今週は前回の憂さを晴らすかのように見まくってきました。 マトリックスも2回目を見てきたし・・!
「アラビアのロレンス」のリバイバルも見たし! 来週もこのペースを守りたいですね!
1999年 : アメリカ映画
監督 : ジェイ・ローチ
主演 : マイク・マイヤーズ、ヘザー・グレアム、ヴァーン・トリイヤー
あのDr. イーブルが帰ってきた。前作でオースティンにこっ酷く痛めつけられた?
彼はタイムマシーンで1969年にタイムスリップし、オースティンのパワーの源
ジョモを奪うことに成功した。その頃オースティンは現代でこれから美女と良いこと
する筈だったのにパワーを無くしてしまう。そして彼は失われた彼のジョモを取り戻す
ためDr.イーブルを追って1969年にタイムスリップ。そこで彼を待っていたのは
超キュートな諜報部員ミス・シャグウェル。 彼女とタッグを組んでDr.イーブルの
追跡開始!!。
私評:この映画のあらすじを書こうとすると、みんなネタバレになってしまうので書き様がないですね。
しかし、今回も笑わせてもらいました。 しかも、パート1がで使い古したギャグまでご丁寧に披露して
くれるので、余計に笑えましたね。 しかし、この映画の唯一のウイークポイントは翻訳。
スラングだらけのこの映画の面白さをがっくりと落している。 最後のチ○コ型ロケットを見た人々が
それぞれの違う言い方で叫ぶシーンの翻訳なんて最悪。 しかも、ウッディ、ウィリーの、使われ方も
アレじゃ理解できないよね。 マイク・マイヤーズの1番好きな所はあの独特の”間(ま)”。ウエィンズ
ワールドの頃からずっと好きで、今回も十分に活かされている。 やっぱり好きだ〜。 ヘザー・グレアムは
もう少し弾けてるのかな〜と期待していたのですが・・・。 パート3も絶対見る! 誰がなんと言おうと見る。
両手の人差し指と中指が・・・「レイザー」「ジョーモー」・・・動いてしまう・・・!!
1998年 : 台湾・フランス合作
監督 : ツァイ・ミンリャン
主演 : ヤン・クイメン、リー・カンション、ミャオ・ティエン
西暦2000年を7日後に控えた台北。 降り続く土砂降り。 そこには新しい
病気「ゴキブリ症候群」が蔓延していた。光を異常に恐れ、暗闇を這い回ると言う
奇病だ。 老朽化した共同住宅に住むカンションとクイメン。 二人は建物の
上と下に住んでいた。 ある日、水道工事の男のミスで床に穴があいてしまい。
二人の間に怪しい出入り口ができてしまう。 上の男カンションはなんだかその穴が
気になって仕方ない。 そして二人の間には訳のわからない好奇心がミルミル涌いて
来るのだった。 しかし、そんな折クイメンがゴキブリ症候群に感染する・・・。
私評:台湾映画も侮ってはいけない。 摩訶不思議な映画でした。 男と女の微妙な心の動きが
土砂降りの雨の台北の汚いビルの中で育まれる。 しかも、暗い映像にいきなり挿入される
グレース・チャンの音楽に合わせたミュージカル。 しかも、踊りが下手なんだ
(^^ ;)
私の想像を絶する映像の展開に思わず口をあんぐりと開けてしまった。
だからと言ってつまらない訳ではないんです。 90分間しっかり見てしまったんですから。
上手くこの映画を形容する言葉が見当たらないのですが「不思議楽しい」映画でした。
1998年 : イギリス映画
監督 : シェカール・ハースト、
主演 : ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、
リチャード・アッテンボロー、ジョセフ・ファインズ
ヘンリー8世と絞首刑にされたアン王女の娘として周囲に怯えて育ってきた女、エリザベス。
しかし、イギリス女王であり義姉のメアリーが病気で他界。世継ぎのいなかった彼女の王位は
25才のエリザベスに与えられた。メアリーは熱心なカソリックであったがエリザベスは新教徒派。
宮廷でもそのことを疎ましく思う者が多く、彼女の失脚の陰謀が企てられていた。エリザベスの側近、
セシルは、彼女に早く結婚をして世継ぎを残すよう助言する。しかし、彼女にはロバート卿という
愛する男がいた。フランス、スペインから続々と彼女に求婚をする者がいたが、彼女はロバートと
情熱的な逢引を重ねるのであった。宗教の対立は激しくなり、ついには新教がカソリックに勝利。
それに腹を立てたローマ法王はイギリスに彼女を殺すべく使者を送った。何度も殺されそうになる
エリザベス。しかし、彼女はそれらを自らの糧とし逞しい女王となっていくのであった。
私評:面白い!! 後半の怒涛の展開は時代背景や人間関係をかなりしっかり頭に入れておかないと
分からなくなってしまうかも? ただの、コスチューム時代劇とたかを括って見たのですが、やっぱり
アカデミー他たくさんの賞を受賞しただけのことはある。とくにエリザベスを演じるケイト・ブランシェット
は素晴らしい。 その知性、そして情熱がスクリーンから伝わってきました。 脇役陣もジェフリー・ラッシュ、
リチャード・アッテンボローをはじめそうそうたるメンバー。 弱国であったイギリスをあそこまでの屈強の大国
に育てあげたのがこのエリザベス。この映画では語られていない、このあとの彼女のことも映画にして欲しいな〜。
今、劇場で大ヒットし数多くの女性の心を掴んでいるこの映画の魅力って?
1999年 : 東宝映画
監督 : 馬場康夫
主演 : 飯島直子、草なぎ剛、矢部浩之、京野ことみ、加山雄三
尚実は29歳になるキャリアウーマン。人も羨むリッチな生活を送っていたが
お抱えのブランドが倒産。一気に破産し何もかも取り上げられてしまった。しかも、
悪い事は重なるもので車で自転車に乗った青年を引っ掛けてしまう。示談に持ちこもう
とした尚実に、お金の替わりに彼が仕事としてやっている自転車宅配を、退院するまで
やってくれと頼まれ、しぶしぶ引き受ける。そこで働く鈴木はバイクより自転車の方が
早いと言い張る。毎日クタクタになるまで働き、以前のブルジョアな生活とはまったく
異なる毎日。 しかし、彼女の中に段々と芽生えてくる生き甲斐、そして喜び。
そんな折、かつての恋人からまたもとの業界に戻るように勧められる。
私評:ホイチョイムービーってなんでこんなに面白いんだろう。 今回はネタ的にもファッショナブルじゃない。
前3作みたいにスキー、スキューバ、そしてFMのDJはトレンディーだったけど今回の自転車宅配はちょっと
違うじゃないですか。 しかし、期待通り楽しい映画になっていました。 飯島直子はまさにはまり役。彼女の
今までの(私だけが感じていた)悪いイメージを全部取り払ってくれました。 ウソっぽいところも多々あるけど
そこは映画だからね。 でも、唯一音楽に力を入れて欲しかったな。 『私をスキーに・・』のユーミン、
「彼女が水着に・・」とサザン、「波の数だけ・・」の80sのポップスで楽しませてくれたのに、今回は久保田利伸
の2曲だけなんて・・・。手抜きだ〜。
1999年 : アメリカ映画
監督 : ヤン・デ・ボン
主演 : リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
ただ一軒ひっそりとたたずむ、陰惨で呪われた丘の上の館。
そこは130年前に 織物業で成功した実業家が妻と生まれることの
なかった子供のために建てた 館だった。だが、次々と悲劇の死が
つきまとい、不吉な噂のせいで人々は近かよりもしなかった。
そして現代、館に興味を持った科学者を含む4人が調査のため館に
入っていく。しかし、彼らを待ちうけていたのは想像も絶する
恐怖と怪奇現象であった。彼らは必死に屋敷を逃げ出そうとする
が、既に遅すぎた。
私評:1963年。名匠ロバート・ワイズ監督によって作られた「たたり」
のリメイク。しかし、今回の映画にはILMの特殊効果と、SW用に開発された
最新音響システムサラウンドEXが付いてます。 映画のクオリティ云々は
置いといて、大音響と見たこともないSFXの映像の数々を堪能できます。仕掛け人はスピルバーグ。
やっぱり、と頷ける映画の作りです。 監督ヤン・デ・ボンは「スピード」「ツイスター」で見せたあの畳み
込むようなテンポの良さで映画を盛りたてます。 しかし、1番の見所はやっぱり、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ。
個人的な趣味です・・・。
1998年 : フランス映画
監督 : ニコール・ガルシア
主演 : カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・セニエ、ジャック・デュトロン
ジャン・ピエール・バクリ
かつては有能な宝石ディーラーだったマリアンヌはパリのヴァンドーム広場の高級宝石店
の社長夫人として恵まれた生活を送っているはずだった。しかし、結婚前にすべてを捧げて
愛した男に裏切られたことが心の傷となり、酒に溺れ入退院を繰り返していた。そんなある日、
夫が車の事故で急死。取締役会に出た彼女は会社の経営が芳しくなく経営権を他社に譲らざる
をえない状況を知らされる。 マリアンヌは夫が死ぬ数日前に彼女に語ったダイヤの原石の
ことを思いだし金庫から取り出して見た。 すると忘れかけていた彼女のディーラとしての
感覚が蘇ってきた。 その後彼女は積極的に顧客に会うが思うようにビジネスは進まない。
そんな折、彼女は旧知のダイヤモンド商ローゼンにダイヤの原石を見せると彼はそれが
ロンドンのデビアス社からの盗品であること、そしてロシアのマフィアがこのダイヤを狙って
いる事を告げる。 しかも、そのマフィアの一味にはかつての恋人がいる事も知らせれる・・。
私評:カトリーヌ・ドヌーブもすっかり、おばあさんになっただろうと思ったら、まだまだイケル!
「シェルブール・・」の頃の可愛さは無いけれど、綺麗なおばさんになったね。この映画のキーに
なっているのがダイヤモンド。 彼女を突き動かす原動力は、夫への愛ではなくてダイヤの魅力だと思う。
実際、夫の形見のダイヤの原石を見たときの彼女の顔は凄かった。女と宝石。 昔からこの結びつきは強い。
また、カメラがすごく上手い。夜のヴァンドーム広場の美しいこと。 また、宝石の映し方も独特。
しかし、何より美しく取れているのが女優人。 カトリーヌ・ドヌーブはもちろん、エマニュエル・セニエの
美しいこと・・。 最近のテンポの良い、どたばたクライムムービーも良いけど、こういう大人のサスペンスも
たまには見ないとね! お勧めの1本!!
1999年 : アメリカ映画
監督 : ロジャー・ミッチェル
主演 : ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント、リズ・エヴァンス
ジーナ・マッキー、ティム・マッキンリー
アナ・スコットは世界中で愛される世界一の映画スター。彼女がイギリスのノッティングヒルで
偶然立ち寄った小さな本屋で働くウィリアム。 これが二人の運命の出会いだった。数日後、街で
再開を果たした二人。しかしウィリアムが彼女にオレンジジュースをぶちまけてしまったのだ。近くの
彼の家にとりあえず行くことに。 服を替えて彼女がドアを開けて出て行った5秒後、奇蹟はまた起こった。
戻ってきた彼女がビルにキスをしたのだ・・。それからの二人は何度かデートを重ねて行く。
ビルの家族や友人とのパーティに参加したり、彼の家で二人きりで過ごしたり。 スターと言うレッテル
の元で彼女ができなかった、そして憧れていた安らぎや笑顔がそこにはあった。しかし、マスコミは目敏く
二人を見つけだしスクープにされてしまう。1年後、彼女はイギリスに戻ってきた。再会を果たす二人。
運命の女神は・・・・。
私評:私はラブ・ストーリーは苦手です。 でも、この映画は好きだな。 私には恋愛映画に必要なものは
リアリティーではなくてマジックです。 こんな到底起こりそうもない奇蹟が好きです。
だって映画なんだもの。 なんでもOKでしょう。 日本映画でも観月ありさの映画で「7月7日、晴れ」という
同じテーマの映画がありましたね。(この映画もけっこう好き) この映画のジュリア・ロバーツは良いですね。
実は彼女にはコメディエンヌでいて欲しいので次の「プリティ・ブライド」には期待してます。でも、世界一の
映画女優の役を演じられる人も少ないでしょう! ジュリアだと違和感がない。 それとこの映画の良さは脇役陣。
ビルの同居人のスパイク(とぼけた演技で良い味出してる。ヨーグルトのシーンは笑った)ビルの友人たち。
そして、何よりノッティングヒルの町並み。 暖かでノンビリした感じの街ですね。