2015/1/25

今年のムービーライフも幸先良いスタートを切りました。
今年の目標は180本!今回のイチ押しは
傑作アニメとハードボイルド

劇場版 サイコパス  監督 :塩谷直義  出演 : 花澤香菜、関智一
 2015年 日本映画
今回のイチ押し:西暦2012年。人類は人間の精神を数値で管理するシュビラシステムの下で統治されていた。日本が開発したこのシステムをSEAUn(東南アジア連合)に試験的に導入する事になった。その時、SEAUnから送り込まれたテロリストによってシュビラシステムの中枢が襲撃される。公安局刑事課一係の常守朱は、テロリストと対峙し被害を最小限に抑えた。彼らの動向を調査し、SEAUnの首都のシャンバラフロートで反政府軍のテロリストたちの映像を見て、朱は愕然とする。そこに映っていたのは、かつて刑事課一係で朱たちと共に戦った仲間だった。事件の真相を見極めるため朱は単身シャンバラフロートに乗り込む。そこではすでに稼働を開始したシュビラシステムの下で、一見平和に統治されているように見えたが実は黒幕がシステムを悪用していた・・
私評:やつを見つけたら、俺の代わりに一発殴ってくれ・・・2012年からフジテレビ系で放映されていたアニメの劇場版です。いきなり見てもわからないと言われたので、数話だけ予習しておこうと思ったら面白くてコンプリートしてしまいました。近未来SFポリスアクション作です。チームを統治して作戦を立てるのが若き捜査官の常守朱。彼女がカッコいいんです。ストーリーのリアルさ、映像のスタイリッシュさ、そしてキャラクターの面白さを兼ね揃えたこの作品に注目したのは「踊る大捜査線」の本広克行が総監督を務め、昨年大ヒットした「魔法少女まどかマギカ」の虚淵玄が脚本という所。このふたりのコラボレーションは最強でした。声優陣は花澤香菜、野島健児、佐倉綾音、伊藤静などなど・・。監督は「劇場版BLOOD-C The Last Dark」の塩谷直義。
シン・シティ 復讐の女神  監督 :ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー  出演 :ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ
Sin City: A Dame To Kill For  2014年 アメリカ映画
今回のイチ押し:場末のバーでダンサーをしているダンサーのナンシーは、愛するハーディガンを死に追いやったシン・シティの権力者のロアーク上院議員への復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。この街にひとりの若いギャンブラー、ジョニーが現れる。自信満々の彼はロアークと差しで勝負をして大儲けをするが、とんでもないしっぺ返しが待っていた。バーで見つけた彼の勝利の女神は殺され、ジョニーもギャンブラーの最大の商売道具である指をへし折られてしまう。それでもめげずにふたたびジョニーは勝負を挑むが・・・
私評:ここは俺たちの街。好き勝手にはさせねえ・・・いい!この作品の独特の雰囲気が好きです。モノクロの映像、しかも夜、ハードボイルドなストーリー、ムーディな音楽。しかし、その画面にこれでもかと言うくらい残酷な映像も盛り込まれている。鮮血がモノクロなので白く映るのですが、これがまたグッド。しかし、私の注目はエロい女性キャスト。相変わらずのナイスバディで腰を振りまくる「マチェーテ」のジェシカ・アルバ、登場シーンの半分位が全裸の「300 帝国の進撃」のエヴァ・グリーン、そしてハリウッドでNo.1のお尻の持ち主「レント」「アンストッパブル」のロザリオ・ドーソン。この3人がとにかくエロい!!私はこの3人を大画面で見ただけで満たされました(笑)。その他、「エクスペンダブルズ」のミッキー・ローク、「とらわれて夏」のジョシュ・ブローリン、そしえt「ダークナイト ライジング」のジョセフ・ゴードン=レヴィットという超豪華メンバー。監督はロバート・ロドリゲス、フランク・ミラーのふたり。
アゲイン 28年目の甲子園  監督 : 大森寿美男  出演 : 中井貴一、波瑠、柳葉敏郎
 2014年 日本映画
元・取材記者の坂町も、今はデスクワーク。彼には妻と娘がいたが今はひとり暮らしだ。そんな彼のもとに戸沢美枝がやって来る。彼女は神戸大学の学生で元高校球児たちの大会「マスターズ甲子園」のボランティアをしていた。坂町はかつて甲子園を目指して野球に励んでいたが、同僚の野球部員が暴力事件を起こし、決勝戦を辞退するという過去があった。実は美枝はその事件を起こした男の娘だった。最初は美枝を邪険に扱っていた坂町だったが、美枝の真っ直ぐさを知った坂町は彼女の手伝いをする事になった。坂町と美枝が訪ねたのは当時のエースピッチャーだった高橋の自宅。一見、幸せそうに見えた高橋だったが彼は失業中だった。甲子園に行けなかった事で人生設計が狂ったと信じている高橋は美枝を怒鳴りつけるが、彼の中の甲子園への憧れ、そして娘の一言が彼を動かす。高校のOBも着々と集まり、ついに「マスターズ甲子園」に出場する事に。そして高校時代のあの夏の出来事が、少しずつ明らかになっていく・・・・
私評:一球人魂 いっきゅうひとこん??・・・原作は泣かせの名人、重松清。私は彼の小説が好きでけっこう読んでいます。もちろん「アゲイン」は読んでいました。内容を知っていていても、この映画は素晴らしい。それはストーリーに嘘っぽいところがないからでしょうか。私がこの映画で好きなのは「親子の絆」の描き方。どの家族も決して父子の関係が上手くいっているわけではない。しかし、野球というスポーツを通して繋がりを再構築していくところは泣けてきました。坂町だけではなく幾つかのエピソードが盛り込まれています。個人的に親子のキャッチボールのシーンってジーンときちゃうのです。かつて、私が父とキャッチボールをした事が蘇る。そして感動の極め付けはエンドクレジットで流れる浜田省吾の歌・・・。主演は「柘榴坂の仇討」の中井貴一、高橋役は「宇宙戦艦ヤマト」の柳葉敏郎。そして私の注目はふたりの若手女優。ひとりは美枝役の「潔く柔く」の波瑠、そしてもうひとりは坂町の娘役の「愛の渦」の門脇麦。ふたりの演技が凄く印象に残りました。監督は大森寿美男。
映画 ST 赤と白の捜査ファイル  監督 :佐藤東弥  出演 : 藤原竜也、岡田将生、ユースケ・サンタマリア
 2015年 日本映画
あるハッカーによって信号機が操作され、囚人を護送中の車が横転し囚人たちは逃走。囚人たちが逃げ込んだコンビニで、警視庁科学特捜チームのリーダーの赤城は不審な男・鏑木を発見。彼の部屋にひとりで訪ねるがそこには火に包まれた死体があった。鏑木を殺した犯人として赤城は逮捕されチームは解散。しかし、納得がいかないのはチームのキャップの百合根だ。実は彼は3日後に栄転が決まっている。そんな時、赤城が留置所から逃走。赤城を追うために特捜チームのメンバーが再び呼び集められた。しかし、鏑木は死んではいなかった。彼はフギンというウィルスソフトを開発しばら撒こうとしていたのだ。特捜チームと赤城が追いかけっこをしている間に、百合根はメンバーのひとり結城から赤城の本心を聞かされるが・・
私評:反論は聞かない・・・テレビ版は時々見ていたのですが、それほど興味なしの作品。だけど、劇場版は格別という噂を聞いて見に行きました。今回は百合根キャップの特捜チーム最後の事件という事でやりたい放題。それはないだろう!というツッコミ箇所もいっぱい。しかし、作品全体のテンポがよくて全く飽きが来ないのはいい!まあ、上質の2時間ドラマをスクリーンで見た感じです。個人的には私が勤めている会社の周りで撮影が行われていて、見たことのある景色が何度もスクリーンに出てきてちょっと嬉しかったです。出演者は『るろうに剣心 京都大火編』の藤原竜也、「アントキノイノチ」の岡田将生、「母べえ」「POV」の志田未来、「七瀬ふたたび」の芦名星や、渡部篤郎、瀬戸朝香。そして鏑木役でユースケ・サンタマリア、鏑木の元同僚で「花魁度中」の安達祐実。監督は「カイジ」「ガッチャマン」の佐藤東弥。
96時間 レクイエム  監督 : オリヴィエ・メガトン  出演 : リーアム・ニーソン、マギー・グレイス
Taken 3  2014年 アメリカ映画
CIA工作員のブライアン・ミルズは体を張って元妻のレノーアと娘のキムを守ってきた。そんなある日、レノーアがブライアンの家を訪ねてきた。今の夫のダグとの仲がうまくいっていない事を打ち明ける。そして彼女が今でもブライアンを愛していることを。しかし、そんな彼の元にダグが訪れ、ケリが付くまでレノーアとは会わないでくれと懇願される。しかしその翌日、レノーアは何者かによって殺されてしまう。第1発見者のブライアンは警官隊に囲まれるがその場から逃走する。いったい誰が何のために??殺人事件の最重容疑者として指名手配されたブライアンは、この謎を解くためにひとり捜査を開始する。しかし、犯人たちは次の標的をキムに合わせていた・・
私評:必ず見つけ出して殺す・・・「96時間」シリーズの第3弾で最終話(らしい)。今回もおじさんが悪い奴らをバッタバッタとやっつける。ブライアン、強すぎます。しかし、今回はいきなり奥さんが殺され、その犯人に祭りたてられて警察、FBIに追われながら、犯人を追いつめていくという展開。テンポがいいので見ていて飽きません。私が痺れたのはラストのポルシェの疾走シーン。滑走路をフルアクセルで走るポルシェの早いのなんのって・・・。これだけでもこの映画を見る価値アリ??主演は「サード・パードン」「フライトゲーム」のリーアム・ニーソン。驚異の62歳です。レノーア役は「X―メン」シリーズのファムケ・ヤンセン、娘役はマギー・グレイス、そして今回、執拗にブライアンを追う刑事役で「大統領の執事の涙」のフォレスト・ウィテカーが登場。彼が良いんですよ・・・。監督は「96時間 リベンジ」に続きメガフォンをとったオリビエ・メガトン。それにしても今回、パンフレットが「諸事情によって」販売されていなかったのが腹立つ。コレクターの私にはとっても残念なこと。諸事情って何なのでしょう??


前回の記事も読んでね~!



I Love Movieに戻る