今週もなんとか三本をキープ。 けっこう大変だった・・。
2000年 : アメリカ映画
監督 : ウォルフガング・ペーターゼン
主演 : ジョージ・クルーニー、マーク・ウォルバーグ、ダイアン・レイン
1991年。アメリカ東海岸の小さな漁港グロスターにメカジキ漁船が戻って来た。
不漁続きだったビリー船長は、2日後には再び漁に繰り出した。結婚間近のボビー
はフィアンセの反対を押し切り、「これが最後の漁だから」と言い残し港を去った。
大西洋の好漁場フレミッシュ・キャップで、船いっぱいの魚を釣り上げた彼らは
一路グロスターを目指す。しかし、そこで彼らを待ち構えていたのは自然が作り上
げた史上最大の嵐だった・・・。
私評:スゴイ映像でした。あの嵐の迫力はまさに恐怖。上映開始から1時間後に突如
襲う一発目の大波のシーンでは、思わず声を上げてしまった。ジョージ・クルーニー、
マーク・ウォルバーグ、ジョン・C・ライリーら海の男たちが逞しくてカッコイイ。
しかし、嵐の海では波に揉まれ海水を頭からかぶりまくる彼らは、誰が誰なんだか・・・
(笑)また、救助隊の活躍シーン、そして漁に出た男たちを待つ港の女たちのドラマも
盛り込まれ見所の一つになっています。しかし、監督のペーターゼンは極限状態の男
たちを描いたら右に出るものがいない。めっちゃ男臭い映画です。実話だと言うのもすごいですね。
大画面、大音響でお楽しみください。
1998年 : シンガポール映画
監督 : グレン・ゴーイ
主演 : エイドリアン・バン、メダリン・タン、アナベル・フランシス
スーパーマーケットで働くホックは大のブルース・リーファン。しかし、無理やり
連れて行かれた映画「フィーバー」を見て、ダンスに開眼してしまう。幼馴染の
メイを連れてダンススクールに通い始める。実は彼のもう一つの目論みは、ダンス
大会に出場してその賞金で憧れのバイクを手に入れることだった。何度も挫折しそうに
なる彼の目の前にスクリーンのヒーローが登場しお告げを残して行く。みるみるダンスが
上達していくホックはいつしか、みんなの人気者に。しかし、彼を疎ましく思う男が
一人いた・・・。
私評:シンガポール発、青春フィーバー映画〜!ちょっとマヌケな主人公のサクセス
ストーリーです。「こうならないかな〜・・」と自分が思ったとおりに物語が展開。
しかも、笑いのオチも「たぶんこうだな!」と思った通り。ある意味王道を行くコメ
ディー映画です。いかにも低予算という匂いをプンプンさせながらも、出演者たちが
めっちゃ楽しんでいるのが伝わります。今の流行の風潮に、この映画のちょっと
ダサカッコイイっていうのが合ってるんでしょうね。ところが劇場の入りは淋しい限り。
コメディー映画は日本ではヒットしないという伝説が、こういうところでも垣間見れますね。
もう一つ私もお気に入りが80年代ポップス。いわゆるファンキー系のディスコミュージックが
めっちゃ懐かしかった。私の学生時代を思い出してしまった。新宿のディスコでこんな風にステップを
踏んでいた私がいました・・・。
2000年 : アメリカ映画
監督 : ジェファソン・デイビス
主演 : ビリー・ジョー、ラスティー・シュイマー、ロミー・ローズモンド
ジョンが息子を連れて久々に故郷に戻って来た。実に30年ぶりだった。
そこには彼の少年時代の思い出がたくさん。当時彼はジョンジョンと呼ばれ
ていた。同じ歳の子供が周りにいなかった彼はゼオラという32才の少女が
唯一の友達だった。彼の夢は自分の操縦する飛行機でこの田舎町を飛び出す事。
彼の父は厳格で超ワンマン。母のサンドラももう、とっくに愛想を尽かしていた
が、彼の暴力の前にただ黙って耐えるしかなかった。そしてジョンジョンと
ゼオラは二人で飛行機作りを始めるが・・・。
私評:アメリカの南部の雰囲気が思い切り伝わってきました。乾いた道路、バンジョーの音色、
ブルース、抜けるような青い空、そして厳格でワンマンな父親。画面を通して暑さと埃っぽい
感じが伝わって来た。ゼオラを演じるラスティーとサンドラを演じるロミーはテレビ東京の
「シネマ通信」での辛口コメントが有名ですね。監督も同番組で突撃レポートをやってますね。
だから、映画を見ていてすごく身近な映画に感じました。特にラスティーの演技は最高。無垢で
心優しいゼオラは、まさに彼女にピッタリのキャラクターでした。また、この映画の主題歌を
歌うオリエンタの歌声が爽やかで、心が和みます。そしてこの映画にピッタリのブギと、乾いた
ギターの音色が・・・。 家族について、友情について色々と考えさせられました。