スキャナーが使えないので、良い写真が使えない〜。
1999 年 : 東宝映画
監督 : 篠田正浩
主演 : 中井貴一、鶴田真由、葉月里緒菜、上川隆也
天正9年(1581年)、織田信長が伊賀に攻め込み、伊賀忍者の里を
焼き払い大虐殺を行った。10年後、豊臣秀吉の治世となった現在。
重蔵は伊賀の乱で生き残った忍者の1人。仲間や肉親を失った彼は
信長への憎悪を燃やしていた。そんな時、彼に舞い込んだ仕事は
時の権力者、秀吉の暗殺。計画を企てたのは次の座を狙う徳川家康だった。
重蔵は依頼を引き受けさっそく京へ向かうが…。
私評:司馬遼太郎のデビュー作ですよね。歴史ドラマとしては面白いけどアクション色は
薄い。 最初の信長軍が伊賀を焼き払うシーンとかは良かったけど・・・。
監督はスタントマンをあまり使わず、撮影に挑んだことを盛んに言っていたけど、私は
スタントマンを使ってよりアクションに迫力を出したほうが良いと思う・・。
音楽は、唸り声のような悲鳴のような声に”能”を乗せたようで面白かったです。
それにしても中尾彬はインパクトがありますね〜。 今回はサブなんですが家康役。
あの顔と目のでかさ・・・。 すごい・・・。
1999年 : アメリカ映画
監督 : M・ナイト・シャマラン
主演 : ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジォエル・オスメント
トニ・コレット、オリビア・ウィリアムス
小児精神科医のマルコムは、長年子供の心の病の治療に人生を捧げてきた。
しかし、10年前に担当したビンセントという少年の事件が彼の心を傷つけ
そして自分自信を責め続けていた。 そんなある日、彼はコールと言う少年の
治療を担当することになる。 驚いたことに彼の症状は自殺したビンセントの
症状にソックリだった。コールはひどく怯え、母親にさえもなにも語れずにいた。
マルコムにやっと心を開いたコールの口から出た、驚くべき事実。
「僕には死んだ人が見えるんだ」。そしてマルコムの前に科学では解明できない
「何か」の存在が明らかにされていく・・・。
私評: この映画の語り口はとても静か。 マルコムとコールの囁くような会話が続く。
それだけに耳をそばだてて聞いている私たちは、どんどん前のめりに画面に向かって行ってしまう。
そしてハーレイ少年の演技に観客は操られたかのように、物語にのめり込んで行くでしょう。
とにかく怖い! コール少年が見て見ぬ振りをしてきた霊たちと相対する時、私たちも彼と同じ
恐怖を味わうわけです。 しかし、怖いだけの映画ではありません。最後まで見た人には必ず、
「感動」の2文字を心に残すことでしょう。 まだ、公開前なので多くは語れません。 しかし、
私の心に大きな感動を与えてくれたことは間違いありません。
1998年 : 香港映画
監督・主演・脚本・武術指導・主題歌:ジャッキー・チェン
主演 : ミシェル・ファレ、山本未来
某国特殊工作員ジャッキー(ジャッキー・チェン)は、アフリカ奥地にある
ハイテク武器開発研究所、その襲撃部隊の一員としてヘリに便乗していた。
部隊はトラックで移動中の科学者たちを拉致、目的の核爆弾級の超危険物質を
奪取することに成功。しかし任務からの帰途、隊員たちを乗せたヘリが墜落。
部隊は全員行方不明との報告がなされた。
奇跡的に一命を取りとめた
ジャッキーは、彼を発見した原住民たちの手厚い看護のおかげで意識を回復したが、しかし一切の記憶を失っていた−。
“WHO AM I?[僕は誰なんだ?]"と繰り返すジャッキー本当の自分を知るために、そして自分たちを落し入れた
真の敵の正体を暴くため、陰謀と罠が待ち受けるオランダ・ロッテルダムへと向かった−。
私評:やっぱり、ジャッキー・チェンはすごいね。体を張ったアクションシーンの連続に私はただただ呆然。
この作品はテンポも良くて、2時間があっという間だった。 格闘シーンの激しさ、カーチェイスも
超ド迫力。 アクロバティックな動きは年齢をまったく感じさせない。 いつもどおり、悪を叩く
正義の味方ジャッキーなんだけど、今回は今までになく金も使い、そして自ら監督しただけあって
すごいパワ−を感じる。 やっぱりアクション映画はジャッキーですね。 また、日本から参加の
二人の女優、ミシェル・ファレ&山本未来も良い味出してました〜!!
1997年 : ドイツ映画
監督 : トーマス・ヤーン
主演 : ティル・シュヴァイガー、ヤン・ヨ−ゼフ・リーファース
モーリッツ・ブライプトロイ、ルトガー・ハウアー
死期の迫った重病人患者、ルディーとマーチン。 二人は偶然病院の一室で
出会い。お互いが長く生きられないと言う共通点から親しみを感じ、
病院で酒を酌み交わした。 まだ、海を見たこがないと言うマーチンに
『天国じゃみんな海の話をするんだぜ。見たことがない奴は会話には入れない』
とルディーは言い、二人で病院を脱走しようとする。病院の駐車場に置いてあった
ブルーのベンツを盗んで病院を抜け出す二人。しかし、その車はギャングの持ち物
だった。一文無しの彼らはまず、銀行を襲うことに。 生い先短い彼らに怖い
ものなんて何も無かった。そしてついに警察にも追われる身となる。海を目指して
突っ走る重病のアウトローコンビの逃避行は続く・・・・。
私評:めっちゃ、カッコ良すぎる〜。 主役の二人の息の合った演技も見物です。
無鉄砲で行動派のルディーとセンチメンタルでおとなしいマーチン。 最初は水と油みたいだった
二人がだんだんとお互いを知り、心の深い部分で繋がって行く。 二人の目的は単純明快。 海を
見に行くこと。お互いに助け合い補い合うことができる唯一のパートナーであることを彼らはお互いに
知っていたんでしょうね。途中途中で出会う人たちもみんな個性的でおもしろいです。
そしてギャング、警官が入り乱れての大銃撃戦は笑っちゃいます。 だって、誰も死なないんだもの。
本当は暗いテーマになりそうな題材をユーモラスにテンポよく描いているので、最後まで一気に見れる。
ドイツ映画にまた一つ、名作が加わりました。