2013/2/25

毎回、一週遅れでのアップになってしまう・・・。
今回のイチ押しはオスカー候補の超骨太サスペンス!

ゼロ・ダーク・サーティ  監督 : キャスリン・ビグロウ  出演 :ジェシカ・チャスティン
Zero Dark Thirty  2012年 アメリカ 
今週のイチ押し:911の悲劇の後、忽然と姿を消したオサマ・ビンラディン。CIAは必死に彼の消息を追うが一向に手掛かりが掴めない。そんな時、一人の若い女性情報分析官のマヤがパキスタンに赴任した。彼女は赴任早々、残酷なまでの尋問に立ち会う。20045月。サウジアラビアで自爆テロが起こる。マヤは捕虜のアンマルに嘘の情報を流し、テロは未然に阻止されたと告げた。嘘を信じたアンマルはビンラディンの部下「アブ・アフメド」の名前を教えた。しかし、その後も捜査は一向に前進しない。捕虜の尋問をしていたダニエルは長年、拷問をし続け精神を病んでしまう。そしてロンドンでの地下鉄・バス爆発テロが発生。被害者は増えるのに、CIAの捜査は止まったままだ。捕虜の拷問が批難されオバマ大統領が拷問撤廃を宣言。そんな時アルカイダの幹部であるヨルダン人医師が大金と引き換えならオサマを裏切ると申しでる。アフガニスタンのチャップマンにある基地で彼を待っていた捜査官のジェシカ。しかし、そこでも悲劇が起こる。車から降り立った男たちの自爆テロでCIA職員7名が死亡した。その日からマヤに大きな変化が現れる・・
私評:関係者を全部見つけて、ビンラディンを殺す!!・・・アルカイダのトップだったビンラディン。数々のテロ事件の首謀者であり、世界的な指名手配犯だった彼が米軍によって射殺された事は知っていましたが、それまでにこんな紆余曲折があり、しかも難攻を極めたとは知りませんでした。手掛かりが見つかっても前に進めないイライラ。そしてついに100%ではないが有力な情報を得て、作戦は実行されます。ネイビーシールズがビンラディンの隠れ家を襲撃するシーンはすごい迫力です。女子供をも巻き込んだその行為が「善」なのか「悪」なのかという疑問も浮上するのですが・・・。これは歴史的な大事件の事実を追いかけた超大作。2時間40分という長尺ですが、グイグイ引き込まれて時間はあっと言う間でした。主演はオスカー候補のジェシカ・チャスティン。前半のちょっとおどおどした感じから、急にスイッチが入り「ビンラディンを殺す!」というスローガンを抱える演技は圧巻。オスカー獲るでしょう!拷問で根負けしてしまうダニエル役には「パブリック・エネミーズ」のジェイソン・クラーク、マヤの友人でテロの犠牲になるジェシカを演じるのは「英国王のスピーチ」「コンテイジョン」のジェニファー・イーリー、パキスタン支局長には「キング・コング」「アルゴ」のカイル・チャンドラー。監督は「ハート・ロッカー」でオスカーに輝いたキャスリン・ビグロー。彼女の映画は本当に骨太で、見応えがありますね。
ダイ・ハード ラスト・デイ  監督 : ジョン・ムーア  出演 : ブルース・ウィリス、ジェイ・コートニー
A Good Day To Die Hard  2012年 アメリカ映画
ジョン・マクレーンは息子のジャックの事が気になって同僚を通じて調査をしたところ、彼がモスクワにいて、しかも殺人罪で逮捕された事を知った。そしてジョンはひとり、ジャックに会うためにモスクワへと旅立った。到着早々、ジョンは裁判所に護送されるジャックを発見。しかし、裁判の最中に爆破事件が発生。実はジャックはCIAのエージェントで政府の内部告発者のコマロフを守る命令を受けていたのだ。コマロフは以前のパートナーで、今は政界の重要人物であるチャガリンにとって不利な証言をするつもりでいたため、チャガリンの手の者たちがコマロフの命を狙っていたのだ。しかし、そうとは知らないジョンが乱入してきたため、ジャックの計画は失敗。そしてついに父と息子の最強コンビが結成された。ふたりはなんとかコマロフを国外に逃亡させようとするが・・・・
私評:マクレーン家の男は不死身だ・・・・「ダイ・ハード」シリーズの第5弾。ラスト・デイというタイトルから、これが最終版と言う噂もあったけど、作ろうと思えばまだまだ行けそうです。ジョン・マクレーンはただの死なない男になってしまった・・。今回の映画ですごいのがカーチェイス。とにかく壊しまくりの潰しまくり。何百台の車をぶっ壊したのでしょう?それにしてもこの親子、本当に不死身です。車が引っくり返ってぶっ飛んでも、ひょっこり運転席から出てくる姿を見て「これは死ぬでしょう!!」と心の中で叫んでいた私。しかも、今回はチェルノブイリで大暴れ。放射能も彼らには関係ない!?まあ、この映画はそこが良いんですけどね!そして今回は上映時間が98分ととってもコンパクト。サクッと見られますよ!主演はブルース・ウィリス。もう、彼については語る必要もないでしょう!ジャック役は「アウトロー」のジェイ・コートニー、コマロフ役には「善き人のためのソナタ」等のドイツ人役者セバスチャン・コッホ、コマロフの娘役はモデルのユーリヤ・スニギル(彼女がめちゃ色っぽくて美しい)。ジョンの娘役で前作に引き続きメアリー・エリザベス・ウィンステッドがちょこっと登場します。監督は「エネミー・ライン」「オーメン666」のジョン・ムーア。
ゴーストライダー2  監督 : マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー  出演 : ニコラス・ケイジ、キアラン・ハインズ
Gohst Rider Spirit Of Vengeance  2012年 アメリカ映画
冥界の魔王メフィストフェレスと契約を結び自らの中に悪魔を宿したサーカスのスタントマン、ジョニー・ブレイズ。怒りや憎しみが湧きだすと本人の意思とは関係なくゴーストライダーに変わってしまう事に悩んでいた。人里離れた地で人知れず生きているジョニーの元に僧侶のモローが訪れる。悪の化身のロアークが新たな“BODY”としてある少年を狙っているという。ロアークこそがジョニーが契約を結んだ張本人の魔王だった。モローは少年を助け出せたら、ゴーストライダーの呪いを解く方法を教えると約束した。その頃、当の少年ダニーは母親のナディアと一緒に盗みを働きながら各地を逃げ回っていた。ナディアは魔王の子を宿され、いずれ彼が息子を奪いに来る事を知っていたのだ。ロアークはナディアの元恋人のキャリガンを雇い、母子を追い詰めていく・・・・
私評:ヤツに善意なんてない、あるのは飢えだけだ・・・・マーベルコミックなのに「アベンジャーズ」には入れない孤高のヒーロー、ゴーストライダー!私はこのキャラクターが好きなんです。今回は前作より遥かに力が入った作品。アクションシーンも数段レベルアップしています。また、めちゃめちゃ濃い内容の作品を95分にサクッとまとめてあるのもイイです。とにかくこの映画を見るとスカッとしますよ!主演はアニメおたくで有名なニコラス・ケイジ。彼が理性のある人間と極悪非道の悪魔の両方を演じるのですが、そのギャップがすごい!やはり彼は名優です。ロアーク役はとにかく怖い顔が印象的な「裏切りのサーカス」のキアラン・ハインズ、ニコラス・ケイジに負けないくらいぶっ飛んだ悪を演じるのが「310分、決断の時」のジョニー・ホイットワース、そしてメイクで誰だか分らなかった「ハイランダー」のクリストファー・ランバートも出ています。監督は「アドレナリン」のマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー。


前回の記事も読んでね~!



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