５／１５号

忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。

　バニッシング　in ６０（Gone in 60 Secndsl)
　

　　１９７４年　アメリカ映画

　監督　：　Ｈ．Ｂ．　ハリッキー
　主演　：　Ｈ．Ｂ．　ハリッキー、マリオン・ブシア

　平凡な生活に飽き飽きしている青年メイドリアン。　彼は表向きは保険会社の
　調査員で、依頼された盗難車の調査をする会社を経営していたが、裏では
　その車を盗み出すプロだった。　ある日、メイドリアンのもとに盗み出した
　車を４０万ドルで売れると言う契約が舞い込んでくる。
　彼は次々と高級車を盗み出し５２台もの車を揃える。　しかし、
　エレナーと命名したムスタング・マッハ１だけがどうしても手に入らない。
　やっと、盗み出したと思いきや、今度は警察に追われる羽目に。
　そして映画史上最高の４０分間に渡るカーチェイスが始まった。　　

　私評： とにかく、すごいカーチェイスの映画だった。　車には疎い私もムスタングの形は覚えてしまった。
　　　　　１５０ｋｍ以上のスピードで走りまくるムスタングとそれを追おうパトカーの壮絶なチェイスは、
　　　　　まさに映画史に残る凄まじさだった。　また、Ｈ．Ｂ．ハリッキーは撮影中に何度か起きた事故を
　　　　　「カメラは回っていたのか？　ちゃんと撮影したか？　これこそ本当のカーチェイス映画のための
　　　　　シーンだ」と、そのまま本編に使用したと言われ、撮影クルーたちも彼のこの映画への意気込みを
　　　　　クレイジーだと言っていたそうです。　それ以降、彼の名を映画で見たことがない。　
　　　　　　

　小さな恋のメロディ(Melody) 　

　１９７１年　イギリス映画

　監督　：　ワリス・フセイン
　主演　：　マーク・レスター、トレイシー・ハイド、ジャック・ワイルド

　イギリスのパブリックスクールに通う、気弱だけど優しい気持ちを持つ少年
　ダニエルとダウンタウンの貧しい少年トムは、気持ちの行き違いがあったが
　大の仲良しになった。　そんなある日、ダニエルは可憐な少女メロディと出会う。
　人目ボレをしたダニエルは、メロディに気持ちを伝えると、メロディもそんなダニエルの
　気持ちに応えてくれた。　　学校をサボってビーチに出かけた二人は
　翌日先生に呼び出され怒られるが、二人は結婚したいと宣言する。
　学校中の噂にされ、家庭でも咎められる二人、　しかしトムの提案で
　クラス中で二人の結婚式を挙げることにする。　愛の宣誓をしているさなか
　先生たちとダニエルの母が突入してくる。　生徒と先生がもみ合う中、
　ダニエルとメロディは廃線の線路にあったトロッコに飛び乗り、逃げ出す。　
　二人の行く先にはどんな冒険が待ち受けているのか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

私評　：　 とにかく思い出深い映画です。　登場人物の二人と同じ位の年齢でこの映画を見たので
　　　　　　外国は良いなーと言うイメージと、メロディーの可憐さ、そしてあのピュアな恋愛に憬れたものでです。
　　　　　　墓場を二人で散歩したデートのシーン。　ビーチのデートシーン。運動会のシーン。　音楽室でのデュオ。
　　　　　　そしてラストのトロッコのシーン。　すべてがクッきりと頭に残ってます。　　
　　　　　　音楽もビージーズ、クロスビー・スティルス・ナッシュ＆ヤングらの名曲揃いです。
　　　　　　トレーシー・ハイドは中学生時代の憬れの女の子でした。 　

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