2014/1/19

今回はとりあえず新作を2作品。
レビューを書く時間がなくて・・。イチ押しは少年の大冒険SF映画。

エンダーのゲーム  監督 : ギャビン・フッド  出演 :エイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード
Ender's Game  2013年 アメリカ映画
今週のイチ押し:舞台は未来の地球。昆虫型の異生命体の襲撃を受けた地球は数千万人の被害者を出すが、メイザー・ラッカムという勇者の一撃で戦いは終決した。国際艦隊は次なる攻撃に備えて世界中から天才児を集めてバトルスクールを創設。そこで優秀なバトルコマンダーの育成を始めた。訓練長官のグラッフ大佐は未来のコマンダーとして10歳の少年エンダーに白羽の矢を立てた。残忍な兄、優しい姉を持つエンダーは天才的な頭脳を持っていた。特にグラッフの目を引いたエンダーの行動は、いじめっ子に対して二度と報復がないように徹底的に痛めつけた事だった。世界中から呼び集められた天才児の中で、エンダーはメキメキと頭角を現す。しかし、あまりにできが良い彼は孤立してしまう。グラッフはエンダーをボンソーというリーダーが受け持つサラマンダー隊に配属させる。プライドが高くエンダーを認めないボンソーはエンダーを除け者にするが、エンダーの機転が戦闘訓練でサラマンダー隊を勝利に導く・・・
私評:これが彼の真の力だ・・・日本ではなかなか馴染みのない「エンダーのゲーム」ですが、世界的には超ベストセラー作品。大人ではなかなか馴染めないバーチャル・リアリティの世界にも子供はすぐに入り込める。その中でも特に才能を持った子供たちが地球存亡をかけてトレーニングをするのですが、そのシュミレーション・システムがすごい!この映像はハリウッドのパワーをビンビン感じました。また、実践のシュミレーションで無重力の中での研修のシーンも面白いですよ。まさに大画面で観るべき映画。エンダー役は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド君。やっぱりこの少年、タダ者ではない!?グラッフ大佐役は宇宙に帰ってきた「スター・ウォーズ」のハリソン・フォード。(エンドクレジットは彼の名前が1番に出ます)。顔中がタトゥーの謎の教官は「ヒューゴの不思議な冒険」でエイサ君と共演済みのベン・キングスレイ。エンダーの姉役は「ゾンビ・ランド」のアビゲイル・ブレスリンちゃん。そしてエイダの右腕になる少女ペトラ役は「トゥルー・グリット」のヘイリー・スタインフェルドちゃん。どうです、この強力な布陣!監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャビン・フッド。余談ですがこのパンフレットの充実度はハンパないです。読み応えアリ! 
黒執事  監督 :大谷健太郎、さとうけいいち  出演 :水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香
 2013年 日本映画
近未来。世界は東と西のふたつに分かれていた。全身が突如ミイラ化して死亡すると言う不可解な事件が続発する。現場には悪魔のタロットカード。被害者は各国の大使館ばかり。その事件の解明に乗り出したのは幻蜂清玄伯爵とその執事のセバスチャン。幻蜂家は巨大な玩具メーカーを経営する傍らで西の女王に仕え表沙汰にできない数々の事件の諜報活動もしていた。今回の事件の調査も西の女王からの勅命だった。清玄の本名は汐璃であったがある事件以来女を捨て、男として爵位を継いだのだ。清玄は被害者が事件の直前にある男と接触していた事を知り、男の元に潜入。間一髪のところをセバスチャンに救われるが、また被害者が出てしまう。ミイラ化した被害者の検分をしたセバスチャンにより、彼が生前に通っていた高級クラブを探し当てた清玄はさっそく現場を訪れるが・・・
私評:御意に・・・ベストセラーのコミックの映画化。私はまったく知らずキャラクターの顔さえ知りませんでした。この作品の注目は何と言ってもセバスチャン役の水嶋ヒロの存在。3年間のブランクがあったのですが、その間この作品のプロジェクトのためにプロデューサーとしても動いていたという念の入れようです。しかも、この役が彼にピッタリなので驚きました。クールで、冷酷で、しかも美形。正体は悪魔なのですが、まさに悪魔チックで完璧な執事でした。因みに主題歌を歌うのはイギリスのガブリエル・アプリンなのですが、作詞作曲は水嶋夫人の綾香です。この映画のもう一つの見所はセットですね。どこの時代でも失くどこの国でもない近未来の舞台がエキゾチックでいて、どこか寂しげでダークで・・・。私はとても気に入りました。清玄役には「ガッチャマン」の剛力彩芽。この映画がコケたら彼女の映画はヒットしないと言う都市伝説が??そして私の注目は清玄の叔母の若槻華恵を演じる「輪廻」の優香。イイです!監督はふたりいて、ひとりは「NANA」の大谷健太郎、もうひとりはアニメの「TIGER & BUNNY」のさとうけいいちです。


前回の記事も読んでね~!



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