2001/12/3号

今週も3本。パワーも落ちてるし、途中で出張もあったし・・。
とりあえず、大目玉のこの作品だけは押さえました。大満足!! 

 ハリー・ポッターと賢者の石  監督 : クリス・コロンバス  主演:ダニエル・ラドクリフ、ハーマイオニー・グレンジャー
Harry Potterand the Philosopher's Stone  2001年 アメリカ映画
両親は交通事故で死んだと言われ、親戚のダードリー家で悪夢のような生活をしているハリー・ポッター。しかし、彼の11歳の誕生日に1通の手紙が彼の元に届いた。「ハリー・ポッター殿。ホグワーツ魔法学校への入学を許可します。」彼に手紙を届けてくれた大男のハグリッドは入学に必要な魔法グッズを整え、そして彼の秘密を教えてくれた。実は彼の両親は優れた魔法使いで、悪の魔法使いヴォルデモートに立ち向かい死んだのだと。しかも、赤ん坊だったハリーを殺そうとしたのだが・・。学校に到着したハリーは早速ハーマイオニーとロンという友達を作る。学校の中では不思議な事件が続発。ハリーたちは独自で捜査を始め、そしてついに「賢者の石」に秘密を知るのだが・・・
私評:Jorney beyond your Imagination・・・ ついにヴェールを脱いだ注目作。世界中でこの映画の公開を待っていた人は、たくさんいるでしょうね。私もご多分に漏れず、楽しみにしていた一人です。私がこの本を読んだのは一昨年の年末。2年前にこの本を読んだ時の感動と言ったら・・。以来,私はハリー・ポッターファンなのですが、この作品の魅力はなんと言ってもファンタジックなストーリーです。映像は今日の特撮の粋を集めている。この大迫力は劇場で楽しみたいですね。そしてハリー役のダニエル君がすごく良いです。初めてこの映画の予告を見たとき、自分が思っていたハリー・ポッターのイメージとピッタリだったので驚いた事を覚えています。脇役陣もアラン・リックマン、マギー・スミス、ジュリー・ウォルターズ、ジョン・ハート、そしてリチャード・ハリスと、イギリスが誇る名優たちが勢揃い!大人から子供まで楽しめる内容です。オヤジになってもこういうファンタジーを楽しむハートをいつまでも持ち続けていたいですね。私は本当に大好きな映画。この映画も甥っ子を連れて、再度見に行きます。これから先、何度も見てしまう映画でしょう。
アニバーサリーの夜に  監督・主演 ジェニファー・ジェイソン・リー
  &アランカミング
 出演:グゥイネス・パルトロウ、ケビン・クライン
The Anniversary Party  2001年 アメリカ映画

ハリウッド女優のサリーと作家で自作の作品の初監督が決まっているジョー。2人は1年間の別居を経て、今宵6年目の結婚記念日を迎える。2人は親しい友人を招いた。パーティーに集まった顔ぶれは女優、映画監督、小説家,写真家、ミュージシャンと様々・・。しかし、せっかくのお祝いの夜なのに二人のムードは段々険悪に・・。しかも、売れっ子女優スカイ・デヴィッドソンがプレゼントに持ち込んだあるものによって、みんなは心の奥底に秘めていた事を告白し始める・・・・。

私評:ハリウッドのセレブたちって・・・ジェニファーとアランの二人が何気ない会話から自分たちの映画を作ろうと考えたのがこの映画だそうです。デジタルカメラを駆使し、たった19日間で取り終えたというインスタント映画なのに、カンヌでも絶賛。これはひとえに二人の発想の面白さと、そしてこの映画のために集まってきたスターとの人脈のおかげ??毒がいっぱいの彼らの会話を楽しむ映画なので、退屈に思う人が多いかも知れません??ところが私はめちゃ面白かったです。サリーとジョーの長廻しのケンカシーン、ケビン・クライン、フィービー・ケイツ夫妻の(この二人は実生活でも夫婦)の愚痴、軽〜いグウィネス・パルトロウ・・・。目の付け所がちょっと違う!しかし、久々に見たフィービー・ケイツがいまだに可愛くて、嬉しかった。この映画の教訓。なんでもかんでも話し合うだけが愛情じゃない。嘘をつきとおすのも時には愛なんだ。
アクシデンタル・スパイ  監督:テディ・チャン  主演:ジャッキー・チェン、ビビアン・スー、キム・ミン
The Accidental Spy  2001年 香港映画
健康器具の販売員のバックはまじめな男。親の顔も知らず天蓋孤独だと思っている。しかし、彼は銀行強盗に果敢に立ち向かい一躍ヒーローとなる。そんな彼の前に私立探偵のリウが現れ、彼の父親の事を仄めかし姿を消す。リウの言葉を頼りにバックは韓国へと飛ぶ。そこで会った瀕死の男。果たして彼が父親なのか?そしてその男は、またしてもバックに謎の言葉を残す。またしても彼は謎を追うために、今度はトルコのイスタンブールへと飛ぶ。そこで彼を待っていたのは、途方もない巨大な悪の国際的陰謀だった。訳のわからないうちに事件に巻き込まれて行くバック。果たして彼の運命は??

私評:水を得た魚?? ハリウッド映画で制約だらけだったジャッキーが、お膝元の香港に戻って撮ったのがこの映画。でも、さすがに歳を隠せなくなってきたな〜。もちろん,アクションシーンのほとんどは彼自身が演じているのですが、所々でスタントを使ってるのが見えたし、(というか、顔が見えないシーンが多々)・・・。残酷なようですが、アクションなしのジャッキーの映画は見る気がしないので、パワーダウンしたこの映画は、ちょっと寂しい感じがした。ストーリー展開もかなりダルイ。アクションシーンになると目が覚めて,画面にかじりつくって感じ。前作の「Who AM I?」と比べると、半分くらいのパワーしか感じられませんでした。これは率直な意見です。そんなジャッキーには、やっぱりコメディーの方が良いのではないでしょうか?私は「ラッシュ・アワー」の方が何倍も面白いと思ったのですが、いかがでしょう??それでも、まだまだそこら辺の若者よりは、ずっと動きが良いジャッキーには本当に感心させられる。ストーリーも捻りが効いているので、別の楽しみ方ができる映画かも?? ビビアン・スーって香港、台湾では人気者なんでしょう?


前回の記事も読んでね〜!



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