10月16日版

 新作で何かアップするのを忘れているような気がしていたのですが、やっぱり・・・。
 「秘密」は今回でご紹介します。 広末、ゴメンよ〜。 

 秘密 (Himitsu)

 1999年 : 東宝映画 
 監督  : 滝田洋二郎
 主演  : 広末涼子、小林薫、岸本加代子、金子賢、石田ゆり子

 杉田平介は可愛い妻と娘に囲まれ、幸せに満ち溢れていた。が、悲劇は突然
 起こった。 妻と娘を乗せたスキーバスが崖から転落したのだ。 二人は病院に運ばれたが
 妻の直子はまもなく息を引き取る。 奇蹟的に娘の藻奈美は命を取り留めた。
 しかし、意識の戻った藻奈美に宿っていたのはなんと妻の直子。つまり、娘の体に
 妻の人格が宿ってしまったのだ。 その後二人は親子の体裁を保ちながら、二人でその
 秘密を守って来た。40才だった直子は17歳の娘になったことに新鮮さを感じ、日々を
 エンジョイする、一方平介はそんな妻が心配で仕方がない。 だんだんとすれ違いが多く
 なる二人。そんなある日、突然藻奈美が帰ってくる。 直子の人格を持っていた藻奈美の
 体に本当の喪奈美が帰ってきたのだ。 そしてしばらくは一つの体に二つの人格が交互に
 あらわれるように・・・。そして、運命は思いがけない結末を二人に用意していた。 
 そして、新たな秘密が・・・。 

 

 私評:とてもファンタスティックな物語ですね。 東野圭吾の原作を先に読んでいた私は
 広末涼子、小林薫というキャラにはとても満足でした。 なんとなく想像通りの二人。
 しかし、ラストのもう一つの秘密が私は解せない。 なんで?? そのなんで?も、なんで
 この良いラストをいじっちゃうの?と言う意味。 ファンタジーが現実に戻る一瞬はガクッと
 来てしまった。 しかし、広末涼子というのはワンパターンの演技しか出来ないかもしれないけど
 透明感なるとても良い女の子ですね。それだけに喪奈美と言うキャラクターが光っていた。
 そして小林薫演じる平助も、飄々としたなか心から妻と娘を愛する男がピッタリだった。
 死ぬ前の母役は岸本加代子。 彼女と広末が本当に何度もオーバーラップするんだ。これも不思議。 
 石田ゆり子はミニ・スカートタンクトップのサービスショットで登場。 篠原ともえはそのまんまだった。

 迷宮のレンブラント(Incognito)

 1997 年 :  アメリカ映画
 監督  : ジョン・バダム
 主演  : ジェイソン・パトリック、イレーヌ・ジェイコブ

 光あるところに影があるように、絵画のあるところにはその贋作がつきまとう…。
 一人の男=天才贋作者が生み出した、バロックの巨匠レンブラントの贋作が
 美術界の闇部を抉りだす。やがて、プロの鑑定士さえも欺くその“絵”に、
 たった一人、疑いを持った女が現われる。暗躍する謎の組織…。巨万の富を
 約束する天才贋作者の“絵”が、愛と欲望の迷宮へ男と女を誘い込む。
 男が犯した唯一のミス…それは、あまりに出来すぎた“絵”を作ったこと。
 女が犯した唯一のミス… それは、彼を愛したこと。

 私評:レンブラント・・、名前は聞いたことがあるけど・・。くらいの知識の私には逆に良かったのかな?
 知りすぎていると突っ込みガイがある映画かもしれませんね? ジェイソン・パトリックはやっぱり
 しっかりした芸を持っているので、スピードみたいなただのドタバタじゃなくて、「スリーパーズ」や
 この「レンブラント」みたいな映画に出て欲しい。 イレーヌ・ジェイコブは「トリコロール 赤」の頃から
 比べるとやっぱり・・・。 映画はミステリー仕立てで良いテンポで話が進んで行きます。 また、ジェイソン
 扮する贋作者、ハリーがレンブラント作品の贋を作り上げるまでのプロセスもなかなか面白い。 
 ラストのどんでんがえしも私は好きです。 


 Born To Be ワイルド (Wild America)

 1997年 :  アメリカ映画 
 監督  : ウィリアム・ディア
 主演  : ジョナサン・テイラー・トーマス、デボン・ソーワ
       スコット・ベアストー、フランシス・フィッシャー

 1967年の夏、アーカンソー州フォート・スミス。仲良しの3人の兄弟は、
 根っからの映画好き。 しかも、見るほうではなく作るのが大好き。末弟を
 イスに縛り付け水に沈めたり、車で引きずりまわしたりして、アクション
 シーンをの撮影に燃えていた。そんな時、彼らはカメラ屋に新しい映画用の
 カメラを見つけ、両親にせがみやっとの想いでゲットする。 次に必要
 なのは被写体だ。そこで彼らは夏休みを利用しアメリカに残る野生動物たちの
 実態を撮影する事に決めた。危険は百も承知で猛獣にも果敢に迫るのだった。 

 
 私評: 好きだな〜、こういう映画。 ウソパッチでも何でも構わない。 
 見ていてうずうずしてくるような冒険映画は見ていてとても気持ちが良いです。私は男兄弟はいませんが、
 こんな風に力を合わせて、とてつもない冒険が出来たらどんなに幸せだろう。 (実際、男兄弟がいる人は、
 そんなことないよって言いそうだけど)私の両親はあまり束縛せず、なんでも好き勝手なことをやらせて
 くれたけど、そこはやっぱり日本だからね。アメリカの広大な大地をこんな風に冒険することは私の
 少年時代の夢だった。 だから、彼らがとても羨ましかった でも、そんな冒険心をまだ私も捨てたわけじゃない。
 いつか、きっと・・・。 

 

将軍の娘 エリザベス・キャンベル (The General's Daughter)

 1999年 :  アメリカ映画 
 監督  : サイモン・ウエスト  
 主演  : ジョン・トラボルタ、マデリーン・ストウ、ジェームズ・クロムウェル
       レスリー・ステファンソン、ジェームズ・ウッズ

 米陸軍基地内で、美しい女性士官の全裸絞殺死体が発見された。彼女の名前は
 エリザベス・キャンベル。 将軍の娘だ。 手足を縛られた彼女の死体からは
 争った後も見られず、レイプの痕跡もなかった。 さっそく陸軍の犯罪捜査部
 CIDは敏腕のポールを派遣した。そして彼のパートナーはレイプ専門の女性捜査官
 サラ。 捜査を進めて行くうちに次々と明かにされていくエリザベスの隠された
 素顔。そして彼女の過去の想像を絶するスキャンダル。全て軍により隠蔽されて
 いたのだ。 ポール、サラの二人は目の前の敵を追い詰めるべく、そして彼らが
 信じた正義を貫き通す為に、巨大な悪に立ち向かって行く。

 

 私評:なんともスゴイ映画でした。 個人的には大嫌いな題材だけど、映画としての評価は高いと思う。
 軍基地という隔離された世界の中に蠢く、プライド、エゴ。 彼女があまりに有能であったが為、
 そして彼女が女であったが為、背負わされた傷の大きさは計り知れない。しかも、それだけには留まらず
 信じていた人にまで・・。 この重〜い映画の中で、ジョン・トラボルタ&マデリーンストウはちょっと
 コミカルに、しかし力強く演技しています。この映画のキーワード「君は軍人か? それとも警察か?」
 「ここには3つのやり方がある。 良いやり方、悪いやり方、そして軍のやり方」。そしてJ・ウッズ扮する
 ムーア大佐の「WORSE!!」 腐敗しきった軍内部の構図は、まるでスキャンダラス続きの日本の警察を
 想像させた。 コワイコワイ・・。

 ユニバーサル・ソルジャー・ザ・リターン
 (Universal Soldier The Return)

 1999年 :  アメリカ映画 
 監督  : ミック・ロジャーズ
 主演  : ジャン=クロード・ヴァン・ダム、マイケル・ジェイ・ホワイト 
       ビル・ゴールドバーグ、ハイジ・シャンツ

 冷酷非道な戦闘マシーンとして、死の底から蘇った男リュック。 初代ユニバーサル
 ソルジャーだった彼は人間の心を取り戻した。 それから数年後、彼は政府の特別
 プロジェクトに参加していた。それは新たなユニソルの開発だった。新型は数段
 パワーアップされ、コンピューターSETHにより統治されていた。しかし、冷戦の
 続く中このプロジェクトは打ち切りにされ様としていた。それを知った人工知能を持つ
 SETHは謀反を起こし新型ユニソルを使い反逆に出る。そして彼らのターゲットは、
 システムのシャットダウンのコードを知っている唯一の男、リュックに向けられた。
 リュックとニュー戦闘マシーンの戦いの火蓋は切って落された。

 私評:相変らずヴァン・ダムのアクションは切れが良くてきれい。今回は爆破シーンや肉弾バトルも
 存分に楽しめます。 しかし、やっぱり、続編は続編。 1作目には到底敵わない。 
 今回の見所と言えば、マイケル・ジェイ・ホワイトのめっちゃスゴイ体!! 筋肉のかたまり!!と
 ビル・ゴールドバーグ(現役プロレスラー)扮するロミオが、執拗にリュックを追うシーン。
 やられてもやられても起きあがる姿は、ターミネーターを髣髴させる。 上映時間83分。 
 暇つぶしにはもってこいです。 時間があったらね! 

 

 母の眠り (One True Thing)

 1998 年 :  アメリカ映画 
 監督  : カール・フランクリン
 主演  : メリル・ストリープ、レニー・ゼルウィガー、ウィリアム・ハート

 病に倒れた母親の看病の為に都会を離れ帰京した娘、エレン。彼女はNYでジャーナリスト
 として精力的な日々を送ってきた。彼女の眼から見れば母の生活はあまりに平凡で
 何の刺激もなく、自分との接点はないと思っていた。 ただ、家族の為だけに生涯を
 捧げている母っていったい・・。 しかし、その考えは徐々に変ってきた。 母の幸せ
 と自分の幸せがだんだんと近づいてくる。 秋から冬になり、母の様態は日に日に悪くなる。
 大学教授の父は仕事にかまけて、家事も看病もエレンに任せっきり。それまで尊敬をしていた
 父親とは逆に溝が深まって行ってしまう。 しかし、彼も彼なりの悩みを抱えていたのだった。
 クリスマスを過ぎ、新年を迎え、そして母は死を目前に迎えていた。決して人を責めず、裁かず
 家族に愛を捧げつづけた彼女も永久の眠りにつくときが来た。 

 私評:もう、メリル・ストリープの演技につきます。 痛々しいまでのガン治療の辛さを隠しながら
 笑顔を振り撒く姿。 そしてついには耐えきれなくなり、弱音を吐く姿。 しかし、そんな演技も
 彼女ならでは。凄まじいまでの、執念のようなものを感じた。 また、娘役のレニーも映画の中で何度
 大粒の涙を流したのでしょう。キャリアと看病、不安定な家族のなかで揺れ動く娘役はグッドでした。
 また、ウィリアム・ハートはぐっと抑え目の演技で、しかし男として父として、そして夫としての
 プライドとプレッシャーのハザマでもがき苦しむ役に共感した。 母には母の、娘には娘の、
 そして父には父の大きな大きな悩みがあるんです。 目立たないけど弟役の
 トム・エベレット・スコット(「すべてをあなたに」のドラム青年)にだって・・。 見ていて
 辛くなるシーンも多々あります。でも、しっかり見なくちゃ。 また、効果的に使われる
 ベッド・ミドラーの歌がめっちゃ良いです。 


前回のも見てね!


 
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