スニーク・プレビューで見たTVシリーズの名作の劇場版がまさかのイチ押し。
来年の夏公開らしいです・・・。
スクール・ウォーズ HERO | 監督:関本郁夫 | 出演:照英、和久井映見、SAYAKA、里美浩太郎 | |
School Wars | 2003年 日本映画 | ||
今週のイチ押し:1960年代、日本ラグビー界の花形選手だった山上。しかし、現役を引退し今後はラグビー界の後継者たちの指導に当たる事になっていた。そんなある日、山上の元に京都の伏見工業高校の校長が訪れる。彼に高校の教師になって欲しいというのだ。その高校はほとんど無法地帯で生徒は好き放題。教師たちも諦め顔で、触らぬ神に祟りなし主義。特にラグビー部は悪の巣窟だった。そんな生徒たち一人一人に体当たりで生き方を問う山上の熱意は徐々に生徒たちに浸透し始める。不良でどうしようもない男たちが一人、また一人とラガーマンに変わっていく。そしてついに行われた試合で、彼らは大敗する。悔しさから涙を流す部員たち。しかし、この大敗が伏見工業高校ラグビー部の結束を深めることに。山上の熱心な指導の元で、彼らはめきめきと頭角を現していく・・・ | |||
私評:彼らはラグビーのボールと同じでどこに飛んでいくか分からない。でも、そんなボールを上手に扱う先生なら・・・・1984年にテレビで放送され、絶大なる人気を誇った「スクール・ウォーズ」の劇場版です。しかも、この話って実話なんですよね。私はテレビシリーズはほとんど見てなくて、この話はNHKの「プロジェクトX」で知りました。しかし、TVシリーズで山下真二が演じた熱血先生を照英が演じると聞いて、すごく違和感があったんですよ。ところが映画が始まってすぐにこの不安は払拭されました。というより、照英はすごく良かったです。TVシリーズを見ていた方は違和感が拭いきれないかもしれませんが・・。そしてお話はご存知のとおり、どうしようもない生徒たちがスポーツを通して人間として成長を遂げ、そしてラグビーの試合でも奇蹟を起こします。もう、感動的なシーンのつるべ打ちで私は涙・涙・・・。めちゃめちゃ良かったです。しかも、今回はスニーク・プレビューで会場に着くまで何の映画か分からなかったのです。もし、劇場公開まで待っていたら見なかったかも??共演は山上の妻役に和久井映美、マネージャー役はSAYAKA、同僚教師に中川家のふたり、そして校長役はなんと里美浩太郎!!エンドクレジットの歌はもちろん「HERO」!でも、麻倉未希じゃなくて大黒摩季です!!これはめちゃめちゃオススメの映画です!! | |||
犬夜叉 天下覇道の剣 | 監督:篠原俊哉 | 声の出演:山口勝平、雪乃五月、渡辺久美子 | |
Inuyasha 3 | 2003年 日本映画 | ||
今週のイチ押し:はるか昔。3つの剣を携える大妖怪と息子の姿がそこにあった。しかし、大妖怪は人間の女十六夜(いざよい)を愛してしまい、彼女はまさに大妖怪との間の子供を産み落とそうとしていた。大妖怪の息子は殺生丸、そして今産まれようとしているのが犬夜叉だった。しかし、十六夜は彼女を愛した男、刹那剛丸の手により命を落とした・・・。そして現代、かごめの実家の神社に奉納されていた刀が喋り始める。その刀は犬夜叉の父が携えていた叢雲牙だった。犬夜叉の父の死後、鞘によって封印されてきた魔剣が鞘を飛び出し外に出てしまったのだ。ちょうど現代に来ていた犬夜叉は、剣を元に戻すべく手にしたとたん剣が犬夜叉に語りかけてくる。「我に従え・・・」。邪悪な声を振り切れない犬夜叉は剣を携えたまま、戦国時代へと戻っていく。剣の放つ異様な力は殺生丸にも伝わっていく。やっとの事で叢雲牙から開放された犬夜叉。しかし、叢雲牙が次に選んだ躯は刹那剛丸だった・・・ | |||
私評:お前に守るべきものはあるのか・・・高橋留美子の大人気アニメの劇場映画第3弾。大ファンの私はもちろん、全部映画館で見ています。今回は犬夜叉の出生のシーンや、原作にもTVシリーズにも登場した事のない、犬夜叉の父親も登場するということでこのシリーズのファンは見逃す事ができない。しかも、兄弟でありながらも憎みあう事しかできないでいる殺生丸と犬夜叉が強大な敵に向かうのです!いつもの事ながら劇場版はすごくシナリオが良くできています。今回も犬夜叉の出生に携わる事件がひとつのキーになっている。そして犬夜叉の鉄砕牙、殺生丸の天生牙、二人の父親が携えていた叢雲牙という3本の刀の不思議な繋がりが明らかにされていく。今までの劇場シリーズの中でも最高の出来栄えです。まあ、かごめの活躍がちょっと少なかったのが玉に瑕ですが・・。もちろん、他のレギュラー弥勒、珊瑚、七宝、冥加、雲母も大活躍。そして殺生丸の旅の友邪見、りんもイイ感じで活躍します。かなり感動してしまいました。そして映画を締めくくるのは安室奈美恵の歌。これがまたグッドでした。 | |||
クリビアにおまかせ | 監督 : ピーター・クラマー | 出演:ルス・ルカ、パウル・R・コーイ | |
Ja Zuster Nee Zuster | 2002年 オランダ映画 | ||
サクラ草通りのクリビアホームには、ちょっと変わっているけど楽しい人々が住んでいる。女主人で看護婦のクリビアは人の不幸を見ていられない優しいおば様。クリビアホームの皿洗いと皿拭きはボビーとペルトゥスのコンビ。引っ込み思案な可愛いダンサー、イエット。そして日夜実験に励みながらも失敗ばかりの博士。ある雨の日、イエットに一人の青年が傘を差し出した。彼の名前はヘリット。実は彼は泥棒でクリビアハウスを目の仇にしているボーデフォルの家に盗みに入ったのだ。クリビアホームの住人の機転で何とか事なきを得たヘリットはホームの一員に。そんなある日、博士はついに究極の薬を発明する。それは悪人を善人に変える薬。彼はその薬をボーデフォルに使おうとするが・・・・ | |||
私評:イエス・ナ〜ス、ノー・ナース♪・・・・なんとこの作品はオランダで30年前に放送されて、圧倒的な人気を得ていたのだそうです。それが現代に甦ったのだ〜!しかも、この映画はミュージカルなんです。それゆえめちゃめちゃ陽気で、ハッピーな気分になれることは請け負います。そしてオランダ語って言うのが不思議な響きで、また良いんですよ・・。ハリウッドのミュージカルシーンを連想させる人文字や、パレードが登場するのですが、アメリカとは一味違うテイストを感じました。まあ、私はテレビシリーズの事もまったく知らなかったので、最初はちょっと取っ付きづらかったのですが、あっという間に不思議な住人たちの虜になり、最後まで映画を楽しむ事ができました。また、この映画の舞台である、60'sも実に心地良かったです。これは家族で楽しむ映画なので吹き替え版とかあればいいのに・・。登場人物はオランダ映画ということもあり、知らない人ばかり。中でも印象的だったのはイエットを演じていた女性。決して美人じゃないけど、キュートで可愛いんです。誰もが笑顔になれる映画でしょう! | |||
デッドロック | 監督:ウォルター・ヒル | 出演:ウエズリー・スナイプス、ヴィング・レイムス | |
Undisputed | 2001年 アメリカ映画 | ||
カリフォルニアの砂漠にあるスウィートウォーター刑務所は凶悪犯罪者を多数収容している。ここでは囚人たちの特別なイベントとして囚人のボクシングの試合を行っている。この刑務所にはモンローという無敵のファイターがいた。彼は元々有能なボクサーだったが妻の不倫現場で逆上し、相手の男を殺してしまったのだ。モンローは収容所の中でも一目置かれるヒーローだった。そんなある日、この収容所に一人の男がやってくる。彼は前ヘビー級チャンピオンのアイスマン。アイスマンは自分こそがチャンピオンだとモンローを挑発するが、モンローは「ここでのチャンプは俺だ」と返す。収容所の中の大物囚人リップマンはこの二人に対決をさせ、大金をかけた大試合をプロモートしようとする。男と男のプライドを賭けた戦いのゴングが打ち鳴らされた・・・ | |||
私評:金のためじゃない!王者の名誉をかけた戦いだ!!・・・・なんとも男くさい映画でしたが、これぞウォルター・ヒルって感じがしますね。ストーリーは単純明快で話もサクサク進んでいくのであっという間の90分間。そしてクライマックスはモンローとアイスマンの一騎打ち。果たして勝者は??(これは絶対に言えませんが・・)相変わらずすごいアクションをこなすウェズリー・スナイプス。彼の鍛え上げられた鋼のような体もすごいのですが、今回はボクシングのシーンを全て自身で演じているのだそうです。彼はやっぱり天性のファイターなのか??アイスマンを演じるのはヴィング・レイムズ。彼って「ミッション・インポッシブル」「MI:2」でトム・クルーズと組んだちょっと軽い男のイメージが強かったのですが、今回はマッチョな男を好演!とにかくこの二人のガチンコ勝負がこの映画の一番の見所ですからね!!そして二人の試合をプロモートする大物囚人刑事コロンボのピーター・フォーク。彼がまた、イヤラシイ演技を見せてくれます。(いったい何回ファックって言っただろう・・) | |||
こちら葛飾区亀有公園前派出所 The Movie 2 UFO襲来!トルネード大作戦 |
監督:高松信司 | 声の出演:ラサール石井、平山あや、森尾由美 | |
Kochi Kame 2 | 2003年 日本映画 | ||
最近、荒川にUFOが現れるという噂が立ち、この機会に便乗しようと両津はミステリー・サークルを自分で作り人々を集め、グッズの販売でひと儲けしようとするが部長に見つかってしまう。その罰としてハワイへの社員旅行に行けなくなってしまうが、ただでは転ばないのが両さん。ちゃっかり荷物に紛れ込み飛行機に搭乗。何とかハワイへとやってきた。今回、両津がハワイに来たのにはある理由があった。それは少年時代に別れたきりの友人竜平がこの地に住んでいるからだ。しかし、彼は10年前に死んだと知らされる。ところが彼は生きていた。NASAで働いている時にある組織に呼ばれUFOを作っていたのだ。そのUFOが、東京に現れ都内の名所を次々と破壊していく。両津は竜平を救い出すため、竜平の娘ミーナと共にUFOを追う・・・・・ | |||
私評:竜平を助けられるのは、世界中でお前だけかも知れないんだぞ・・・・超有名なこち亀の劇場映画第2弾。前作はテロリストとの壮絶な戦いでしたが、今回も強大な敵に戦いを挑んでいく我らが両さん。そのスケールも映画ならではの大迫力です。前作では晴海通りを壊滅させたこの映画。今回は私の地元浅草、上野を破壊した後、レインボーブリッジを寸断し、浜松町から東京タワーとまたしても東京をぶち壊して行きます。それが何とも言えないくらい快感・・・(笑)。そしてクライマックスはアクションに継ぐ、アクションでめちゃめちゃ興奮しました。両さんの声はすっかり定着してしまったラサール石井。今回竜平の声を担当した渡辺正行とばあさんの声で登場の小孝泰で「コント赤信号」が全員集合しました。そして今回の映画で大活躍するミーナの声は平山あやちゃん。挿入歌まで披露する活躍ぶりです。(けっこう、歌がうまい!!) | |||