入梅しちゃいましたね。 雨はイヤだけど、映画館は快適です。
2000年 : アメリカ映画
監督 : ジョン・ウー
主演 : トム・クルーズ、サンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット
休暇を楽しむイーサン・ハントの元に新しい指令が届いた。ドイツ軍が作った
致死ウィルス「キメラ」が盗み出されたのだ。しかも、相手は元IMFのエージェント
でハントのライバルでもあったショーン・アンブローズ。本部からの指令はまず
彼の元の恋人であるナイア・ホールと手を組み、ショーンの居所を探し当てること。
さっそくイーサンは、彼女の居所を突き止めるが魅力的な彼女に心を惹かれてしまう。
彼女の協力の元、ついに動き出したショーン。そしてイーサンVsショーンの頭脳と
頭脳、肉体と肉体、そして男のプライドを賭けた壮絶な戦いが始まる・・・。
私評:書きたいことは山ほどあるけど、この映画はとにかく最初から最後まで見せ場
ばかりなので、私から情報を与える必要もないでしょう。一作目とは作りもコンセプ
トもまったく違う映画です。 ジョン・ウーをご存知の方ならお分かりの通り、
全編がアクション。息をもつかせぬエンターテイメント映画です。まさにトムの
トムによるトムのための映画です。ストレスが溜まっている方は、一気に発散でき
ますよ! やっぱりハリウッドのアクション映画はこうでなくちゃ!
1999年 : アメリカ映画
監督 : ラッセ・ハルストレム
主演 : トビー・マグワイア、シャリーズ・セロン、マイケル・ケイン
メイン州ニューイングランドの片田舎、セント・クラウズの孤児院でホーマーは産声を
上げた。何度も新しい家族の元へと引き取られたが、親たちの希望に添えず孤児院に戻
ってきた。彼の育ての親は院長のラーチ、そしてたくさんの友達。ホーマーのここでの
生活は満たされていた。ラーチの仕事は分娩と当時禁止されていた堕胎。ホーマーはラ
ーチの仕事の手伝いはしたものの、堕胎だけは手を出さなかった。 ある日、この孤児
院に堕胎のために二人の男女が訪れた。ホーマーは二人の話を聞き、外の世界に興
味を持ち、ついには二人と一緒に孤児院を出ることを決意する。始めて見る外の世界に
ホーマーは驚き刺激を受ける・・・。
私評:ジョン・アーヴィング原作の映画って私には一つも、はずれがないです。「ガープ
の世界」「ホテルニューハンプシャー」「サイモン・バーチ」・・。人間は生きている
こと自体が奇跡なんだ。私たちは一人一人がみんな奇跡・・。そんなメッセージがいつも
届いてくる。今回もホーマーの目を通しての人生の発見の物語。しかしエピソードの一つ
一つは突拍子もないような事件ではなく、日頃、私たちが見逃してしまいがちな、小さな感動や当たり
前のこと。角度を変えて見ることによって違うものが見えてくるんですね。私たちは生きていること
自体が奇跡なんですよ! その奇跡に味付けをして行くのは私たち自身・・・。
1999年 : アメリカ映画
監督 : カット・シーア
主演 : エミリー・バーグル、エイミー・アーヴィング、ジェイソン・ロンドン
レイチェルは子供の頃から念動力を持っていた。彼女の感情が高ぶると物が勝手に
動き回るのだ。彼女の母親が病院に連れて行かれた夜も・・。年月は流れ、レイチェル
はティーンエージャーになっていた。学校でも変人で通っている彼女。リサという親友が
彼女の心の支えになっていた。しかし、そのリサが投身自殺をした。原因は昨夜、体を許
したばかりのアメフト部のエリックが、遊びであったことが分かったからだ。彼女の悲し
みが、また異常な力を呼び起こしそうになる。学校のカウンセラーのスーは20年前の
「キャリー」の惨事の生き残りだった。あの時のキャリーと同じ匂いをレイチェルから
嗅ぎ取ったスーは一人彼女について調べ始める・・。その頃、レイチェルはアメフト部の
パーティーに呼ばれていた・・。
私評:昨年末にアメリカ公開された時から指折り数えて待っていた映画でした。興行的
にもあまり良い数字ではなかったのであまり期待していなかったのですが、けっこう
楽しめました。もちろん「キャリー」と比較したら足元にも及びませんが・・。基本的な
ストーリー展開は「1」と同じ。時折挿入される「1」のシーンがすごく印象的でした。
後で、知ったのですが監督は女性だったのですね。なるほどと思わせるシーンもあります。
レイチェル役のエミリー・バーグルは決して美人ではないのですが何処となく陰があり、印象的。
「1」から引き続き出演のエイミー・アーヴィング・・、やっぱり歳をとったな〜。レイチェルの
親友リサはアメリカン・ビューティーの美少女、ミーナ・スヴァーリでした。
1999年 : アメリカ映画
監督 : サム・ワイズマン
主演 : スティーブ・マーティン、ゴールディ・ホーン
オハイオの田舎に住むヘンリーとナンシーの夫婦。息子がヨーロッパに旅立ち夫婦二人の
生活・・、のはずだったのにヘンリーはリストラされ、NYの某社の面接に向かう事に。
しかし、そんなことは知らないナンシーはお気楽に彼の後をついて来てしまった。しかし、
飛行機はボストンへ行ってしまうし、NY行きの列車には乗り遅れ、レンタカーはヒー
ターが切れず、強盗には逢い、カードは止められ・・。その他にも災難が続発。明日の
面接は果たしてうまく行くのか?
私評:この映画も待ってたんだ。大好きなゴールディ・ホーンのコメディを私が見逃す
はずがない。思った通り面白い映画でした。N・サイモンのオリジナルは1970年の
『おかしな夫婦』。こちらはジャック・レモンとサンディ・デニス。この映画の現代版
リメイクです。映画のオープニング音楽はジョン・レノンの「スターティング・オー
バー」。そうなんです。 映画の中で次から次へと二人を襲う災難の中で、二人は助け
合い語り合いながら、忘れかけていた愛情を取り戻す。そして一からやり直すというのが
映画の大きなテーマです。都会派ラブ・コメディーの秀作です。 それなのに劇場は
単館だし、パンフレットはないし・・。
1999年 : アメリカ映画
監督 : ケヴィン・ウィリアムソン
主演 : ヘレン・ミレン、ケィティ・ホームズ、バリー・ワトスン
オハイオの田舎の高校に通うリー・アンは成績優秀な女の子。首席総代を獲って
ハーバード大学への奨学金を狙っていた。しかし、そのためには全科目オールAを
取らなければならないのだが、唯一歴史の授業の「鬼教師」ミセス・ティングルだけ
は彼女に冷たく、理由もなく彼女には冷たく当たっていた。アンの友人のルークが
彼女の為に歴史の試験の問題用紙を盗み出したのだが、ティングルはそれを
見つけ、アンのせいになってしまう。アン、ルーク、そしてアンの友人ジョーは彼女
の家に乗り込み談判に行ったが・・・。
私評:なかなか面白い映画でした。監督は「スクリーム」「ラストサマー」の脚本家
ケヴィン・ウィリアムズ。まあ、この2作とは毛色の違う映画です。とにかく、ヘレン・
ミランの演じるティングルの憎らしいのなんのって・・。それゆえに悪いこととは思い
ながらも生徒の肩を持ってしまった。オチはつまらない〜! もう、一つか二つくらいの
ひねりが欲しかったな〜。リー・アンを演じるのは「ドーソンズ・クリーク」で人気沸騰の
ケィティ・ホームズ。「go」の時も良かったな〜。音楽はめっちゃ良いセレクションでしたよ。
バラード中心の選曲とクラシック。銀座シネパトスはI−modeを持ってると1000円で見れます。