10/18号
忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。
1975年 アメリカ映画
監督 : メル・ブルックス
主演 : ジーン・ワイルダー、ピーター・ボイル、テリー・ガー、マデリーン・カーン
フランケンシュタイン博士のひ孫、フランコンステイン博士に遺産が相続されることになった。
さっそく城に訪れるとイゴールという変な男が待っていた。 背中に瘤を持っているが、時々
右左が逆に・・。 しかし、彼を喜ばせたのは可愛い助手までついていたこと。 なんの為の助手?
それは曾おじいさんの遣り残した、死者を蘇らせる実験だった。完璧なボディーを手に入れた
博士は聖者の脳を盗んでくるようイゴールに命じるが、彼は異常者の脳をもって来てしまった。
ついに実験は佳境にかかり、大男は動き出した。 大暴れする彼を止めることが出来ず、外に
逃がしてしまう。 その頃、町では大昔の悲劇を繰り返さぬようにと村人が結集し始めていた。
また、博士のフィアンセも彼を追って城を目指していた・・・。
私評:シノプシスはもっとコミカルに書こうと思ったのに・・。 なんか、怖そうな話になってしまった。
でもこの映画はコメディーです。 しかも、めちゃ笑えるコメディー。 ジーン・ワイルダー演じる博士も
面白いけど、一番つぼを押すのはマーティ・フェルドマンが扮するイゴール。 超・お馬鹿で笑える。
それとセクシーで可愛いんだけど、どこか抜けてて、博士の話をすぐにセックスの話題と勘違いする
助手のテリー・ガー。 (このテリー・ガーはすごく好き!!) 超・タカビーで潔癖症、自称バージンだけど
実は・・・??の、マデリーン・カーンも笑わせてくれる。 怖くて面白いという、私の欲求を一度に2つも
満たしてくれた名作(?)です。 そう言えば、ジーン・ハックマンが意外な役で出演してたな〜・・。
1976年 アメリカ映画
監督 : リチャード・ドナー
出演 : グレゴリー・ぺック、 リー・レミック、ハーベイ・スティーブンス
オーメンとは不吉な前兆の意味。 アメリカ外交官のロバートは死産した我が子の替わりに
赤ん坊を貰い受ける。 そして彼をダミアンと名づける。 しかし、彼こそが人類を滅ぼす
為に地上に降りた悪魔の子だった。 彼の正体を暴こうとするものは次々に殺されていく。
乳母はダミアンの誕生パーティーの席で、人々が見守る中首を吊って死んだ。
彼と悪魔を関連付けた神父、 彼の謎をカメラに収めたカメラマン。
そしてついには、母親まで・・。 ついに明かにされるダミアン出生の謎。
彼が生まれたのは6月6日6時。 そこには黙示録で不吉とされる、3つの6が並んでいた。
そしてロバートはついに、ダミアンの頭に悪魔の番号666を発見した。 今まさに我が子に刃を
突き立てようとしていた・・・。
私評: オカルト映画の超有名作品です。 怖さの中にも格式がある。 これはグレゴリー・ぺックという
役者の醸し出す雰囲気かもしれない? ショッキングなシーンも多いけれどもラストの衝撃には敵わない。
あまりに静かな幕切れなのに・・・。 しかし、ダミアン役の少年は本当に不気味。 きっとこの映画のあとは、
いじめられたんだろうな〜と、余計な心配をしてしまった。 首がスポーンと飛ぶシーンは当時私たちの間で
「首チョンパ」と言って恐れられた(怖そうに聞こえないけど・・・)。 続編もできたがパート2は△。 完結編は×・・・と
だんだんつまらなくなってしまった。 やっぱり、1作目が1番面白いし、怖い。 この映画の始まりの音楽が
とても怖かった。