ラブストーリーが苦手な私が、3本も! 心境の変化か??
1998年 : アメリカ映画
監督 : マーシャル・ハーツコビッツ
主演 : キャサリーン・マコーマック、ルシファー・シーウェル
オリバー・プラット、モイラ・ケリー
1583年、イタリアはベネチア。 女性は男性の所有物でしかなく自分の人生も
人を愛することさえままならずにいた。 情熱的な少女ベロニカは青年貴族マルコを
愛していたが家柄の違いから結婚ができないと知らされる。 悲しみに暮れるベロニカに
母親のパオラはコーディザン、つまり高級娼婦になることを奨める。たとえ体を売っても
高貴な男のパートナーを努める為の教養、そしてマナーを会得し唯一、男性と対等な立場で
接することのできる特権を持っていた。 そして磨きをかけられたベロニカは最高の
レディーとして扱われ、ついにはフランスのアンリ2世のパートナーを努め、戦争から
ベネチアを救うまでになった。 しかし、彼女が愛しつづけたのはただ一人、マルコだけだった・。
私評:すごくドラマチックなラブストーリーでした。 実在の女性ベロニカ・フランコの
華麗なる生涯。 彼女は後々の女性の意識をを変えたことでしょう。 そんな女性の戦いと情熱に
心を打たれました。 この映画の良さを思いきり引出しているのは2人の女性。 一人はもちろん
主役のキャサリン・マコ−マック。 天真爛漫な少女から高級娼婦への変化は見事。 そして
知的なマスクはまさにこの役にピッタリでした。 もう一人の女性は、ベロニカの母親役の
ジャクリーン・ビセット。 彼女も元高級娼婦。 もともと気品あふれる顔立ちの彼女は
まさに適役。 年を重ねても美しい女性です。 しかしこの映画でベロニカとオリバー・
プラット演じるマフィオが庭園で詩の交換をするシーンの翻訳はイマイチ。 その詩のどこが
良かったのかが私には伝わってこなかった。 すっかり、コスチューム映画にはまってしまった。
1997 年 : アメリカ映画
監督 : スティーブ・マイナー
主演 : ジェイミー・リー・カーティス、ジョシュ・ハーネット
ミシェル・ウィリアムズ、LL・クール・J
あの恐ろしい、ハロウィンの夜から20年経った今もローリーはマイケル・マイヤーズ
(ブギーマン)の影に怯えていた。 実は彼女は事故死を装い名前も変え、今は全寮制の
ハイスクールの校長として暮していた。 一人息子のジョンもそのハイスクールの通っていた。
しかし、マイケルは彼女の居場所を嗅ぎ付けて近づいて来ていた。 そしてハロウィンの夜が
やってきた。 いやな予感を感じたローリーはジョンに外出を禁止するが、彼は恋人と友人
とでパーティーを開く為こっそりと抜け出してしまう。 マイケルの矛先はジョンと
友人に向けられる。 そしてついにローリーは自分の息子を守る為、そして過去の忌まわしい
記憶を払拭する為、一人マイケルに戦いを挑むのだった・・・。
私評:ジェイソン、フレディーと並ぶホラー映画のキャラクターといえば、このマイケル・マイヤーズ。
(オースティン・パワーズのマイク・マイヤーズに名前が似てるけど、マイケルの方が映画の歴史は古い)
今回もお気に入りの包丁を片手に殺しまくり。 マイケルの面白さは、まず最初に遠くの方で姿を見せたり
鏡の向こうに映ったりして、まずフェイントをかけてくるところ。 そして、あの白いマスクのしたは
どんな表情か分からないのでよけいに怖いですね。 しかし、今回はスクリームクイーンと呼ばれた
ジェイミー・リー・カーティスを再度迎え、しかも彼女が逆襲に出る所が面白い。 「パラサイト」の
ジョシュ・ハーネット、「ディープ・ブルー」のLL・クール・Jも良い味出してます。
LL・クール・Jは「ディープ・・」ではコック、今回は警備員。 でも、同じキャラクターで笑える。
1998年 : イギリス映画
監督 : ニック・ハム
主演 : モニカ・ポッター、ジョセフ・ファインズ
ルーファス・シーウェル、トム・ホランダー
ミネアポリスに住むマーサは今までの人生に嫌気が差していた。そこで新規一転
新しい人生を再スタートする為に$99で行ける場所に旅立つ決心をする。
そこはロンドン。 ミネアポリスの飛行場ではダニエルと出会う。 彼は音楽
業会の重役。 超リッチな生活を送っている。彼は一目で
彼女に恋をしてしまう。ロンドンまでの飛行機の中で一緒の時を過ごす。
彼の紹介のホテルに一泊した彼女は翌日にはすっかり、なぜか落ち込んで
公園で酒を煽っていた。 そこで出会ったのはフランク。 彼は売れない役者だ。
憎まれ口を叩く彼とはお互いの生活の惨めさでいき投合??
そして彼女はローレーンスにも出会う。 彼はおば様たちに、ブリッジを教えて生計を立てていた。
しかし、彼ら3人はなんと親友同士。 果たして、彼女の本命は?? そして恋の行方は???
私評: なんだかとっても都合の良いラブストーリーなんだけど、楽しければ良いのだ!
主役のモニカ・ポッターはとってもキュート。ちょっと危ない女の子だけどそこがまた魅力的。
彼女に振りまわされる男たちも「恋に落ちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズ、
「娼婦ベロニカ」のルーファス・シーウェル、そしてトム・ホランダーと濃〜い顔ぶれ。
しかし、ジョセフはどの映画で見てもシェイクスピアに見えてしまう・・・。
謎の精神分析医も良い味出してます。(ラストでエエ〜!!と感動(?)させてくれる)
また、この映画の見所はロンドンの風景。 テムズ川沿いの散歩道、チェルシーブリッジの夕焼け、
そしてハイドパークののどかな風景・・・etc。 1度は行ってみたい街ですよね!!
1999年 : アメリカ映画
監督 : ゲーリー・マーシャル
主演 : ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア、ジョーン・キューザック
ヘクター・エリゾンド、リタ・ウィルソン
アイク・グラハムは辛口のコメントが売りのコラムニスト。 ネタがなく、バーで悩んでいた
彼に耳寄りな情報が入って来た。 メリーランドの田舎に結婚式中に何度も花婿を置き去りにして
逃げ出してしまった”ランナウェイ・ブライド”がいると言うこと。 彼女の名前はマギー。
アイクはマギーを中傷するネタを新聞に書くが、マギーから誤りがあると講義され、ついには
職を失ってしまう。 仕方なく彼は、マギーの実態を調べる為自らメリーランドに赴き
彼女につきまとう。 実は彼女には新しい婚約者がいてまもなく結婚式を挙げることになっていた。
そこで彼女が逃げ出す現場を押さえれば・・・? しかし、彼女を取材しているうちに彼女の
素晴らしさに気付き段々惹かれていくアイク。 そしてマギーも・・・。
私評:やっぱり、ジュリア・ロバーツは好きだな〜。 けっしてスゴイ美人じゃないけど
そこがまた良いんでしょうね。前作の「ノッティングヒルの恋人」ではハリウッド・スターで
超・リッチは女性でしたが今度は田舎に住む工具店の娘。 でも、どっちもジュリアにはピッタリです。
一方、リチャード・ギアは最近弁護士役が多かったけど、こういうちょっとダメ男の役も良いですね。
しかし、彼も50才だって。 若いです。 そしてジュリアの親友ペギー役はジョーン・キューザック。
今回は本当に脇役だったけど、良い味出してます。 彼女もやっぱりコメディーが似合う。
とにかくこの映画には笑わせてもらいました。 特に逃げ出すジュリアのウエディングドレスの裾を
掴んだまま引きずられる男の子! あの顔は最高! そしてバージンロードを歩いてくるジュリアの引きつった顔。
ジュリアはやっぱり、コメディーが良いな〜!