8/10号


忘れることのできない名画の数々。世界中で作られた素晴らしい映画の数々を
ご紹介します。作品の選定は私の独断と偏見です。
少なくとも私の心に深く残っている映画は誰かの心にも響くはずです。


 ダンス・ウィズ・ウルブス (Dances With Wolves)

  1990年 アメリカ映画

 監督・主演 : ケビン・コスナー
 主演 : メアリー・マクドネル、グラハム・グリーン

 1863年、南北戦争の激戦地で負傷した北軍中尉ジョン・ダンバーは足を切断されると
 勘違いし、絶望して敵軍の中に単身飛び込むと言う自殺行為をとる。 が、ジョンは生還。
 思わぬことからヒーローになり足の傷も回復したジョンは勤務地の選択権を与えられた。
 そこで彼が選んだのはダコタ最西部の砦で、開拓のフロンティアを見たいと希望したのだった。
 しかし、着いてみると誰も居ない。 インディアンに襲われたのか? 一人で砦に留まり
 数ヶ月後、インディアンが馬を盗みにやってきた。 しかし、お互い悪意がないと知った双方は
 言葉の壁を乗り越え、お互いを理解し、近づいて行くのだった・・・。

 私評: アカデミー賞を総なめしたこの作品の魅力はなんと行っても西部の広大な景色。 
 映画の中の一つのクライマックス、バッファロー狩りのシーンは圧巻だった。 広大な草原を縦横無尽に走り回る
 バッファローの群れ。 それを追い詰めハントするする、インディアンとダンバー。 最高の映像だった。 
 そしてお互いを理解し、言葉の壁を超え、そして文化をも超えて融合していく。 ケビン・コスナーが幼い頃から
 夢見ていた作品の映像化だったので、彼の気合いが感じられますね。 でも、このあとの作品は冴えない・・。 
 この作品も最後がちょっと尻つぼみになっちゃうのが残念だけど。 
 劇場公開の171分バージョンも良いけど、完全版の236分のバージョンの方がお薦めです。 
 


 わらの犬 (Straw Dogs)   

 1971年 アメリカ映画

 監督 : サム・ペキンパー
 主演 : ダスティン・ホフマン、 スーザン・ジョージ、 デヴィッド・ワーナー

 暴力や喧騒から逃れる為、アメリカからイギリスの田舎に移り住んだ若い夫婦。
 この地は妻の出身地だ。 しかし、ここも安住の地とは言えなかった。 若くてセクシーな
 妻に村の男たちの執拗なまでの視線が集まる。 気のせいだとなだめる夫。 しかし、
 夫が村の男と鳥を撃ちに行っている間に、彼女はレイプされてしまう。 しかし彼女は夫に
 そのことを告げなかった。 村の教会でのパーティーの席でチンピラのボスの一人娘が行方不明に
 なる。彼女と最後に一緒にいたのはちょっと知能が遅れた大男。 実際、彼は娘を勢いで殺して
 しまったのだった。 妻の様態を気遣い教会を出た夫婦の車の前に大男が飛び出し、彼を轢いてしまう。 
 とりあえず、家に担ぎこんだ が大男を追ってきた村のチンピラが執拗に嫌がらせを始める。
 元来大人しい性格の夫の中に信じがたいほどの暴力性が目覚めた。
 「ここは僕の家だ。」 そして、果てしない戦いが始まった。
 

 私評: サム・ペキンパーの映画は、バイオレンスが売り物だ! 鮮血の美学と謳われた彼の作品は壮絶だ。
 「ワイルド・バンチ」「ゲッタウェイ」「ビリ−・ザ・キッド 21才の生涯」「ガルシアの首」・・。 しかし、彼の映画は
 ただの血みどろ映画ではなく美学に仕立て上げているところが違う。 香港映画はスローモーションを多用するが
 これは完全にサム・ペキンパーの手法だ。 その他にもフラッシュバックを多用したりと実験的映像も多い。 
 この映画はブレイク前のダスティン・ホフマンが、気の小さい数学者、そしてそのセクシーな妻に(私の好きだった)
 スーザン・ジョージが扮している。 スーザン・ジョージのレイプシーンはあまりにリアルで物議を起こしたらしい。 
 (うん、確かにリアルだ) 彼女も「マンディンゴ」「ダーティーメリー・クレイジーラリー」あたりから映画に出なくなっちゃったね。
 ラストのダスティン・ホフマンとチンピラの戦いは壮絶。 一度、ご覧あれ!    



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