6月26日版

 先週の反動からか、今回は一挙に4作品。 お前本当に仕事してるのか? 劇場公開前の作品も
 あります。要チェック!! 

 25年目のキス(Never Been Kissed)

 1999年 アメリカ映画
 監督 : ラジャ・ゴズネル
 主演 : ドリュー・バリモア
      デイビッド・アークエット

      ゲーリー・マーシャル 

 25歳になるジョジーは、超まじめな新聞社のコピー・エディター。
 仕事の才能はこの上ないが私生活はパッとしない。そう、彼女はキスの経験も
 なかった。そんな彼女に巡ってきた大仕事は地元の高校に潜入し、今時のティーン
 の実態を探る事だった。彼女は8歳もさばを読み高校に編入し、彼女にとっては
 まさに悪夢だった高校生をやり直す事になる。彼女に降りかかる、いくつもの
 難題。 しかし、ジョジーは持ち前の明るさと頭の良さで一つ一つ切り抜けて行く。
 また、彼女を一躍有名にさせたのは、ジョジーの弟ロブのおかげもあった。
 プロムの日、彼女は学校一のハンサム、ガイの誘いを受け、しかもプロムクイーン
 の座まで獲得する。そして、彼女は憬れの教師コールソンに本当の事を打明けよう
 としていた。・・・

 
私評 : 
ドリュー・バリモアの魅力全開ですね。彼女の魅力って普通っぽいルックスと、それに反比例した
     バイタリティーとチャーミングな仕草か? 超美人じゃないけど、彼女を嫌いだって言う人には
     お目にかかった事が無い。 この映画のドリュ−はシンデレラのように冴えない女から、パーティーの
     主役を獲得し、しかも王子様のハートまでしっかりキャッチしてしまいます。そう言えば、前作の
     「エバー・アフター」でシンデレラをやってたっけ。オープニングから繋がるラストの野球場のシーン
     は良いですね。やっぱりこういう映画はハッピーエンドが一番です。 しかし、このパンフの表紙の
     ドリューの写真は良くない。 他の写真を使えば良かったのに・・・ 


          

ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
(Rock Stock & Two Smoking Barrels)

 1998年 イギリス映画
 監督:ガイ・リッチー
 主演:ジェイソン・フレミング、デクスター・フレッチャー、スティング 

 ロンドンの下町で暮らすエディは若きハスラー。友人と金を出し合いギャングから
 大金を巻き上げようとカードゲーム会場に乗り込むが、逆に50万ポンドの借金を
 背負ってしまう。ギャングたちはテレビカメラを使い、八百長をしていたのだ。
 エディの父JDはこの勝敗の結果を知り渋い顔をする。 なぜなら彼も昔はギャン
 ブラーで、今経営しているバーはそのギャングから巻き上げた金で買ったものだったのだ。
 借金に頭を痛めるエディは隣に住む麻薬売人の話を立ち聞きする。彼らはマリファナの
 工場を襲おうとしていたのだ。エディの友人トムは彼らから古ぼけた銃を渡されるが、
 実はギャングが狙っているらしい。エディとその仲間、ギャング団、そして麻薬売人たち
 が入り乱れての銃撃戦が始まる。果たしてエディたちはこのピンチをどうやって
 切り抜けて行くのか? 彼らの運命やいかに・・・。


 私評: 飛びきりパワフルなイギリス映画がやってきました。1998年度のイギリス映画界では
     年間BOXオフィスが一位に迫る大ヒットとのこと。一攫千金を狙う若者たちと悪い奴ら。
     そして悪い奴の上にはもっと悪奴がいて?? とにかく勢いのある映画でラストまで
     突っ走りつづけます。クールでコミカルな若者たち。まったく先の読めないストーリー。
     (ジェットス・クリュ−・ストーリーと言ってます)最後に笑うのは一体誰か??
     とてもこの場では言えない・・。 バーの親父役でスティングが出演してます。
     これがまた渋いんだ。 とにかく最近にイギリス映画は目が離せない。 「トレイン・
     スポッティング」、「フル・モンティ」に次ぐ大ヒット作になるかも?? 


 ハムナプトラ 失われた砂漠の都(The Mummy)

 1999年 アメリカ映画
 監督 : スティーブン・ソマーズ
 主演 : ブレンダン・フレイザー
      レイチャル・ワイズ

      ジョン・ハナ、 アーノルド・ボスルー 

 紀元前1290年、エジプト。死者の都「ハムナプトラ」を守る邪悪な
 僧と王の愛人の禁じられた恋が暴かれた。そして、彼女は自らの命を絶つことに・・。
 しかし、高僧イムホッテプは生きたままミイラにされ死を迎える前の状態で
 永遠に生き長らえるという最も残酷な刑に処せられた。
 1923年、エジプト学者エヴリンと彼女の兄、そして彼らに助けられた死刑囚
 リックによってハムナプトラの封印は解かれた。 イムホテップが復活したのだ。
 蘇った彼は常人には計り知れない超能力を持っていた。 そしてエジプト全土に
 10の災いを解き放とうとしていた。リックたちは彼の最終的な復活を阻止せんと
 死に物狂いで立ち向かうのだった。
 

 
 私評 : 
スゴイ映画が来たもんだ。 豪快なSFXシーンにコミカルなシーンを加え、
 みんなが楽しめる映画に仕上げている。 監督のソマーズは私の好きな「グリード」の監督。
 あのテンポの良さはまさに彼の映画って感じです。 レイチェル・ワイズもコメディエンヌになれるね。
 アイ・ウォント・ユーのときとは別人のようです。彼女の次回作「奇跡の海」も楽しみにしてる。
 インディー・ジョーンズをパクッたようなシーンが多々あったけど、理屈を言ってたらこういう映画は
 楽しめません。「こんなことありえない!!」が映画なんですから・・。 しかし、めっちゃ楽しめましたよ。
 こういう映画は映画館で見ようね。 ビデオじゃ楽しみ1/5だよ。 
  
 


          

 バッファロー66 (Buffalo 66)

 1998年 アメリカ映画
 監督・主演:ヴィンセント・ギャロ
 主演: クリスティーナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン 

 5年ぶりに出所し、故郷バッファローに帰郷する事になったビリー。しかし、ビリーは
 服役したことも両親には隠していて、しかも恋女房までいると夢物語をでっち上げる。
 母親との電話で彼女を連れて帰ると約束してしまった彼は、通りすがりの女レイラを
 誘拐し、彼の母親の前で妻を演じることを強要する。誰かに愛されたいといつも願って
 いたビリーの気持ちを察したレイラは彼に手を差し伸べ、そっと寄り添うことに・・。
 しかし、彼はもう一つの重大な目的を持って故郷に戻る事に決めたのだ。
 彼の人生を狂わせた張本人に死をかけた復讐を遂げることだった・・・。
 「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた!」


 私評: いやはや、感動してしまった。 こんな愛の形があっても良いね。レイラは賢いけど
 本当に心の優しい女の子。ビリーの心の傷をすぐに見出し、癒そうとする。 そしてそれが
 いつしか愛情に・・。でもビリーの心の傷は深く、癒える事がない。
 このレイラを演じているのがアダムス・ファミリーのクリスティーナ・リッチ。 すっかり大人になって
 妖艶な魅力を振り撒いていた。最初はあまり可愛くなかったんだけど、天使のような心を持った女役で
 いつしか私も彼女の虜に・・、なりそうだった。ビリーとレイラのカップルは、ここ最近では最高の
 カップルですね。 思わず彼らを応援したくなります。そしてエンディングは最高!! 
 カッコイイのにぎこちなく、アウトローなのに心やさしい、彼らに思わず拍手を送った。
   




前回のも見てね!



 
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