2012/1/9

遅ればせながら2012年一発目のレビューです。
イチ押しは超クールな宇宙人の爆笑コメディ

宇宙人ポール  監督 : グレッグ・モットーラ  出演 : サイモン・ペッグ、ニック・フロスト
Paul  2010年 アメリカ・イギリス映画
今週のイチ押し:イギリスのSF作家クライヴとイラストレーターのグレアムは、世界中のマニアが集うコミックマーケット「コミコン」に参加。聖地を訪れた彼らのテンションはMAX。そして翌日にはRV車をレンタルして、彼らの長年の夢だったアメリカのUFOのスポットを巡る旅に出かけた。ネバダ州のエリア51付近を走行中、1台の暴走車の事故現場に遭遇。事故現場を調べに行くと、彼らの前にポールと名乗る宇宙人が現れた。彼は60年前に地球を訪れた時、政府によって施設に拘束され、やっとの思いで逃げ出してきたのだと言う。そして彼は故郷の星に帰るので手伝ってほしいと申し出る。毒舌でしかもノリがいい宇宙人を前に戸惑いを隠せないふたりだったが、ポールの話を聞くうちに3人は打ち解けていく。しかし、ポールを捕獲すべく国家も動き始める。やりての捜査官のゾイルがポールを追うが・・・
私評:指が光った方が良いかな??・・・・面白い!!面白すぎる!!2011年の最後を締めくくったのがこの映画だったのですがとにかく大爆笑。シュールなネタなのですが、私のツボでした!笑って迎える新年って良いですよね~!とにかく、今までの宇宙人の観念を覆すポールのキャラクターが最高です。歯に衣着せぬ毒舌だけど、それが的を付いていて地球人はたじたじ。そんなシュールな宇宙人に相対するのが地球を代表するようなオタクというのが、また良いんです。このトリオがとにかく笑わせてくれます。そんな彼らに敬虔なクリスチャンのルースが加わり、さらに笑いはヒートアップ。ところが最後はけっこうグッとくる終わり方なんです・・。グレアム役は「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のサイモン・ペッグ、クライヴ役は「パイレーツ・ロック」のニック・フロスト、ポールの声は「グリーン・ホーネット」「50/50」のセス・ローゲン。そして最後にSF映画と言えばこの人?S・Wさんが登場します。監督はグレッグ・モットラー。
フライトナイト  監督 : グレイグ・ギレスピー  出演:アントン・イェルチン、コリン・ファレル
Fright Night  2011年 アメリカ映画
ラスベガス郊外の住宅地に住むチャーリーは母親と二人暮らし。イケてないオタクだったチャーリーは脱オタクを図って超美人のガールフレンドのエイミーを手に入れた。オタクだった頃の親友エドから、最近頻発している失踪事件について相談される。その原因はチャーリーに隣に住んでいるジェリーで、しかも彼はヴァンパイアだと言うのだ。元のオタク友人のひとりアダムの家を捜索に出掛けたチャーリーとエド。しかし、そこはもぬけの殻だった。その帰り道、チャーリーと別れたエドに怪しい影が迫っていた。翌日、学校を休んだエドを心配して彼の家を訪ねたチャーリーは、彼の部屋のパソコンでとんでもない映像を見てしまう・・。急いで家に帰ったチャーリーは隣の家を覗き込むと、ストリッパーのドリスがジェリーの誘いを受けていた。せっかくエイミーと良い雰囲気になれたチャーリーだったが、ドリスを助けるため隣の家に忍び込むが・・・・
私評:え!?それを使うのか?・・1985年の大ヒットホラー映画のリメイクです。けっこう、オリジナルに忠実ですが、21世紀版として最新のテクノロジーが駆使されています。中でも注目はやはり3D。ホラー映画と3Dはやっぱり相性が良いようです。今作では陽の光を浴びたバンパイアが爆破するシーンが良いです。火の粉が目の前まで飛んできます。ホラー映画なのでえぐいシーンもありますが、配給が(ディズニーを擁する)ブエナビスタなので抑え気味。レイティングも付いていません。チャーリー役は「誰かが私のキスをした」のアントン・イェルチン。なんかパッとしないのですが・・。ヴァンパイアのジェリー役は「Dr.パルナサスの鏡」のコリン・ファレル。その他、チャーリーの母親役で「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレット、エド役は「キック・アス」のクリストファー・ミンツ=プラッセが登場。だけど、私の注目はエイミー役のイモージェン・プーツ。美しいです!!監督は「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピー。
フレンズ もののけ島のナキ  監督 :山崎貴、八木竜一  出演 : 香取慎吾、山寺宏一、阿部サダヲ
 2011年 日本映画
海に面した小さな村。ここから見える小さな島には「もののけ」がいるという言い伝えがあり、村人たちは恐れていました。そんなある日、村に住む竹市という少年が村の掟を破り舟で島に向かいました。しかし、その舟には彼の幼い弟のコタケが潜んでいました。島に着いたふたりはキノコがたくさん生えている森に入って行った。キノコを売って病弱な母親の薬代を稼ぐため、ふたりは夢中になってキノコをとりました。そんなふたりの前に唸り声をあげて赤おにと青おにが飛び出してきました。必死に逃げて舟に辿り着いた竹市だったが、コタケの姿がない!そう、コタケは島に置き去りにされてしまったのです。もののけ達は、人間が襲ってきた時のためにと、コタケを人質にしようとしていた。もののけの中でも爪はじきにされている赤おにのナキはコタケの世話を任される・・・・
私評:この天女茸をコタケに食べさせたいだけだ・・・日本映画が作った3Dアニメ。日本映画もアニメは世界レベルのクオリティですね。今回のテーマは日本の名作童話「泣いた赤おに」の映画化。浜田廣介のこの名作は私も大好きなストーリーです。実際に観た映画はみごとなクオリティで、私も思わずウルウル・・。ストーリー、映像のクオリティ、声優の3拍子揃った作品です。私はナキとコタケの話も好きなのですが、後半のナキと青おにのクンジョーの話が好きですね。子供たちに「友だちは大事にしようね!」というメッセージを送っています。ナキの声は「こち亀 The Movie 勝どき橋を封鎖せよ!」の香取慎吾。今回の彼はサイコーでした。グンジョー役は日本を代表する名声優の山寺宏一、その他、もののけの仲間たちに「なくもんか!」の阿部サダヲ、「誰も知らない」のYOU、そして「鷹の爪団」で有名なFROGMANが今回も3役を務めます。監督は「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎貴とゲームクリエイターとして有名な八木竜一。


前回の記事も読んでね~!



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