5/4号


忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。


 追想(Le Vieux Fusil)

 監督 : ロベール・アンリコ
 主演 : ロミー・シュナイダー、フィリップ・ノワレ

 第2次世界大戦末期、連合軍によるノルマンディ上陸作戦決行時の
 フランスの片田舎。 美しい妻、可愛い娘に囲まれささやかな平和な
 生活を守っていた医師家族を突然襲った悲劇。 ナチの掃伐隊により
 平和な村は占領され、しかも彼の最愛の妻と娘はナチになぶられ虐殺
 される。 おぞましい情景を目の当たりにした医師は、本能的に祖父から
 譲り受けたショットガンを武器に、ナチに悲劇の代価を支払わせることを誓
 う。 この世で一番大切なものを、もっともむごい方法で一度に失って
 しまった 男は単身ドイツ軍に立ち向かい、一人、また一人と地獄へ送るの
 だった。 
  


 私評: 最近戦争の最前線で戦う男たちの映画が、大ヒットしているが
     これはもう一つの戦争の悲劇の映画。 (もちろん、フィクションです) 
 輝くばかりの美しさのロミー・シュナイダーが主役となっているが、この映画の主人公は、フィリップ・ノワレ
 です。(ニュー・シネマ・パラダイスの映写師のおじいさん役や、イル・ポスティーノの詩人役が有名)。
 決して、マッチョじゃなくて見た目はひ弱そうな男が、復讐の鬼と化し、幼い頃から遊びなれた村の古城を
 舞台にドイツ軍を一人一人殺していく。 殺戮シーンとかつての幸せな思い出が交互に展開され、
 中年医師の復讐の原動力となっていく。 戦争がもたらした狂気、悲劇を真正面から捉えた作品だ。
 ラストシーンの親子3人でのサイクリングのシーンは、笑顔で走り去る彼らの姿が悲しい。 
 監督のロベール・アンリコはアラン・ドロン、リノ・バンチュラの「冒険者たち」が有名ですね。
      



 フル・モンティ(The Full Monty)

 監督 : ピーター・カッタネオ
 主演 : ロバート・カーライル、トム・ウィルキンソン

 イギリス北部の都市、シェフィールド。 かつて鉄鋼で栄えたこの街も
 今は不況をあおりを受けてさっぱりしない。 工場が閉鎖されて職を
 失った男たちは、それぞれの悩みを胸にどん底の生活を送っていた。
 子供の養育費を払えないガズ、ダイエットしようとすると余計に太ってしまう
 意志の弱いネイサン、失業したことを妻に言えないジェラルド。
 そんなときに街に女性の長蛇の列を見つけたガズは、なんとそれが
 巡業中の男性ストリップであることを知る。 金儲けのチャンスと睨んだ彼は
 5人の男を集め練習を開始する。 何度も挫折を繰り返しながらも
 ついに本番の日がやってきた。 もう、失うものなんか何もない! 
 当日の会場は満員! さあ、一世一大の大舞台で身包み全部をかなぐり捨てろ!

 

私評 : 最近の映画ですが敢えて、名画のコーナーで取り上げた。 気持ちの良い映画です。
      むちゃくちゃな企画だけど、それを一生懸命に頑張る男たちの姿に変な感動を覚えてしまった。
      ラストのステージは涙が出そうだった。 開き直りの大切さ、つまらないことでも努力をすること、
      小学生の教科書みたいなことを、このコメディ映画は教えてくれるような・・。
      見終わった後の気分は最高。 自分も服を脱ぎだしたくなっちゃったよ。 イギリスならではの
      ギャグも満載だし・。 「ホット・スタッフ」が聞こえてくると、体が動き出しそうだ〜。



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