために会社をクビになってしまう。しかし、彼女は恐るべき速さで立ち直り、猛烈な就職活動の末ニューヨークのibsテレビに採用された。しかし、彼女に任されたのは視聴率が上がらない朝の情報番組「デイブレイク」だった。番組を立て直すと決意したベッキーは、まずは看板キャスターをいきなり解雇。彼の後釜には伝説のニュースキャスターのマイクを指名する。彼は華々しいキャリアを持ち、ベッキーが報道の世界に入ったのも彼の影響だった。しかし、マイクはとんでもないひねくれ者。ベッキーはなんとか彼を口説き落とした。ところがトラブルはさらに続く。パートナーのキャスターで元ミスコン女王のコリーンとマイクの息がまったく合わないのだ。緊張するスタッフが見守る中で第1回目の放送が開始される。ニコリとも笑わないマイクは現場の雰囲気をブチ壊しただけではなく、視聴者の興味も削いでしまう。視聴率はさらに下落しベッキーの上司は番組を打ち切る事を決定するが・・
私評:グッバイって何回言った??・・・・いや~、面白かった!!!こんなに笑えてスッキリしたのは久しぶりかも。映画は仕事だけが生甲斐の女性が大活躍。ピンチの連続を持ち前のパワフルな性格で次々と乗り越えていく。恋愛と両立させようと思ってはいるのですが・・・。そして最後はホロリとさせるのですから完璧です!とにかくこの映画の魅力は主演の3人のアンサンブル。主演のベッキーを演じるのは「君に読む物語」のレイチェル・マクアダムス。「シャーロック・ホームズ」の時は“華のない女優だ・・”と思ったのですが、この映画のレイチェルはとにかく最高!!しかも、ベテランのふたりの大物に対して歯に衣着せぬセリフを気持ち良いくらいガンガン飛ばします。マイク役は「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォード。と~っても嫌な奴を演じているのですが、これがまたピッタリなんです。そして彼と一緒にキャスターを演じるのは「恋愛適齢期」のダイアン・キートン。彼女が体当たりレポートするシーンは最高です。カエルとディープキスまでしちゃいます・・。ベッキーのBF役は「特攻野郎Aチーム」のパトリック・ウィルソン、そして上司役は「ジュラシックパーク」のジェフ・ゴールドブラム。監督は「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル。これは女性には超お勧めの元気がもらえる映画です!
サンクタム  監督:アリスター・グリアソン  出演:リチャード・クリスバーグ、ヨアン・グリフィス
Sanctum  2011年 アメリカ映画
南太平洋の孤島の熱帯雨林の中に巨大な洞窟が発見された。ロッククライマーのジョシュ、資産家のカール、そして彼の恋人の3人はヘリコプターで現地へと向かった。しかし、ジョシュには一つだけ心に引っかかる事があった。それはすでに先発隊として想像を絶する深淵へと旅立っていた彼の父のフランクだった。フランクは世界的に有名な探検家で、家庭を顧みないフランクとジョシュの間には洞窟よりも深い亀裂があったのだ。フランクの後を追ってジョシュ、カールも洞窟へと旅立った。しかし、彼らの行く手を阻むかのように巨大なサイクロンが島を襲う。強烈な雨に見舞われた洞窟は水浸しになり、ついには出口を塞いでしまう。地底に残された探検隊たちは、洞窟には海に続く別の出口があると信じ暗く狭い洞窟の中を、先へと進む事を余儀なくされる。迷路のような暗黒の洞窟でのサバイバルが始まる・・・・
私評:ジョージの言うとおりだ。父さんはすごい男だ・・・「アバター」のジェームズ・キャメロンが総指揮に当たった、3D超アクション映画。とにかく、この映画は理屈抜きで3Dを楽しむ映画です。それゆえに映像にはとにかく3Dが強調されているのです。オープニングのヘリコプターでアクロバティックに飛ぶシーンからすごい迫力。思わず2Dとの違和感を持ってしまったのですが、これはわざと映像をデフォルメしているんですね。しかし、映像に慣れてくるとその迫力がガンガン伝わってきます。高所恐怖症で閉所恐怖症の私にはてき面・・。怖さ倍増でした。これはアクション映画というよりアトラクション映画という感じでした。アメリカではあまりヒットしなかったようですが・・・。頑固おやじながら最高の探検家を演じるのは「ムーランルージュ」での金持ちのパトロンが印象的だったリチャード・クロスバーグ。息子のジョシュを演じるのは新人のリース・ウェイクフィールド。いけ好かない金持ちのカールを演じるのは「ファンタスティック・フォー」のヨアン・グリフィズ。監督はアリスター・グリアソン。4月劇場公開です!
ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島  監督 :マイケル・アプテッド  出演:ジョージ・ヘンリー、スキャンダー・ケインズ
The Chronicles of Narnia : The Voyage of The Dawn Treader
 2011年 アメリカ映画
兄のピーターと姉のスーザンは両親とアメリカに行っているが、その間エドマンドとルーシーの二男。次女コンビはロンドンの親戚の家に預けられていた。従兄のユースチス理屈っぽく、兄妹には冷たい態度をとっていた。そんなある日、3人が部屋で壁にかけられた絵を見ていると、突然3人はナルニアの海に運ばれた。大海原に放り出された3人を救ったのはカスピアン王子だった。彼らの船は邪悪なミラーズから逃れるためにナルニアを離れた7人の貴族を探していたのだ。7人が消息を絶った離れ島諸島の近くに辿り着いた彼らは、ある港町に辿り着いた。そこはかつて、ナルニアの領土だったが、いまは奴隷商人たちに征服されていた。そこで彼らは7人の貴族のひとりベルン卿を発見する。他の6人の貴族たちは東の海に現れる緑の霧の正体を突き止めるために船出をして行方不明になったという。彼らは島々を巡り、謎をひとつひとつ解き明かしていく・・・
私評:君にはまだ仕事がある・・・ナルニア国物語もこれで3作目。前2作はウォルト・ディズニーの製作でしたが、今回からは20世紀フォックスになりました。フォックスにも意地があるので、前作よりパワーダウンをすることはできず、今作もかなりの製作費をつぎ込んでいました。作品は3Dで見たのですが、前半はどう考えても2Dを無理やりに3Dにした感じでした。しかし、半分を過ぎたあたりからは3Dの迫力でどんどん映像に吸い込まれていきました。ラストのくらやみ島での大活劇は迫力満点でした。そしてついにアスランが登場して、衝撃的な事を告げます・・・。という事は、4作目は・・・??主演は前作に引き続きルーシー役のジョージ・ヘンリー、エドマンド役はスキャンダー・ケインズ、カスピアン役のベン・バーンズ。そして新たな布陣としてユースチス役は「リトル・ランボーズ」のウィル・ポータース。彼は物語の最初では憎々しげな男だったのですが、だんだんイイ奴になっていくんです・・。監督は「愛は霧のかなたに」「イナフ」のマイケル・アプテッド。


前回の記事も読んでね~!



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